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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜19 <現世>(GS+オリキャラ)」

零式 (2006-08-18 21:55/2006-08-18 22:05)
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― 目の前に突然、颯爽と現れた2人の美女 ―

― ”千姫”・”幸姫”と名乗ったその美女達は ―

― 不思議な光を発しながら気を失っている少年を ―

― ≪守護する者≫ ―

― ”守護者”と名乗った ―

  (ポーズを決めながら)


 その光景を唖然とした表情で見守る大勢の人達

 『ギチィ…!ギチギチチチチ!!』

 再び背に悪寒が走るような鳴き声をあげながら、その巨体を起こし頭を高く持ち上げ、自分をぶっ飛ばした2つの存在を視線に捕らえる怪物・大百足

 おぞましい姿を見て、再び恐怖の悲鳴をあげ或いは、泣き出したり卒倒したりする人間達


 その有様を見て”千姫”と名乗った美女が”幸姫”と名乗った美女に話しかける

「幸(コウ)!沈静の舞と結界を!!」

「はい!姉上!!」

 千姫の求めに応え、幸姫は舞いながら何やら唱える

「時は水の如く―
水の流れは絶えずして、元の水にあらず―
水の如く流れるのが時ならば、時を断つは流水を断つ如く―
時を断つは全ての関わりを断ち、全てを隔絶する事也―
その理を解する我は望む―
其が護る力とならん事を―

”土刻水”

土気をもって水気を刻す!!

≪隔絶結界≫」

 幸姫のその優雅な舞は、今迄恐慌をきたしていた人達に落ち着きを与え、その口から紡ぎ出された言葉により大百足は、地中から突然現れた土色で透過性の高い何かで包み込まれる

 それを確認した千姫は幸姫に

「結界はどれ位の間持つ!?」

 と、問いかける

「この感じならば、持って四半時程かと!!」

 答える幸姫

「そうか…。仕方ないか…。
よし今のうちに主殿と逃げ遅れた人達を!」

 その答えに頷きながら千姫は自分達の主となる者の下へと向かう

 幸姫は右手に持った扇を大樹と百合子の方に向けると軽く横に振った

 すると2人のいる所で小さな竜巻が起こり、その風が優しく包み込みながら他の人達が集まっている所へと運んでいった

 それを確認した幸姫は

「これから再び戦が始まります!
あなた達は此処から直ぐに立ち去ってください!」

 と、人々に品のある声で命じた

 その言葉に従い速やかに避難を開始する人間達

 忠夫の祖父母は娘夫婦を支えながら、心配そうに何度も忠夫の方を振り返りながらその人達と共に避難をしていった

 祖父母の孫を心配する気配と視線に気付いた幸姫は、”大丈夫ですよ”と言わんばかりに微笑をたたえた表情で、その視線の主達に伝える

 祖父母は幸姫の、その安心感をあたえる微笑に気付くと、一度だけ2人は千姫と幸姫に向かって頭を下げ、2度と振り返ることなく避難を開始する

 その後姿を見送ると、千姫と同じく自分の主たる人物のもとへと向かった


「主殿の様子は如何ですか?姉上?」

 幸姫は姉である千姫に尋ねる

「…拙い状態だな…。
それに、主殿の姿を見てみろ。」

 そう言われた幸姫は慌てて主となる人物の姿を確認する

「…これは…!?」

 驚きの声をあげる幸姫

「…そうだ。父上が予定していた年齢より、若干早く我々は出会ってしまったらしい。
これも修正力の影響なのか…。

どう思う?幸?」

 と困った様な表情で言う千姫

 その声答えずにただ、プルプルと身を震わせて、主から視線を外そうとしない幸姫

「幸…。気持ちは判るが…。」

 そう言いながら妹の肩に優しく手を置く千姫

 すると…

「…か…か…か…。」

 何かを言おうとする幸姫

「か?」

 聞き返す千姫

「可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!可愛すぎますぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

 と叫びながら、未だに淡い光を放っている忠夫を”ぎゅぅっ”と抱き締め頬ずりをしきゃーきゃーと騒ぐ幸姫

 盛大にコケる千姫


   ― さすが、あの”子煩悩魔神”を父に持つ幸姫である ―


 コケた後その様子に呆れジト目で自分の妹をみる千姫

 何時までも続きそうな雰囲気なので、手に持った剣を某ツッコミ専用の武器(ハリセンね)に形状を変え、幸姫の頭を”パシッ”と叩く

「いい加減にしろ!

…私だってしたいのを我慢してたのに…。(ボソッ)

…コホンッ!!

姿もそうだが、このまま霊力を垂れ流したまま放置しておくと、主殿の霊力が枯渇して死んでしまう!

仮にでも良いから早く”契約”をしてしまわないと…。」

 叩かれた頭を抑えながら、姉の”魂の呟き”をシッカリ聞きつつ”そうですね!急がないと!!”と同意する幸姫


   ― …やっぱり、姉妹だよ。あんたら… ―


 2人の背後には”某魔神”の姿が浮かび上がったとかナントカ…


 その時”ピキッ!”と背後で音がした

 慌てて振り返る2人

 それは、大百足を包み込んだ結界にヒビが入った音だった

 結界にヒビが入っているのを確認した二人は頷きあいながら仮の契約を開始する

「我、千姫。その名において主の剣となり、主を護る力となる事を此処に誓う…。」

「我、幸姫。その名において主の盾となり、主を護る力となる事を此処に誓う…。」

 と其々が言葉を紡ぎ、忠夫の頬に口付けをする


 ― 一瞬だが、忠夫の霊力の出力が上がったのは当然の事だろう ―

 すると、忠夫から出ていた光は幾つもの細い紐状になり千姫と幸姫に絡みつく

 同様に千姫と幸姫からも細い紐状の光が幾つも現れ、其々が忠夫と”千姫から幸姫に””幸姫から千姫に”絡みつく

 次の瞬間、3人を強い光が包み込むと忠夫から出ていた光も消えた

 仮にではあるが、3人の間が”契約”によって繋がった瞬間であった


 そして…


 ― パリーン! ―


 まるで、ガラスが割れるような音を出し幸姫のかけた結界は消え去った

 それと同時に距離を取る忠夫を抱えた千姫と、それを羨ましそうに見る幸姫

 …何気に余裕である


「さてと…。」

 忠夫を側の木に寄りかけてから、”キッ!!”と大百足を睨みつける千姫

「行きますか…?」

 その様子を確認してから、微笑を絶やさず同じく大百足を見つめる幸姫
(その微笑みは千人中、千人が”こえぇよ!”と心の中で絶叫するのは確実である)

 その視線に一瞬”ビクゥッ!”と後ずさりする大百足


 ゆっくりと敵に近づいていく二人の美姫

 その美しい唇からは…


「「我らの『かわいい』主殿を怯えさせたその愚行…。」」

「「万死に値する!(します!)」」

「「楽に滅びることができると…」」

「「思うな!!(わないでくださいね!?)」」


 と、流石双子!!と思わせるようなタイミングと内容の言葉であった…

(某修行場の門番のライバル…にもならんだろうな…向こうが…)


あとがき?

ど〜も〜〜。零式っすー。

九日連続っす。

たぶん、まだ続きますよー?

ああw戦闘シーンが殆ど無いw

しかも、幸姫の結界の呪文変だし;;
(この程度しか思いつかなかったとです。質問などはしないでください;;知識あんまりないんで;;)

タブン、次回で戦闘決着する…カモ(自信ない。)

前回の文面で”避難”を”非難”と書いていました。
この場で突っ込まれる前に報告しておきますです。ハイ。


で、レス返しっす!!

 サイト様
ハジメマシテかな?
あり〜がと〜ございま〜す^^

そーですねー。してきましたねー。
なんか、千と幸の言動にイメージ壊れる発言が含まれていあたよーな気が。
気のせいですよね?きっと… (マテ
今後ともよろしく^^

 kamui08様
いつもどうもです^^
まぁ、今の所能力と記憶の覚醒まで、それっぽくいくつもりです。
千と幸の能力については若干ではありますが今回出しました。
戦闘力や、戦闘上での横島との供給関係・最大霊力・燃費等は次回である程度、明らかにする予定です。

冥子ちゃんと令子様ですか?
うーん。
冥子ちゃんは”無邪気(鬼)”って感じで、令子様は怒気(鬼)といった感じで、私的には2人ともジューブン”鬼姫”です。
確かに、百合子さんと某人物達は姫って年齢じゃ…。
Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)

 かなりあ様
まいどさまで〜〜〜っす^^
さいこーですか^^
ありがたいこってす。

美女ではなく、美少女で…ですか?


大丈夫です!!その辺も考えてあります!!
次回以降まっててください!!

 亀豚様
こんばんわっす^^
そーですか、かっこいいですか^^
えがった (ノ_・、)シクシク

原作の横島の両親大好きです!!

あ〜。ちびるよりもそっち逝きますか。
…当然か… ^^;

 ムゥ様
初めまして^^
今後ともよろしく^^
え〜。現状では”過去編”はアシュ様中心の物語展開で、”現世編”は横島中心でやっていこうと思っています。
ですから、ある意味両方とも主人公という立場っぽいですね。
今後も頑張っていくつもりですんで、見捨てないでくださいね?

 BLESS様
いつもどーもー^^

何時まで続くんだろ?この更新ペース?
まぁ、無理しない程度に…( ゜Д゜)y─┛~~

SS書いてて気付いたんですけど、そのキャラの持つイメージって何処まで変えていいんだろうと…
難しいですね。
零式のSSはどんな感じなんですかね?
キャラのイメージ良い意味でも悪い意味でもいじりすぎて無いですかね?
チョット不安。

蛍については、逆行してきた横島の魂の一部である彼女が何かしらしたのかもしれません。
だとしたら、素敵だと思いませんか?

双子の成長過程や、封印?されていた経緯なんかは作中か番外編で書こうかとおもってます。

どちらが良いですかね?

大樹が口説くかどうかについては、考えていることがありますんで…。
今の所内緒です。
次回以降お楽しみに^^;

 meo様
お初です^^

プリキュアみたいですか。
そーですか。
親戚のお子様が好きなんですが、どんな内容の物なのかは知らないんです。
今度、そのお子様に聞いてみます。

 どっちにいくんでしょー?
冥子母が”こっちに〜おいで〜”と手招きしてるような気も^^;

今後ともよろしくです^^

 秋桜様
ここのかれんぞくですよーーーー?
正直、ここまで続くとは思っていなかった。

理想が美神母で、現実が六道母ですか…。
そーですか…。

・・・・・
・・・・
・・・
・・

零式は逃げ出した。
襟首を掴まれて逃げれなかった。
(恐えぇぇぇぇぇぇ;;)

持ちましたねー式神っぽいの。
一応このSSでは、千と幸は式神とは別の存在に位置づけようかと思っています。
その位置づけは作中でしていく予定です。

封印理由もその内、本編か番外編で書きますんでご容赦を。

…ちなみにヤタの売約先は…秋桜様の胃袋の中という事で (マテ

いいですね〜。そのツアー。
逝ってみますか?


では、皆様次回の更新で〜〜〜〜!!
(終わるのか戦闘?どうなる連続投稿記録?)

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