横島家のリビング…
其処にはグルグルに縄で縛られた千姫・幸姫の姉妹の姿があった…
「ねぇ…。姉さま?」
「何だ?幸?」
「来て早々、あの娘ばっかりズルクありません?
私ものすごぉぉぉぉく!羨ましいんですけど?」
「安心しろ。私もだ…。」
「しかも、私達の扱いこんなんですし…。」
「全くだ…。」
「どうしても何か陰謀めいたものを感じるのですが?」
「だとしたら、その陰謀を考えた奴には、後で適正な処置をせねばならんな…。」
「…任務了解…。」
「今回は私も同行する。」
「是非お願いします。」
― ゾクッ! ―
な、何やら嫌ぁな感じがしたが、話を続けよう…
何故2人グルグルの簀巻きにされているかと言うと、遠足から帰宅した後に話は遡る…
帰宅早々忠夫は百合子に『キツネさん飼っていい?』と隠し立てせずに正直にお願いした所、『情操教育にも良いしいいわよ。』と直ぐに良い返答をもらい、その後仕事から帰宅した大樹にも同様に了承を得て晴れて子狐は横島家の一員となった
(幸いな事に横島家はペットを飼える環境にあるらしい)
そして、夕食後忠夫が子狐に
「キツネさん。一緒にお風呂入ろう!」
と話しかけながら子狐を抱えて風呂場へと向かっていったのである
その様子を見た千姫と幸姫は”なら自分達も…。”と一緒に入ろうとした所、横島家の支配者たるグレートマザー百合子に見つかり
「ふ~た~り~と~も~?
ま~だ~こ~り~な~い~の~?」
という台詞と共にお札の大量についた縄で簀巻きにされたのだ ―
(どうやら、2人とも忠夫と一緒に何度か(毎日のように?)入ろうと企んだらしいが、『忠夫は家の宿六とは同類にしません!!』という断固たる信念の元、悉く失敗に終わっているらしい…)
近くにある風呂場から楽しげに聞こえる忠夫の歌声とお湯の音
姉妹は2人とも目から滝のような涙を流して泣いていた
暫くすると…
「え?えっ?ええっ!?き・きつねさんが~~~~!
!?い・いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
という忠夫の戸惑いの声と悲鳴が響き渡った
「「!?た、忠夫殿っ?(さまっ?)」」
簀巻きにされたまま、何とか風呂場まで駆けつける(転がるともいうが)姉妹
其処にはすでに百合子と大樹の姿があった
百合子はへたりと洗物の途中だったのかフライパンを持ったまま座り込み、大樹は呆然とその光景を見つめていた
千姫と幸姫が風呂場の中を覗き込むと…
横座りで体を隠しながら
「うぅ…。もぅ…。お婿にいけない…。」
とサメザメと泣く忠夫と
「ヨコシマ~♪」
と忠夫に抱きつきながら甘える髪の毛を九つのポニーテール状にしたスッポンポンの美少女がいた
その光景を呆気にとられて見ていた百合子と大樹は近くから湧き上る何かの気配を感じ視線をその方向に向けると…
「「ヒッ!」」
と悲鳴をあげてお互いに抱きついた
其処には…
背後に”世紀末覇者”と”その実の兄”を背後に背負った千姫と幸姫がいた
「「オマエ(アナタ)イッタイナニヲシテイル!?(ノデスカ!?)」」
凄まじい闘気と黒い何かを発しながら縄を引きちぎる姉妹
そして一歩又一歩と戦場へと足を進めていく
するとその少女が
「…見て判らない?
抱きついているのよ?
裸の『私の』ヨコシマに♪」
とニッコリと微笑みながら一部を強調して答える少女
その言葉に反応する2人
「「た、忠夫殿(さま)のハダカっ!?つまりっ!!おーるぬーどかっ!?(ですかっ!?)すっぽんぽんなのかっ!?(なんですねっ!?)」」
― そっちかいっ!!!! ― (誰かのツッコミ)
と言いつつ大きく目を見開き忠夫を凝視する2人
次の瞬間
≪ブシュ~~~~~ッ≫
四本の赤い血柱が吹き上がり…
「「も、もーーーー辛抱たまらん!!(たまりません!!)」」
ガバッ ×2
と目の前の獲物に襲い掛かる肉食獣の如く飛び掛る千姫と幸姫
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」
謎の少女に抱きつかれ身動きの出来ない忠夫が悲鳴をあげる!
「た、忠夫!!」
― <ぱこぉぉぉぉぉん!> ― ×3
その我が子の悲鳴に我を取り戻し、抱き付いたままの少女と襲い掛かる存在達を手に持ったフライパンで迎撃する百合子であった…
数分後、百合子の胸でエグエグと泣きながら
「…おかん…。俺とうとう、お婿に行けない体になっちゃった…。」
と言う忠夫と
「…情けない…。男なら逆に襲い掛からんかっ!!」
と間違った指導をしようとする大樹と
「アナタ…。後で例の部屋いらっしゃい…。
(でも確かにこのままじゃ女性恐怖症になっちゃうかもねぇ…。)」
と忠夫を撫でながら旦那の折檻と息子の将来に一寸不安を感じる百合子と
「わ、我が人生に、一片の悔いなしっ…!」
と言いながらガクッと崩れ落ちる千姫と
「た、忠夫さまの裸…。」
と言いながらピクピクと痙攣している幸姫と
「あ、安心してヨコシマ…。わ、私がもらってあげる…。」
と言いながら目を回して倒れている騒動の原因である謎の美少女
の姿があった…
その後、話題は突然現れた謎の美少女へと移る ―
― 追伸 ―
翌日、謎の大怪我をし会社を有給を使って休んだ大樹がいたのは当然の事である
キッチンにはやけにすっきりとした百合子の顔があったそうな…
あとがき?
どんも。零式っすよ?
すんません。横島また覚醒しませんでした;;
どう、人間化しタマモを横島家一同と絡ませようかと思ったらこんな話になりました;;
何度も書きますが文章ってむずかしいですね~~~^^;
で改めまして……
祝!!!!20回達成~~~~~~!!!
ドンドンドン♪パフパフパフ♪
公約どうにか達成であります!!
永いようで短い20日間でありました!!
今後はとりあえず30回連続(ちゅーことは約1ヶ月か?)をめざしますよ?
・・・・・・一応ね・・・・・・? orz
次回こそ横島覚醒させるぞ~~~~!!でないと話がすすまん;;
(いや、真面目にw)
でレスかえしっすよ?
BLESS様
20回いきました ^^
まぁ、横島のショタコンスマイルに耐えれる存在もいると思われます。
今の所心当たりありませんが。
横島の記憶が復活したら確かにこのスマイルは消えます。
しかし、新たなスマイル(?)にも覚醒する予定です。
指摘に気付いて一瞬焦りました。
よかったw間違いで;;
次回以降もよろしくお願いします
いしゅたる様
おおぉぉぉ^^はじめましてっ!
私も応援しておりますのでがんばってください!!
おかげさまで20回達成しました^^
確かに子供らしい良い顔してますねぇ・・・。
一緒に書かれていた大樹の姿が横島のクラスメイトのメガネ君ににてるとも思いましたが…。
今後もよろしくお願いします^^
内海様
いつもチェックだチェックぅ~~~と某ゲームキャラのようにチェックして頂きまして有難うございます。
人間バージョンタマモでましたよ?(しかもスッポンッポンで^^;)
双子は…何もいえませんが、ただ一言…
『料理』
とだけ言っておきましょう(汗)
次回の展開お楽しみに
秋桜様
こんかいでにじゅっかいたっせいしました。
ええwということはあとはちじゅかいですか?
どうでしょうねぇ ( ´ー`)y―┛~~
秋桜さん…優しい旦那様にしてもらってください。
自分がタマモになったつもりで…。
旦那様にどう思われるかはしりませんが ^^;
双子は…初めはこーゆー性格にする予定ではなかったんですけど。
いやw本当に;;
イメージは零式の理想のタイプ(大人バージョン)でしたし;;
ヤタの活躍はもう少しあとかな?
下手すると次の番外編に書くかもですな…。
では、今後ともよろしく~^^
紅蓮様
お初です…よね?^^よろしくお願いします。
私もすげぇみてえええええええええええええええです。
横島の周りは益々混沌とします。
それが私のいんぼ…ゲフンゲフン。
通りすがり様
どうもです^^
私も悩んだんですが、こうでもしないと合流できそうになかったので^^;
今回は勘弁してください。
このお話では有りという事でw
ローメン様
コンバンワ^^
やっと、にじゅっかいいきましたよ?
まぁ、銀ちゃんみたいなキャラがいないと面白くないですし。
一応彼が主役的な話も予定してあるのでなんとか納得してくれw銀ちゃん
ちゅーわけで、なんとか20回達成しました。
しかし、書き始めてからあんまり内容が進んでないような気が ^^;
気のせいですよね?きっとw
では皆様次回更新でおあいしましょう^^
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