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!警告!壊れキャラ有り

「GS美神〜求めるモノ〜39 (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-09-09 22:14/2006-09-09 22:24)
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 水華の話が終わった後、アシュタロスが顎に手を当てながら

「ふむ。それがメドーサが堕天した理由なのですかな?」

 と彼女に尋ねる


 ちなみにヤタはまだ“スピョスピョ”と鼻提灯を大小に膨らませ、嘴の間から涎を垂らしつつ眠っている

 ― 本当にシマリノナイ光景である ―


「ええ。とりあえず其れが美麗が堕天した直接の原因になります。

状況から、めいに血を分け与えその命を救った事は不問になりましたが、あの竜神族の男性が切りつけた短刀に塗られたいた“魔竜の血”が直接の原因で彼女は堕天した事になります。

私もその事件まで持っていた“竜神族としての誇り”が一気に“同族への不審”へと変化し竜神王様に暇を願い出て隠居生活をし、今に至っています。

私が持っているこの槍は、美麗が愛用していた神槍で、暇を願い出た時に身の護り用の武器として譲り受けた物です。
もし、再び生きて彼女に出会えた時に、美麗が己が魔族として存在している事に耐えられないでいるなら、せめて友である私の手で…愛用していた槍でその命を絶とうかと思いまして…。」

 と手にしていた槍を膝の上に置き、まるでそれが美麗自身であるかのように優しく、そして悲しそうな瞳で見つめる

 その彼女の表情を見て今の話が真実である事を悟る

「…だが、もしその短刀に塗られていた“魔竜の血”で堕天したとしても彼女の意識自体は“美麗”であったときのままだろう?
極めて低い成功率ではあるが、嘗て神族であった魔族が再び神族に戻る秘術があると聞く。
私のような魔神や上級魔族は、力が大きすぎて秘術を行っても再び神族なれる事は無いが、中級クラス程度の力の持ち主ならば補助さえ確実に行っていれば問題ないはずだ。

ならば、何故彼女は800年後の未来でも魔族として生きているのだ?」

 と暫く考えた後水華に聞いてみる

「…それは恐らく、その血の持ち主だった魔竜にあるのでしょう。
塗られていた血を調べてみると、それは我等と同じく蛇竜系の魔竜の血だったのです。

竜族には元から竜族として存在した者や、私や美麗のような年老いた蛇が竜へと転じた者を祖とする蛇竜族、年老いた鯉が滝を遡って竜へと転じた者を祖とする水竜族・地中にすむ生物が地脈の霊的エネルギーに影響され竜へと転じた者を祖とする地竜族等他にも多くの族系統が存在し、他にも竜化した時の竜鱗の色で分けられる事で様々な種族が存在します。

それらに別けられた種族は其々が得意な術系統や特殊な能力を有します。
詳しい説明は今は省きますが、私も属する蛇竜族は、特に執念深い性格を有する者が多く、自分が滅びる時は自分の血肉や霊体を代償にし、相手に呪いをかけたりできる者も少なくありません。

その事から恐らく、その魔竜は己が滅びる時、己の血に呪いをかけ相手の精神を侵す効果を持たせたのでしょう。

あの竜神族の男はどうやってその事を知ったのかは知りませんが、その“魔竜の血の齎す呪いの効果”を知り、あの短刀に塗り込め私たちを貶める為に使用したのでしょう…。

その結果、美麗はあの未来の映像にもあった通り、好戦的な性格となり、自分が魔族である事を受け入れ、結局あのような最後を遂げるまでそのままの魔族として存在し続けたのでしょう。」

 と水華は自分の憶測をアシュタロスに言う

「(ふむ。確かにメドーサはどことなく、他の部下達とは違った所があるなと感じた事が結構あるからな。

しかし“蛇から転じた竜は執念深いから呪いが得意な者が多い”か。

…そういえば、未来での月での戦いで滅びかけた時、ヨコシマに接吻する事でヨコシマから若返った姿で復活した事があったな。
あの時は、己の霊体に“復活”の呪いをかけ、ヨコシマの体内にその霊体を移し、ゆっくりと回復しながら呪いの効果を発揮させたということか…。

若返ったのはついでという所か、又は某人物達の≪おばはん≫発言や≪垂れ乳≫発言を無意識の内に覚えていて、気になったから呪いの効果に“若返り”の効果もつけたのか?


いやっ!?、むしろこっちがメインかっ!?


だとしたら、おそるべしっ!!蛇女(蛇竜神族の女性)の執念っ!!!!)」

 と、いらん方向に考えが暴走しだすアシュタロス

 その時

「アシュタロス殿?」

 と黙ったままのアシュタロスを気にし、声を掛ける水華

「ん?な、何かね?水華殿?」

 アシュタロスが現実に戻ってきた瞬間、彼の頭上で“ぱんっ!”と何かが破裂する音がした…

「「ん?」」

 何事か?とアシュタロスの頭上に精神を集中する2人

 そこには、アシュタロスの額から生えた角で、ツツカレて割れた鼻提灯の音に驚き眼を覚ました、両目と嘴を大きく開き某有名漫画キャラのするキメポーズ“○ぇ〜!”を決めたヤタがいた…

 その様子を清らかな泉の水面に映った自分の姿で確認するアシュタロスと”まぁ、かわいい♪”とその姿をみて喜ぶ水華の姿があった

 が、その様子を見たアシュタロスの顔は紫色から蒼白へと変わって行く

 そして彼の…

「い、いかんっ!?」

 と言う悲鳴にも似た叫び声と共に其れは始まった…


 “一体何処から出したんだ!?”と言いたくなるような装備を展開するヤタ

 両肩に大型の大砲が其々乗り、そのプリチーな腰の両側にも細身の大砲の様な物が前方に向かって展開し、さらにその有るのか無いのか判らない胸部に装備した鎧が“カパッ!”とオープンし何やらガトリング砲の様な物が左右に配置され、その細い両足にも大型ミサイルポッドが装備され、翼の先も左右が其々5門ずつの砲身を持った何かが装備される
 更に極めつけは、ヤタの体から次々と飛び出してくる彼の霊波を帯びた羽毛(先端が特に丸く光っているような気がする。)

 それを見た水華は

「ア、アシュタロス殿!?
その、赤い何かの姿は一体…!?」

 と冷や汗をダラダラと流しつつアシュタロスに聞く

「…あ、あれはな?

何処かの、知的で素敵でまっどなさいえんちすとが、『科学者の…否、漢のロマンだ!!』とか言って開発中の“ヤタ専用ふるあーまー(攻撃主バージョン)システム”だ…。

私が最近見たときより更に増えているし、確実にパワーアップしているようだ…。

あの様子だと“夢の前方向攻撃”用の武器はあの羽毛だけの様だが、その内他にも何かつけるだろうな…。

彼の事だから…。」

 アシュタロスは”あはは”と何かを諦めた笑い声を上げながら、何処から出したのか判らないがタバコを出し銜えて火をつける

「で、そのなんとかシステムが何故今目の前で展開されているのです?」

 水華は益々冷や汗を垂らしながら彼に問う


「何故って…。


決まっているだろう…?


暴走(おやくそく)だ…(ふっ…。)」

 と口から煙草の煙を吐き出しつつ答えるアシュタロス(涙目)


「おやくそく…って………。


なんですかっ!?それはぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 と絶叫する水華

「わっ!?馬鹿っ!そんな大きな声で叫んだらっ!?」

 と慌てて彼女の背後に回りこみ口を押さえ込むアシュタロス

 そして2人は恐る恐るヤタへと視線を向ける

 其処には驚いた顔からどんどん今にも泣き出しそうな表情に変わっていくヤタがいた…

 そして


「じぇのさ〜〜〜〜いど…。」

 と泣き声?で一言

「「しゃ、しゃべったっ!?」」

 と言いつつアシュタロスと水華は慌てて結界を展開する

 結界の展開が終了した瞬間


 ≪どっこ〜〜〜〜ん!ずだだだだだだだだだ!!ひゅいぃぃぃぃぃぃぃぃん!!!びゅん・びょん・びびびびびびびびび・ひゅん・ひゅん・びっ・びっ!!!だららららららららららららららら!!!!!・・・・・・≫

 ヤタの装備から、次々と飛び出す凶悪な威力を誇る弾丸や霊波砲が、次々と発射される


「「ほ、ほげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」

 間抜けな悲鳴をあげる魔神と蛇竜神


 ― すうふんご ―


 アシュタロスと水華が張った結界の中以外は荒野と化していました
 (ちゃんちゃんっと♪)


あとがき?

どんも。零式ですよ?

さんじゅういっかいれんぞくのとうこうです。

いちおーよんじゅっかいをもくひょうにがんばりますよ?

しかし…。

おわらんw

しかも余計な所でヤタ暴走するし;;

まだ“めい”のその後が書けてないのに;;

まぁ、次回でいいかぁどーせヒャ○メの話しだしぃ。 ( ゜Д゜)y─┛~~


で、レス返しですよ?


 whiteangel様
こんばんわっす^^
たぶんそれでまちがいないかと^^;


 BLESS様
まいど〜^^
とりあえず、よんじゅっかいめざします。
”めい”のその後については次回のお話で…。
今回某キャラが文字通り暴走したので書けなかった orz


 盗猫様
まいどっす^^
そして、ありがとうございます。
ヒャクメの無能っぷりは…。
遺伝子レベル?
まぁ、原作ではメドーサとはあんまり直接的な関わり持ってないようなので何とも言えませんが…^^;
このSSではまぁ、いろいろと…ね(邪笑)


 いしゅたる様
こんばんわ^^
有難うございます^^
どーなんでしょーねー?(まぁ、確定っぽいですが……。)
締めは次回予定ですねー。
長引く長引くw


 彗星帝国様
ども^^
有難うございます。
いちおーがんばります?

あぁw某ボケ蛇竜神のボケネタで使おうと思ってたのに^^;
いいもん。つかうんだもん。ア○マ君!! (マテ


 meo様
こんばんは^^
そっちでした。
其れもあるでしょうが、このSSではもう1つ目的があります!!
それは次回で明らかに!!


 内海様
まいどっす^^
ありがとうございます^^
正式に正体が明かされるのは次回ですねw
まとまらんのですよ?
内海様w


 kamui08様
どもー^^
よっぽど暇だったんでしょうね〜水華さん。
あとご指摘有難うございます。
以後気をつけます^^


 亀豚様
こんばんわ〜^^
ありがとぉぉぉぉぉぉぉ!?って
何処までながれていくんですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
もどってこぉぉぉぉぉい!

さもないと、そのどんぶらことながれているところに某姉妹特性スタミナジュースながしますよ?


 紅蓮様
どんもー^^
ヤタかわいいですか?
そーですか…。
だれか描いてくれんかな?ヤタと千と幸。

まぁ、ボケはアホな理由ですが、リアルはある意味被害者?みたいな感じですね〜^^;

めずらしいな。たしかにw


 秋桜様
まいど〜^^
とりあえずもくひょうはよんじゅっかいにせっていっすね〜。

今回ヤタが大活躍(大暴走?)しましたよ?
ちとすごいけど…。

なんか山がふえてるぅぅぅぅぅ!?

でも秋桜様ってみょ〜〜に“山”に拘りますね〜〜〜?

やっぱり、小竜姫様と同じで自前の山が…≪シュッ! サクッ!!≫ ばたっ!


で、では、皆様次回更新でおあいしましょう…。
ピクピク

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