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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜37 (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-09-07 20:10/2006-09-07 20:17)
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「むかーし、むかしの事じゃった…。」
(日本○ばなしの口調で…)


 水華が彼女達の過去について語りだした


「あれは百年に一度、神界に所属する各一族の代表者で競われる、”神界美神(びじん)決定戦・竜神族部門代表者選抜会”が行われた時でした…。

 私はその選抜会で<白蛇竜神族>の代表として参加し、彼女、美麗は竜神族一般部門の予選から勝ち抜いて最終選考迄残ったのです…。」

 水華が語り始めた内容に大きく口を開け唖然とするアシュタロス

 そんなアシュタロスの様子など目にも入っていない様子で語り続ける水華

「…こう言っては何ですが私も、その当時は美しさでは<竜神界に水華あり!>とまで言われる存在でした。

ですが、彼女の最終兵器の前にはその美貌も存在感が薄れしまい、結局第一代表に美麗が、第二代表に私が、そして第三代表に地竜族の神族が選ばれました。

ちなみに、彼女の最終兵器とは…。」


 水華の話の内容に益々唖然とするアシュタロス

 ヤタはそんなアシュタロスの頭上をクルクルと飛んでいた


 そんな様子を微塵も気にする事無く続ける水華


「彼女の最終兵器…。


それは…。


あの!あーの!!”恐るべき乳の大きさ”です!!


元々、竜神族の女性は殆どが細身で、乳の大きさもそれほどでは無いのが常識です。
それが何ですか?
あの反則的なまでの乳の大きさはっ!?
普通、あそこまで大きいと垂れるなり何なりするはずじゃないですかっ!?
その様子も全く無い!!
何故なのです!?
何故、世界は平等ではないのでしょうかっ!?」

 ”屈!”と言いつつ握り拳を”ギュッ!”と握り締め尚も語る水華


 その様子をアシュタロスは”今晩のご飯は何にしようかなぁ?”等と考えながらヤタとじゃれていた

 ヤタは喜んでいるが…


 更に水華の熱弁?は続く

「結局、美麗の乳の大きさに、審査員である男性竜神の目が集中し全員が満点評価である10点を出したのです。

あの時は本当に悔しかった…。

私にもう一寸乳の大きさがあれば私の勝ちでしたのに…。

…まぁ、私や、地竜族の女性はまだ代表の権利を取れたので、良かったのですが、収まりが付かないのが4位以降の者達でした。

特に4位だった海竜族の女性は最悪の気持ちだったでしょう。

何故なら、そのときの審査員の男性竜神の1人に彼女が結婚を約束した者が居たのですから…。

後で聞いたのですが、その2柱は結局破局を向かえたと言う事でした。

その相手の男性竜神が別れ際に”俺は乳のでかい女性が好みなんだ!!”と言い残したとか。

結局その後、その海竜族の女性が、美麗をその事で逆恨みし彼女を謀略で貶め竜神である資格を彼女から奪ったのです…。」

 とサメザメと泣きながら白い衣の袖口でそっと涙を拭い、語り終える水華


 そして、話は終わったとばかりにアシュタロスの方を見ると

 あまりの話の内容に立つ気力をなくし、地面に突っ伏しピクピクと痙攣をしているアシュタロスを、ヤタが嘴でツンツンと突いている姿があったそうな…


「…どうなされたのです?アシュタロス殿?」

 心配そうに語りかける水華

「ど、どうなされたのですって…。

今のお話が彼女が堕天した理由なのですかな?」

 ”うーむ”とピクピクしているコメカミに指を当てつつ尋ねるアシュタロス


「…信じていただけないのですか?」

 と悲しそうな表情で言う水華

「い、いや、そーゆー訳ではないのだが、余りにも私が想像していたものとは違っていたので…。」

 あわてて両手を胸の高さまで上げ掌と頭を”ブンブン”と横に振りながら言うアシュタロス


「良いんです?だって…。」

 一端言葉を切る水華


「だって?」


 何となく、嫌な予感がしながらも聞き返すアシュタロス


「だって、


冗談ですもの…。」

 とニコヤカに晴れ晴れとした表情でいう水華


 次の瞬間

「…やれ。ヤタ…。」

 額に怒りマークを幾つも作ってアシュタロスはヤタに命じた

「くわっ!」

 敬礼をし了解の旨を伝えるとヤタは、何処から出したのか大きな筒のような物を肩に担ぎ水華の方に狙いを定めると

「…くわ…。(にやり)」

 と笑い顔を浮かべ、器用にその大きな筒から出ている突起物に、翼の羽根を引っ掛け引く


 ≪ドゴーン!≫


 その大きな筒から鉄の塊が飛び出るとそれは真直ぐ水華に向かって飛んでいった

「!?な、なにっ!?」

 と言いつつすんでの所でそれを交わす水華


 十数秒後に彼女の遥か後方で起こる大きな爆発音ときのこ雲がその武器の凶悪性を物語っていた


「ちょ、ちょっとっ!?なにすんのよっ…!?って!?

ヒッ!?」

 アシュタロスに抗議の声をあげながら彼等の方を見ると、今度はイッパイトゲトゲの付いた鉄球を付けた鎖をブンブンと頭上で回す嬉々とした表情の赤い何かがいた…

 それを見た水華は己の過ちに気付き彼等に侘びる

「ご、ごごごごご、ごめんなさいっ!
他の人?と話するのが本当に久しぶりだったものだから、つい調子に乗ってしまって…!」

 とペコペコと頭を何度も下げながら言う

 その様子をみたアシュタロスは

「まぁ、いいでしょう。
ただし、今度同じような事をしたら…?


判っていますね?(ニヤリ)」

 そう言って彼女に確認する
 その表情は見た全ての者を怯えさせる何かを含めていた…

 ― その隣では”ちっ!”と残念そうな、ひじょ〜〜〜に残念そうな顔をしたヤタが回りに小さな何かを幾つも浮かべて悔しがっていたが ―


「は、はい!肝に命じておきます!!

…で、では、今度こそ本当の理由をお話いたします。」

 そう言いつつガクガクと震えながら、再び話し始める水華であった


「今から、約500年ほど昔でしょうか。

当時はまだ、神界と人界の境界がハッキリと決まっていない所が至る所に存在していました。

そしてある日、私と美麗はその境界がハッキリしていない地の1つに赴き境界を定める様に竜神王様から命を下されたのです。

元々、竜神族…中でも私や美麗のような蛇竜神族は神界でも屈指の結界術の使い手でもありましたので。

それで現地に着いた私達は、近隣に住む村の者達に其処に暫くの間近づかないように言いつけ処置を開始いたしました。

それから三日くらい経ったでしょうか。
私達の元にある1人の少女がやってきました。
人間達には危ないので近づかないように厳しく言いつけてあったので、何事かあったのかと思い、その少女の側に行きました。
が、注意深く見てみると何やら足元もおぼつかない様子で、時々側に生えていた大木にぶつかって転んでいました。

どうやら、その少女は目が見えないようで、私たちが話しかけた事に驚いていました。

それで、どうしてそんな少女がこんな所まで1人で来たのか聞いてみた所、夕べまで確かに両親の側で暮らしていたらしいのですが、眠りから覚めてみると此処にいたというのです。

私達2人は直ぐに理解しました。
この少女は捨てられたと言う事を…。

それで、彼女に両親の元にもどりたいかどうか、尋ねてみたのですが帰ってきた言葉は”否”でした。

自分が両親の負担になっていたことは判っているし、他にも兄弟が居るからと、寂しげに微笑みながら彼女はそう答えたのです…。

それが私達とその盲目の少女との出会いでした。」


 一端言葉を切り、昔を懐かしむような表情をみせる水華

 そんな彼女を”今度こそ大丈夫だろうな?”と不安そうに見つめるアシュタロスと”なにかをやらかすのを”期待に満ちた瞳でみつめるヤタであった


あとがき?
どーもー。零式です。

にじゅうきゅうかいめです。

あといっかいだ。

ああw話が長引く;;

次回で蛇女の堕天した理由があきらかにっ?


で、レス返しっすよ?

 whiteangel様
こんばんは。
次回本格的にあきらかになりますよ?
今回一本で纏めようとおもったんですけど、内容が結構こいので次回までひっぱります。
50回…?
どーでしょー?
私に逝けと?;;


 甲本様
まいど^^
あー、私はもうこわれてますよ?
十分に;;
まだ、熱下がってないしw
あはは
今回はアシュ様ではなく、ゲストが;;


 BLESS様
こんばんわ^^
偶にはアシュ様のシリアスばーじょんでいってもいいかと^^;
かわりに水華壊れ気味ですが^^;
メドーサの堕天の訳は次回明らかにw
どーなる?メドーサ
どーする?アシュ様?


 内海様
どーもー^^
そーです。アシュ様はやさしいんですよ?
魂の牢獄から抜け出したい理由のひとつに”誰も踏みにじりたくないから”って事もあったようですしね〜。

後一回かぁ?
なんとかなるかな?


 秋桜様
どーも。
私の住んでいる辺りでは夏風邪が流行っているようです。
病院にいってきたらいっぱいいましたよ?
今回アシュ様壊れませんでしたが、白蛇様がこわれ?ヤタが少し活躍しましたよ?

なんとか、明日もがんばるぞー。


 盗猫様
どんもっ^^
メドーサについては今の所保留ですねー。
彼女の変わりになるキャラってあんまりいそうに無いし;;
どーしましょ?


 磔様
こんばんは。
すんません。今回の一連の話で丁度良い所で区切ったら少し短くなってしまいました。
初めは文章けっこうながかったんですが、長くなりすぎる事が判明し区切りの良い所での更新となった次第です。


では、皆様次回更新でオアイシマショウ
壊れ表記は必要…ないですよね?

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