インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「浮世漫遊 第二話(GS)」

INSTANT:LE (2006-09-29 02:43)
BACK< >NEXT

バイト先に到着、挨拶も疎らに制服に着替える。制服っていってもワイシャツに黒ズボン、エプロンに帽子っていう味気ないモノなんすけど。


『ここでいつまで働くつもりなのだ?』


更衣室に誰もいないのを見計らって紗緒が話しかけてくる。ここに来るまで人目のせいで話しかけられなかったからな。


ずっと機会を伺っていたのか?だとしたらなかなか可愛いいやつだ。はっはっは。


『別にそのような理由ではない。我は念話で主に話しかけている。つまり傍から見たら、我と会話している主は独りでブツブツ言ってる危険な男に見えるからな。』


あそっか。頭にバンダナ巻いてるから頭に響いてるんじゃなく、念話で話してるからこういう感覚になるのか。


じゃナニか?俺が奇異なモノを見る目に晒されない為に気遣ってくれてたのか?


『やはり阿呆だな、主は。』


否定できないことを言うなよ紗緒。


『主は念話を使えないのか?』


使えるも何もやったことないぞ。


『む、ならば今どのように我と会話しているのだ。』


会話?これは俺が思ったことをお前が汲み取ってんじゃ無いのか?


『我はそのようなことは出来ぬ。我が持つ能力は念話しかないからな。』



『主はさっき我の問いに無意識に念話で答えたのだ。我が今まで黙っていたのは主が声でなく念で話しかけるの待っていたからだ。』


じゃあこれがそうなのか?


『そうだ。これが念話だ。』


ふーんこれが念で会話かー。って知ってたんなら家に居るときに教えてくれよ。そんときから俺が念話使えるって分かってたんだろ。


『家でも主は念話を使用した筈だが…それより主はこれで念話を使えるようになった筈だ。今後、我との会話以外で何かの役に立つかも知れんな。』


他の人にも使えるのかこれ。


『人間相手には難しいな。それなりの霊力があれば可能だがな。神魔族相手なら大抵は大丈夫だろう。』


あ、もしかして俺を導いてくれたとか?


『フン、我は主に内封されし魔力の欠片より生み出されしモノ、魔眼だ。魔眼は手取り足取り分かりやすく指導はせん。それに念話ぐらい出来ないと我が困る。』


何でお前が困るんだ?あ、何時でも俺と話していたいとか。


『………そんな筈がなかろう。』


はっはっは。愛いやつじゃ。


『とっくに着替え終わっているのだから仕事に取り掛かれ。時間だ。』


あ、マジだ。やっぱ紗緒は俺の事を導いてくれるんだな。


『こんな事まで我に言われるでない。馬鹿主が。』


ば、馬鹿主…わかったよ。さっそく取り掛かるとすっか。


「いらっしゃいませお客様。こちらで──」


これでもかっ!と作り笑顔で愛想を振りまく。


無償のスマイル振りまいて、私は給料貰ってます♪こんな心構えで俺は客の応対をする。


ファーストフード店でのバイトを選んだのには大した意味はなく、学生のバイトつったらコンビニかファーストフードだろう。


そう思ってたらここで丁度バイトを募集していたので、例に面接受けたら受かっちまった。


以上の理由により、ここ「松句」で接客行をしているのです。


…以前のバイト先選んだときに比べりゃ幾分マシな理由かな?。


ここ「松句」は、メニューがいいのか雰囲気がいいのか。それとも俺が居るからなのか、『それはない』


うるせーな


女子高生の集団が押し寄せてくる。しかも全員知り合いらしく、尚且つマナーが悪い。


最初は良かった。店内が華やかになるから。


2回目からは


「喧しい、もとい五月蝿い。あー姦しい」


こんな感じだった。

当時の俺なら喜んでたかな?微妙なとこだな。


あー結構しんどい……………い?


『おい、紗緒聞こえるか?』


『うむ、大丈夫だ。してどうしたのだ、今は職務中ではないのか。』


『お前念話しか出来ないって言ってたけど、人間以外の気配を察知するとかはどうなんだ?』


『ふむ、それぐらいならば集中すれば何とかなるが、弱すぎる霊波は察知出来ぬぞ。』


『問題ない。今やってくれ。』


『主がやった方が良いと思うが。まあいい、では………………!微かに感じたが、これはもしや…。』


『分かったか。これはうまく隠してる…のか?竜気だ。しかも…』


あとがき

バイト編なのにバイトの描写がほぼ無いとはこれいかに。…ま、念話入手したし紗緒の能力がどれ程か説明できたからいいかな。

念話の習得方法が激しく微妙ですが、まあ私は言いと思いますがね。ええ。

念話がこれから先役に立つかどうかわかりかねます。

予定通り行かないもんだなー、バイト先焼肉店の筈だったのに。

今回は(も?)中身がありませんで、申し訳ない。

あ、次回は初めて未来で出会っているお方がでます。

それでは

レス返しです

>ゆん様
横島君は実際強いですが、それが露になるのはまだ先です。紗緒の体は未定でございます。

>盗猫様
横島君は今のところ気の向くままに行動する為、活躍するかわかりませんん。

>夢識様
心眼、もとい紗緒はずっと連れ添っていくと思います。

>ZEROS様
知能はありますが、横島君の力不足の為霊能に関してはしょっぱいです。なので目から霊波光線とか出ません。…こんな設定で如何でしょう。術自体は簡単だと解釈したんです。

>秋桜様
あ、始めまして。原作の一年くらい前という設定です。

>蝦蟇口咬平様
正直、そういうのもよかったかなと思います(笑)。

>あき様
確かにそうです。何故意思を持ったのかは、今は「横島君だから」で納得して下さい。スライムも意思を持った事ですし。

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

e[NECir Yahoo yV LINEf[^[z500~`I
z[y[W NWbgJ[h COiq@COsI COze