今や衆望を一身に集めた黒絹ちゃんが、とことこと広間の中央に向けて歩を進めていく。
「横島さんには時間を稼ぐようにと言われましたけど、具体的にはどうすればいいんでしょう?」
かわいらしい唇に指を当てて軽く考え込むさまは、普段の白キヌちゃんと何ら変わる所はない。
しかしナニかが決定的に違っていた。どこがどうと指摘するのは難しいが、感覚的に表現するなら二酸化炭素の代わりにVXガスを吐き出しているような感じ、といった所だろうか。
―――まずは理想論から考えよう。
あそこで戦っている4人は、友人ではあるがライバルだ。後くされなく退場してもらう絶好の機会である。小竜姫とワルキューレは横島がすぐ救出してしまうから無理だが、最強の双璧であるルシオラとエウリュアレが残るのはラッキーだ。
むろん横島の眼前で自分が手を下すわけにはいかないからアシュタロスにやってもらう事になるが、彼に頼まれたのはあくまで『時間稼ぎ』だから、まともに魔神と戦う必要はないのが好都合。
その後でアシュタロスに『致命傷』を与えれば、あとは横島と小竜姫が何とかしてくれるだろう。
演出も重要である。
簡単に倒してしまってはいけない。好感度を最大に上げるなら、ルシオラ達が倒された後で『友達の仇』を強調しつつ、自分もそこそこ傷を負いながらもついにラスボスを打倒する、という形がベストだ。ありふれたパターンだが、多用されるのは一定の効用が期待できるからに他ならない。その上で恋人を失って悲嘆にくれている所を慰める形で迫れば、横島のことだから間違いの1つも犯すだろう。そこまでいけば勝ったも同然である。
―――よし、これでいきましょう!
そんな黒い決意を秘めつつ。表面上はあくまでもいつも通り、ほわほわのままアシュタロスに近づいていく黒絹ちゃん。しかし生身の人間ではどう逆立ちしても出来そうにない事を当たり前のように考えている辺り、やはり中身は黒であった。
「「―――ッ!?」」
アシュタロスとルシオラがその異様な気配の接近に気づいて、同時にばばっとそちらを向く。外で待機しているはずの、それも格闘には最も不向きな人物が1人で現れたことにルシオラは少しばかり戸惑った。
「……おキヌちゃん!? どうしてここに?」
『でもいつもと雰囲気が違いますね。どうしたんでしょう?』
白キヌちゃんとしか会ったことのないエウリュアレがレンズの中で不思議そうに首をかしげる。見た目は同じなのだが、どこかが根本的に違う印象があるのだ。具体的には生存本能が最大音量で退避を訴えかけてくるような?
「あれは……黒絹ちゃんよ」
『黒絹ちゃん?』
鸚鵡返しに訊ねてきたエウリュアレに、ルシオラは畏れるように一筋の冷や汗を流した。
「そう。おキヌちゃんの嫉妬と怒りが臨界値を超えると、性格が反転して黒絹ちゃんになるのよ。何があったのかは分からないけど……」
『助けに行きますか?』
反転しようがどうしようが、おキヌがただの人間であることに変わりはない。何をとち狂ってここに来たのかは知らないが、アシュタロスの攻撃を受ければ塵も残さず消え失せるだろう。エウリュアレが援護を提案するのは当然だった。
「……行きたい?」
『……いいえ。小竜姫さんとワルキューレさんを放って行くわけにもいきませんし』
ルシオラに反問されたエウリュアレは、言下にそれを棄却した。後ろに倒れている2人を庇わねばならない、というのが本心か建前かは不明だったが、ルシオラもそれを追及する気はさらさら無かった。
そして黒絹ちゃんが向かう先のアシュタロスはと言えば。恐るげもなく歩み寄ってくる少女をエウリュアレ以上に不審そうな眼差しでみつめていた。
「な、何だあれは……!?」
彼女から感じる力は、人間の中では霊力が強い方という程度。アシュタロスから見れば豆粒のように小さな存在だ。なのにその小娘の、前髪で半分陰っている目の光からエウリュアレの魔眼すら凌ぐオーラを感じるのはいったい……?
アシュタロスもハニレンジャー達も動きを止め、黒絹ちゃんが床を踏む音だけがカツカツと響いていた。
その足音でアシュタロスがふっと我に返る。
少女が何者であろうと、ルシオラ達の仲間なのは間違いない。美神令子以外の相手は単なる障害物、速やかに排除すればいいことだ。
アシュタロスが片手を突き出し、ルシオラや小竜姫さえ後退させた霊波弾の斉射を放つ。
―――その必殺の魔弾が、ことごとく標的を外そうとは。
「何、外れた!? いや……逸れたのか。まさかまた宇宙意志の介入か……!?」
逃げ道を塞ぐという意図もあって5発全てを命中させようとしたわけではないが、それでも2発は確実にヒットするコースを飛んでいた。その2発だけが途中でカーブしたのをアシュタロスは確かに見たのだ。
黒絹ちゃんが「女の子にいきなり霊波砲撃ってくるなんてひどいじゃないですかそういう悪い人はお仕置きですよ口と鼻から泥突っ込んで奥歯がたがた言わせちゃいますよ」などと平坦な口調で呟いているのが聞こえたがとりあえずスルーして、
「しかし人間に宇宙が多少の悪運を授けたからといって―――これをどうするかね!?」
と残りの一般ハニワ兵を総突撃させる。彼らは自前の動力を持っているから、軌道を曲げるようなマネはできないはずだ。
それを見た黒絹ちゃんが表情も変えずに、巫女装束の合わせ目からネクロマンサーの笛を取り出す。
霊の哀しみを解し、その痛みを思いやれる者だけが使いこなせるレアアイテムだが―――。
ピュリリリリッ、キィィィィン!
黒絹ちゃんになぜ使えたのか不思議だが、ともかく音が霊波に変換されてハニワ兵達にかぶさっていく。
その瞬間、彼らの突進がびたりと止まった。その姿は、さながら巨大要塞に素手で突っ込めと命令された新米兵士のようである。
アシュタロスが驚愕に顔をゆがめた。
「バ、バカな!? 私の命令に逆らわせるだと!?」
「うふふふふ……この根黒満載、もといネクロマンサーの笛は霊体に直接念を伝えることができるんですよ」
「そんな事は知っている!」
思わず怒鳴り返すアシュタロス。
人間と魔神の格の違いもさることながら、ハニワ兵はプログラムで動く兵鬼だからそもそも心を持っていない。霊体コントロール波が効くはずがないのだが……。
こうなったらアシュタロスも意地である。ハニワ兵達に再び攻撃を命じた。
「行け! その小娘を爆砕するのだ!!」
「「ぽー、ぽー!」」
ハニワ兵達は応答はしたものの、前に進もうとはしない。黒絹ちゃんとアシュタロスの真ん中辺りで、見えない壁でもあるかのように押し留められていた。そこが黒音波の効力とアシュタロスの命令の強制力が拮抗する地点なのだ。
そして板挟みに耐え切れなくなったハニワ兵の1体が、ついに自爆して相果てる。彼らに自我など無いというのに……。
1体が自爆すると、残りのハニワ兵達も次々に誘爆してとうとう全滅してしまった。
「うふふふふ。いなくなっちゃいましたね、ハニワさんたち」
「な、そ、そんなバカな!? お、お、お前は一体何者だ!?」
上機嫌そうな笑みを浮かべている黒絹ちゃんに対し、アシュタロスの表情は崩壊寸前の様相を呈していた。
ルシオラの同期合体や霊気の盾などは彼の理解の範囲内にあった。しかし黒絹ちゃんのやった事はどう考えてもオカルト世界の法則から逸脱しまくっている。ぶっちゃけ有り得ない現象なのだ。
「ただのGS見習いですよー。それより私ばかりに構ってていいんですか? ルシオラさんに後ろからやられちゃいますよ」
黒絹ちゃんの計画では、アシュタロス自身と戦うのはルシオラ達が倒された後のこととなっている。それゆえ今ここで彼に挑まれるのは具合が悪かった。
しかしそう言われてアシュタロスが相手を変えるというのもおかしな話で。
「ふん、心配はいらんよ。ルシオラの相手はハニレンジャーどもがしてくれているのでな」
と言った彼の台詞は、黒絹ちゃんを倒すまでルシオラ達を足止めしておけ、というハニレンジャー達への命令でもあった。
黒絹ちゃんはたいして気にした様子も見せず、
「そうですか、それじゃ仕方ないですね。私と横島さんの祝言の日のために、せいぜいがんばって踏み台になって下さい」
「ふ、ふざけるなぁぁぁ!!」
こうして黒の皇女と魔界の恐怖公の一騎打ちが始まった。
「ア、アシュ様と互角以上にやり合ってる……この目で見てるのに信じられないわ」
すっかり脇役になってしまったルシオラがぽつりと呟く。エウリュアレの顔がレンズの中に浮かび上がって、
『でもチャンスですよ。今のうちにハニレンジャーさん達を倒すか、小竜姫さん達を避難させましょう』
「そうね。彼女もそのために来たんだと思うし……」
問題はどちらを重視するかである。ハニレンジャーを倒すにしても、背後に小竜姫とワルキューレを庇いながらではいささか不利だ。かと言って2人をかかえて遁走するのを見逃してくれるかどうか……。
そこでふと後ろの2人に目をやる。2人はまだ気絶しているらしくぴくりとも動かないが―――その姿が前触れもなくフッと消えた。
「あっ、これは……!」
『横島さんの召喚ですね。《令》《呪》もあと1つずつ残ってますし』
「……そういうわけだったのね」
これではっきりした。黒絹ちゃんは横島がアシュタロスの目を引き付けるために送り込んだ囮だったのだ。ずいぶんと危険な賭けをしてくれたものだが、これで自分達も戦いに集中できる。いいかげん連中の攻撃パターンも読めて来たし、そろそろケリをつけよう。
「ハニレンジャーとかいったわね。今度こそたたき壊してあげるわ!」
そう言って作り出したのはでっかいハンマー。土器を粉砕するには剣や槍よりこういう道具が適当である。
「こしゃくな、たった1人で何ができる!? 我ら5人の絶妙すぎるチームワークの前に、敗北の苦い味をかみしめるがいい!!」
「チームワークねぇ……」
半眼でハニワブルーを見返すルシオラ。こいつらは1人を生贄にしているだけのような気がするが……。
まあ、どっちみち全員倒さねばならないのだ。彼らの内部事情など知った事ではない。ルシオラはハンマーをふりかざして床を蹴った。
「アシュ様の命令は絶対です。えいっ!!」
とハニワピンクが両手を揃えて霊波砲を連射してくる。ルシオラはそれを七枚羽の盾で防ぎつつ、
「おまえが最初ね! 受けてみなさい!!」
もう1歩接近してハンマーを投げつけた。しかしそれが襲ったのはピンクではなくイエローである。全くの不意打ちを受けてあえなく砕け散った。
「おのれ、すでに壊れかけていたイエローに不意打ちするとは卑怯な!」
レッドが怒りのあまり頭から湯気を吹きながらルシオラを糾弾するが、そのとき彼の目の前には敵の拳が豪速で飛来していた。拳骨に膨大な霊力が凝縮されて、ダイヤモンドのような光を放っている。
「蛍魔壮弾っ!!」
超硬度の鉄拳に目と口の間の部分を打ち抜かれ、破片を撒き散らしながら吹っ飛ばされるレッド。すべての機能が完全に停止していた。
「……おまえ達に言われる筋合いはないわよ」
殴ってから言うあたり、ルシオラもなかなかいい根性―――もとい、殺し合いの本質を理解している。戻って来たハンマーを左手で受け止めて構え直した。
戦況はまだ苦しかったが、ようやく光明が見出されてきたようだった。
小竜姫とワルキューレを呼び戻した横島は、さっそく文珠《治》を使って2人のケガを治療した。
やがて息を吹き返した小竜姫が周りを見てため息をつく。
「そうですか、私はやられてしまったのですね。不甲斐ない話です」
エウリュアレを庇った時に、自分はその攻撃を避け切れずに霊波弾をくらってしまった。それで気絶したのを横島が退避させてくれたのだろう。
「あれはしょうがないっスよ。それよりもう1度出れますか?」
治したとはいえケガして帰って来た者に対して何とも無情な物言いだが、今はそんなことを気にしてはいられない。
しかしワルキューレは力なく首を横に振った。
「無理だな。確かにケガは治ったが、霊力を使いすぎた。それに頭がくらくらする。たぶん合体の後遺症だと思うが、これではもう1度合体しても力を制御しきれん」
練習不足でパワーに振り回されてしまったのだ。しばらく休憩を取らないと普通に戦うことすら出来ないだろう。
「そうですね、私も今すぐは無理です。本当に情けないのですが……」
小竜姫も状況は大差ないようだ。美神は2人を責めはしなかったが、少し眉をしかめて爪を噛んだ。
「そう……それだとちょっとまずいわね」
「え、どうしてですか? 氷室さんかなり優勢だと思いますけど」
京香がきょとんとした顔で美神の顔を見やる。実際黒絹ちゃんは、かの恐怖公相手に十分善戦していた。
「アシュタロスさん、本当にこの程度なんですか? もう少しがんばってくれないと困るんですけど。使えないヒトですね」
「ほ、ほざくな人間がーーー! ならばこの手で地べたに叩きつけてくれる!」
霊波砲は通じぬとさとったアシュタロスが、黒絹ちゃんの外見から格闘は自分より苦手そうだと読んで接近する。しかし黒音波の障壁に遮られて3m以上は近づけず、霊圧をかけて突き破ろうと思ったら、さっき踏んだバナナの皮でまたしても転倒する始末だった。
「なっ……なぜだ何故だナゼだNAZEだ!? なぜ魔神たるこの私が、人間の小娘にこうも簡単にあしらわれるのだ!?」
アシュタロスの悲痛な叫びが響き渡る。神魔族対策は完璧だったのに、まさかこんな所にこれほどの伏兵が潜んでいようとは―――!
美神はその人外魔境から目をそらして京香に顔を向けた。
「ええ、確かに今は勝ってるように見えるわ。でもあれ、もうすぐ時間切れよ。本人は自覚してなさそうだけど」
「え……そうなんですか?」
「おキヌちゃんのあれ、一言でいえばキレるってやつよね。いろんな暗い感情をためこんで、それが爆発するとあーなるってわけね。でも今回は文珠で人為的にやった事だから燃料がたまってないのよ」
どうやら黒化が永続する恐れはなさそうだが、持続時間が短すぎるのも困る。小竜姫たちが回復する前に黒エネルギーが切れてしまったら、なす術もなく殺されるしかない。
「じゃ、どうすればいいんですか?」
「それを今考えてるんじゃない。早く何とかしないと」
いよいよ手札が尽きてきた美神と京香があれこれ思い悩んでいると、後ろで誰かが立ち上がる気配を感じた。
「こーなったら俺が行くしかなさそうだな。ま、しゃーねーか」
「先輩!?」
京香がはっと振り向く。横島は前線には出ない約束だったではないか。
「ああ、分かってるよ。でも他に手はねえし。
それにさ。ルシオラも小竜姫さまも、おキヌちゃんさえ必死で奴と戦ってるってのに、俺だけずっと隠れっ放しでいられるわけがなかったんだ。
京香ちゃん……俺に命を預けてくれるか?」
座っている京香に向かって横島が手を差し伸ばす。
俺が行く、と言っても本当に1人で出張るほど横島も無鉄砲ではない。まあ同期合体したところで7桁の差が3桁に縮まるだけだが、単独で行くよりは文字通り千倍マシだ。
ただそのためには美神か京香に運命を共にしてもらわねばならないから―――京香に言ったのは彼女との方が練習量が多いからであって、決して美神に言うのが怖かったのではない。
「はい、先輩と一緒なら……喜んで!!」
京香が横島の手を握って立ち上がる。
その表情には恐怖とか気後れとか、そういう後ろ向きなものは微塵もなかった。魔神に挑むパートナーに自分を選んでくれたのが素直にうれしかったから。
横島にどれだけの勝算があるのかは分からないが、もし負けたとしても初恋のひとと一緒に逝けるのなら悪くない。負けたらいずれ人類は滅ぼされてしまうのだし、美神に譲ってこの場だけ生き残っても無意味である。
「―――待ちなさい、2人とも」
が、その2人を美神の鋭い声が制止した。
「横島クン、行くのはいいけど何か作戦でもあるの?」
「作戦っスか。生身じゃ無理そうなんで文珠で鎧つくって行って、何とか時間稼ぎしようかと思ってますが」
小竜姫とワルキューレが回復するか、ルシオラ達がハニレンジャーを全滅させるまで間を持たせれば勝ち目はある。横島はそう考えたのだが、しかし美神は頷かなかった。
「そんなんじゃダメよ。小竜姫さまとワルキューレがへばってるって事は、ルシオラ達もそろそろパワー切れって事なんだから。
でもそれはアシュタロスの方も同じだわ。奴の波動もずいぶん乱れて来てるから、奴が背負ってる霊力貯蔵機さえブッ壊せば、奴は一気に力を失うはずよ」
「それじゃ、私たちでもアシュタロスを倒せるんですか!?」
勝利への希望を示す言葉に京香が目を輝かせる。美神は力強く頷いたが、京香にとっては無情にも、
「でもあんたは留守番してて。私と横島クンで行ってくるわ」
「え? でも所長は……」
京香が不可解そうに首をひねる。美神はここで使えるような特殊なスキルを持っていない。行ってどうしようというのか?
「ええ、分かってる。だから戦いは横島クンにやってもらうわよ。でも私がいると知れればアシュタロスも全力で攻撃はできない。そこにスキができるはずよ」
横島と京香があっと声をあげる。すっかり失念していたが、アシュタロスの目的は美神の魂の中にいるエネルギー結晶だ。美神と横島の同期合体はいわば結晶を人質に取っているようなものである。アシュタロスにとって1番やりにくい相手だろう。
「話は決まったわね。ところで横島クン」
「……はい?」
「あんたとは事務所開いて以来の付き合いだけど、考えてみたら仕事以外で遊びに行ったりした事なかったわね。これが終わったら、ぱーっと飲みにでも行きましょうか」
「いや、俺高校生なんスけど……」
美人所長からのお誘いは大変に嬉しいのだが、飲酒は宜しくないと思う。
美神はふふっといつもの勝ち気な笑みを浮かべると、
「男の子が細かいこと気にしないの。んじゃ早いとこ行くわよ、おキヌちゃんとルシオラがガス欠にならないうちに」
「はいっ!」
横島が《同》《期》を発動して美神に合体する。今度は『前』の美神&横島と同じ、某星雲の光の巨人のような姿だった。
そしてメインを横島に交代する。思い描くは、彼が知る限りでは地上最強の鎧。
《黄》《金》《聖》《衣》
それは彼のほぼ全身を覆う金色の甲冑。究極の防御性能に加えて、装着者の力を飛躍的に高めるという神話級の秘宝だった。
かっての世界で魔体を沈めた2人が今、出撃する。
―――つづく。
えーと、みなさん黒キヌちゃん好きなんですか!?(汗)
期待に応えられたかどうか戦々恐々です(^^;
根黒満載は誤入力「ねくろまんさい」の一発変換ですw
ではレス返しを。
○セラトさん&saraさん&危険な地雷さん&ケルベロスさん
ここの黒絹ちゃんは黒桜さん的要素もありますがオリジナルっぽいです。
行動原理は似たようなもんですがw
○KOS-MOSさん
>ときにハニワブラックってキエサルヒマ大陸産でしょうか?
はい、ブラックの原材料の土はその大陸の南端辺りで調達したものですw
○ASさん
>いやぁ待ってましたよこれで黒キヌ様の勇姿がまた見られるんですね
確かに魔神とタイマン張るんですから勇姿といえば勇姿なんですが(^^;
>そしてついにアシュの前で『壊れたアシュ様』を使いましたね
親不孝にも程がありますが、これでも怒らないアシュ様も器が大きいです。
○D,さん
>アシュ=マーボー、ルシオラ=士郎、小竜姫=セイバーすると横島はイリヤですか?
ルシ=弓兵、横島=性義の味方となってます(ぉぃ
○TORAさん
>メルトダウンを起こした原発をどうにかするために核で吹き飛ばすような感じが
それで両方とも消えてくれれば万々歳うわなにをするやめ(以下削除)。
○ミアフさん
>禁断の手段ですね
人をむやみに追い詰めちゃいけないっていう見本です。
○アレス=アンバーさん
>下手するとアシュタロスでも精神崩壊起こすんじゃないですかね?
どのみち消滅が望みなヒトですし<マテ
>ハニレンジャー地味に強いですねぇ。・・・でも内部構造どうなってるんでしょうか?
アシュ様の魔法技術は現代の人類では解明できないレベルなので不明です。
>アシュタロスもやっぱりショックだったみたいですね「真・壊れたアシュ様」は
育て方を間違えたんですねー、可哀そうに。
もっと愛情をそそいでやってればw
○・・・さん
>あれ、いつのまに呼ばれたんだ、おキヌちゃん?
京香を呼んだ時に一緒に呼んでます。
最大戦力ですからw
>これはも〜告白と受け取っていいんじゃないスっか
まさに命がけの告白ですなww
○とめきちさん
アシュ様も娘に壊れと思われたままじゃ死んでも死に切れませんでしょうからw
○守山刹那さん
>ハニワブラックの立場が原作の横島並みに低いような気がするのは私の気のせいでしょうか?(^^ゞ
たぶん客観的な事実だと思われます。
1人だけ分かりやすい元ネタを持ったのが不運でした。
>これでレッドが♀だったらピッタリだったんですけどね
それならまだブラックにも救いがあったんでしょうけどw
○ういっすさん
>埴輪ブラックVS黒鬼怒
一方的なシバキにしかならないような(^^;
○遊鬼さん
>まさかハニレンジャーで苦戦するとは思ってませんでしたが(w
アシュ様の霊力はダテじゃないですw
○滑稽さん
>さりげに黒ハニーにボルカン属性が!? 無茶だ!奴は絶対に破壊出来ない!!
頑丈すぎて筆者も困ってきましたw
>文珠なくてももう少しで黒キヌ様が降臨していたような
いやおキヌちゃんにも戦いが終わるまで我慢する位の自制心はあるかとw
○whiteangelさん
>初めから一気に読ませてもらいました
お疲れさまですー。
ネタ技気に入ってもらえたようで嬉しいです。
>ずっと続いたら世界の崩壊が・・・・、イヤ宇宙意思が混乱(破滅?)してしまうのでは?
そのときは神魔界の全軍が出動して対処にあたります(ぇ
○HEY2さん
>まさか「まだ」壊れていないアシュ様がガチ負けするとは思わんが
しかし娘の前で奇態をさらすわけにもいかず苦悩するアシュ様でありましたw
>「おキヌちゃん! そっちは京香ちゃんだから!!」
黒絹ちゃんはそんなストレートな手は使いませんよーw
○なまけものさん
>無理心中!? 恐怖で自分が何言ってるかわかんなくなってる美神が可愛い
何だかんだで美神にもっとも身近なのは横島ですしね。
>前回私の書いた黒キヌラスボス化という説がだんだん真実味を増してきたんですが
まあその辺は続きをお楽しみにということで。
○ゆんさん
>今までシリアスぶってたアシュタロスが本当にブロークンするんですねw
シリアスぶるって……アシュ様一応真面目なんですがw
>美神さんのドサクサの台詞って・・・黒キヌ様には禁句なのでは?
降臨前なら問題ないのです。
○てぃREXさん
>下手したら恐怖公の称号を奪っていきそうな勢いですね。?
そしてアシュの跡目をついで魔界西方の君主に!?
○KIRHJCFIさん
>他の皆さんまで、浸食されそうで…
危うきには近寄らないのがベストです。
○kamui08さん
>しかし、前回のおキヌちゃんの嫉妬も実は今回の伏線だったんですネ?
そうですー。そして今回で回収されたわけなんです。
○わーくんさん
>黒キヌお姉さま登場直前ですのにその余波だけで……(汗)
黒絹ちゃんは無関係の人には何もしないので大丈夫ですよw
>というのは、「横島さん達」が「黒キヌお姉さまの攻撃から生き延びることができましたら」という解釈でよろしいのでしょうか?
ご想像にお任せしますw
○とろもろさん
>今回のツボは『黒』『化』でした(爆)
黒絹ちゃんモテまくりですねぇ♪
>やはり、ハニーレンジャーは、アシュが発案、製作、パピがお手伝いのような気がします
ほのぼのした製作風景が目に浮かびますです。
○シシンさん
>あえて言おう!!黒こそがサイキョウだと!!
燃料100%なら黒絹ちゃん1人でアシュに勝てたのですが惜しい所でした。
○通りすがりのヘタレさん
>ハニレンジャーは平行世界の横島事務所なのではと勘繰りながら
ハニワ兵が横島の部下なのかハニワブラックが横島の転生体なのか判然としないのが面白い着眼点ですね(ぇ
>あまりにも頑丈な黒埴輪は絶対に(強制)身代わりを使えるスーパー系だと邪推してみます
むしろ身代わりにされる方だったりw
>ラスボスがアシュタロスならば黒キヌはアーケードでノーコンクリア後に待ち受ける真なるラスボス出なければなるまいとそこはかとなく考えて見ます
おお、ドラマちっくになりそうですねー。
ラスボスと真ラスボスの難易度の差に苦情が出そうですがw
○ゆうさん
ブラックを破壊する方法は……まだ考え付いてません。
うまく利用するのが1番のような気がします。
>弟の「危険に対する保険その2」も出てくるんでしょうか?
弟はインパクトが今いちなので没りました(ぇ
○小説読みさん
はじめまして、宜しくお願いします。
>黒の被害はアシュより女性陣にいきそうと思うわたしはいけないでしょうか?
燃料不足のおかげで女性陣は命拾いしましたw
○酉の巣さん
>ここまでの長期連載、ほぼ定期的に投稿されて質の低下が無いのはお見事です
ありがとうございます。
これもみなさまが感想書いて下さるおかげです。
>何らかのパロディにしても仕込むならそれなりの理由付けが必要だと考えているのです
それだとクロスやギャグパロディはほとんど使えなくなってしまいますので……。
ではまた。