横島一家が東京に引越しをしてきてから一年一寸
― ナンノカンノ言いつつも、忠夫は東京での小学生生活でも、ムードメーカー的な存在で落ち着き、知らず知らずの内にクラスメイトの女子を堕とし、その女子達を千姫・幸姫が“何時もの方法”で“処理”して忠夫に対する興味を削ぎ
― 大樹は大樹で、東京本社の女子従業員を口説いているのを、大阪支社から同じく転勤してきた黒崎が見張り、百合子の指示に従いその詳細を彼女に報告し、折檻をうける
― という、関西での生活と殆ど変わらない生活を送っていた
しかし、関西で生活していた頃と、忠夫が嘗ての世界の過去で経験してきた、その頃の生活とは違っている所も多少あったが…
例えば、千姫・幸姫・タマモという、嘗ての自分が経験した生活では(その当時)存在しなかった者達がいた事や、忠夫の記憶が甦ったあと、肉体的・霊的に鍛えてきた事で、その頃の同世代の子供達の平均的な体よりも、ガッシリした体格や霊的な強さを手に入れた事等変化が起きている
現在忠夫達は、某狼少女の地獄の早朝フルマラソンにも普通についていける位には成長していると思われる
今日はそんな3人が、中学生になる記念すべき日である
(タマモだけが、小学生をもう一年送らねばならない。…“なっとくいか~ん”とタマモが抗議したがこればっかりはどうしようもない。)
3人が入学した中学校は、普通の公立中学校で、小学校からの同級生も大勢いるのだ
そんな彼等の入学式も何事も無く進み、今は彼等の新しい生活の場である教室にいる訳だが…
「しかしなぁ…。」
と1人の男子生徒が溜息をしながら、自分の周りを見渡す
我等が“横島 忠夫”である
「どうしたのですか?忠夫殿?」
その様子を見て金髪の美少女が尋ねると
「いやな…。結局またお前たちと一緒のクラスなのか…って思ってな。」
そう答えると、今度は
「迷惑なのですか?忠夫さま…。」
と銀髪の美少女が涙目で彼に問いかける
其れを見ていた周りのクラスメイトの、非難の視線が忠夫に突き刺さる
「いや、そーゆー訳じゃない。小学校の頃から考えると今回で5回目になるなぁ…と思ってな…。」
彼の家族でもある幸姫の言葉に両手を横にブンブン振りながら否定をする
「言われてみれば、確かにそうですね。」
と千姫が納得したように言うと
「それも、私達の運命(作者の都合)なのですよ♪」
幸姫がニコニコしながら言う
「運命…ね…。」
“フッ”と哀愁漂う雰囲気で笑顔を見せながら(哀愁スマイル発動)呟き、自分の考えに入っていく忠夫
運命とか宿命という言葉は、彼はどちらかと言うと嫌いである
嘗て自分はその“運命”とやらに翻弄されその結果、掛け替えの無い女性を失った経験をしているのだ
その後も彼の意思に関わらず、世界の終焉という最悪の事態にも大きく関わってしまう
今彼は、否、彼等はその運命を変えるべく、この時代に存在しているのだ
自分の考えを打ち切り、ふと千姫・幸姫と周りを見渡すと、其処には顔を真っ赤にした千姫・幸姫と、若干頬を染める女生徒達+αがいた
「?どうしたんだ?」
そんな様子を見た忠夫が千姫・幸姫を心配そうに話しかける
「え!?な、何でもありませんよ?忠夫殿!」
「そ、そうです。何でもありませんよ?忠夫さま?」
顔をブンブン振りながら答える姉妹
「そ、そうか?」
と言いつつ今度はクラス全体を見渡す
“ササッ!”
視線を外す女生徒+α
「???」
その様子を“ワケワカラン”と言う様な表情で見る忠夫
丁度その時、教室の前の扉が開き担任の女性教師が入ってくる
見た感じは、おっとりとしたお嬢様タイプである
「皆さん席に着いてください。HRを始めます。」
担任の女性教師が黒板の前に立ちそう告げる
その指示に従い自分の席につく生徒達
全員が席に着いたことを確認すると、女性教師は自分の名前を黒板に書いていく
「えー。私がこのクラスを一年間受け持つことになった“羅摩 さやか”です。
担当教科は、数学になりますのでよろしくお願いします。」
と自分の名前を書き終え、生徒たちの方を見て“ニッコリ”と微笑みながら挨拶をする
「よろしくおねがいしまーす。」 × クラスメイト数
生徒達もそんな優しそうな先生の様子に、安堵したかのような表情を浮かべ挨拶を返す
「えぇと。では早速ですが、簡単に自己紹介の方をしてもらいます。
そうですね~。では、窓側の人から順番に前に出てきて名前・出身校・趣味等を手短に言ってください。」
そういうと、さやか先生は壇上からおり、パイプ椅子に腰掛る
次々に壇上に上がり挨拶をしていくクラスメイト達
そして、忠夫の番になる
忠夫が壇上に上がり自己紹介をする
「え~。○○小学校から来た横島忠夫です。
特技は色々。今は体を鍛えることが趣味といえば趣味です。
一年間宜しくお願いします。」
と言い軽く頭を下げる
そんな彼を、千姫・幸姫の他に熱心にみつめる2つの視線があったが、忠夫は気にせずに壇上を降りた
その後も順調に自己紹介は進んでいく
(千姫・幸姫の自己紹介の時、男子生徒や一部の女子生徒から感嘆の声があがった程度である)
そんな様子を眺めていた忠夫だったが、次の赤っぽい髪をした女生徒が壇上に上がった途端、大きく両目を見開いてその女生徒を見つめてしまう…
その女生徒は“やっと気付いたか”と言った感じの視線を忠夫に向け、自己紹介を始める
「△□小学校出身の“小竜 姫子(しょうりゅう ひめこ)”です。
趣味は色々です。一年間宜しくお願いします。」
ニッコリと微笑みながら(主に忠夫に対して)挨拶をする姫子
「(ま、まさか…!?そうなのか?)」
と軽く混乱状態に陥る忠夫
そして更に壇上に上がった女生徒を見て、今度は大きく口を開けてしまう
「みなさんはじめまして。△□小学校出身の“白 芽衣(びゃく めい)”です。
趣味は色々な事を調べることです。一年間宜しくお願いします。(なのね~)」
とやはり忠夫を見ながらニッコリと微笑む芽衣
「(…やっぱりそうなのか?あの2人なのか?)」
益々混乱する忠夫
そんな忠夫を放置し自己紹介が終わり、連絡事項を確認した後、下校の時間となる
様子のおかしい忠夫を心配し、近づいてくる千姫・幸姫
「どうなさったのですか?忠夫殿?」
と千姫
「自己紹介の後半から、何か様子がおかしいのですが?」
と幸姫
2人とも心配そうに話しかけてくる
「いや…。一寸な。自己紹介の時、気になる人達がいてな…。」
忠夫は2人に答えながら、その気になる人達の方に視線を向けると、その人物達がニコニコしながら忠夫達の方に近づいて来た
「気になる人達とは、私達の事ですか?
…お久ぶりです。横島さん…。」
と赤毛の女生徒が目に涙を浮かべながら、忠夫に懐かしそうに話しかける
「久しぶりなのね~。横島さん♪」
ともう1人の女生徒も元気一杯と言った感じで忠夫に話しかけてくる
その台詞を聞いた忠夫は
「…やっぱり、そうなんですね?
…2人ともお久しぶりです。
お元気そうで何よりです…。
…小竜姫様…。
相変わらずの様だな。
…ヒャクメ…。」
と、懐かしそうに2人を見つめながら言う
そんな忠夫の言葉に
「「横島さんも!(なのね~)」」
と返事をしながら、姫子は忠夫の右手を、芽衣は左手を握り久しぶりの再会を喜ぶのであった…
(クラスメイト達の好奇の視線に晒されながら。)
≪ 逆行してきたメンバーのうち、神族の転生である“小竜 姫子こと小竜姫”“白 芽衣ことヒャクメ”の2名、横島達と合流 ≫
あとがき?
ども。零式ですよ?
よんじゅうにかいめのれんぞくとうこうです。
ごじゅっかいいくのかなぁ?
さて、今回から忠夫君たちの東京での生活が始まります。
で、早速なんですが、逆行組みから小竜姫様とヒャクメのお笑いコンビ?がようやく合流です。
今後どのような経過をたどっていくのか?
一応、この中学生編?で原作で起こった事件を2つ位こなす予定でいます。
今回一寸、文章にまとまりが無かったように感じてしまいますが、その辺はご容赦を。
で、レスがえしっす。
アイク様
はじめまして。よろしくお願いします^^
まぁ、文珠の使用法については偶にこーゆー使い方があってもいいかなぁと。
六道と美神どっちが先に関わってくるのでしょうか?
待て次回以降!
BLESS様
こんばんは^^
黒崎君はシッカリと横島夫婦(どっちかっつーと百合子より?)の側に来ています。
どうやって来たかはしりませんが^^;
まぁ、送別会については色々おこりますからねぇ^^;
盗猫様
ども^^
廃人って… orz
否定できない;;
東京編はどのように展開していくのでしょうか?
whiteangel様
まいどー^^
写真ネタ反対意見が見当たらなくてよかったです。
鈍感じゃない横島は横島じゃありません。
内海様
どんもぉ^^
出会う予定ではありますが、鬼道は…どれ…げふんげふん。
meo様
こんばんは^^
黒崎君はそれが生甲斐ですからw
甲本様
どーーーもーー。
小竜姫については、一応そーゆーことにしておきましょう。 (マテ
今回お待ちかねの小竜姫様(人間バージョン)+おまけ神が登場しました。
今後どうなっていくのでしょうか?
彗星帝国様
まいど^^
涙を流していたのは、担任の先生が…やっぱやめとこw
いや、やれといわれても^^;
善処はしますが…。
かなりあ様
おひさしぶりですぅ~。
何とかやってますよ?
へぇ~。このSSの事が…?
ちなみにどちらのサイトのSS捜索掲示板なんですか?
さがしてみよw
への様
どんも^^
担任の先生は節操無しのようです。ぶはは
銀ちゃんと再会してもそれ程険悪にはならんでしょーね^^
秋桜様
こんばんは^^
すんません;;
文章考えるのむずかしいんです;;
今回も読みにくいかもです;;
銀ちゃんはどーなるんでしょーなー ( ゜Д゜)y─┛~~
DOM様
どもっす^^
そーいや、そんなアイテムありましたねー。
なつかしい。
三作目っすか。了解っす。
以上です。
次回更新でおあいしましょう。
次回はちょっとしたいべんとをおこすよていです。