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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜25 (GS+オリキャラ)」

零式 (2006-08-26 22:10/2006-08-26 22:20)
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 ― 近隣の人々から魔性の森と呼ばれる場所

 ― 通称『迷いの森』と呼ばれる場所

 ― ある者は、『魔物に呪いをかけられたからだ』と言い

 ― またある者は、『異界に通じる門があるから踏み入ると戻ってこれないんだ』と言う

 ― その様な森の一角にその場所はある


 アシュタロスはある理由で寝込んでしまった友人であるカオスの下を訪れていた


「具合はどうかね?カオス?」

 彼はカオスのが横たわっているベットの横の椅子に腰掛けながら尋ねた

「…アシュか…。
正直あの時はもう駄目かと思ったよ。
十数年前に無くなった葛の葉殿と西郷殿と一緒に花畑が広がる川辺でティーパーティーをした時には本当に諦めかけたよ…。」

 アシュタロスの問いに身を起こして、遠くを見る目で窓の外の景色をみるカオス

「…そんなに酷かったのかね?」

 額に脂汗を垂らしながら尋ねるアシュタロス

「…ああ。千と幸の”スープもどき”と”麺料理もどき”あれは凄かった…。」

 そう語るカオスは最近『ヨーロッパの魔人』から『ヨーロッパの魔王』と呼ばれるにまでなった面影は無い

「この”不老”の私をあそこまで追い込んだのだ。
ある意味十分自慢になると思うが…。

それに…。」

「それに?」

 カオスの続きを促すアシュタロス

「…私はまだ良い。
問題は”スープもどき”を私と一緒に食べたヤタのほうだ…。」

 とある事が原因で巨大な黒いヒヨコの姿になったアシュタロスの家族の名を上げる

「…ヤタ!?
ヤタまで食べたのか?
そ、それで無事だったのか?」

 焦りながら尋ねる

「ああ。とりあえず私が倒れる前に救命槽に入れることが出来たからな。
…しかし焦ったぞ。スープもどきを飲み込んだとおもったら”なんやて〜!?”と叫びながら足からグニャグニャと溶けていったんだからな…。」

 思い出しながら冷や汗を流すカオス

「しゃ・しゃべったのか!?」

 驚きを表す魔神

「うむ。以前から人語を解していた節はあるから、その内話すようになるかとは思っていたが。
おそらく、ショックによる一時的なものだろう…。

それはまだ良いのだが…。」

 魔神の問いに答えるカオス

「なにかあったのか?」

 心配そうにヤタの事を尋ねるアシュタロス

「とりあえず命に別状はないようだが…。

後ろを見てみろ。」

 とアシュタロスに言うカオス

 カオスに言われた通り、後ろを見てみると其処には…


 ”全身を赤い羽毛で覆われた何か”が此方をみながら其処にはいた

「こ、これは…?」

「ヤタだよ…。」

 驚くアシュタロスに答えるカオス

「今朝、救命槽から出したらそうなっていた。
…しかも…。」

「しかも?」

「今までのヤタとは違った存在に進化?したようだ。
おそらく、あのスープの副作用だろう…。」

「・・・・。」

 答えるカオスに言葉を失うアシュタロス

「更にだ…。」

「まだ何かあるのか!?」

 驚くアシュタロスに頷きながら答えるカオス

「先程まで試していたのだが、”飛行スピード”・”パワー”・”危険探知能力”等の基本スペックが今までの3倍近くにまでアップしている。

いわば、ニュータ○プのカラスもどき?に進化?したようだ…。」

「な、なんとっ!?3倍にっ?」

 カオスの返答に驚きながらヤタを見ると


「カァ…。(ニヤリ)」


 と嘴の片方を微妙に上げ笑うような表情をするヤタがいた…


 ”ゾクゥッ!”その姿を見た魔神様は見てはならないものを見たかのようにヤタから視線をそらし、再びカオスを見る

 そして

「…ところで、千と幸から聞いたのだが、例の物が出来たそうだな?」

 とカオスに放しかけた

「ああ。あれなら其処の机の上の箱にはいっている…。」

 アシュタロスの問いに”逃げたな?”と心の中で思いつつ答えるカオス

 アシュタロスは椅子から立ち上がりその箱を開けてみる

 その中には其々色の違う九つの大人の拳大の珠が入っていた

「これがそうか?
…流石カオスだな。何れからも上位精霊クラスの力が感じられる。
幸姫の”陰陽扇 双”並だな…。」

 と感心しながら言う

「そうだろう?苦労したからな…。製作にはいって50年は経ったからなぁ。」

 感慨深げに語るカオス

「で、これの名はもう付けたのか?」

 とアシュタロス

「ああ。それの名は”宝珠 無形九重(むぎょうここのえ)”と言う。
使うものの力と発想力によってその宝珠は様々な力を発揮するだろう。
故に”無形”
そしてその力を重ねることにより更なる効果が期待できる。
故に”九重”

どうだ?良い名だろう?」

 自慢げに話すカオス

 それに頷きながら答えるアシュタロス

「ああ。良い名だ。この手の物は与えられた名によって更に力を増す事があるからな。
千姫の”宝剣 千変万華(せんぺんばんか)”幸姫の”陰陽扇 双(そう)”もその名によって本来の力より強い力を発揮するようになったからな。
何れも、更に永い月日を持ち主と共に過ごす事で強力な物ともなるだろう。

所で、前々から思っていたのだが、何故カオスは名を付けるときは和名を使うのだ?
別にヨーロッパ系の名でもよかろう?」

 とカオスに問いかける

「それは、和名の方が意味がこもった名を付けやすいことと、何より…。」

 カオスが言う

「何より?」

 アシュタロスが聞き返す

「私の趣味だ!!」

 ”ワハハ”と笑いながらそう答えるカオスであった

「そ、そうか?カオスがそれで良いなら別にかまわんが…。」

 顔を引きつらせながら言うアシュタロスであった…


「さて、早速この宝珠を彼女の元に届けに行くか…。」


 アシュタロスは宝珠の入った箱を大事そうに持ち、ゲートから娘達の待つ彼のアジトへと向かおうとする


「ちょっと待ってくれアシュ。
その宝珠を授ける者の名は何と言ったかな?」


 アシュタロスをひきとめ問うカオス


「ああ、”彼女”は、もう既に現世では封じられたが、現世での名は”玉藻前”と言い、来世では”タマモ”と名乗りヨコシマと共に戦った『金毛白面九尾の妖狐』の転生体だよ…。」


 そう良い残しゲートを通るアシュタロスであった


あとがき?
どんもぉ。零式です〜^^
じゅうななかいれんぞくきましたぁ^^

一応今回はヤタのパワーアップ?と某キャラ(もうお判りですね?)のパワーアップアイテムを登場させました。

そーなんです。今度の<現世>編で登場するのはあの”某お揚げ命の狐っ娘”なんです。

どのような登場になるのかは、次回以降でw


でレス返しです。

 BLESS様
こんばんわ^^何時も有難うございます。
おかげさまで17回連続です^^

まぁ、娘にしろ、彼女にしろ手料理の実験体で死ねるのは本望なんですかね?

今回は、女性陣ではなくカラスもどきもぱわーあっぷしました。
次回以降おたのしみに^^


 内海様
どもっす^^
まぁ、20回目指してがんばりますよ?いちおー^^

横島の嫁(自称)は結構な数になりそうですねー。
一体本命はだれなのか?
それは私にもわかりません。


 かなりあ様
まいどです^^
そーですか^^
よろこんでいただけましたか^^
良かったです。

今後2人の料理の腕前がどうなるかは…
どーなるんだ?
不明であります。


 滑稽様
お初です^^今後ともよろしくお願いします。
キャラの個性化?を目指して頑張って逝こうとおもいますんで^^
これからもよんでくださいね?


 秋桜様
死食そうですか。やはり・・・・・・。
お父様だけですか?
旦那様には・・・・(汗)

2人とも外見的には素敵なれでーになれると思うのですが。


内面がね・・・・。

今回、秋桜様の大好きな?ヤタがあーなってしまいました。
もはや、初めの面影すらない。
喜ぶべきか悲しむべきかそこが問題だ。


 亀豚様
こんばんわっす。
喜んでいただけて光栄です。
まぁ、アシュ様ですからねー。下手なの連れて行ったらエライコトニ。

そんな彼でも横島君ならOKって…。
どーゆー基準なんでしょう?


 kamui08様
コンバンワ。
なのがしたかったんですかねー?2人とも。
結局あの2人の料理がパワーアップアイテム化してる節もありますし^^;

ストレス解消の意味も多々あるのが目に見えますね〜。
あの人物とであった後の設定ですから。

某神のご利益は期待していないっぽいです。

あっても困ったりしてw


では、皆様次回の更新でオアイシマショウ^^
できるか?18回連続投稿w

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