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!警告!インモラル、壊れキャラ有り

「ひのめ にんぽうちょう 巻ノ02(GS)」

摩夜摩夢 (2006-07-30 15:25)
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 精神的に疲れ果てた横島を尻目に、ひのめは黄色い幼稚園バックから取り出したリリアンで一生懸命作品製作に勤しんでいる。
「にぃちゃんいる〜〜〜♪」
 軽くノックした後元気よく部屋に入ってくるのは、猫耳少女ケイである。 元居た山は結局開発されてしまい、横島と出会ってしまった後の美衣・ケイでは作業員を襲うなど出来なく。 流れ流れて横島が住んでいるアパートにたどり着いた。
「あ、ケイちゃんこんにちわ」
「ひのめちゃんこんにちわ♪ ? にぃちゃん元気ないみたいだけど、どうしたの?」
 ひのめが改めて横島に視線を向けると、横島は自分が流した涙を足の親指で線を繋ぎ、必死に令子らしき裸体を描いていた。
「おにいちゃんはね、ひのめのこのぴちぴちぴちぴちしたあまずっぱいみりょくをしたぎゅっとしめつけてとてもいいきもちになるひのめのろりろりしたぼでぃーを、たべたいけどたべれないジレンマにおちって、じぶんをごまかしているとちゅうなの♪」
「へ〜〜〜 そうなんだ。 
 じゃぁ、突然訳があって近くに引っ越してきたボクが、銭湯で一緒にお風呂に入るまで女の子だと気がつかなくてじっくりはっきり周りの目が異常者を見つめる視線にまで気がつかないほどボクのぷにっとした縦線を凝視していたにぃちゃんが我に返って大騒ぎしたけど鼻から流れている赤いたぎる様な血に気がついて頭を壁に叩きつけているのと一緒なんだ♪」
 言えて妙だが、ケイの言葉はほぼ事実である。 女の子を連れて銭湯に来ていた御父さん達が逃げるように娘を連れて出て行ったのも事実、国家権力出先機関の警察屋さんが来なかっただけでもマシだろう。
「とりあえず、おにいちゃんがこころのたなにおしあげるまでじかんをつぶしましょう」
「うん」
 作りかけのリリアンを仕舞い、部屋の隅においてある『ママキッチン』を取り出しホットケーキを作り始めた二人。 部屋の中に甘いいい匂いが漂い始めた。


「…だいじょうぶだおれ。 そう、おれはろりでもぺ度でもない… そう、ぼんぼーーーーんとしたグラマラスな肢体、色香が漂う大人な雰囲気。
 そう! そうなんだ俺は巨乳が好きなんや。 手からはみ出るぐらいに、もめば指の間から漏れるような質感。 ぷるんとはじけるようなプリンみたいな乳。 俺は正常だ、うん、そうだ正常なんや。HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
 色が抜けた表情にやっと色が付き始めた横島。 漸く自己精神の再構築に成功した様だ。
「あっ、先生おじゃましているでござるよ」
「暇だから遊びに来たわ」
「おっ シロにタマモ… 具はっ!!」
 再構築終わった横島が見たのは、ひのめと同じぐらいの幼女となったシロタマコンビだった。
「なななななななななな!」
「何でいつもの姿じゃないか聞きたいでござるのか?」
 おもいっきり何度も首を縦に振る横島。
「拙者、こう見えても9歳でござる。 偶には元の姿に戻って子供らしく遊びたいのでござる。 先生はこの姿、嫌いでござるか?」
 なみだ目+上目遣いで答えるシロ。 ちゃっかり女の武器も混ぜて横島を見つめる。
「私はほら、一人だけ大きくても遊べないでしょ。 やっぱり同じ視線で無いとおもしろくないでしょ」
 黄色いサマードレスに身を包んだタマモはお嬢様チックにころころと笑う。
「すまん。 ちょっと心が疲れてて、どっか遠くへ逃げ出したくなったから。 それに、お前たちの元の姿度忘れしちゃってて…」
 支離滅裂だが再々構築に成功したようだ。 タマモの目線うんぬんかんぬんは納得できた、横島にも似たような記憶がある、同じように遊ぶなら目線は大事だ。 
「で、何して遊んでたんだ?」
「かぁちゃんがパートの帰りに貰ってきたこれ♪」
 ケイが横島の手を引っ張ってちゃぶ台まで手を引く。 ちゃぶ台の上に展開されていたのは『人生ゲームEX 〜波も嵐も踏み越えて〜』であった。
「うぅーーん 俺が知らないバージョンだなぁ」
 遊びにはちょっとうるさい横島。 自分の知らないボードゲームに興味が出てきた。
「とりあえず私達のが終わるまで見といたら?」
 タマモの提案に頷き、ケイの頭越しに観戦する。

「じゃぁ、ひのめね」
 ひのめはコマをまわし目を出す。 目は『5』。
「1・2・3・4・5 と、えっと、

『お兄ちゃんが夜景の綺麗なレストランを予約。 ゴム製品が手元にあるなら上の方へ』
 だって。 確か持ち物に… あった♪」
 すっと視線を伸ばすとけばけばしいピンク色したルートに車を進めるひのめの手が見えた。 いやな予感に横島の顔が引きつる。
「では拙者でござるな」
 『2』

『ツンデレ上司の目を盗んでアタック。 技術<逃走>を所持しているなら下に進む』
 で、ござるな。 おっ! 拙者は所持しているので下の方でござるな」
「じゃぁ私ね」
 『4』
「なになに?
『登校中彼に体当たり、パンモロで印象度アップ。 『印象』+4』
 やった♪ これで私魅力がアップ、次から魅力修正が付くわ」
「(魅力修正ってなんじゃーーー!!)」
 横島は心の中で突っ込みを入れる。 タマモはうきうきと自分のボードにプラスチックのピンを差し込んでいく。
「ケイの番だね。 『5』だから…
『怪しい店主に薬を貰う、『料理』『器用』『黒い笑み』を持っているなら次回からアタック解禁』
 やった♪ みんなこれでボクの勝ちは半分決まったよ♪」
「むぅーーー だけどみかみのなにおいてしょうぶでひくことはないのよ」
「ふん、まだまだ余裕余裕。 逆転する機会はまだまだあるから」
「拙者もあきらめないでござる」
 と、4人の台詞に気になって気になってごくごく普通の『人生ゲーム』出ない事を確信した横島。 部屋の隅においてある箱を注意深く見つめる。
「?」
 箱の名前と取扱説明書の名前が微妙に違うのだ。
『(おにいちゃん好き好き大好き)人生ゲームEX 〜(世間の)波も(常識の)嵐も(モラルも)踏み越えて〜』 By回船堂
「…なぁケイ」
「なに?」
「美衣さんってどこでパートしてたっけ?」
「かぁちゃん? えっと、秋葉原の喫茶店。 耳と尻尾を出していると300円アップなんだって」
 …
 …
 …
『御主人様に御奉仕する にゃん(はーと)』>美衣 クラッシックメイド服 甘えんぼバージョン
「(いいかもしれん… てか、御奉仕されてぇぇぇぇぇぇぇ!!)」

 少し遠くの世界へ羽ばたいてしまったが謎は解けた、所謂同人ゲームだ。
「つづけるね。 えっと
『ほろ酔いお兄ちゃん、前後不覚で寝てしまう。 夜は長いのでとりあえず神魂合体(はーと)』」 
 ひのめの台詞に思わず上腹部に手を置く横島。
「拙者は
『愛の逃避行に変更。 里に連れ込んで上から下まで嘗め回す。 天狗の鼻は特に念入りに』
 でござるか。 クククククククククク」
 横島のこめかみに冷たい汗が張り付く。 胃が締め付けられるように痛くなってきた。
「くっっ 私は負けてられないのよ! えっと
『通り雨でお互いの服が透けて見える。 狙った獲物は逃がさない、体育館倉庫に連れ込んでおいしくいただく』
 そうか、あそこならめったに人は来ないわね… それに女子高だし」
 何を考えているのかわからないが、タマモの目はギラギラと輝き、唇をなめる舌がなにやら怖い。
「このまま逃げ切るんだ。
『痺れさせた身体を押し倒し、じっくりたっぷり堪能する』
 えへっ♪
『疲れ果てて寝ているところに両親乱入。 『1』が出ればゴール』
 みんな覚悟はいい? いくよ」
 ケイの手に4人の視線が集まる、深呼吸を1回2回。 横島の背中には滝のように脂汗が流れ落ちる。
 コマが周りカラカラと鳴り響く。   
 長いようで短い時間。 結果は出た。

『責任問題 妊娠発覚 おめでとうございます。 貴方は勝利者です。
 末永く薔薇色の道を突き進んでください』
 だね。
 ねぇにぃちゃん、実際こんなことが起こったらどうする?」
「あああああああ…」
 何故かがたがたと震える横島。


「「「「なんてね♪」」」」
 緊張の糸が切れ崩れ落ちる横島。 放心状態の横島は、まだ1日もたっていないことに気がつかないのであった。

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