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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜29 <現世> (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-08-30 21:13)
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 相変わらず、シクシクと落ち込みモードの忠夫

 それに対し百合子の前に正座させられている千姫・幸姫姉妹と、謎の美少女
(服はとりあえず姉妹のを借りてきている)

「で?貴女は一体どちら様?
どうやって、家のお風呂場まで忍び込んだのかしら?」

 と謎の美少女に尋ねる

「…私は、さっきまで子狐の姿でいた者よ。
名はタマモ。
前世は『金毛白面九尾の妖狐』」

 百合子を真直ぐに見て名乗るタマモ

「あの子狐?
冗談はおよしなさい。
まして、伝説にもなっている狐の妖怪の生まれ変わり?
信じられないわ。」

 百合子がギンと目に力をいれタマモを見る

 瞬間…

 ≪ポンッ!≫

 音を立て、本来の姿である九本の尻尾を持った子狐の姿になり

『キュ、キュ〜〜ン…。
(か、勝てないわ絶対!!未来のミカミ並みいえ、それ以上の存在!?)』

 恐怖の余り、腹を見せ降伏のポーズをとるタマモ

 その様子を目を丸くして驚きながら見る百合子

「…嘘じゃないようね?
で?どうして家の忠夫に近づいてきたのかしら?」

 と幾分落ち着いたのかソファーに座りながら質問を開始する

「…本能かしらね…。
前世の頃…、いえもっと前からかもしれないけど、私という存在は保身の為に強い力を持った存在に保護を求めるのよ…。
それは時の権力者が殆どだったけど。

勿論、私の身の安全を保証してくれた存在にはそれなりの見返りも与えてきたわ。
それこそ私の持てる”全て”を使ってね。

それで、今回覚醒をしたとき、近くから強い力を秘めた魂の匂いがしてきたのよ。
そうしたら、それがヨコシマだったって訳。」

 と再び人間形態に戻り説明をするタマモ
(この辺りは、未来のタマモが覚醒した時の事を考えて理由を考えていたらしい)

「(強い力ねぇ…。
そう言えば忘れていたけど、千と幸も似たような事を言っていたわね…。)
 で、家の忠夫を”ヨコシマ”と言う理由は?」

 千姫と幸姫に出会った当時の事を思い出しながら再び問いかける百合子

「それは此処に来るまで、あの自動で動く鉄の大きな箱の中で、周りの人間達が、”よこっち”とか”ヨコシマ”と呼んでいたからよ。
ヨコシマの方が呼びやすかったから”ヨコシマ”って呼んでいるだけよ?」

 再び答えるタマモ
 心の中では、嘘をついても直ぐにばれるだろうから、初めから嘘を付く気は無いと思っている

「そう…。
(嘘を言っている訳でもなさそうね…。)
…それじゃあ、最後の質問よ?

貴女…タマモちゃんはこれからどうするつもりなの?」

 百合子はタマモに真剣な眼差しで問いかける

「…できれば、このまま此処に置いて欲しいわ。
ヨコシマの側から離れたくもないし…。
家事もお手伝いするからお願いできないかしら?」

 とタマモも真剣な表情で言う

 う〜んと、思案を開始する百合子

 するとそこに

「「私達からもお願いします。お義母様!」」

 と今迄血の流しすぎか、青白い顔で両方の鼻穴にティッシュを詰めつつ土下座をし額を床に擦りつけ頼み込む姉妹

 その光景に唖然とするタマモ

「我ら姉妹、お願いできる立場ではありませぬが」

「何卒、タマモ様の願いをお聞き届け下さい!」

「私達も家事をもっと手伝いますゆえ!」

「特に炊事を頑張りますので!」

「「何卒、何卒お聞き届けくださいませ!!」」

 と先程まで、忠夫の事で争って?いた仲とは思えない程のものである

「あ、あんたたち…。」

 何気に感動するタマモ

 その様子を見て決心したのか

「いいわ。家に置いてあげます。
貴女達の仲が、あまり良さそうに見えなかったから少し悩んだんだけど…。
千と幸がそうまで言うなら何も問題ないわ。」

 と彼女達の願いを聞き入れる百合子

「「「お義母様!!!!」」」

 喜びの声を上げる3人

「…それでタマモちゃんの事なんだけど、千姫と幸姫の妹という事で良いかしら?」

 続いて百合子はタマモの立場について言う

「「私達ははかまいません。」」

 と姉妹

「私はヨコシマの側にいられるなら構わないわ…。」

 と顔を赤くしソッポを向くタマモ
(照れているらしい)

「OKなのね?それじゃあ早速…。」

 そう言うと百合子は立ち上がり電話を掛ける

「あ、モシモシ?○○ちゃん?
前・紅井、現・横島百合子よ。久しぶりね?
一寸お願いがあるんだけど…。」

 と10分程話し込むと

「ええ、判ったわ。
次の総裁選も協力するから、この件よろしくね♪」

 と受話器を置いた

「これで明日にはタマモちゃんの戸籍が出来るわ。
貴女はこれから”紅井 タマモ”よ?
とりあえず一安心ね。」

 満面の笑顔をして3人に告げる百合子

「…一寸聞いていいかしら?」

 ビクビクした表情で百合子に質問するタマモ

「今の、会話の相手はいったい誰?」

 それに対し百合子は

「あぁ、大したこと無いわよ?
只、今のこの国で一番の権力を持っている人間に一寸お願いして戸籍を用意してもらっただけだから。」

 とニッコリと告げる

「ふ、ふーん。
そ、そうなの。
(や、やっぱりミカミに似てるわ…(汗)」

 その答えに引きながら”この人には絶対に逆らうまい”と心に誓うタマモであった


 で……


「俺の意見は?」

 と独り呆然とする忠夫であった
(大樹は1人「うぅ…。明日の朝日を拝めるのか…?」と部屋の隅で蹲ってブツブツと何かを言っていた)


 ― その日の深夜 ―


 百合子が大樹にどこかの秘密の部屋で折檻を行っていた頃…

 エグエグと枕を涙で濡らしていた忠夫は、いつの間にか寝入り、すーすーと寝息を立てていた

 時計が深夜0時を指した頃、突然”パチッ”と目を覚ましムクリと起き上がる忠夫

「おしっこ…。

じゃない…。

…しかし…なんだかなぁ…。(汗)」

 とベットの上で胡坐をかき、腕を組む忠夫

「…多少、前回と違ってきてるな…。
千姫・幸姫なんて存在前はいなかったし、タマモにいたってはこの時期に会う事になったのか…。」

 ブツブツと独り言を言う忠夫

「…何より、この俺が女という存在に対して恐怖を覚えかけているなんてなぁ…(汗)」

 と顔に縦線を入れながら戸惑う忠夫

「霊力とか霊能に影響がなければいいんだが…。

試してみるか…。

先ずは…。」

 目を閉じ右手を開き集中すると

 ”ブンッ”

 という音と共に掌の上に六角形の輝く板が現れる

 それは、彼が最初に覚えた、彼の最初の師とも言える存在が与えてくれた”最初”の霊能…霊気の盾≪サイキック・ソーサー≫

「よし。サイキックソーサーはタイムラグ無しにできるな…。

なら次は…。」

 そう言いながら更に精神を集中する

 すると

 ”ブォン”

 と音を出しながら右手の肘から指先までが小手のような物に包まれる

 そしてそれは、彼の奔放さ、拘りの無い性格を象徴するかのような無形の武器≪栄光の手(ハンズ・オブ・グローリー)≫へと進化する

「…くっ!これ以上は今はきついな…。”栄光の手”の物質化は無理か。」

 と少し残念そうに言う忠夫

 その見た目は完全とまで行かないが物質化している

「まぁ、潜在的霊力は前と同じはずだから、あとは肉体的な問題だろうな…。

さてと、メインいってみるか…。」

 ”栄光の手”を解除し違った集中方法をとる忠夫

 ― キィィィィィン! ―

 彼の掌がゆっくりと点滅を繰り返す
 そしてその、彼の特有の霊能の結晶は姿を現した

 彼が人間達に裏切られた原因ともいえる、霊能の中でも異端中の異端
 奇跡を起こす神具ともいえる彼特有の霊能である奇跡の御技

  ≪文殊≫

「…文珠は…。単文珠までか…。

まぁ、これも”栄光の手”と同じ理由だろうな…。」


 ここまでの自分の霊能を確認した時点で部屋に3つの気配が急に現れる

「誰だ?」

 右手に栄光の手を霊波刀の形態で展開し身構える忠夫

 すると其処には

「忠夫殿…。」

「忠夫さま…。」

「ヨコシマ…。」

 上から順に千姫・幸姫・タマモである

「…なんだ、お前達か…。脅かすなよ…。」

 警戒を解く忠夫

「…気配は完全に消したつもりだったのですが…。」

 と千姫

「私もです…。」

 と幸姫

「私も狩りの時並に気配を殺してたんだけどな…。」

 とタマモ

 何れも驚きの声をあげる

「記憶が…。」

「戻られましたのね…。」

「ヨコシマ…。」

 その問いに

「あぁ。ついさっきな…。

わりぃ。起こしちまったか…?」

 と忠夫は少し陰のあるそれでも見る者を魅了する微笑をしながら3人に声を掛けるのであった


 ― 横島覚醒 ―

 ≪真の意味で主とその守護者・逆行してきた仲間の合流である≫


あとがき?

どんも。零式っすよ?

とりあえず、21壊お送りします。


無理矢理ぽいですが、何とかね。

覚醒した理由と、横島の性格の変化は次回でw

横島の能力については、作中の三つにしました。

話の進行上どうしてもこの三つは譲れなかったので。
(でないと、零式の脳内で展開されている、色々あるお楽しみイベントがかけないんです。)


次回以降をお楽しみに?

とりあえず、今回の<現世>はもうちょっとつづきます <(_ _)>


でレス返しっす。

 いしゅたる様
こんばんわっす。
そーなんですか。有難うございます。
姉妹については此処まで変にするつもりはなかったんですよ?本当に。

横島については一寸面白おかしく考えてますんで。
次回にて明らかになります。


 ムゥ様
コンバンワ^^
有難うございます。
そして、今回で21回目ですよ?

この先の事はわかりませんw
18禁かけるのかな?零式に…。


 BLESS様
まいどっすー^^

横島の性格(壊れ具合)は次回明らかになります!!

フライパンについては前作にてキチンと登場しておりますよ〜〜〜。
三人を殴る為に(笑)

百合子=GS最強説信者?ですからw

わたすぃもそうぞうできまっせん!! 〈マテ


 秋桜様
こんばんわ〜^^

…旦那様。がんばって!!

横島は少年時代は純情だったんです!!きっとそうです!!

全ては、元祖煩悩魔神の責任です!!

10年は勘弁して;;


 内海様
まいどっす^^
横島がハーレムを構築するかはなぞですね〜〜〜あはは。

百合子くらいじゃないですか?

原作で横島父息子制御できてるのって。

有給については足りなくなるでしょう。
其処が某国行きの口実に… (マテ


 紅蓮様
有難うございます^^

横島の台詞については喜んでいただけてよかったです^^

あの台詞は私もお気に入りです。(笑)


 彗星帝国様
こんばんわ^^
そういえばそうでしたねぇ…(シミジミ)

あれは、タマモ登場の為に用意された暴走なのですっ!!
姉妹はもーおしまいです;;(-Д-)サムイネェ

おそらく△と思われます。


 アキ様
こんばんわ^^
そして、有難うございます。

覚醒させましたよー?

詳細については(性格等の壊れ具合)次回ですが^^

おもしろおかしく?きよくただしいせいかくになるでしょう。あはは


 豚亀様
こんばんわ〜^^
私もそう思います。
っていうか、頼まなくても貰いに来るんじゃ?

グレートマザーの耳は○ビルイヤーなのですよ?

お気をつけて^^;


で、さんじゅかいれんぞくをめざしての初回でした。
では、自壊おあいしましょ〜〜〜^^(誤字じゃないですよ?壊れかけてますから私;;)

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