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▽レス始

「光と影のカプリス 第3話(GS)」

クロト (2006-06-01 17:56/2006-06-01 18:32)
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 依頼人と被害者はいかにも生活に疲れた感じの中年夫婦だった。細君は背中に赤子を背負って4歳くらいの幼児の手を引いている。美神なら門前払いだろうが、唐巣はこういう人達をこそ救いたいと願っていた。
 除霊作業はたいてい礼拝堂で行っている。今回は被害者を真ん中の辺りの席に座らせ、唐巣とピートが除霊に当たることになった。依頼人と子ども達は横島と一緒に部屋のすみに退避させ、影法師が万一に備えてその護衛につくという配置だ。
 依頼人は別室で待っていれば安全なのだが、夫がどうなるのか、やはり我が目で見ていなければ不安らしい。

「横島、分かってるな。私が出ている間のおまえは霊的にはまったく無力な状態だ。もし敵が近づいてきたらそちらの子どもを担いで逃げるんだぞ」

 影法師が隣の横島に小声でささやく。影法師自身も普段の状態ではいたって非力で、敵のレベルにもよるが数秒足止めするのが精一杯だろう。もちろん今回はそれでよく、依頼人たちが離脱、あるいは唐巣とピートが追いついて来るまでの時間を稼ぐだけが目的だった。

「任せろ。この横島忠夫、逃げるのは大得意だ!」

 おまえが乳を触らせてくれればおまえが敵を迎撃できる、とはさすがに言わなかった。ほんの数分前にそれで殴られたばかりだから。
 期待しているのは唐巣とピートが窮地に陥ることだった。そうなったら2人を助けるためには影法師が全力を出すしかない。その状況下ではセクハラは合法! 昨日と同じく、やむを得ない事態として色々やらせてくれるに違いない。そもそも影法師は自分の一部なのだから、何をしようと自分の勝手のはずである。当人はあまり許してくれないが。
 そういった事にだけは知恵が回る横島であった。

 いよいよ除霊が始まる。

「父と子と聖霊の御名において命ずる。汝、悪魔アセトアルデヒド! その者を解放せよ!!」

 唐巣が聖書を片手に聖句を唱える。被害者に向けられた掌から聖なるエネルギー波が放射され、憑依した悪魔に圧力を加えた。

「サッキャアァアーーッ!」

 その圧迫に耐え切れなくなった悪魔が被害者の頭上に飛び出す。2本の角が生えた裸の鬼のような姿だ。右手に日本酒の一升瓶を持っている。
 待ち構えていたピートがすかさず攻撃を加えた。

「ダンピール・フラッシュ!」

 両手から魔力弾を連続して発射する。しかし悪魔はそれをテニスボールか何かのように左手で軽く打ち返した。

「何っ……うわあッ!!」

 戻って来た魔力弾の雨をもろに受けたピートが吹っ飛ばされて倒れる。悪魔は猿に似た機敏な動作で少し離れた机の上に飛び乗った。
 大きく裂けた口の中に日本酒をラッパ飲みで流し込みつつ、ピートを見下ろして嘲笑する。

「む……あれは強いな」
「おまえが全力になっても負けるのか?」

 熱心に観戦している影法師の呟きに横島が嘴を入れた。なるほどピートの攻撃を物ともしないのは大したものだが……。

「パワーではな。スピードでは勝っているし、小竜姫殿譲りの技もあるから何とかなる。
 ……全力を出せればだが」

 影法師が皮肉っぽい目で横島を流し見る。横島はとりあえずあさっての方を向いてごまかした。ただ彼女の言葉の中でちょっとひっかかったのが、

「小竜姫殿譲りって何なんだ?」
「ああ、あのときに小竜姫殿の力だけでなく情報―――知識や技術も流れ込んで来たのだ。彼女がどれだけ意識していたかは分からんがな」

 ある時系列で小竜姫が創った『心眼』は横島に真剣白刃取りをさせる程の技量を持っていた。今回は目的が違ったからそこまでは行かないが、まあ一流と呼んでいいくらいの腕前はある。
 ちなみに美神の影法師は自我がないからそういう恩恵はなかった。

「それよりちゃんと見ていろ。もしかしたらこっちに来るかも知れんからな」
「わ、分かってるって」

 すっかり影法師に主導権を奪われている横島。自分が本体なのに何で……と思わなくもない。
 その間に今度は唐巣が前に出ていた。
 ピートをさとして後ろに下げ、術の詠唱を始める。

「草よ木よ花よ虫よ、我が友なる精霊たちよ! 邪を砕く力を分け与え給え……!!」

 それと共に『この世に満ちている魂たち』が唐巣に力を貸し与え、彼の掌の中でまばゆい光となって凝結した。
 悪魔はその清浄な輝きの前に近づくこともできない。

「汝の呪われた魂に救いあれ! アーメン!!」

 唐巣が最後に聖句を叫ぶと同時に閃光が爆発し、悪魔の身体をガラスのように砕いて浄化する。圧倒的な威力だった。

「おお、実際に神父の除霊を見るのは初めてだが……すごいもんだな」
「うむ、あの美神殿の師匠だっただけのことはある」

 ピートはそのさまを呆然と眺めるばかりだったが、横島と影法師もしきりに感心していた。キャラクターが地味なせいでパッとしないが、実力は日本でも指折りなのだ。
 影法師は自分の出番がなかったことが少しつまらなくはあったが、仕事が無事に終わったのだからそれはそれでいい。横島の思惑などお見通しだったし。

 そのあと唐巣と弟子(予定)たちは無事悪魔から救われた一家4人を教会の外まで見送っていた。
 唐巣は「お金なんかいいんですよ。お元気で!」と爽やかに手を振ったが、その直後にいきなりふらっと路上に倒れた。
 横島も影法師も驚いたが、ピートによると最近まとまった収入がなく、満足な食事も摂っていなかったらしい。仕事は来るのだが、唐巣は裕福でない人からは依頼料を受け取らないのでいつも清貧なのだ。

「美神さんとは正反対の人だな……」
「うむ、ちょっと行き過ぎのような気もするが見上げたものだ。では手土産代わりに昼食でもつくるとするか。確かそれくらいの金は財布に入っていたな?」

 とりあえず3人で唐巣を彼の私室に運んで布団に寝かせた後、少しあきれた様子の横島に影法師はそんなことを言った。
 栄養失調で倒れるくらいだから冷蔵庫は空っぽだろう。買い物に行ってから調理をすればちょうどいい時間になる。
 ごく人道的と思われる影法師の提案に、しかし横島は異を唱えた。

「ちょっと待て影法師、おまえ本当に神父んとこでバイトしろっつーのか?」

 さっきも言ったが、自他共に認める助平の横島は女っ気ゼロの職場など耐えられない。一応影法師は女だが、自分なので勘定には入れなかった。

「ではどうするのだ。小笠原エミ殿や六道冥子殿の所に行くとでもいうのか? 死ぬぞ」
「……う」

 横島は返す言葉がなかった。
 エミの所には1度行ったことがあるが、あそこは美神事務所より当社比1.25倍ほどひどい。冥子は言うに及ばずだ。その点唐巣なら無茶な命令はしないだろうし、美神の所に復帰するのも問題なかった。
 横島はこれだけでかなり動揺していたが、影法師はさらに言葉を継いだ。

「まあ元々おまえはGSになりたくて美神殿の元にいたわけじゃないから、これを機に普通の学生に戻るという手もあるが」

 横島もGS手伝い以外のバイトができないというわけではない。コンビニの店員とかなら危険もないし、その方が幸せかも知れなかった。小竜姫に合わせる顔はないが、それは妙神山に行かなければ済むことだ。

「あー、そーいやそーだったな」

 影法師の言葉で横島は美神事務所にバイトに入った経緯を思い出した。
 美神に雇われたのは彼女の美貌に目が眩んだからであって、別にGSの仕事に魅力を感じたからではない。彼女が当分戻れないというなら、GS以外のバイトを探すのはむしろ自然なことだろう。
 ただ少し気にかかることがあった。

「でもおまえ、確か戦うことが生きがいじゃなかったか? 俺がGS辞めたら退屈だろ」
「別にケンカがしたいわけじゃないのだが……まあ気にするな、私は呼ばれさえしなければ眠っているようなものだから。おまえの人生なんだからおまえの都合で決めればいい」

 と影法師は普段通りの口調で言ったが、その中に少しだけ寂しげな陰が落ちているのを横島は見逃さなかった。
 しかし彼女の希望を考慮してやる必要はない。影法師は自分の一部に過ぎないのだから、横島自身の都合の方が大事なはずだ。
 それでも横島はなぜか彼女の望みを振り捨てることができなかった。

「そーだな。GS辞めたら美神さんやおキヌちゃんとも会いづらいし、しばらく神父んとこでやってみるのも悪くないか」
「横島……!!」

 影法師がぱっと横島に抱きつく。存在意義が保たれた事に安心したのか、それとも自分の本心を酌んでくれたのがうれしいのか、影法師はしばらく離れようとしなかった。
 そこで終わっていれば美しいのだが、それを許さないのが横島忠夫クオリティ。
 影法師が離れた後に、つい余計な一言を漏らしてしまったのだ。

「ま、GSやってりゃまたおまえの乳さわるチャンスもあるだろーしな」
「それを止めろと言っている!」

 容赦ない断罪のアッパーカットをくらった横島の体が宙に舞う。
 だって他に相手がいないんだから仕方ないだろう、という彼の心の叫びは、当然ながら当人には届かなかった。


 そのころ美神はさっそくに入った一仕事を終えて、母美智恵と共にオカルトGメン事務所に帰って来ていた。

「はあーっ、何だか疲れた……」

 自分の席につくなりだらーっと机に突っ伏す美神。美智恵があきれて注意する。

「だらしないわね令子。あれくらいの仕事でそんなにバテるなんて、それでも一流GSなの?」
「肉体的には平気よ……ただ精神的にちょっと。だってオカルトGメンっていくら働いても給料同じなんでしょ?」
「……」

 現世利益第一の美神にとってオカルトGメンの仕事はあまりにも魅力がなさ過ぎるのだ。高価な道具を好きなだけ使えるのは爽快だったが、それはそれだけの事だし。
 そんな返事を聞かされた美智恵は、今更ながら娘の強欲ぶりに嘆息を禁じ得なかった。
 美神がふと顔を上げて、

「そう言えばママ、さっきは聞き損ねたけどなんで今ここにいるの? 今なら言えるでしょ」

 先刻は横島やおキヌの前では話せない事情もあるかと思って深追いはしなかったが、今はおキヌも買い物に行っているから2人きりだ。5年間も放っておいた理由、きっちり聞かせてもらわなきゃ納得できない。
 すると美智恵はふっと表情を緩め、Gメン支部長の顔から1人の母親としての顔になった。

「そうね。本当は口止めされてるんだけど、あなたには寂しい思いをさせたから大筋だけ話すわ。
 ……時間移動能力って知ってる?」
「言葉通りのものでしょ? めったにあるもんじゃないと思うけど」
「ええ。あなたには隠していたけど、私もその能力を持っているのよ。そうちょくちょく使うわけにはいかないんだけど」
「え、ママが……!?」

 美神が改めて母親の顔を注視する。美智恵は実はたまにこの能力で美神をこっそり観察していたりしたのだが、それについては沈黙を保った。

「ただ魔族の一部勢力がこの能力者を目の仇にしてて、私も狙われていたの。それで身を隠したんだけど、最近になってその動きが止まったから、こうして社会復帰してきたのよ」
「魔族……? それに動きが止まったってどういうこと?」

 美智恵の話は本当に概略だけで、美神にはまだ全貌はつかめなかった。もちろん美智恵もこれだけで理解してもらえるとは思っておらず、一呼吸入れて話を続ける。

「神族と魔族の間で不戦協定みたいなものを結ぼうとする動きがあるのよ。その関係で魔族もあからさまに人を殺すようなマネはできなくなったって事ね。もちろん絶対安心とはいかないけど」

 これは本当に秘密にしておくべき事柄だ。神と悪魔が和解するなど、特に宗教関係者には承服できない話である。

「なるほどね……でもどうしてママがそんなこと知ってるの?」

 当然の問いに美智恵は困ったような表情をつくって、

「ごめんなさい、そこまでは言えないのよ。そういう約束だから」

 と口をつぐむと、美神は意外に物分りよくそれ以上の追及はしなかった。ただその代わりに別の意味での難題を持ち出す。

「ふうん……ま、いいわ。ところでママ、給料に歩合制の要素って入らないかしら? あと経費を節約したら浮いた分もらえるとか」
「……」

 娘の更生は長丁場になりそうだ、と美智恵は心中でがっくり肩を落とした。


 さて、唐巣は影法師が作った早炊きご飯と野菜炒めを食べてようやく人心地がついていた。

「はーーっ、うまい……生き返った気分だ」
「そうか、口に合って良かった」

 横島とピートも一緒にお昼にしていた。影法師はさっきから上機嫌で、おキヌのように横島の後ろに浮かんで彼の肩の上に手を置いている。
 唐巣が落ち着いてきた頃を見計らって声をかけた。

「唐巣殿、さっきの話なのだが横島を雇うのはあなたのためにもなるのではないか? 多少の収入は必要な状況に身を置いた方がいいと思うが」

 ピートは住み込み弟子でバンパイアハーフなので現金支出はほとんど要らなかったが、横島はそうはいかない。つまり彼の給料を支払うためという大義名分があれば唐巣も報酬を受け取る事に対する心理的な抵抗が減るだろう、と影法師は考えたのだ。

「……そうだね。これも主のお導きかも知れない」

 唐巣自身、栄養失調で倒れるのはさすがに本末転倒だと感じていた。教会の建物の修繕もしたいと思っていたが、つい性分で報酬を辞退してしまうので延び延びになっているし。
 といっても実際の件数としては微々たるもので、GS協会経由で月に1件50万円程度の依頼を受ければお釣りが来る。唐巣たちの実力からすれば赤子の手をひねるように易しかった。

「分かった。横島君さえ良ければ来てもらおうと思うのだがどうかね? あまり高い給料は出せないが」
「……はい、よろしくお願いします」

 すでに影法師の説得を受けていた横島はそう言って頭を下げた。高い給料は出ない、といっても時給255円より安いという事はないだろうし。

「ところで横島君、影法師に名前をつけてやったらどうだい。彼女ほどの人格を持った存在にいつまでも影法師のままじゃ可哀想だ」

 影法師というのは式神とか幽霊とかいうのと同じレベルの普通名詞で、個人に呼びかけるための称号ではない。夜叉丸や12神将も名前を持っているのだから、彼女が持つのはむしろ当然と言えるだろう。

「名前っスか。じゃあセイ「それはダメだ」」

 影法師の反応は相変わらず素早かった。横島の提案が口から出切る前に却下する。

「せ、せめてちゃんと聞いてから判断するのが礼儀だとは思わんのか!?」
「私はおまえだからな、そこまでしなくても分かる。漫画のキャラクターの名前をそのまま使うなど論外だ」
「何だと、俺のくせに」

 ぎゃあぎゃあと意味不明の口ゲンカを始めた2人を見かねて、ピートが一案を出した。

「じゃあ『カリン』なんてどうですか。花言葉は『可能性がある』とか『豊麗、優雅』ですからあなたにぴったりだと思いますよ」
「ほう、語感もきれいで心地いいな。ありがとう、ではこれからはカリンと呼んでくれ」

 さすが齢700の美形青年、意外なことを知っていた。花言葉の後者はともかく前者はみごとに当てはまる。影法師は喜んで採用したが、そうなると面白くないのが横島だ。体ごと影法師、いやカリンに向き直って糾弾する。

「こら影法師、てめえ自分より他人からの命名の方がいいってのか? それとも貴様も美形が好きか? 3枚目は美形の引き立て役で端役Aでもやってればいーとかぬかすか!?」

 カリンは横島の剣幕にびっくりして目をぱちくりさせたが、どうやら横島がピートに嫉妬しているらしいと理解した。確かに『自分』までが他人になびいては悔しいだろう、それが生まれつきの要素によるものなら尚更だ。

(フフッ、何だか可愛いものだな)

 精神年齢では本体を追い越してしまっているらしい影法師は、内心でクスッと小さく笑った。そもそも横島がもっとまじめに名前を考えていればこんな事にはならなかったのだが、その辺はスルーしてやって、横島の頭を両手でそっと自分の胸元にかき抱く。

「そんな事があるはずなかろう、単にカリンという名が気に入っただけだ。
 ―――私はおまえなんだから、どこまでいっても私はおまえと一緒だ。しょうもない心配をするな」
「……」

 霊体のくせに温度までリアルに感じるやわらかい感触が、横島の心の棘を溶かしていく。もともと根に持つような性格ではないし、少年はすぐ機嫌を直した。
 ただそうなると横島にはすでに膏肓に入ってしまった病があるわけで。

「うーん、やーらかい……それにこの人肌っぽいあったかさがポイント高いぞ」
「この激バカがっ!!」

 女性の乳房に頬をすりつけるというセクハラをかました横島の後頭部にカリンの肘打ちが炸裂して床に沈める。彼女の制裁は美神のシバキに比べればずっとぬるいのだが、カリンが出ている間の横島は霊的な防御力がゼロなので、見た目よりずっと効いているのだ。
 横島が目を覚ました時には昼食の残りは冷めてしまっていた。つくづく自業自得という言葉が似合う男である。

 ちなみに横島の給料は時給800円+現場手当ということになった。唐巣のことだから高校の進級が危ぶまれるほど入り浸ることは許さないだろうが、それでも手取りが昨日までより減ることはあるまい。
 まずは重畳、である。


 ―――つづく。

 美神親子はしばらく退場ですが、オカGが出張るような事件が起こったら出て来るでしょう、きっと。
 横島&カリンも次回はちゃんと仕事に参加する予定ですー。
 ではレス返しを。

○菅根さん
 そうですねー、神父なら上司としても師匠としても理想的と思われます。
>女っ気がないのは依頼人に期待と言うことで(^^)
 横島君も大いに期待しているはずです。

○滑稽さん
>新連載、お疲れ様です
 ありがとうございますm(_ _)m
>色々な意味で女難極まりない横島君ですねえ…
 半分以上は自業自得ですがw
>しかし、これで暫くの間女性キャラは影法師のみになりそうな気もして…
 唐巣教会の一服の清涼剤に……なれるかなぁ(^^;

○スレイヤーさん
>『さらし』をつけてもらう!?
 ダメですそんな形が崩れたらどうするんですか<マテ
>この時点で美神が美智恵に引っ張られていったという事は横島の商人力開花は無しの方向なんですね
 その展開は前作でやりましたからねぇ。

○KOS-MOSさん
>これは無理だろうよ。影法師さん。栄養失調で斃れるような神父なんだから
 そこはそれ、横島と影法師が口先三寸で。
>もしくは高出力の煩悩エネルギーが大量に溜り、加速状態になってその過負荷から開放されたときに、横島の煩悩は更なる領域へ至るのではなかろうかとか思ってしまうよ
 つまり猿神の修業と同じ効果が発生するわけですな<マテ
>影法師の名前はどんなのだろとか思いつつ次回も楽しみにまってます
 横島君に甲斐性がないのでピートが名付け親になってしまいました。

○Junさん
>唐巣神父の元で修行ですか
 影法師はともかく横島がまじめに修業するかどうかは不明ですが(ぉ
>美智恵さんが、令子の事を「おまえ」と呼んでいましたがどうも違和感が
 ハーピー編では「あなた」、アシュ編では「おまえ」、タマモ登場編では「あんた」と多岐に渡ってます。
 仕事中は「おまえ」、母親としては「あなた」か「あんた」と呼ぶのだろうと解釈しました。

○鍵剣さん
 うーん、確かに「番付1位」と「税金ちゃんと納めてるんでしょうね」が連続して来ると妙に思われるかも知れませんね。
 原作28巻を見ると脱税してるのは確かなようなので、脱税してなお業界1位の納税額ということになります。

○ミアフさん
 ヤオイなんて展開は天が許しても筆者と横島が許しませんw
 利益を出すのは意外に簡単ですねー、美神事務所と違って経費がかかりませんから。

○whiteangelさん&雪龍さん
>”少し鍛えてやってほしいのだ、主に人格を”ムリがあるのでは?
 他にすがるものもないのです、影法師としては。
>いや、彼の元に来た人はまともな人格はいない
 美智恵とピートは一応真っ当な部類に入るかと。

○みょーさん
>あれ?美智恵さんなんで横島とおキヌちゃんの名前知ってるの?
 本人が言ったように、来る前に下調べをしておいたのです。
 あとは原作12巻ハーピー編を参照して下さいw
>片付いた!!えっ、アシュ死んだの!!
 その辺は創作上の秘密です。
 ただ今ここに美智恵がいる以上、彼女が原作と同じアシュ編を経験したわけではない事は確かです。

○内海一弘さん
 現在オカG日本支部の正規職員の定員は1名なので、西条は当分来れません(ぉ
 アシュ様のことは上記の通り内緒ですー。
>神父の弟子入りがなると性格が矯正されるかは謎ですね
 期待薄ですね<マテ

○遊鬼さん
>済んだってまだメドーサすら出て来てない時期に済んじゃって良いんでしょうか?
 その辺は秘密です。
 考えてないってわけじゃないですよ?
>なんかシャドウが心眼みたいなキャラですがこのまま神父のトコに居着いてしまうのか
 本体が本体なので、どうしてもお目付け役っぽくなってしまうのですw

○タクマさん
 ご意見ありがとうございます。
 手抜きしたつもりはありませんが、結論ありきで書いたのは否めないところです。導入部でもあるだけに、原作との乖離が大きい部分はもっと丁寧に説明した方が良かったかも知れません。
 今後とも宜しくお願いします。
>随分と変わった設定で、先が読めなく面白そうですw
 なぜか奇抜な設定を使ってしまう物書きなので<マテ

○tomoさん
>美神さんから給料に色を付けてもらえる事になって気分が良いから?とおもったら、そういう落ちでしたか・・・
 横島君はそんな善良な人物じゃありませんから。
>それに、唐巣神父も余裕が無いのはお金ではなく髪ですか
 人には言えない悩みなのですw

○TA phoenixさん
>長者番付
 はい、そういった意味で書きました。ご理解下さってうれしいです。

○みなづきさん
 美智恵は性格の振幅が大きいキャラなので把握しきれてない所があるのかも知れません。
 引き続き精進したいと思います。

○kamui08さん
>「ママに敵わない」って点で二人は似てますね!
 むしろあの母親にかなう子どもの方が珍しいかとw
>ふと思いましたが、影法師を出してる時の横島は霊能力は…?
 原理的に攻撃力も防御力もゼロです。
 お札すら使えません。今後ソーサーや霊波刀を会得したとしても、影法師を出している間は使えなくなります。
 そうそう便利な能力じゃないのです(^^;

○通りすがりのヘタレさん
 応援ありがとうございます。感想はうれしいです。
>美智恵
 出番を求めて3千里って感じですねー。今回はきっと前作よりはマシなはずです。
>こやつの未来に、明るい未来はあるのだろうか
 横島ですから何とかなるでしょう、たぶん(酷)。
>唐巣神父の苦悩
 正直者が報われない見本ですねぇ。いっそ横島は自宅待機で影法師だけ出勤なら幸せかも(ぉぃ
>美智恵殿はどうやって令子の脱税に気づいたのかが、気になります
 凡人な筆者には想像すらつきませんです<超マテ

○ncroさん
 はい、気軽に読んでいただければ幸いです。

○HEY2さん
>「片付いた」が、どの程度の範囲なのかが気になりますね
 細かい点は創作上の秘密ですのでー。
 設定がないってわけじゃないですよ?
>しかし神父の下で働いても金が…
 神父は自分から報酬を辞退してるだけで、金を稼ぐ能力がないわけではないと思うのですよ。
 かっての美神のごとく影法師がちゃんと取り立てればバッチリです<マテ
>それに伴い影法師も「秘書風タイトスカート」に装備変更!
 そんなことになったら彼女の貞操が危険すぎますw

○獏さん
 不才を恥じ入るばかりです。

○わーくんさん
>いくら貧乏に慣れてるからって、二人とも餓死せんようになぁ
 横島君も食費分くらいは請求するでしょう(^^;

○ゆんさん
 今回は前作で不遇だったキャラを優遇する方針なので、唐巣もピートも前作よりはだいぶ出番が増える予定です。魔鈴さんも出したいですねー。
>とりあえず、影法師の正ヒロインの座は確定した!!
 原作ヒロインの2人が抜けてしまいましたからねぇ。
 危ない橋を渡ってます(ぉ

○黒炎さん
 相変わらず説明が不足で申し訳ないです。
 霊能が変化しても当人の人格が変わるわけではないというだけの話です。
>単純に式神みたいな物だと思っておけばいいんですか?
 はい、いくつか違いはありますがだいたいその通りです。

   ではまた。

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