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▽レス始

「GS美神〜求めるモノ〜2(GS)」

零式 (2006-06-22 11:00)
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「取り掛かる前に、一つ確認したい事があるのですが宜しいですかな?」

アシュタロスが指導者達に問いかける

「なんでしょうか?」
「なんや?」

「この件が成功にしろ失敗にしろ解決した時ですが、今現在の私という存在はどのような処遇を受けるのか教えていただきたい」

アシュタロスにしてみれば、非常事態とはいえ自分の願いが叶い消滅へと向かい、それが殆ど達成された時点での意識体での復活である
このまま意識体として存在していくのか、復活してしまうのか、再び滅びの道へと進む事ができるのか確認だけでもしておきたいのは当然の事である

「わし等としては、神魔のバランスを保つ為にもこのまま復活してもらいたいのは山々なんやけどな?
まぁ、その時はアシュタロスとしてではなく、わし等が新しく創り出した新しい魔王としての存在としてや
アシュタロスとして復活してしまうと色々と面倒な事になるやろうからな?」

「・・・当然、貴方が望む消滅への道を再び進むのも可能です
その他にも、神族への存在の転換や人間への転生といった方法も存在します
前者の場合ですが、神魔のバランスに影響の無い程度の霊格での転換になりますからあまり問題はありません
後者の場合は、説明の必要も無いでしょうが人間へと転生し輪廻の輪の中に加わっていただきます」

最高指導者達がそう答えるとアシュタロスは満足そうに頷いた

「成る程、ならば問題はありませんな
これからとる方法としてもその方が丁度良い事ですしな
では、歴史の再構成へ取り掛かる事にいたしましょう」

こう告げるとアシュタロスは指導者達に自分達がとる行動を教えていく

一 アシュタロスが自らの空白の500年間(過去の自分が未来の美神達によって500年後にとばされた後のアシュタロスという存在が認識されているが、存在はしていない時間帯※本編の22巻”デッド・ゾーン!!参照)平安京に逆行し自分が起こす戦乱に対する策をいくつか講じること

一 神・魔界の最高指導者が選んだ存在の神魔数名を、一連の事件の中心人物である”横島 忠夫”が誕生する時点に魂の波長(性質)を変えその世界に其々、別の存在として上手く認識させる為、人間として転生させサポートさせること
※その際、多少の時間のずれは仕方が無いが、記憶は人間として10歳程度でよみがえるように封印しておくこと
時期がきたら其々を統合すること

一 人間側からも、現在の”横島 忠夫”と数名の魂を逆行させること
この場合、横島以外はあの大戦に大きく関わっていない存在がのぞましい
※横島の場合は霊力・記憶も10歳程度で戻るように封印しておく

一 其々が転生・逆行したら神・魔最高指導者が少しずつ干渉し歴史が余りずれないようにすること


等、他にも細かい方法を検討し取り決めていく
そして、全ての行動を決め各々が行動にうつしていく


「これが、神界に伝わる時空を操る神具です」

神界の最高指導者がアシュタロスに腕輪をわたしながら、その神具の使い方を伝えていく

「で、わしがお前さんに霊体をあたえる訳やが、力はどの程度にすればええんや?」

魔界の最高指導者がアシュタロスに問う

「色々と策を講じるつもりなので、嘗ての半分程度もあれば十分でしょう」

アシュタロスが答えると魔界の最高指導者は、懐から何かの結晶を取り出しそれをアシュタロスの胸におしあてながら魔力をそそいでいく
すると、意識体だったアシュタロスは徐々に実体を取り戻していく

「・・・どや?こんなもんやろ?」

「・・十分です。
では、私は早速過去に飛びましょう
・・・・彼に素晴しい未来がひらけるように・・・」

そう言いながらアシュタロスは神具を発動させ約1000年前の平安京へと時間移動をしていった

「さて、では我々も動きましょうか・・・?サッちゃん」

「せやね、ほないきまっか?キーやん」


―其々が己の役割を果たす為に行動を開始する
―全ては1人の底抜けの優しさを持った男の存在のために


あとがき?
・・・感想がきてた・・・・。
ちょっと吃驚。

BLESS様ありがとうございます。
疑問については後々明かしていくつもりですので一応楽しみにしていてください。

さて今回、アシュタロスが過去の平安京に時間移動します。
これは、ある人物達がパワーアップする為の行動だとおもってください。
ある人物達については今のところ秘密です。(予想がつくかも知れませんが)

で、他の神魔族からの人間への転生候補は・・・あの方達になると思われます。
一体誰でしょーねー
意外なキャラになるかもしれませんねー
ご希望があれば感想でください。(感想来るかな、きたらいいな、ほしいな;;)

では、また次回。

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