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「GS横島!!極楽トンボ大作戦!! 第十一話(GS)TS有り注意」

球道 (2006-01-17 03:41)
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やあ、こんにちは。

君達のひとつ前の面接が、ちょっと過激な子のでね、色々あって、もう意識を保ってられないんだ。

だから二人同時でするけど、いいかな?


ん?僕?

僕は君達が住んでいる『世界』そのものなんだ。

あはは、僕は奇天烈君じゃないよ、コ○助もいない。

とりあえず、僕の話を聞いてくれるかな?


GS横島!!

極楽トンボ大作戦!!


第十一話


横島が妙神山に住み込んで二週間が経った。

特に世界は事も無く、平穏に流れ行く。


二週間、色々な事があった……。

しみじみと、横島は思い出す。

ずずずぅ~。

ああ、お茶が美味い。

ばりぼり……。

うむ、この揚げ煎餅も美味い。

「小竜姫様~?このお煎餅って……、あ、そうなんすか?いや~、おいしいっす。」

小竜姫様の自作らしい。


「ねえ、横島」

右から声がかかる。

「んあ?」

もちろん声の主は雪之丞だ。

雪之丞もこの揚げ煎餅が気に入ったらしく、ポリポリと良い音をたてて食べていた。

「こんなことしてていいのかな?」

何を突然言い出すのであろうか?

「何が?宿題かなんかでてたっけ?」

「んもう!あれだよ、あれ!世界を改変するってやつ」

そう、俺と雪之丞は『世界』頼まれて時間を遡ったのだ、『世界』の根腐りを防ぐために!!

……だけどな、

「いいんじゃねぇ?」

やること無いんだよ、今はまだ。

「まあ、私達がこうしているだけで歴史は変わってるって解ってるから良いけど……」

「何かしてないと落ち着かないんだろ?」

「……、うん」

雪之丞はこう言う奴だ、男でも女でもそれは変わらない。

「俺達は妙神山の修行者だ、美神さん達との接点は必ずできる、そこから、色々と変えていけばいい。

今の所美神除霊事務所は俺を除いて、大体歴史通り動いてる、もっとも、バイトは日雇いで雇ってるような状態らしいけどな?」

そう言って俺は笑う。

昨日見た求人広告に載っていた『美神除霊事務所』の求人情報。

確かこんな感じだったか?


~安全で明るく楽しい職場です~

君も!明日からゴーストスイーパー!?

優しい一流GSが指導します!

バイト、正社員募集


時給・千円~ 経験者用相談


……、GS助手のアルバイトの最低賃金をあの人は知っているのだろうか?

昔、雪之丞に聞いたことがあったな。

その時の相場で、たしか、時給五千円……ごせんえん。


……、やめよう、悲しくなってきた。


「ま、美神さんは必ず此処に来る、それまで、ゆっくりしようぜ、な?」

「……、極楽トンボ」

ボソッと、聞こえてきた雪之丞の溜息交じりの言葉を、俺は聞かなかったことにして

「んー、やっぱり美味い」

俺は煎餅に齧り付いた。


横島の隣でお煎餅を食べる。

左にちょっと顔を向けるだけで横島の横顔が見える。

トクン!

胸が高鳴る。


最近の私は何処か変だ。

横島が気になって仕方が無い。

……、もちろんこの感情は知っている。

私は、伊達雪乃は、横島忠夫に恋心を抱いている。

たぶん、おそらく、きっと、そういう事なのだろう。

『女の私』は横島を求め、『男の俺』はそれを否定する。

二重人格のような、否、二重心格、とでも言おうか、男である雪之丞と、女である雪乃が鬩ぎあっているのだ。


『俺』『私』は、如何したらいいのだろうか?


左腕に感じる温もりに幸せを感じながら、思考の迷路を迷走する。

答えはきっと、まだ、出ない。


「はい、また揚がりましたよ、お煎餅」

「「わ~い!」」

のどかに妙神山の休日は過ぎていくのだった。


……、と、言う訳なんだ。

いやぁ、理解が早くて助かるよ!

先に選んだ二人なんか頭悪くてさ~!!

一人なんかいきなり殴ってくるしね……。

ん?「拙者も良くわからんでござる」??

……、先生に似たんだねぇ、君は。

いや、褒めてない褒めてない。


じゃあ、今から君達をそれぞれのターニングポイントに送るから、よろしく頼むよ?

ん、なんだい?

へ?一年早く蘇るように送って欲しい?

皆より遅く出会うのはハンデがキツイ?

敵は強大で時間をかけないと堕ちない?


ほほぅ、モテモテだね?彼は。

ふふ、恥ずかしがらなくても良いじゃないか。


ああ、そのくらいもちろん、オーケーさ。

じゃあ、いくよ?


ぱられるぱられるのっぴょっぴょ~ん♪

ぷりてぃうぃっちのっぴょっぴょ~ん☆

……、どうかしたの?呆れた顔して?

へ?今の呪文?

やー、何か唱えた方が気分出るかと思って。

やる気が削がれる?それは失敬。


じゃ、気を取り直して……。

ちんちくりんステッキ~!!


古今東西!!


じゃあね~、いってらっしゃ~い。


……、さて。

もう、疲れたよ……、パト○ッシュ……。

あ~、寝よ。


後で書いた。


どんどん短くなっているような気がしますが、気のせい、……ではありません。

とりあえず、十一話で一区切りです。

次回から、おそらくきっと美神さんが……、でる、筈?

あと、逆行者は計四名と相成りました。

もう、増えません。

多分、増えません。

誰が戻ってくるかは、皆さん気が付いたと思うので、言いません。

確実に皆さんの思ったとおりです。

特に隠してもいないです。


ガバメント様、N,W,様、ゆん様、meo様、tomo様、LINUS様、白銀様、四音様、BD様、風彌様、内海一弘様。

感想は、私にいつも力をくれます、感想を書いてくださる皆様のおかげで、このssは成り立っています。

本当に有難う御座います。

このssの半分は、読者の方々の優しさで出来ています。


では、また、お会いしましょう。


バッチコ~~イ!!

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