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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜11 (GS)」

零式 (2006-08-10 19:46/2006-08-10 19:53)
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<アシュタロス>


私が平安京を発って3ヶ月、目的の人物”ヨーロッパの魔人”こと”ドクター・カオス”の居場所を探し当て、ある森の中にある家(小屋?)に尋ねて行き、開きっぱなしの入り口付近に着いた時だった

目的のドクター・カオスと思われる人物が老婆に折檻されている姿が、物凄い音とともに見受けられた


「(うゎぁ・・・・。)」


その時その有様をみて、声を出さなかったのは自分でも良かったと思う
兎に角凄まじい物が感じられた

「(未来の義息子(横島の事)が美神令子に折檻されているより凄いかも知れんな・・・。
ん…?何か言っている?
『ミ○チン先生、ごめんなさい』と何度も言っているのが聞こえてくるな。
なんとなく納得してしまう。
声がだんだん小さくなってきているなぁ…。
うわっ!そこまでするのか・・・?)」

―アシュタロスは脳内で未来の世界(人間界)でたまたま見ていたテレビ番組(某食品メーカーが提供していた人間界で放送されていた”小○女 セ○ラ”)の初期の頃よく見られたシーンを思い出して何となく涙を流していた―

数分間繰り広げられていたそのシーンがようやく終わりを迎え老婆が此方を見る

「(先ほどの話の内容からすると、家賃を回収しにきたらしいな。
これからの事を考えると、あまりこの辺りに近づいてもらっては困るし。
…仕方ない。
私が多めに払っておくか。
しかし、過去も未来もあまり変わらんようだな…この男は。)」

そう考えた私は、懐から金貨の入った皮袋を老婆にさしだし老婆に退場してもらう事にした


老婆が立ち去り暫くすると、漸くドクター・カオスが復活し、私に椅子を勧める
その勧めに従い私は席に着いた

「(いよいよか…。何としても協力を得ねば…。)」

と思いながら…


<カオス>

なんと、まさかあの”恐怖公”のアシュタロスが私を訪ねて来るとはな
しかも私の協力が必要だという

何か人に協力を求めねばならぬ事でも起きたのか?
…いや、起きようとしているのか?

私は疑問に思い彼に問いかけた

「魔神であるお主が、人間である私に協力を求めるとはな。
何か魔界の方で起きたのかね?
…最も、何か起きたのだとしても今の私では役に立てるとは思わんが?
とするとだ、推察するに、これから何か魔神であるお主でも手に負えぬ程の事が起きようとしているのか?」

そう彼に問いかけると、アシュタロスは腕にしていた腕輪を軽く撫でる
するとその腕輪にある宝玉から光が発せられ、私達をある時代の様子を上空から眺めるような視点で映し出した

「これは…?」

それは現在から約千年後と1,400年後の未来の世界だという

私は先ず、約1,000年後の世界の未来の私自身の姿を見せられ頭を抱えた

…まさかアソコマデ惚けが進んでいようとはな…

が、その後に続いて流れた歴史に私は唖然とした

…アシュタロス自身が未来で起こす戦
…それに立ち向かう者達
…そして、強大な魔神の力を退け訪れた時に起きた悲劇
…その後に訪れたつかの間の平和


そして…


自らの利権を得る為に護る為に、救世の英雄とも呼べる若者を犠牲にする愚かな存在達


…そして世界は終焉を迎える


「何と愚かな!!」

私は思わず絶叫した
今見た世界は紛れも無い事実なのか?
…何か小細工をした様子も見受けられない
或いは目の前にいる存在になら、今私が見た物に手を加える事も容易いだろう
しかし、私が最も頼りにする頭脳がそれを否定する

眼前の存在は、未来からやってきた存在だという事と共に

”あれは現実に起こることだ”


<カオスの家>

「何故、私に見せた?」

カオスが疑問を口にする
瞳の色を暗くし生気を失った表情をうかべながら…

「その方が手っ取り早かっただけの事。
それに、貴方なら私との会話から真実を見出す事もできるはず。
だったら、下手に偽りを言ってばれるよりも、初めから真実を語り協力を得た方が良いだろう?」

アシュタロスはカオスを見つめ答えた


「確かにな…。」

カオスは呻く様な声を発する

「今はこの頭脳が恨めしい。
せめて凡人並だったら、お主を嘘吐き呼ばわりするだけで済んだはずなのに。」


時間だけが流れていく


そして

「ドクター・カオス。
今見た未来を変えるため協力してほしい。
…宇宙意思を納得させ、影響を最小限にする為には、私自身が直接行動するのではなく、その時に存在する人間達が対応するしかないのだ。

だから、私は自らの望みも一端諦め今此処にいる。
未来での人間達の…あの少年を助ける為に。
その為に私は、貴方に更なる知識を得る鍵となるべくこの時代にやってきたのだ!」

とアシュタロスは言葉に力をこめて言った

更に時間が経過する

まだ明るかった空はいつの間にか暗闇となり満月と星が輝いていた

そして

「良かろう。
私とてあの時代まで存在する1人の男だ。
協力は惜しまん。
それに、魔神と未来と宇宙意思に挑戦すると言う事ではないか!
滅多に経験できることではあるまい!!」

と、先程までの沈痛な面持ちとは違い”わははは”と胸をはりながら答えるカオスであった

―いまここに、歴史上最も”まっど”で”さいえんちすと”な組み合わせが誕生したのである―

この組み合わせが未来の世界にどのような事をもたらすのか
それは、これからのお話…


初めてアシュタロスとカオスが顔をあわせ、協力関係を結んでから更に数ヶ月
アシュタロスはカオスのアジト(カオスとアシュタロスが創った)と自らのアジトを異空間で繋ぎ既に何度か行き来していた
そして、カオスに技術の手ほどきをして、気分転換に外へ散歩にでかけた時ふと森の奥の方から何かの微かな泣き声と何かしらの波動が感じられる事に気付いた

「森の動物…ではないな。」

その気配がするほうに近づいて行くアシュタロス
そして其処には・・・・・・・・


「おぉぉぉぉっ!!(か、可愛い!)」


と何かを見つけました…


 ―十数分後―


ドンドンドン

カオスのアジトの扉が激しく叩かれる

アシュタロスに何かあったのかと思い急いで扉を開けるカオス

其処には・・・・・・・・・・・・

金髪と銀髪の赤子を抱えた、すご〜く・ものすご〜〜〜く幸せそうな笑顔を浮かべた、ゴッツイ知り合いの魔神が立っていたとさ


あとがき?

どもっす!零式っす!!
カオスとアシュタロスの対話のお話でした。
いかがだったでしょうか?

一部の内容については突っ込まんといてくださいw

最後に登場した赤子については、某鳥と共に活躍する予定のキャラです。
次回からはタイトルにオリキャラ表示つけた方がいいのかな?と思っています。

では、レス返しでっす!

 BLESS様
毎度です。
ほんと暑さがキツイ;;
婆さんは関係ない人ですはい。
勢いとノリで登場させました。
カオスは昔からあーゆーキャラだったということでw
宿命なのでしょうね^^

 かなりあ様
これからですよー。
がんばりますです。
オリジナリティだせるように^^

 内海様
実は、カオスの登場シーンはこれしかねーーーーーと思ってたんです。
実の所。
そうですね。カオスとアシュ様性格あいそうですよね?
カオスがボケでアシュ様が突っ込みか?
よくよく考えてみれば人間の中で一番知識持ってるはずなのに。
まぁ、カオスだしな・・・。

 秋桜様
お初です。よろしくお願いします^^
アシュ○○マン・・・・。
あぁwあっちの方に話もっていきた・・・・(マテ
まぁ、一応シリアス+一寸ボケでいきたいですね。アシュ様は。

 カタリナ様
お初なのかな?よろしくお願いします^^
まぁ、その辺はカオスがまだ絶頂期手前ということで。
純粋な?人間として魔力に偶然にも気付いたと言う事にしてください。


では、皆様次回の更新でオアイシマショウ〜〜♪(あちぃ〜〜〜;;)

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