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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜3(GS)」

零式 (2006-06-23 12:43)
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<アシュタロス>

平安京の外れにあるとある森の中
その一角に空間の歪みが発生し、その中から何者かが出てくる
その存在は

「ふむ・・・。どうやら、着いたようだな。」

と呟きながら周囲を見渡す
視線の先にある大きめの木の枝に止まっている鴉を見つけると、右手をその鴉の方にむけ少量の魔力の照射を始めると、その鴉は一瞬で金縛りにあったかのように固まり地面へと落ちていく
アシュタロスはその鴉の側に歩み寄り抱き上げると、今度は指先を鴉の眉間にあてると何かを念じる
次の瞬間、鴉は覚醒しアシュタロスの肩へと移動する

「すまんな・・・。使い魔を創っても良かったのだが、万が一ということもあるのでな。
少しの間だけ手伝ってくれ。」

鴉に視線を向けながら話しかけると”クワァ”と鴉がそれに答えるかのように小さく鳴く

「では早速、平安京の様子を私に教えてくれ。」

そう言うと鴉はアシュタロスの肩から飛び立ち平安京の方向へ飛んでいった
その様子を見ながらアシュタロスは

(・・・随分と穏やかになったものだ。
短い期間とはいえ己の願いが叶えられ、この件が片付いたら再び滅びへの道を歩めるからなのか、それとも未来の記憶の影響なのか・・・・。)

と思い、自嘲するかのような表情を浮かべると今後の動きに考えを巡らせて行く
だが、彼は気付かない
鴉に話しかけていた時から思いを巡らせるまでの僅かな時間、己の波動が限りなく嘗て”豊穣の女神”として存在していた時のそれに似ていた事を


<現代:指導者達の存在する空間>

光に包まれた空間には今回の件で選ばれた者たちが緊張しながら、あるいは呆然としながら佇んでいた

「ご苦労様でした。」
「スマンかったのー。突然呼び出したりして。」

神・魔界の最高指導者達が、その者達に声をかけると
神・魔族から選ばれた存在の達は

2名(?)は軍隊式の敬礼で返礼し

2名の存在は片膝をつき頭を垂れた姿勢をとり

1名の存在はキセルを銜えたまま軽く右手を上げて答える

その後ろの方にいる人間達はというと・・・

バンダナをした少年はどうしたんだ?とばかりに知り合いの神・魔族の存在の緊張した様子を眺め

その長髪を肩の辺りで無造作に束ねた、バンダナの少年より若干年上に見える青年は、突然の状況の変化に戸惑いながらも、目の前に存在する圧倒的な力を発する2つの存在に視線を向け

和服姿の妙齢の女性は”おほほほほ〜”と微笑みながら、その天然ともいえる雰囲気を崩すことなく周囲の様子をさぐり

黒い洋装の上から白いフリルつきのエプロンで身を包み、右手にお玉を持った女性は、その姿勢のまま微動だにせず

外見、中学生位のその長髪を九つのポニーテール状にまとめた少女(?)は僅かに身を震えさせながら、バンダナの少年の影に隠れ顔だけを前方にむけている

順に―
神・魔族側から

”意外と家庭的”と言われ始めた魔族軍所属
「ワルキューレ」

”魔族の虎男的存在”と呼ばれ最近ちょっと傷ついているワルキューレの弟で同じく魔族軍所属
「ジークフリート」

”妙神山の管理人”で”神剣の使い手”の武神
「小龍姫」
― 一部では小隆起・小乳姫・笑龍姫等とも表記されているという ―

”小龍姫の付属品””ひょっとして役立たず?”と評される、百の感覚器官をもつ一応神族の情報官
「ヒャクメ」

”山の神””武神””魔猿”と呼ばれ崇められ・恐れられる存在
「斉天大聖 孫悟空」
― 最も只のゲーム猿だという噂もチラホラでてきているが・・・

人間側からは

”大戦の隠の英雄””魔神殺し””煩悩魔人”とも呼ばれる今回の件の中心ともいえる存在
「横島 忠夫」

”悲劇の秀才式神使い””プッツン抑止力”と周りから評される
「鬼道 政樹」

”天然策士””初代無責任母”と影で囁かれている、霊能の大家<六道家当主>
「六道 妙子」
・・・ちなみに”二代目無責任母”とは旧知の仲で2人の娘を持つ『あの』女性である・・・・

”現代の白魔女”と呼ばれ、一部の女性からは”悪趣味魔女”と呼ばれる
「魔鈴 めぐみ」

最後に金毛白面九尾の妖弧の転生体で周辺に隠れファンが急増している
「タマモ」

の5名(?)である

その面子を見渡しながら指導者達は彼らに語りかける
これから起こる事件とそれにあがなう為の策を・・・・・

―こうして、この物語は少しずつ動き出す
―悲劇を繰り返さない為に


あとがき?

ども零式です。

うわwレスがある・・・。
しかも8件も・・・・ありがたや×2

今回、殆ど説明だけで終わってしまいました。
一応、今後アシュタロス側と現代の方を平行作業で進めていこうかなと思っています。読みづらくなったりするかもしれませんが、どうかご容赦をw

レス返しです

くっきー様
なんとか頑張っていくつもりです

かなりあ様
私にとって、アシュタロスという魔神は”悪い存在”というより”悲しい存在”としての印象が強い為、いくらかでも想像ではありますが彼の”良い所”が表現できればなぁと思って考えていったらこのような存在になってきました

ゆん様
小鳩ちゃん・・・確かに考えました。(貧との合体技とか・・)けど・・・能力的に説明が出来そうに無いので今回は保留としました。すんませんw

BLESS様
毎回感想ありがとうございます。
とりあえずこのような面子になりました。
神・魔族側は・・・思ったより原作でも人数出てないんですよね・・。
結局この5名で進めようと思います。(形はちょっと違ってきますが)
人間側は一応この面々で・・・とりあえず私の中では”冥子母”って逆行させたら結構役に立ちそうなキャラだよなーと前々から考えていたので今回入れときました。
他の面子にしても考えようによっては人間としては最強クラスの実力を持ってるように思えていたので・・・

ゆう様
臨海学校ですかー^^書いてみたいですねー。
逆行させる面子が面子ですから・・・
つーか、いつか書きます

甲本様
タマモは初めから出すつもりでした。結構重要な役目持たせますので一応楽しみにしていてください

GOKIジェット様
そのとうりですね。
今のところアシュタロスは魔族としての存在なのに、そのような衝動は存在していません。
その辺も上手く表現していけたらなぁと思いますが。
頑張ります。

ビンゴ様
主役ですか・・・。
両方かな・・・・。
今のところ過去ではアシュタロス・逆行後は横島中心で考えていますので・・・。
とりあえず成るようになるということで(大筋では考えているんですがね)

では、皆様。
次回でお会いしましょう

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