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「ラクシュミの神酒!!(GS)」

NEO−REKAM (2006-05-03 11:15)
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小竜姫は妙神山を離れ、神々の住む世界に帰還していた。神界は人間の住む世界とは全く異なる世界である。人間が神界を訪れることは滅多にないが、魔界とは異なり、神界では人間は何の問題もなく生命を維持することができる。

しかし、一律の認識を得ることはできない。つまり、神界では、同じ場所で同じものを見ても、人によって見えるものが違うということで、この物語の中で語られる全ての事柄は、実際には見る者によってその姿を変える。

もちろん、神々から見れば真の相が明らかであるのは言うまでもないのだが。

小竜姫は人界から神界に帰還すると、世界の中心に聳え立つスメール山からまっすぐ天に昇り、スクヮーヴァティーの東隣の宮殿でヒャクメを探した。

神剣を帯刀し、目を吊り上げて歩いていると、大地の神ゲブの目に留まった。
「おや、こんなところで珍しいな小竜姫。宮殿に曲者でも現れたかな?」
ゲブは、この若い女神の取り乱し方がおかしいらしく、楽しそうに笑いながら言う。頭に血が上っていた小竜姫は、このエジプトの古き神を非難するような目で見ながら合掌し、
「お久しぶりです。ヒャクメを探しているんですけど」
と素っ気無い。
「わはは。ちょっと落ち着きなさい小竜姫。可愛い顔が台無しだ。そんな顔をしていては嫁の貰い手もなかろう」
「・・・大きなお世話です」

ゲブは意に介さず、
「ヒャクメといえば、最近報告書が出ていたな。お前さんたち若い女神たちも仕事に励んでいるようで結構結構」
報告書と聞いて、小竜姫はどきっとして、大地の神の言葉をいくつか聞き漏らした。
「・・・ヒャクメなら先刻、東側の泉の傍でラクシュミやミネルバとおしゃべりしていたぞ」
「・・・有難うございます」
「わはは、どういたしましてだ」
小竜姫は顔を赤くしながら、あわててその場を離れた。

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回廊を回って、東宮の外に出て階段を下り泉のほとりに行くと、果たして3人の美しい女神が長椅子に腰掛けて楽しそうにおしゃべりをしていた。つがいのカリョウビンガが美しい声で鳴きながら頭上高く飛び回っている。最初に小竜姫に気づいたミネルバが手を振った。小竜姫が近づいていくと、

「小竜姫おひさ、珍しいね」
ミネルバが笑いながら、小竜姫に挨拶する。
「今ちょうどヒャクメに下界の話を聞いてたところなの。ここに掛けて」
ラクシュミも嬉しそうに小竜姫に話しかけて席を勧める。小竜姫も、いつもなら懐かしい友達と話をしたいところなのだが、今日は別の用事がある。
「ミネルバもラクシュミもこんにちは。今日はヒャクメに用があって・・・」
二人の女神は、小竜姫の話し方に不穏なものを感じ取って、またヒャクメがなんかしたのね・・・と、たちどころに了解した。

「私に用事なの?何かしらねー」
「二人きりで話がしたいんですけど・・・」
表情を変えずに、小竜姫が低い声で言う。
「じゃ、私の神殿に行くのねー」
ヒャクメは平気な顔でそう言うと、二人はラクシュミとミネルバに別れを告げ、ヒャクメの神殿に向かった。神殿に行く途中、小竜姫は怖い顔をして、一言も口をきかなかった。ヒャクメは一本の瓶を胸に抱いて歩いていく。

瓶の中には、ラクシュミから貰ったソーマ、つまり神酒が入っていた。

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ヒャクメの神殿は、石造りで、雰囲気はカンボジアの遺跡群を髣髴とさせる。本殿の応接の間に入ると、ヒャクメは半神たちを本殿から人払いした。部屋の内装は木材で整えられ、壁には複雑な模様の美しい織物が掛かっており、厚くふわふわした絨毯の上には大きな毛皮が敷かれている。

ヒャクメは、ソーマの瓶をテーブルに置くと、自分は長椅子に腰を下ろして足を組んだ。小竜姫は立ったままヒャクメを睨んでいる。

「来てくれて嬉しいのねー。座って」
小竜姫は微動だにしない。
「・・・」
「何をそんなに怒ってるの?」
「何をって・・・自分の胸に聞いてみなさい」
ヒャクメはずっと笑顔である。それが余計に小竜姫をいらだたせる。

「自分の胸と言われてもねー・・・」
もちろん、ヒャクメはどうして小竜姫が自分を訪ねてきたのか分かっている。分かっていてからかっているのだ。

「・・・この前あなたの書いた報告書の写しがが妙神山まで回ってきました」
「・・・横島さんの?・・・それで?」
小竜姫の額に青筋が浮かぶ。

「それで・・・って、なんですかあの資料は!?」
「真実を書いただけなのねー。気に入らなかったの?」
「上層部への報告書に実名でセミヌードとか書かれて喜ぶ人がいますかっ!?」
小竜姫は大声を出した。
「あなたの服を脱がしたのは横島さんなのねー?私に怒るのは筋違いじゃない?」
「な・・・」
小竜姫は怒りで顔が真っ赤になり、頭から湯気が出そうである。
「起きたことをそのまま報告するのが私の仕事なのねー、それとも、友達だから嘘を書けとでも言うの?」
「ぐ・・・」

ヒャクメは立ち上がって、小竜姫のほうに歩み寄った。鼻と鼻が触れるくらい近づくと、にっこりしながら、
「本当はそんなことを言いに来たんじゃないでしょ?」
と、言う。ヒャクメの芳しい息が小竜姫の鼻をくすぐる。
「で、でも、私たちは友達でしょう?もう少し私の立場を気遣ってくれても・・・」
小竜姫の声が、自信なさげに、少し小さくなる。

「清純で、優等生で、誰にも負けない強い女神様のイメージを守って欲しかったの?小竜姫はいつも変わらないのねー」
ヒャクメが笑いながら言う。図星を指されて小竜姫は声も出ない。
「・・・」
ヒャクメは、固まっている小竜姫に両手を伸ばして、頭の後ろをそっと支えると、自分の唇を小竜姫の唇に重ねた。小竜姫は一瞬、びくっとしただけで、少しも動かない。ヒャクメは、小竜姫の唇の柔らかさを楽しんだ後、離した。

「私に可愛がってもらいに来たって、正直に言えばいいのに・・・」
ヒャクメはまじめな顔になって、小竜姫の瞳を真っ直ぐ見つめながら言う。
「そ、そんなことありませんっ!!」
顔を赤くして小竜姫が言う。
「じゃあ今どうして抵抗しなかったの?」
ヒャクメは小竜姫の瞳から目をそらさない。小竜姫もヒャクメの瞳をずっと睨んでいたが、そのうち目を逸らした。
「私の目はごまかせないのねー。私はヒャクメなのよ?」
「・・・私は報告書のことで意見をしに来たんです!」

ヒャクメはとうとう、まじめな顔を我慢できなくなって、笑い始めた。
「上層部に出した本物の報告書にはパピリオの名前もあなたの名前も入ってないのよねー。それに、配布先にも妙神山は入ってないの」
「な・・・!?」
「あの報告書は私があなたをからかうために一部を書き換えて送ったものなのねー」
「・・・ど、どうしてそんなこと?」

ヒャクメはもう一度小竜姫にキスした。今度は舌を入れて小竜姫の舌に絡ませる。離れるとき、二人の唇は唾液の糸を引いた。

「分かってるでしょ?もちろんあなたを可愛がるため。もう長いことご無沙汰だったんだもの」
ヒャクメは妖しい笑顔でにっこりと小竜姫に微笑みかける。小竜姫は顔を真っ赤にして、少し困ったような複雑な表情をして、俯いてしまった。

「来てくれてほんとに嬉しい・・・」

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ヒャクメは、小竜姫を長椅子に座らせると、部屋から出て行き、しばらくすると30センチくらいの6角形の封印紙を持って帰ってきた。

「ほら小竜姫、背中を出して」
小竜姫は、無言のまま上衣をはだけると背中をはだける。ヒャクメは、背中の鱗の上に神語がびっしり書かれた紙を当てると、6つの角を順番に指で押さえながら印を結んでいく。最後の角に封印を施すと、紙が肌に張り付いて6角形の形の色の違う肌に変わった。

「もう大丈夫なのねー。竜になって暴れられると大変だからちゃんと封印しておかないと」
小竜姫は、はだけた上衣を直さなかった。適度なボリュームの、丸く形のいいバストを両手で隠している。

本当に何年ぶりかしら、と、小竜姫は思う。パピリオが妙神山に来てからは一度もしていないし、もう3年以上してなかったかも・・・小竜姫は、淫靡な期待に胸が震える。

ヒャクメ・・・幼馴染の女神。幼い頃からずっと一緒。いつも真面目な優等生で、友達の少なかった私とは対照的に、ちょっと抜けていて失敗も多いけれど、可愛らしく、いつもたくさんの友達に囲まれている。もう、気が遠くなるような大昔から、私が孤独に疲れたときには、私を包んでくれる優しい女神。

ヒャクメは、小竜姫の右横に腰掛けると、もう一度小竜姫に唇を重ねた。

「んっ、んっ」
二人は甘く濃厚なキスをかわす。ヒャクメがそっと抱きしめると、小竜姫は身をゆだねて目をつぶった。小竜姫の頬が桜色に染まっている。離れるとき、小竜姫は小さくため息を洩らした。ヒャクメが耳元でささやく。

「立って・・・服を脱いで見せて欲しいのねー」
小竜姫は、無言で小さく頷くと、すっと立ち上がってヒャクメの正面に向かい合った。恥ずかしそうにヒャクメから目を逸らしたまま、左手で両方の胸を隠しながら、右手で上手に腰帯を解いて袴を落とし、草履を脱いで脚を外した。鍛えられて張りのある脚線があらわになる。

それから、紅白の縄をはずすと、ノースリーブの上衣の袖から腕を抜く。左腕を抜くために胸を隠す手を入れ替えたとき、一瞬だけピンクの乳首がのぞいた。上衣をはらりと足元に落とすと、小竜姫は再び紅白の縄を肩にかける。小竜姫は、どうしていつもヒャクメがこの縄を外さないように言うのか不思議に思っていた。でも、小竜姫は、睦みあう時だけは、どうしてもヒャクメに逆らうことができない。ぼーっと舞い上がってしまってヒャクメの言いなりになってしまうのだ。それに、言われた通りにするのが、いつも一番気持ちよくて一番幸せだと分かっていた。

今、小竜姫が身に着けているのは、竜神のヘアバンドと篭手、足袋と紅白の縄、レースの入った繊細なデザインの白いパンティだけである。ヒャクメはにっこりと微笑んで、
「そばに来て。それは私が脱がせてあげる・・・」

小竜姫がもじもじしながら近づくと、ヒャクメはちょうど目の前に来たパンティの両サイドに手を入れると、レースの布地越しに小竜姫のヘアにキスしてから、すーっと脱がせてしまった。それから、もう一度、朱色のヘアの生えているところにそっとキスする。小竜姫は、ぎゅっと脚をかたく閉じて、じっとうつむいて、恥ずかしいのを我慢している。

(二人が関係を持ってから、もう随分経つのに、小竜姫はいつまで恥ずかしいのかしらねー)
ヒャクメは不思議に思う。もちろん、そんな小竜姫が可愛くてたまらないのだが。

「そうそう、ちょっと待っててねー」
ヒャクメは立ち上がると、棚からムーンライトグラスと長細い箱を一つ取って、テーブルに置いた。それから、テーブルの上に置いてあった瓶のコルク栓を抜くと、グラスに中の液体をとくとくと、一杯に注いだ。
「飲んで。ラクシュミに貰った恋人用のソーマなの」
小竜姫に勧める。
「ソーマ?ソーマ草から作るっていう神酒?」
「そう、そろそろ小竜姫が来るかなーと思ってラクシュミに頼んで直々に作ってもらったの。恋人同士で飲むとすごく素敵だっていってたのねー」
「・・・」
小竜姫は躊躇している。

ヒャクメは笑いながら言う。
「ソーマは薬じゃないから、ただ飲むだけでは意味がないってラクシュミが言ってました。このソーマは恋人同士でだけ効くんだって」
そうして、ソーマを自分の口に含むと、口移しで小竜姫の口の中に流し込んだ。甘くておいしい飲み物である。小竜姫は、覚悟してこくんと飲み下した。身体がほんわかと温かくなる。ヒャクメは自分の唇をぺろっと舐めた。

ヒャクメは、自分も服を脱いで裸になり始めた。羽織っているマントを外して、タンクトップのボディースーツを脱いでいく。普段は露出の少ないヒャクメの滑らかな肌がさらされていく。小竜姫と同じくらいの大きさの丸いバストも、その頂点の突起も艶かしい。ボディースーツを脱ぎ捨てると、Tバックの黒いパンティ1枚の姿になり、そのまま長椅子に脚を揃えて座った。

「脱がせて・・・」
小竜姫はまるで魔法を掛かけられたようにヒャクメに近づき、ひざまずくと、両手でヒャクメのパンティに手を掛けた。両手を伸ばしたので、それまで隠していた可愛らしい乳首が見えてしまう。ヒャクメが少し腰を浮かすと、小竜姫がするすると脱がせてしまった。ヒャクメはそのまま脚を大きく開いて、小竜姫の目の前に自分の秘所を見せた。

「食べて欲しいのねー・・・」
少し頬を染めてヒャクメが言う。小竜姫は、ソーマで火照った身体をもてあましていた。ヒャクメに慰めて欲しい。抱きしめられたい!
「ヒャクメ、私、もう・・・」
「小竜姫も後からゆっくり可愛がってあげるから、ね?」
小竜姫はそう言われると断りきれない。熱く燃える身体をくねらせて我慢しながら、ヒャクメの秘所に顔をうずめて、蜜壷の入り口に舌を差し込み、そのまま舌を上に這わせて、クリトリスを舌の先で転がす。

すぐにヒャクメから甘く切ない吐息が漏れ始める
「あっ、あん、小竜姫、そうよ、そう・・・」
ヒャクメは緩やかに腰をくねらせ始めた。蜜壷が愛液と小竜姫の唾液でべとべとになって、小竜姫の舌の動きにあわせてくちゅくちゅといやらしい音を立てる。

「あ・・・そこ・・・小竜姫・・・上手なのね・・・いいコよ・・・」
ヒャクメは、両手を伸ばして、小竜姫の朱色の髪と角を撫で始めた。秘所がどんどん蕩けていく。ヒャクメが感じている以上に小竜姫も感じている。裸でひざまずかされ、秘所を舐めさせられる羞恥心がそのまま全て快感に変わってしまう。まだ触られてもいないのに小竜姫の乳首は硬く尖り、蜜壷からはとろりとした蜜が太腿を伝う。

ヒャクメの喘ぎ声は途切れない。
「あ、ああん、はぁ、はぁん・・・素敵・・・」

(もうだめ・・・ヒャクメ・・・お願い・・・私もめちゃくちゃにして・・・)
小竜姫は切なくて切なくて、ヒャクメにそう懇願したいのだが、恥ずかしくて口に出すことができない。やがて、どうしても我慢できなくなって、こっそり、自分の指を自分の乳首に伸ばしていく。指先が、そっと先端に触れたとき、身体を貫くように快感が走り、びくっと身体を震わせた。そのまま自分の乳首をこね回す。

ヒャクメはそれを見逃さなかった。
「・・・自分でするなんてはしたないからだめ」
そういってたしなめると、小竜姫の両手を取って、指を自分の蜜壷に導く。
「・・・後から可愛がってあげるから我慢してね」
小竜姫は、目に少し涙を浮かべながら、必死にヒャクメのクリトリスを舐め、蜜壷の中をこすり、アナルの入り口を刺激する。小竜姫の乳首はもう、恥ずかしいほど硬く尖り、秘所からは、溢れた蜜がぽとぽとと毛皮に染みをつくっていく。

(早く満足して私を慰めて・・・)
「・・・小竜姫・・・あ、あとから・・・そ、そこ、そこが気持ちいのっ!・・・ああんっ」
小竜姫には禁じておきながら、ヒャクメは自分の手で自分の乳房をいじり始めた。乳首をこね回し、乳房を揉みしだく。ソーマを飲んでいなくても、もう我慢できない。

「あっ・・・あっ・・・あっ・・・、だめなの、もうだめなのねー!・・・」
声が断続的な悲鳴に変わっていく。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・・」
ヒャクメは上を向いてのけぞったかと思うと、
「ああああああああああああああああああああああああ・・・」
と、ひときわ大きな喘ぎ声を上げながら絶頂に達した。

「・・・ふぅ」
ヒャクメは落ち着いて溜息をつき、小竜姫を見た。小竜姫は目に涙を浮かべて切なそうな顔で何かを訴えるようにヒャクメを見つめている。ヒャクメは立ち上がって、グラスに自分の分のソーマを注いで飲み干す。そして、小竜姫を長椅子に座らせた。
「ごめんねー、お待たせ」

そらから、キスすると、そっと、乳首に触れた。
「ああん、ああああああああああっ」
「?」
それだけで小竜姫は軽く絶頂に達してしまったらしい。それでもまだ小竜姫は物足りないらしく、ヒャクメにぎゅっとしがみつく。ヒャクメは続けて小竜姫の乳首を弄びながら、すっかりぬるぬるになった秘所に指を入れて、クリトリスにそっと触れた。
「あっあっああああああああああ・・・」
「?」
「ひゃ、ヒャクメ・・・私、おかしくなっちゃいました・・・あっ、あっ、あああああ・・・」

(ソーマの効果ってこんなにすごいの?私も飲んじゃったのね・・・)
小竜姫がヒャクメの乳房を揉み始めた。ヒャクメも小竜姫の胸を揉み、乳首を吸い、秘所をおもちゃにする。その度に小竜姫は大きな喘ぎ声を上げて恍惚の表情を浮かべる。

「あっ、あん、あん・・・あっ・・・あっ、ダメ、ダメですぅ・・・」
秘所から蜜をとろとろとこぼしながら、小竜姫は自分が可愛い声でさえずるのを止めることができない。次第にヒャクメにもソーマに酔い、体が熱く火照って蕩けてきた。小竜姫が胸を揉んで乳首に触れるだけで痺れるような快感が身体を貫く。

「あん・・・しょ、小竜姫・・・私も・・・ね?あそこを触ってぇ・・・」
小竜姫もヒャクメの割れ目に指を割り入れていく。指がクリトリスに達したとたん、ヒャクメが大声を上げる。

「あああああああああああああああっ・・・」
「あん・・・ひゃ、ヒャクメ・・・どうしましょ・・・う。止まらないよぉ・・・」
小竜姫は絶え間なく襲ってくる快感をどうすることもできない。
「しょ、小竜姫・・・わ、あん、ああっ・・・私も・・・なの・・・」

(どうしよう・・・)
しかし、次第に二人とも、官能に痺れて、もうどうでもよくなってきた。ヒャクメは、テーブルから箱を取り上げると、中から双頭の張形を取り出した。小竜姫が期待に胸を膨らませてうっとりと見る。ヒャクメは、小竜姫に長椅子から降りて床に寝そべるように促すと、小竜姫の蜜壷にゆっくり挿入した。小竜姫のそこは吸い付くように張型を受け入れていく。
「あん・・・はぁ・・・」
小竜姫は潤んだ瞳でヒャクメを見つめる。
「ん・・・あん・・・」
くぐもった吐息を吐きながら、ヒャクメはもう片方の頭を、自分の中にゆっくり埋め込んでいく。途中でGスポットをこすったらしく、それだけで一度イってしまった。
「あっ・・・ああああああああああああああ・・・」

二人はつながって一つになると、腰をくねらせながら、お互いの身体中を撫で回し、敏感な部分を愛撫し始めた。もちろん二人ともすぐにまた可愛い声をあげて絶頂を迎える。

「あっ・・・ヒャクメぇ・・・気持ちいい・・・あん、ああああああああああああ・・・」
「だめぇ・・・あっあっ・・・小竜姫、そんな、そこ・・・ああああああああああ・・・」

そのまま二人は、いつ果てるとも知れない快楽の世界に溺れていった。二人の女神の白い肢体が妖しく艶かしく絡み合い、部屋中に吐息と歓喜の喘ぎ声が響き渡る。

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結局、二人が正気に戻ったのは17時間くらい経ってからだった。いかに女神といえどもそれほど長い時間をぶっ続けでやり続けるのは大変だったらしく、その後も、しばらくぐったりと手をつないで毛皮の上に横たわっていた。

ヒャクメと小竜姫はようやく起き上がって服を身に着けた。ヒャクメが飲み物と軽い食事を持って来たので、小竜姫はなんとなく幸せそうな表情で食べていると、ふとソーマの瓶の小さなラベルになんか書いてあるのに気づいて変な顔をした。

「・・・」
黙って瓶をヒャクメに渡す。
「?どうしたの?」
瓶のラベルには、ラクシュミのきれいな梵字でこう書かれている。

ヒャクメさま。このソーマはそのまま飲むにはちょっと強すぎるの。ムーンライトグラスに(ソーマは月の器で飲むのが伝統なので)五分の一くらい注いで、何かで薄めて飲んでね(オレンジジュースかライムジュースがおすすめ)。そのまま飲むと丸一日くらい効果が消えないので十分気をつけてください。ラクシュミより。

「ああっ・・・」
「ヒャクメ・・・どうしてそんなにそそっかしいんです?」
小竜姫が尋ねる。ヒャクメは小さくなりながら、
「で、でも、気持ちよかったでしょ?怒らないで。ね?」

小竜姫が額に青筋を立てながらにっこりと笑う。ヒャクメも冷や汗をかきながらにっこりと笑った。

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小竜姫は、ヒャクメを飾り柱の一本にぐるぐる巻きに縛り付けると、使ったコップや食器を洗いに出て行った。ドアを閉めるとき、後ろからヒャクメの声が聞こえてきた。

「許してー、悪気はなかったのねー」

小竜姫は楽しそうにくすくす笑いながら食器を洗ってから、応接の間に戻った。そして、にっこり笑って、
「そろそろ私は帰りますね」
それから、ヒャクメの耳元に口を近づけると、頬を染めながら、
「また、妙神山にも遊びに来て、私を可愛がってくださいね。パピリオのことは一晩くらいなんとか考えますから。こちらにもまた遊びに来ます」
と言って、神剣をつかんで脇にさすと、ヒャクメに優しくくちづけして、にっこりした。

「小竜姫・・・縄を解いて降ろして欲しいのねー」
ヒャクメは最後にもう一度お願いしたが、
「それはダメです。もうしばらく反省してください」
と、にべもなく断られた。小竜姫は部屋から出て行くときには何も言わず、もう一度ヒャクメを見てにっこり笑った。

(あーあ)
と、ヒャクメは思ったが、まあ、でも、いつもこんなもんよねー。と思い直した。そのうちに半神たちが気付いて助けに来てくれるだろう。小竜姫も元気になったみたいでよかった。

(横島さんとおキヌちゃんが仲良くしてるのを見て寂しくなっちゃったのよね?)
ヒャクメはお見通しだった。可憐で賢く優等生の小竜姫。でも、寂しくなったときに慰めてあげるのは、きっと私みたいに少しダメな女神がちょうどいいのね・・・

小竜姫、寂しくなったらまたおいで。私も寂しくなったら会いに行くから。

と、ふと、頭の片隅に何か引っかかった。
(あれ?でもまだなんか忘れてるような・・・)

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帰る途中、小竜姫はラクシュミとミネルバにばったり出会った。
「あ、小竜姫、まだいたんだ。ヒャクメとの話はすんだ?あいつ今度は何したんだ?」
ミネルバは戦いの神という相を持つためか、話し方が乱暴である。小竜姫は、おほほ、と笑いながら、
「私の勘違いだったんです」
「ふーん」
「今から二人で西の三宝塔の横に素敵な店ができたと聞いたので行こうと思うの。小竜姫も一緒にどう?」
インドの女神の中でも絶世の美女と言われるラクシュミが小竜姫を誘う。小竜姫は少し心を動かしたが、
「妙神山に妹が待っているのでもう帰らないと。また誘ってくださいね」
「妹?」
二人は怪訝な顔をしたが、小竜姫はにこにこ笑っているばかりで何も言わない。では、と、別れようとしたとき、ふと小竜姫がラクシュミを呼び止めた。
「・・・ラクシュミ」
ラクシュミが振り返る。
「?」
「・・・いえ、なんでもないんです。さようなら」
小竜姫はすたすたと歩いていく。ラクシュミはその後ろ姿を見て、意味ありげににっこり笑うと、再びミネルバとおしゃべりをしながら歩き始めた。

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妙神山の鬼門の前で、退屈しきったパピリオが、鬼門二人を相手にトランプの七並べをやっている。その周りには、オセロゲームやらゲームステーション2やらそれをつないだテレビやらが散乱していて、修行者が来てこれを見たら、妙神山の権威も失墜するであろうと思われるような有様である。

「あっ」
祥雲を曳いて天から降ってくる小竜姫を見つけたパピリオは、カードを放り出すと、ものすごい勢いで門の中に駆け込んで走っていってしまった。

鬼門の二人が溜息をつきながら後片付けを始める。門の中、ずっと向こうの方で、天から降りてきた小竜姫にパピリオが抱きついている。というかタックルしている。

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−その夜の浴司。露天風呂

小竜姫は、背中の封印がどうしても解けなくて困ってしまい、結局、パピリオに頼んで封印紙の印を解いてもらうしかなかった。

「ありがとう。洗えなくて困っていました」
少し恥ずかしい顔で小竜姫が言う。
「なんでこんなものを貼っつけて帰ってきたでちゅか?」
パピリオが素朴な疑問を小竜姫にぶつける。

なんと答えたらよいか、結局、神界のある種の儀式のために必要だったという事にして、お茶を濁した。パピリオは素直に納得したようだ。まだまだ子供である。

それに、考えてみれば、たしかに儀式には違いないのだ。

(了)

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