「明日世界が崩壊するんです」
明日のタメに今できるコト
~そのいちのいち~
「しんじられるかぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!」
「げふぅ!!」
おぉ、あれは幻の顔面ドロップ!!まさかこの目で見れるとは―――
「―――って、美神さん!!一般人にその技はまずいですって」
「―――っは!!しまった。つい横島くんにやる勢いでやってしまったわ!!」
ドロップキックの勢いでイスごと倒れている。後頭部をうったのか、それともドロップの所為なのか、いつみさん(仮)が目を回している。こら、シロ。つつくんじゃない。
「だいじょうぶですかぁ~~?」
おキヌちゃんが必死に介抱するも、目を覚ましそうにない。
(足の形に顔を陥没しているところを見るとこの人もギャグキャラなんだろうか?)
見事な形に美神さんのドロップキックの跡がついている。ここ見事なのは俺みたいのしかつかないと思う。
「どうするの?ミカミ?このまま後遺症でも残ったら、賠償金取られるんじゃないの?」
「あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁいわないでぇえぇ!!」
「美神さん、そんなことで悔やまなくても―――(汗)」
―――むくり―――
「「「「「あっ!!!起きた(ましたね)(わね)(でござる)」」」」」
「―――ぱ―――」
「「「「「―――ぱ?」」」」」
「―――パト〇ッシュ――僕はもう疲れたよ―――――」
―――パタリ―――
「「「「「ギャグギャラ決定!!!!??」」」」」
ハイ。けっていです。
「うぅぅぅぅぅぅ。最後まで話を聞いてくれるっていったのに――――」
いつみさん←やっと(仮)が取れた がやっと起きた(起こされた)ので(神通棍でしばくのは起こすとはいわないと思う)話を再開する。
「私達の世界には、生まれてくる人の一部は『理の書』と言う一つの法則が書かれた本を持って生まれてくることがあります。この『理の書』の内容を書き換えて、例えば火の出る法則が書かれた『理の書』があったとして【自らが望めば手のひらから炎が出る】と書き換えるとします。そうすれば、法則は書き換えられて、その人が望めば本当に手のひらから炎が出ます」
「―――っちょっとまって!!そんなことができるなら、世界中で戦争が起きるじゃない」
確かに。もしも【~すれば世界中を炎で焼き尽くす】なんて内容に書き換えられたのならすんごいことになる
「だいじょぶですよ。大概本は身体の中にあって―――あっ、別に身体の中に本当に本が埋まってる訳じゃないですよ」
「いいから、続き!!わかるわよそんなの」
「あっ、はい。身体の中にあるのでまず取り出せる人が少ないです。さらに取り出せたとしても内容を書き換えられる本と書き換えられない本がありますから。取り出せて、なおかつ内容を書き換えられるような人は保護されてますから、平和です」
「じゃあ、何で「明日世界が崩壊するんです」なんていうわけ?」
確かにそれが本当なら明日世界が崩壊なんてする分けない。ナイス質問だタマモ。
「ちゃんと理由はあるんですよ。今から話します」
いつみさんぴっと姿勢を正したので、みんな姿勢を正す。
「それは三日前のことでした――――――」
いつみが、もと居た世界。三日前のこと
平和な日々が続く世界で、100を超える法則を管理し『理の書』を持つものが集まる塔。そこで事件はおきる
その一室。全ての理と、知られざるものまで全ての真実が書かれているとされる最強にして最悪の『理の書』。
『真実の書』
この塔の創立者の本だとされる『理の書』は法則で作られた結界が隙間なく幾重にも張られ物理的に鎖が何十にもめぐらされ、誰一人として指一本触れることができないようになっている。
しかし
その結果は全て外され、鎖はちぎられ、台座にあるべき本はなく、傍らに立つ少女に手中にある。
少女はつぶやく
やっと望みが叶う
ようやく望みが叶う
――――せかいをこわせる―――――
そうつぶやいて、少女は窓から地に降り立っていった。
「その名前のとおり、『真実の書』は書かれている内容は全て真実であるからして中に書いた内容は全て真実になります。そうして彼女は書いたんです
『私以外のものがある限り、三日後に世界は崩壊する』
と。その後に『真実の書』はどこかに隠されて、中の内容を消そうにも消せずじまい。対抗策を講じたうえで、現在世界中を家捜ししているんです」
「けれど、結局本は見つからずに時間がたって、仕方ないから他の世界を探しに来たって訳ね」
なるるどなるほど。
「――って、時間移動みたいなものは駄目なのか?」
ちょっと疑問に思った。
なんだったら過去に行って取ってくればいいと。
「ばかね、ヨコシマ。未来にいける訳ないし、過去にいったって、内容が書いてないじゃない」
あぁ、そういえばそうだ。納得。
「というわけで、手伝ってもられると嬉しいんですけど―――――」
「いやよ!!!ただでなんて!!!」
「おお、なんて迫力!!後ろに仁王羅漢像が見える!!さすが美神さんのどけちさは他の人と比べ物にならない!!」
「そこっっ!!うるさいっ!!!」
「ぐべっっっ!!!」
――――なっナイス右ストレート
――がくっ!!――
司会がいなくなったので会話のみ中継します
「それでは、わたしは労働力を提供するって事で、どうです?私こっちのお金は持ち合わせがないんですけど」
「いいけど、うちは除霊事務所よ、アンタ、幽霊とか相手できるの?」
「幽霊に効くかどうかはわかりませんけど、すごい技ならありますよ。なんセこれでも司法官だし。っあ。司法官ってのは前に行った『取り出せて、なおかつ内容を書き換えられるような人』のことです」
「じゃあ、あんたの『理の書』とやらはなんなのよ?」
「それじゃあ、見せますよ―――――
―――ここでいったんコマーシャル~~~♪」
「しにさらせぇぇぇぇっっっっっっっ!!!!」
―――ずごーん―――
あとがき
ちょっと長めに(自分的に)いってみました。今回は世界の崩壊する理由。納得いただけたでしょうか?
ミアフ様&紅様。
こんな理由でしたがどうでしょうか?後、長さはこれくらいでいいでしょうか?
特命鬼謀様。
ご指摘ありがとういございます。まだまだ至らぬところがございましたら、びしばしいってやって下さい。
次回もお楽しみに♪片方だけのグローブでした♪
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