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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜42 <現世> (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-09-17 17:12)
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 森林公園で、其々が組み手をこなし、組み手の検討をした後家路につく

 そうすると大概、家に着くのは、何時も7時頃になる

 各々が軽くシャワーを浴び、朝食の時間になると、(一応)一家の大黒柱である大樹が、仕事に出かける姿で席に着く

 横島家では、夜は大樹の帰宅時間が一定ではない為、“せめて朝食だけでも家族で一緒に”という支配者たる百合子の一声で、特別なことが起きない限り、家族揃って摂る事にしている

「「「「「「いただきます!!」」」」」」

 と言う挨拶と共に家族全員で朝食を摂る

 そんな中…

「しかし、家も家族が増えたよなぁ。ほんの2年前までは3人で食事を摂っていたのに、今ではその倍の6人だからなぁ。」

 と新聞を片手に持ちつつ、その場にいる全員の顔をみて大樹が呟いた

「いいじゃないの!賑やかで♪
やっぱり、女の子が家に居るのと居ないのとでは全然違うし。
それに、作る側としても、皆残さず食べてくれるからつくり概もあるしねぇ。」

 大樹のその言葉を聞き、ニコヤカに微笑みながら言う百合子

「まぁ、そうだがなぁ。しかも皆美少女揃いだからな。
働き甲斐もある!
将来が楽しみだ。


色々と(ぼそっ)。」

 ≪ ピクッ ≫

 最後の大樹の呟きを聞き逃さなかった百合子

「あなた…。今晩、早めに帰ってらっしゃい♪
ちょぉ〜〜〜〜っと、今後の事について話があるから…。」

 と表面上はニコヤカな微笑を崩さず大樹に告げると

「い、いや、きょ、今日は、た、大切な会議が入ってるから遅くなるかもしれないのだが…。(汗)」

 一気に顔色を青くし、冷や汗をダラダラと流しながら大樹が言う

「その辺は、黒崎君に言って代わりに出てもらえれば問題ないでしょ?
あのコ、優秀だし、何よりあなたと私に、絶対服従の精神をもってるもの♪
という訳で判ったわね…?」

 と夫の部下の名を出し大樹に迫る百合子

「は、はひっ…。(明日の朝日はみれるのだろーか…。)」

 最早逃げ場を塞がれた大樹に百合子から逃げ出す術は残っていなかった…


「(モグモグ…。ゴックン。)
やれやれ、お父上も相変わらずだな…。」

 そんな、既に日常的に繰り広げられる光景を見て、感想をもらす千姫

「本当に…。口に出さないで置けばばれないで済みますのに…。(ぱくぱく。)」

 とそれに続く幸姫

「仕方ないんじゃない?だって大樹(おとうさん)だし…。
(ずず〜〜。)
あ〜♪お揚げ入りのお味噌汁ってサイコ〜〜〜♪」

 とタマモも続く

「「そーだな。」」

 タマモのその台詞で全てを納得する千姫・幸姫

 そんな家族の会話を黙って聞いていた忠夫は

「散々な言われようやな〜。おとん…。
まぁ、否定はせんけどなぁ…。」

 と、生温かい視線で父を眺めながら呟くのであった…

「た、忠夫…。お前だけは、お前だけは父さんの味方だと、信じていたのにぃ!」

 忠夫のダメ押しとも取れる台詞を聞き項垂れる大樹であった


「「「「ご馳走様でした〜。」」」」

 それから数分後、百合子の作った料理を食べ尽くし、満足そうな声で言う一見お子様ズ

「はい、お粗末様。」

 と、気持ち良いまでに空になった食卓の上の食器を見て満足そうな表情をする百合子

「さてと〜。学校いきますかぁ。」

 忠夫が椅子から立ち上がり、背伸びをしてから自分の部屋へと向かう

 その後を追うようにして、千姫・幸姫・タマモも自分達の部屋へと向かうのであった


「「「いってきま〜っす!!」」」

「いってらっしゃい。」

「んじゃ、俺も行って来るわ…。」

「はい。いってらっしゃい。
判ってると思うけど…早く帰ってくるのよ?」

 と言う百合子の言葉で、子供達は学校に大樹は職場へと其々行く

 …大樹の方はバックに“ドナド○”が流れていたような気がしたが…


 小学校の昇降口で、タマモと別れ教室に向かう忠夫・千姫・幸姫

 いつも通りクラスメイト達と挨拶を交わし其々の席に着く

 その面子に夏子と、何となく覇気の無い銀一を加え、暫く話をしていると担任の先生が入ってくる

 そして、いつも通りHRをして授業時間を過ごしていく

 国語の授業では、千姫が目立ち
(教科書の物語の主人公に同情し涙した…。)

 社会の時間では、幸姫が暴走し
(…何か、色々とね…。)

 音楽の時間では、銀一が何時もより余計に張り切り
(途中から何故かカラオケ大会になり…。)

 体育の時間では、サッカーで忠夫が辺りを蹴散らしながら活躍し、”キラーン!と汗と白い歯を輝かせながらの笑顔”(後に12の必殺技の1つになる“さわやかスマイル”)を本人の自覚の無いまま発動させ、クラスメイトの女子をはじめ、その光景を見ていた他のクラスの女子・女教師達を≪ドキリ!≫とさせ、ミレニアム・ハッピー・フォックス・サマーが事後処理に奔走したとかしなかったとか…

 給食の時は、休んだクラスメイトの分のプリンを巡って、男子が激しい争奪戦を繰り返し

 算数の時間では、夏子が何処から出したのかは知らないが、“教育ママ”がするようなメガネをかけながらスラスラと問題を解き
(幸姫は頭から煙を出していた…。どうやら数字が苦手らしい…。)


 忠夫達は、何となく元気の無い銀一に、気を使いながらも何時もと変わらず時間を過ごしていった


 そして、放課後のHRで忠夫達は、銀一に元気が無かった理由を知ることとなる…


 「銀一君…。前へ…。」

 「ハイ…。」

 先生に促され、教室の前に立ち、クラスメイト達の方を見る銀一

 その姿を確認した先生が口を開く

「え〜。今度、突然ではありますが、銀一君がお父様のお仕事の都合で、東京の方に引っ越すことになりました…。」

 とその先生の台詞が終わった途端


  『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』 × クラスメイトの人数分


 という、驚きの叫び声が教室を包み込んだ

 中には泣き出す女子もいるようだ…

 忠夫達はというと“ああ、もうそんな時期なのか…。”と心の中で思いつつも、他のクラスメイト達と同様に驚いたフリをする

 そんな中で

「皆、急な話やけど、家のおとんが今度、東京の方の本社の方に転勤になるねん。
本当は、もっと早く言うつもりやったんだけど、皆と別れるのがつろうて今日まで言い出せへんかったんや。
許してや…。」

 と銀一が少し涙目になりながらクラスメイト達に告げる

「…で、銀ちゃん。何時向こうに引っ越すねん?」

 忠夫が沈んだ雰囲気のクラスメイト達に代わり聞く

「明後日…。明後日の土曜日におかんと一緒に向こうに行く…。
おとんはもう向こうで働いとるんや…。」

 銀一は自分の親友とも言える忠夫の質問に答える

「…そっか…。
んじゃあ、皆、其れまで、向こうに行った銀ちゃんが、俺達の事を忘れたりせんように、サイコーな思い出つくったらんとな〜。」

 忠夫が立ち上がりながら、クラスメイトを見渡しながら言うと…

「そやね!銀ちゃんが“もう嫌や!”ゆーくらいに、忘れられん位の思い出つくったらんとな!!」

 忠夫の言葉に賛同した夏子が続く

「「そうだな。(ですね。)」」

 と千姫・幸姫も同意の言葉を言うと

 クラスメイト達も次々に賛成の言葉を言いながら銀一の元へと近寄っていく

 そんなクラスメイトの言葉と様子を見た銀一は

「皆、おおきに…。俺、俺、皆みたいなクラスメイトに逢えて、最高に幸せや!!」

 そう言いながらクラスメイト1人1人と握手をしていく

『横っち!やっぱお前って最高の友達やわ!』

 と心の中で思いながら銀一は最後に忠夫と握手を交わした

 そんな光景をみていた担任の先生(24歳:独身)は

「これが青春よね〜。」

 と某机妖怪が涙を流して言いそうな台詞を言いながらも

「(あぁ…。なんてクラスメイト思いなんでしょう!本当に優しい子です!横島君!!)」

 心の中でそう思いつつ、忠夫をなにか熱の篭った目で見つめる先生であった

 もちろん、そんな先生の視線に気付く忠夫でもなく、その代わりその視線の意味に気付いた、ある双子の姉妹がこの担任の先生を“特に念入りに”処理(?)した事は想像するのも簡単な事であった…


 ― もうだめだよ…。この先生…(汗) ―


あとがき?

ども?零式っすよ?

皆様すんません;;

今回が“さんじゅうきゅうかいめ”のようです;;

全開の番外編を書く時にミスったみたいで、そのままカウントしてました;;

ああw零式ってば、大( ̄0 ̄)マ( ̄。  ̄)ヌ( ̄、 ̄)ケ w

物を投げないでくださいw


で、改めて、今回がさんじゅうきゅうかいめのれんぞくとうこうですよ?

しかも今回のお話…。

書いてて背中が痒くなりました^^;(特に後半ねw)

次回は、忠夫達がある思い出作りをします。

同時に忠夫達も転校するまで話をもっていきます。

ああw、本当に申し訳ありませんでした;;

見捨てないで下さい;;ね?


で、レス返しですよ?


 盗猫様
どうもっす^^
そーですか…。シロがすきなんですか…。
結構多いんだろうなぁ…。
どーゆー展開に持っていくべきかなやむなぁ…。


 甲本様
ちわ^^
確かに少ないですよね?シロの年齢に関しては…。
甲本様は小竜姫様っすか…?
一応今回の<現世>編では出す予定ではありますが…。
どーゆーかたちになるかは…。
内緒w


 BLESS様
どんも^^
フェンリル編どーやって話しもっていこうか…。
今かんがえてたりしてw

SでMって^^;
BLESS様…
ひょっとして、ヒャクメと同じ? (ナゼ

ああ、しー○って確かに美形きゃらが主流か?

番外編はそのうちに (笑)


 秋桜様
まいど^^
マダ○が秋桜様の時代?

カタカタ(電卓で何かを計算する零式)

…言うのは止めときましょうw

シロはほんとどーなるんだ?

すんません。
自壊がよんじゅっかいでした;;


 亀豚様
どーもー^^
横島がやさしいのはもはや本能?
此処にも隠れシロふぁんがw
どーしよ?シロ…。

のまえに

 ガチャガチャ シャキン!

 すちゃっ!

 ぱんっ!

 鎮静剤効くかなぁ…。


 whiteangel様
ちわっ^^
八房破壊ってw
一応人狼族の宝だからなぁ…。
どーしよw


 への様
どんもっ^^
人狼族との関わり方については一応少し考えていることがありますんで^^;
が、どーなるかは未定っすねw


 DOM様
こんちは^^
シロの事は私も盲点でしたねw
まぁ、如何するかは展開次第ですねぇ^^;


以上っす。
では皆様“真・よんじゅっかいれんぞくとうこう”になるかどうか!
みてやってくださいね? 

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