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▽レス始

「妖との仲介人 8件目(GS)」

ラッフィン (2006-07-31 06:30/2006-07-31 21:45)
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「六道女学院の除霊合宿ですか?」
「ええ、毎年行われるのよ。で、私がそれの引率みたいなことをすることになってるの。けど、アンタは留守番ね」
「まぁ、男ですから仕方ないですね」
「あら?アンタなら『なんで俺もつれってってくれないんスか?』とかいうと思ったのに」
「美神さ〜〜ん」
「冗談よ。ってことだからその日は休みよ」
「わかりました」

横島は今週末にある合宿行きを断った。その日は雪蛍、タマモの二人と一緒にいようと約束していたのだ。最近は、妙神山にいったり、人狼の里に行ったりとなかなか妹達に構ってやれなかったので、その日は一日付き合おうと決めている。
不意に雪蛍が横島の服を引っ張った。

「どうした?」
「あのね、海って何?」
「海は大きい水溜りでその水はしょっぱいんだ」
「そうなの?行ってみたい」
「あ、私も行ってみたい」

六女の合宿が海で行うと聞き、海に興味を持った雪蛍は提案する。それに、すかさずタマモも便乗した。横島としても断る理由がない。可愛い妹の頼みだ、答えてあげるしかあるまい?ということで快く了承する。が、そうすると一人で留守番することになる者がいることに気付く。

「シロ、お前も行くか?」
「はい、拙者も行きたいでござる。いいでござるか?」
「もちろんだ。ただし、仲良くな?」
「はい!」

シロは妹ではないが、横島の可愛い弟子だ。一人にするのは可哀想だと誘ってみる。モチロン、了承するシロ。最近はなんだかんだで雪蛍とタマモとも仲良くなっている。横島のことがなければ二人とも優しいので仲良くなれるのだ。3人は、仲良く海の話で盛り上がっている。そんな彼女らを微笑ましく感じ眺めている兄馬鹿がいた。

――合宿当日――

「私のドライビングテクニックに着いてこれるかしら?」
「それはこっちの台詞なワケ!」

生徒と教師の乗っているバスの隣で今回、特別顧問として合宿に参加している美神と小笠原エミが壮絶なレースを繰り広げている。
そのバスの中でおキヌは首から下げている小袋をボ〜っと見つめている。そんな様子に気になった隣に座っていた同じクラスの友達、一文字魔理が話しかけた。

「どうしたんだ?ボ〜っとして」
「え?あ、一文字さん。なんでもないですよ」
「なんでもないってことないだろ?朝からそんな様子だし。なんかあったの?」
「いえ、本当になんでもないですよ」
「さては・・・横島って男のことだろ?」
「(ドキ)そそそ、そんなんじゃないですよ〜!!」

おキヌは嘘が下手だった。中学では不良で通っていた魔理だが、面倒見がよかったり、幽霊にも優しく接することが出来る女の子だ。おキヌの様子を見て放ってはおけるわけがない。

「ほらほら、あたししか聞いてないから言ってみって」
「えっと、実は・・・」

観念しておキヌは話始める。
横島が妹達と旅行をするというのを聞いて羨ましいと思っていたらしい。が、話を聞いた魔理が気になったのは妹達という部分である。

「あいつに妹っていたの?」
「あ、いえ。実のってわけじゃなくて。横島さんが保護している妖怪なんです」
「へえ、あいつがね〜。信じられないな」
「そんなことないですよ。横島さんは優しいですから」

優しいと言われても、魔理の横島のイメージは前のクラス対抗戦のときの姿しか思い浮かばない。横島の変化を知らないので、信じられないのは当然だ。おキヌもそれがわかっているのだが、自分の想い人が勘違いされたままというのはなんだか悲しく思った。

また、小袋を見つめる。これは、おキヌのことを見送りにきた横島が渡してくれたものだった。おキヌが元気がないことをわかっていた横島が心配になりお守りと渡したのだ。渡されたときは嬉しさでいっぱいだったが、時間が立つとまた羨ましいな〜という想いが大きくなる。これも乙女心というものですかね?

「ん〜!!ずっと座ってると体のあちこちが痛くなるよ」
「そうですね。この後の予定ってなんでしたっけ?」
「えっと・・・あった。この後は大広間でミーティング、その後部屋に荷物を置いて夜まで就寝。で、除霊実習だって」
「ん〜、今から就寝か〜。寝れますかね?」
「あたしは自信ないよ」

現地に到着した六女の関係者らは大広間に集まり、今後の予定の確認と除霊実習についての話を聞き、解散になりそれぞれの宛がわれた部屋に移動する。
おキヌは魔理とクラス委員の弓かおりと3人部屋だ。

「まだ眠くねぇのにな〜」
「ぐだぐだ言わないでとっとと寝なさい!そんなんじゃ夜は役立たずで終りますわよ」
「んだと!」
「まぁまぁ」

こんなことを言ってはいるが、なんだかんだで仲の良い3人はしばらくすると寝息を立てていた。そのときから、おキヌが首からかけている袋からかすかに光が放たれていたのだが、寝ている彼女らは気付くことはない。


――横島兄妹+弟子――

ブルン、ブルルルゥウウウウウウウウウウン・・・

一台のサイドカーバイクが高速を走っている。乗っているのは一組の男女+動物2匹。女が大きなバックを抱えていて2匹の動物がバックの中から顔を出している格好だ。一組の男女とは横島と雪蛍である。ということは2匹の動物とは、言わなくてもわかるだろう。ヒントは狐と犬・・・狼だ。

バイクの免許は持っていたがバイクがなかった横島。しかし、雪蛍とタマモが海を見たいと言うので連れて行きたいが、移動手段が電車しかないので不便と親に相談したところ。次の日に、このバイクが贈られて来たという。しかも、旅館まで手配しているという用意の良さ。親馬鹿全開である。

「風が気持ちいい〜♪」
「天気がいいな〜。まさに絶好の海水浴日和だぜ」
「あ!車に抜かれたでござる!!」
「横島、飛ばして!アレを追い抜くのよ!」

4人(2人と2匹)は順調に目的地に向かっていた。今、向かっている旅館は近くのホテルがあるものの、料理のおいしさと露天風呂から見える絶景で人気が衰えることがないことで、有名なところだ。さすが、太樹と百合子が選んだ旅館である。

「これが海・・・」
「ほえ〜・・・」
「すごいでござるな〜♪」
「初めての海を見た感想はどうだ?」
「「「広〜い!」」」

旅館に到着するやいなや、タマモとシロは人化する。横島達は予約していた部屋に荷物を置くとすぐさま海に出て来た。横島以外は初めての海を見て圧倒される。雪蛍は目がキラキラ輝いているし、タマモは顔が赤くなっていて興奮していることが見て取れる。一番判りやすいのがシロで、尻尾がブンブカ揺れる。そんな3人を見ていると横島も連れてきてよかったといい気分。

「よし、お前らは着替えてこい。その間に俺はパラソルを立てておくから」
「「「わかった(でござる)」」」

横島は下にすでに水着を着ているので服を脱げばOKだ。雪蛍達に水着に着替えてくるように勧め、自分はパラソルを立てることにする。少女達3人は勧められるまま着替えに向かう。

「お兄ちゃん」
「横島〜」
「せんせ〜い」

パラソルをたて、シートも敷き終わり準備完了というところで、着替えから3人が戻って来る。シロは名前通り白いスポーツタイプの水着、タマモは水玉模様のビキニでスカートのようなヒラヒラがついている。雪蛍は青いビキニのパレオ着きの水着。3人が3人ともよく似合っている。周りにいた他の海水浴に来ていた男達も3人に思わず振り返るくらいだ。横島に向けられる視線がイタイイタイ。

「3人とも良く似合ってるぞ」
「えへへ〜♪」「当然よね♪」「嬉しいでござる〜♪」
「よし、遊ぶか!」
「「「お〜!」」」

3人は海は初めてで、どんなことをして遊ぶかもわからない。必然的に横島が決めることになる。まずは、基本の水かけっこで遊ぶことにした。

「おら、いくぞ〜!」
バシャ!
「冷たい!やったわね。お返しよ」
パシャ!
「拙者の攻撃を避わせるでござるか?」
バシャバシャバシャバシャ!
「お兄ちゃんを集中攻撃〜♪」
パシャアアアア!
「ぬお!卑怯な・・・だが、負けない」
バシャァアアアアアアアア!

砂の城を作ったり、ビーチバレーをしたり、西瓜割りをしたり。思う存分海を堪能する4人。みんなとても楽しそうだった。


――六女のとったホテルの浜辺――

「第一陣出撃ダ!」
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

水平線の向こうから津波のように霊の群れが飛んでくる。普段なら異様な霊気に気付きすぐに対応するのだが、今は除霊実習、夜に行うことになっているのでみんな眠っている。美神やエミはプロだ。眠っていても霊気を感じると起きることが出来るが、霊気を探知するにはもっと霊がホテルに近づかないといけない。しかし、霊気を感知し起きた時には令子達は平気だろうが生徒達を護ることは無理だろう。本人達は知らずに危機が迫っていた。

おキヌは浜辺に立っている。周りにはクラスメイトや魔理、かおりの姿もあった。みんな楽しそうに遊んでいたが、海の向こうからと突然霊団に襲われてしまう。遊んでいてそれに気付かなかったみんなは抵抗することも出来ずに霊団に飲み込まれてしまった。

「きゃあああ!」

布団を跳ね除け上体を起こす。そこで、さっきのは夢だと解かりホット息を吐く。隣では幸せそうな顔で眠っている弓と布団を蹴飛ばして寝ている魔理がいた。

「夢か・・・よかった〜」

ふと、首に下げていた小袋に目をやると中にある何かが青白い光を発光している。袋を開けて中にあるものを取り出してみると、それは2つの文珠だった。それには、<見><鬼>とある。おキヌはもしかして、と思い外を見た。

文珠が激しく反応して、海の向こうから霊団が迫ってくるのを報せてくれた。慌てて、魔理とかおりを起こす。

「・・・ふにゃ?どうしたんだ?おキヌちゃん」
「あふ・・・もう、時間ですの?」
「外、外を見てください。大変なことになってます!」

言われるままに外を見た二人も驚愕する。夜に行うはずなのにもう霊が現われている。しかも、数が半端ではなく多いときた。考えている時間はない。とにかく、美神や鬼道に報せに部屋を出た。

ドンドンドン!
「美神さん、大変です!」
カチャ
「何よ〜?っておキヌちゃんじゃない!そんな慌てて何があったの?」
「外に霊団が現われて。迫ってきてますの!」
「急がないとやばいぜ!」
「なんですって!!」

おキヌ達3人の話に驚愕するも、すぐに落ち着き指示を出す。

「おキヌちゃん達は大広間に待機!」
「「「はい!」」」
「冥子は先生らと一緒に生徒を起こして大広間に集めて!」
「わかったわ〜」
「エミ!」
「わかってるワケ。私達は霊団に対応でしょ?」

各々それぞれ動き出した。20分かけて生徒は全員大広間に集合する。そこから担任が担当クラスを纏め、外に出る。最初は眠っているところを叩き起こされ不満たらたらだった生徒達も状況を理解し、気を引き締める。
最初のクラスが外に出たときには美神とエミはすでに霊との戦闘を始めていた。

「絶対に一人にならないように。固まって除霊を行ってください」
「「「「「「はい」」」」」」×クラス全員

先生の指示に従い、皆固まって除霊を開始する。今回は除霊実習ということで基本の破魔札、霊体ボウガン、神通棍などといったオカルトの一般道具しかない。おキヌのネクロマンサーの笛や、A組の代表選手が持っていたペルソナの仮面などの固有道具などは使用禁止になっていたので、持ってきていない。
故に慣れない戦い方の戦闘で弱霊相手に苦戦を強いられる生徒が何人も出た。
それでも、優秀な生徒はなんなく除霊できたりもするのだが。

「え〜い!」
バシュ!
「キュ〜・・・」
「ああ、私はなんてことを・・・」
「何いってんの!見た目に騙されちゃ駄目でしょ!」
「は、はい!お姉さま」
ゾク!
「(お姉さまって呼ばないで。呼ばれるたびに背中に悪寒を感じるわ。私にそっちの趣味はないのよ)」
そう思っても声には出さなかった。

霊との戦闘を始めて30分、第1、第2波と退けた六道女学院の生徒達だが、途切れることのない霊の進行に除々にだが押され始めてくる。そのフォローを特別顧問である美神やエミ、教師らがしている。それでも、時間がたつ毎に霊のほうが有利になっていき、陣形が崩れさらに霊が進行するという悪循環になってきた。もう、教師や美神でもフォローしきれなくなってくる。

「すいません、C組の援護をお願いします」
「わかった。夜叉丸!」
「F組が崩されました」
「私が行くわ。おたく、案内するワケ」
「はい」

エミや鬼道らに援護の依頼が絶えなくなる。こちらでは美神がA組の援護をして奮闘していた。

「全部纏めて極楽に行きなさい!」
バシュウウウウウウウ

神通棍を鞭状に伸ばし複数の霊を人祓いで除霊する。近くで見ていた生徒はその技に見惚れてしまう。

「あんた達手がとまってるわよ!シャキっとしなさい」
「「「は、はい!」」」
「ったく、祓っても祓ってもきりがないわ」

美神の一括ですぐに除霊を再開した生徒を見送りぼやく。今、霊団は第3から第4へと突入していた。対してこちらも3分の一の生徒が疲弊して脱落している。被害は霊のほうが多いが、戦況としては明らかにこちらのほうが分が悪い。霊は統率のある動きをしていることから、向こうに頭のきれる指揮官がいることはわかっている。
その指揮官を倒せば戦況は大きく変わるのだが・・・。
そこまで考え思考をやめる。まずはこの状況をなんとかすることに集中しなければならなくなったから。

「こっちに援護をお願いします」
「わかったわ。あんた達も頑張りなさい!」
「はい」

ふと、脳裏に浮かんだのは自分の事務所でバイトをしている男の姿。バカでスケベで情けなかったが、最近は妹が出来て変わってきた。何をするか予想が出来ないがこちらの期待以上の結果をもたらすワイルドカード。

「ったく、こんなときにいないんだから」

ここに彼がいても今とそんな変わらないと思うが、何故か期待してしまうのが不思議で仕方ない不思議な男。

「ま、ないものねだりしても仕方ないか」

ため息ひとつつき、美神は最前線で霊と対峙し生徒の援護に走ろうとしたとき、白い影が横切り霊団を突き抜けた。

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオン」
ボボボボシュウウウ

「へ?」

その光景に霊も生徒も美神も、その場にいた全てのものの動きがとまる。そこに再び白い影が霊団を突き抜けてさっきとは逆方向へと横切って去っていく。白い影が去っていった後に残されたのは、戦闘途中で動きのとまっている呆然とした霊と六女の関係者であった。

そんな中、美神にはさっきの影に見覚えがあった。ちょっと前に事務所で預かることになった人狼のシロである。そう偶然にも横島達は六道女学院が除霊実習をする浜辺の隣の海水浴場に来ていたのだ。

「シロ?でも、今頃あいつと一緒に海に行ってる・・・ってまさか!」

その場を六女の教師に任せ、後方で援護をしている六道冥子のところへ向かう。そこにはちょうどおキヌもいた。おキヌはヒーリングが使えるので、クラスでも比較的後方に配置されているのだ。

「冥子!ちょっと、クビラで隣の海水浴場から横島君がいるか探してくれない?」
「令子ちゃんの頼みですもの〜。やってみるわ〜」
「美神さん、横島さんがそこにいるはず・・・」
「さっきシロがそっちに走っていくのを見たの。シロは横島君といるはずでしょ?」

冥子は霊視、索敵の能力を持つネズミを模した式神であるクビラで横島を探す。見つけるのは簡単だった。隣の海水浴場で霊気が大きい人物を特定するだけでよかったから。

「見つけたわ〜」
「本当?じゃ、さっそく連れて「すいません!D組の援護をお願いします」って、すぐ行くわ」
「え?横島さんを呼ぶんじゃないんですか?」
「そうよ。でも、私はいけないから。おキヌちゃん、行ってきてくれない?」
「はい、わかりました」
「じゃ、冥子。後はお願いね」
「は〜い」

美神はそのまま援護をするためD組のところに向かう。冥子は瞬間移動能力のあるメキラを出す。

「じゃ〜、おキヌちゃん。いい〜?」
「はい!」
「出発〜♪」

メキラの能力が発動し、二人の姿がそこから消えた。


――数分前・隣の海水浴場――

「は〜、たくさん遊んだ〜♪」
「ちょっと、休憩するか」
「賛成〜」
「え〜、まだ動き足りないでござる〜!」

横島達は充分遊んだと思っているのだが、シロは物足りないようだ。さすが、子供でも人狼。身体能力の桁が違う。

「もう、充分だろ〜?」
「え〜、遊ぼ、遊ぼ!」

横島は少し考えバックの中からフリスビーを取り出す。

「よし、これを俺が投げるから10分たったら追え。これを取ってくるんだ」
「わかったでござる!」
「いくぞ〜、そら!」

<飛>

横島はフリスビーに文珠を使い落ちないようにすると、フリスビーを飛ばす。フリスビーは文珠の力も加え、高速で飛び林を越え、消えていく。シロは気合充分にクラウチングスタートの構え。10分が経ち猛然と走っていった。それを見ていたタマモは『フリスビードック』を思い出し思わず呟く。

「完全に犬ね・・・」

これが先ほど霊団を突き抜けた白い影の真相である。それから、フリスビーを取ってきたシロをジュースで労ってやっていると、メキラで瞬間移動してきた冥子とおキヌが現われる。

「横島さん、手伝ってください!」
「え?おキヌちゃん!水着姿でどうしたの?」

突然目の前に、しかも水着姿で現われたおキヌにあたふたする横島。後ろの妹+弟子の視線が痛かったり。おキヌのほうも水着姿を思い出し両手で体を隠すようにして照れる。が、すぐに状況を思い出し説明をした。

キャ!ってそんな場合じゃないんです。あっちで大変なことがあって」

おキヌの説明を聞き、横島はその依頼を受けることにする。横島がOKなら妹達もついてくる。こうして、助っ人が4人追加されたのだった。

「せっかく遊びにきたのに・・・」
「もうすぐ、夕飯の時間・・・」
「悪いな。でも、放ってはおけないし」
「手伝ってくれたら〜、ご馳走を〜いっぱい用意するわ〜」
「ごめんね。雪蛍さん、タマモちゃん、シロちゃん」

不満たらたらの雪蛍・タマモ姉妹。申し訳ないと横キヌ、が冥子がその代わりご馳走を用意してくれるというのでなんとか納得してもらう。そして、メキラの能力で再び除霊実習場所へ跳んだのだった。

「横島君!」
「美神さん、話は聞きました。状況はどうなってますか?」

除霊実習の場所についたとき、目の前に美神の姿があった。ただ、戦闘思考に入ってしまったため、美神は水着姿なのだが反応がない。妹達は少しホッとした。
一方、横島が現われた途端に安心している自分がいることに美神、おキヌ、冥子は気付いていない。
状況を理解した横島達に美神は言い放つ。

「さあ、反撃開始!行くわよ!」

さあ、六女の反撃の始まりだ。


あとがき

ボケろ、ボケろと血が騒ぎ出すwラッフィンです♪

宣言通り、六道女学院の除霊実習編でございます♪いや〜、これを書くにあたって魔理や弓は思い出せたんですが、クラス対抗戦の代表選手が思い出せなくて原作をもう一回、確認しましたよ。でも、この話ではあんま関係なかった・・・OTZ
そういえば、今まで1話解決だったのに、今回は終ってない。初の前後編ですかな?いや、そもそも次で終わるのか?終わらせよう・・・

毎回、感想をありがとうございます。でも、なんででしょう?みなさんからもらった感想を見て嬉しく思いますwそして、レスを返す段階で『ここで一発ボケを!』と騒いでいる自分がいます。こんな私は駄目でしょうか?

そして、しばらく話に六道女学院を絡ませるつもりですwもちろん、妖怪の街のことも書きますよ。それが本題ですから。でも、それよりも六女での話のほうを楽しみにしている人がいるんだろう〜な〜・・・ぶっちゃけ、そっちのほうが圧倒的に書きやすいんですけど(爆)そんなわけで今後は、原作にも出て来た代表選手など半オリキャラを出していきます。私に書けるのか不安ですが・・・精一杯やりますのでこれからもよろしくお願いします。

では、次回にまたお会いしましょうw


レス返しです♪


パッサッジョ様

>なんつー罰当たりなことする
そうですよね〜、罰当たりな!やるならフードつきの服を着て初詣で賽銭箱の近くに立てばいいんですよ。賽銭箱に入れる前だから罰はあたら・・・ハッ!
『超』『兄』『貴』ごめんなさ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!

>オチを忘れない男
それが横島の横島たる所以ですw

>彼女達の眩しい姿を撮るための
と準備していったら、テカテカに光る眩しい筋肉美が撮れることでしょうw笑顔にはご用心(笑)

>ひぐらしが聞こえちゃう〜
ごめんなさいごめんなさい・・・


秋桜様

はじめまして〜♪ですよね?

今は何も言えません。言えるとしたら、しばらくお待ちくださいってことですねw

>足りないお礼
次から彼女達は積極的に横島に近づいてくるでしょうw


かなりあ様

嫉妬に身を焦がす乙女達に1票お願いしますw
まぁ、独立を考えているなら指揮能力も必要になってきますしw


内海一弘様

>一般常識が身に着いてご近所や家族を守る意識
ただ単に、散歩に付き合いたくないから理由つけかとw

>意外とタイガーが活躍してましたね
タイガーは活躍させるのが難しいです・・・実感しました。

>自ら泥沼へと
だって、横島は泥がよく似合いそうで(え?


寝羊様

暑いですっよね〜・・・さすが夏ですw

>普通霊団ってGSなったばっかりの見習いがいくらチーム組んでるからって、そうそう除霊出来るもんじゃないと思いますんで
原作ではシロとタマモが六女の合宿のときにやってたんで、横島とピート、雪蛍なら出来るだろうと書きましたw

>年をとるごとに守備範囲がなくなる恐怖・・・一度味わってみてはいかがですか?
いや、しばらくは平気ですよ。今、私には女っ気が全くありませんから・・・
自分で言ってて悲しい(泣)


meo様

>さすがにシロには無理っぽい
シロは防御は好きじゃないんで無理ですね・・・
人狼は防ぐより避けたほうが簡単ですしw


読石様

>もっとしっかり管理しとけやって感じですな。
確かにそうですが、霊は霊感のない人には見えませんから。危険視しにくいですし、仕方ない気はしますね。観光名所になったりもしてますしw

>戦闘系もう一人位連れて行かないと、危険に対処出来ないぞ。
そうですね・・・危なかった〜・・・
でも、タマモや小鳩が怪我したりしたら横島を怖くて見ることが出来ませんw


亀豚様

>読みまくりたいのでね
嬉しいです。嬉しすぎて超兄貴をプレゼントしたいくらいに(ちょっとマテ

>恋する乙女達には、アシュさまさえ、裸足で逃げ出すだろうなぁ
はい、馬に蹴られて死んでしまいます。ご注意を!

>ウラヤマシイ目には
私もあいたいですね。修羅場は勘弁ですが・・・

>アイタイデスナァホッペにチュウいいなあ
な、なんてことを・・・あなたは数多くある禁句のひとつを言ってしまったようだ・・・
あれ?電波がきれた?・・・・・どうかご無事で・・・


whiteangel様

>キミ達
その先(爆)があるのですか?
指定されてないので書けませんw

>鼻下が伸びてるんでしょうね。
半分正解です。もう半分は恐怖に引き攣ってます(笑)

>制裁
すでにされてます。これ以上やるとなると可哀想になってくるんですよ・・・


ヒガンバナ様

>ラッフィンさんとこの方に走っていっちまったい
のわ!なんてこったい!ハリーアップ!ネオ・ジオン軍量産型MSギラ・ドー○!!
くそ、駄目だ、間に合わん!迎げ・・・あぎゃああああああああああああああああああああって、あれ?ハ!そうか。今回は私も暴走はしてない。不幸中の幸いだったwふう、さてと(ゴソゴソ)・・・あった。(雪蛍とタマモの水着姿写真)・・・ジー・・・(ポンポン)ん?なんだ?『超』『兄』『貴』うぎゃあああああああああああああああああああ

>穏便に済まそうよ
無理です・・・自分達はやってないんですからw


通行人S様

>駄犬
一応、狼ですよ〜(笑)

>六道にも是非横島の魅力を解る子を登場させて頂きたいというのはわがままでしょうかね?
とりあえず、今後に何人か絡ませようとは思ってますので、お待ちください。


HAPPYEND至上主義者様

>全然進展していないおキヌちゃん
もったいないですよね。幽霊時代に『肉体があったらポイント高い』といわれてたのに・・・

>雪タマ達の意外な強敵
いつも最大の敵が一緒に登下校や夕食とってますからどうでしょうねw

>耳に息をかけながら囁けば、問題は無いということでしょうかっ?!!
いえ、気持ちがこもってなければ戯れの気持ちがあったら駄目です。100パーマジでやればOKですw

自動追尾型『超兄貴』。これはいける!さっそく軍事兵器として軍に交渉してみよう。とりあえず、後武運を!

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