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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜30 <現世> (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-08-31 21:06/2006-08-31 21:18)
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「さてと…っと…。
タマモ、これをお前達の部屋で使って来い。」

 そう言いながら、タマモに”幻”と字の入った文珠を手渡す

「判ったわ。」

 忠夫から文珠を受け取ると、自分達の部屋(千姫・幸姫・タマモの3人部屋)に気配を消しながら戻っていく

「忠夫殿?」

 不思議に思い疑問の声を上げる千姫

「あぁ、これから一寸自分の霊力の状態を確認したいから悪いけど付き合ってくれ。」

 と千姫と幸姫に言う

「はい。承知いたしました…。」

 と千姫

「そ、そんな…。”付き合ってくれ”だなんて、今更…。
私は何時でも”ばっちこ〜い”ですよ?」

 とほんのりと朱に染まった頬に、右手を当てながら幸姫


 ― スパコンッ! ―

 その台詞にハンズ・オブ・グローリーをハリセン形状に展開し突っ込みを入れる忠夫

「違うって…。」

 と少し呆れ気味である

「あぁっ!忠夫様の愛のツッコミ!
私は幸せ者ですっ!!」

 益々何処かの世界に1人旅立とうとする幸姫

「「「………。」」」

 呆れ顔の3人

「タマモ…?戻ってきたのか?何時の間に…。」

 と少し驚いた様子の忠夫

「幸姫が1人勘違いしてた頃からよ。
で、ご要望通り部屋に私達の幻を文珠で作ってきたわ。
それとついでに、4人の靴も持ってきたわよ?
それで良いんでしょ?」

 タマモが答える

「流石だな。
千姫と幸姫でも良かったんだけど、事幻術に関してはタマモの方が上手そうだからな。」

 そう言いながらタマモの頭を撫でると

 <じ〜〜〜〜〜〜っ>

 何かの視線を感じその方向を見ると、口に指を当て羨ましそうに此方を見る姉妹の姿があった

「「いいなぁ…。」」

 同時に羨望の声を上げる姉妹

「あ、あぁ、2人も今迄俺を護ってくれて有難う。
感謝する。」

 そう言いながらタマモと同様に2人の頭を撫でてやると”ふにゃ〜”と、幸せそうな表情を見せる姉妹

「ヨコシマ、そろそろ行かないと。」

 タマモが言うと、忠夫が”あぁ”と言いながら撫でるのを止め、もう一つ”幻”と文字の入った文殊を創り出し使用した

 すると、ベットで寝る忠夫の姿がリアルに浮かび上がる

「これが…。」

「文珠の力ですか…。」

 初めて現実の文珠の力の一端を見た千姫と幸姫が、感心した声を上げる

「まだまだ。こんなもんじゃないさ。
それも直ぐにわかる。
…さてと、じゃあ、早速3人とも一寸俺に付き合ってくれ。
これから場所を変えるから、俺に摑まってくれ。」

 と言いながら今度は”転”と”移”文字の浮かんだ文珠を造り、3人が其々自分に捕まったのを確認すると文珠を発動する

 パッと一瞬光が部屋を照らすとその後には、忠夫の幻影だけが残された部屋があるだけだった…


 ― シュンッ! ―


 自宅から遠く離れた山奥

 其処に4人の人影が突然現れる

「「こ、此処は…!?」」

 驚きの声を上げる姉妹

「此処は未来の俺が1人で修行していた時に使っていた場所だ…。
何も変わっていない…。
懐かしいな……。
とりあえず文珠も2つまでなら同時に制御できるか…。
文殊はあと…残り5個って所か…。
2つは帰るのに必要だから…十分だな。」

 ”相変わらずトンデモナイ能力よね…。”と言うタマモから自分の靴を受け取りながら呟く忠夫

「「す・凄い…。」」

 呆然とする千姫と幸姫

 彼女達の驚きも当然である

 今迄、過去においても”瞬間移動”の奇跡を目の当りにしたのは初めてであり、しかも自分達が経験したのである

 姉妹を育てたアシュタロスにしても、移動手段はゲートや兵鬼といった術や、物理的な移動手段しか出来なかったのである
(原作でも出てきた記載が無いので、このSSでは瞬間移動の能力を持った神・魔族は限られていると解釈します。)


「これでは、狙われるのは当然ですね…。姉さま…。」

 と久しぶりに真面目な顔で姉に同意を求める幸姫

「…そうだな…。」

 その台詞に同じく真面目な顔で同意する千姫

 千姫はこの事で忠夫にある提案をすることを心に決めた


「さてと、んじゃあ早速始めるか。
時間が勿体無い。」

 今度は”結”と”界”と文字の浮かび上がった文珠を作り出し発動する

 忠夫達を中心として直径15メートル位の強力な結界が展開される

「これは、私の術と比べても遜色無いですね…。
こんな強力な結界を一瞬で…。」

 幸姫は呆気に取られてそう呟いた

「…まぁ、”霊力の方向性を使用者の想像した一方向に100%制御する事”それが”文珠”の特性だからな…。
俺は慣れちまって、なんとも思っていなかったけど、それって確かに反則的な能力だよな…。」

 と苦笑交じりに言う忠夫

「「「た・忠夫殿(様)ヨコシマ…。(汗)」」

 この男はよく自分の能力の凄さを判ってないのね…と、そんな忠夫を呆れながら見る3人であった


「さて…と、今から霊力を全開で開放するから、どれ位になるか大雑把で良いから教えてくれ。

じゃあ、いくぞ…?」

 と言い目を閉じ、肩幅に足を開き、腕を垂らし軽く握り拳を作り集中する忠夫


 すると彼の体から淡い光があふれ出す

 忠夫は次に自分の体の中心部(霊的チャクラ)を霊気が流れるイメージをする

 それと同時に呼吸をしながら、自然界の気を体内に取り込むイメージをしていく

 口から呼吸と共に取り入れた自然の気を喉・胸・鳩尾・臍・丹田・金的・股下へと回し、尾骶から脊髄を一気に加速しかけ上げる

 更に脊髄を通すイメージをした自然の気を、後頭部・頭頂部へとゆっくりと回して最後に眉間へ、最後に鼻から余分な気を、吐き出した息と共に体外に出していく

 ゆっくり、ゆっくりと深呼吸をしながら何度も繰り返す

 そうしているうちに、忠夫から発せられる霊力の光は炎の様にゆっくりと大きくなっていく

 数分間その状態を維持した忠夫は”カッ!”と目を開き、腰を落とし握った拳を腰の位置まで上げ歯を食いしばる

「はあああああああああああああああああっ!!」

 忠夫の気合の声と共に、炎の様にゆっくりとした揺らめきを発していた霊気が、爆発した様に一気に膨れ上がっていく

 その霊気の爆発の光を眩しそうに見つめる3人

「「「す、すごい…。」」」

 その霊力は、まだ未来の世界の忠夫と比べて弱いものでったが、その輝き、力強さは未来以上の物であった


 その光景を驚きながら見ていた3人だったが、


「なっ!?」

「えっ!?」


 千姫と幸姫が突然驚きの声をあげる

 その声に気付いたタマモがその2人を見ると、今度は千姫が金色の光に、幸姫が銀色の光に其々包まれたいた

「何?何がおこっているの?一体!?」


 目の前で起こっている事に目を丸くして驚くタマモであった


あとがき?

ど〜も〜〜〜〜。零式で〜〜〜っす。

なんか、今回普通な展開だったなぁ…。

本当は壊す予定だったのに;;

主に横島とか横島とか横島とか…。

次回に持越しですね…。 orz

折角色々考えてたのに〜〜〜〜〜;;


ちゅーわけで?(どーゆー訳だ?)

にじゅうにかいめのれんぞくとうこうです。 m(_ _""m)ペコリ

次回、横島に悲劇が訪れます…。

それは何か?彼に何が起きるのか?

それはまた次回のお楽しみでw


で、れすがえしっすよ?

 BLESS様
こんばんわ^^
文珠はもちろん悪用します!横島が私利私欲の為にっ! (マティ
…けど、百合子がいるしなぁ…^^;

…紅百合は無敵ですよ?
色んな意味で。

…確かにハーレムと化してるかもね〜^^;


 MASTER様
横島はある行動をとります。
それは…

まだ内緒です。
次回以降お楽しみに^^;

まぁ、百合子の力=忠夫の力みたいなもんですから。
つーか、百合子もタマモも女ですからねぇ…。
そーゆー意味で対象外かw(某金の亡者は除外(笑))


 秋桜様
こんばんわ^^
覚醒した忠夫君なんて呼ばせましょうか?

恐怖はどうなるんでしょーねー?

なかがいいんですねー。(うらやましくないぞっ!ちくしょー;;)
何でも良いから目指してください(クスン)

五年もつらいっす;;


 whiteangel様
お初ですー^^よろしくお願いしますー。

GM百合子は最高指導者より上ですか…。

確かにそうかもですなー^^;


 内海様
こんばんわぁぁ^^
あの頃ってだれだろ?
コロコロ代わってばっかだったから覚えてません(笑)
二重人格ですかぁ…。
いいかもねー^^
かんがえとこ…。

ハーレムは百合子がいる限りむりでしょうwあはは^^


 亀豚様
百合子のOL時代…。
たのしそーですねー…。
俺(零式)惚れたかもね〜 ( ゜Д゜)y─┛~~

まぁ、覚醒前というか未来において、某神達にしごかれましたから…。
それこそ、何度も死ぬほどw (マテぃ

煩悩魔人…。どうしようかなぁぁぁぁぁ。
煩悩超人にして、煩悩○ラザーズとか師弟コンビとかも考えているんですけど…。(某姉妹其々と^^;)


ちゅーわけで、皆様次回おあいできたらおあいしましょ〜〜〜^^

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