インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

「GSルシオラ?恋闘編!!第33話(GS)」

クロト (2006-01-15 17:52)
BACK< >NEXT

 大亜の姿をしげしげと眺めて、ルシオラは気にかかることができた。
「ヨコシマ、おまえはあいつとは戦わない方がいいわ」
「え? 何でだ!?」
 横島が師匠の意外な台詞に多少の不快感を表す。確かに冥子がいるから文珠の変身技は使えないのだが……。
 しかしルシオラの挙げた理由は彼が考えもしなかったものだった。
「おまえ、事務所であの決め台詞言ったでしょ。城のロビーにバカな大男……『あの』シーンだわ」
「……」
 分からない人には全く分からない話だが、横島には理解できたようだ。
「じゃあ、お前も止めた方が良くないか?」
 大丈夫だとは思うが、この世界には結構お約束が多い。万が一ということもある。
 ルシオラは頷いて、弟子3号と5号に声をかけた。
「こいつはあなた達に任せるわ。日頃の修行の成果を見せて」
「「は……はい」」
 自分からついて来た以上、拒むわけにはいかない。京香とシロはやむを得ず前に出たが、
「えっと……本気でやっていいんですよね?」
 唐巣とピートから村人たちはブラドーに操られているだけだから殺さないで欲しいという話があったが、この男はそうは見えない。自分の意志で人の血を吸おうとしている。何より手加減して勝てる相手ではなさそうだ。
「いいわよ。気をつけてね」
 ピートは大亜のことは何も言っていなかったし、ここに人の血を吸う吸血鬼がいる事が表ざたになれば、他の村人たちまで危険視されかねない。通常の除霊措置ということで問題ないだろう。
「わかりました」
 京香とシロが改めて構えを取る。一方横島は式神を出そうとした冥子を手で抑えて、
「冥子ちゃんも止めといた方がいい。後ろに下がってるんだ」
 式神使いの弱点として、式神が受けた衝撃がそのまま術者に伝わるというものがある。冥子の場合特に精神がもろいため、中庭での戦いのような『弱い敵多数』は得意だが、たとえば勘九郎のような『強い敵少数』は苦手なのだ。最初に攻撃した式神に一撃くらって気絶してしまうのである。
「は〜〜〜い」
 横島の言葉の意味が分かったのかどうか、冥子はおとなしく式神を引っ込めた。大亜は京香とシロの2人だけが進んで来るのを見て、
「ほう、たった2人でこの私に挑もうと言うのですか? 別に全員で来てもらっても構わないのですがね」
「私はそうしたかったんだけど……」
 京香もGSを志望しているからにはグロい相手とも戦う覚悟はできていたが、それでも女の子だからこんな筋肉ダルマの変態さんはご遠慮したい。
 ――のだが、師匠の命令ではあるし、横島にいい所を見せたいという気持ちもあった。
「というわけで、覚悟!」
 対抗戦のときよりさらに速くなったダッシュで間合いを詰め、両手を上げてつかみかかって来た大亜の膝にローキックを叩き込む。
「ぐ!?」
 下級神魔並みのパワーで蹴られた膝が横に曲がり、大亜が姿勢を崩した。そこにシロが肉迫する。
「犬塚シロ、参る!!」
 ザシュザシュザシュッ!
 3回連続で斬りつけられた大亜の体から赤い血が噴きあがった。京香が1歩下がると同時にサイキックソーサーをつくり出し、大亜の顔面に投げつける。
 ドガァン!
 一刹那でつくったものだから威力は低いが、大亜の体をよろめかせるには十分だった。
「く……なかなかやりますね」
 大亜は傷ついた顔を手で押さえている。しかしその顔の傷とシロに斬られた傷、そして折られた膝までが眼に見える程の速さで治癒されていた。
「もっとも、私には効きませんが」
 10秒とたたぬ間に完全に回復した大亜 紋。
「うそ……これが本当の吸血鬼!?」
 京香とシロが驚愕に眼を見開く。
 中庭に出て来た半吸血鬼たちはタフなだけでこんな能力はなかった。700年の歳を経たピートでさえこうではない。純血とかハーフとかいう事ではなく、この大亜という個人が特に強力な存在であるようだ。
 大亜は2人の様子を見て、嘲弄するかのように高笑いを上げた。
「あーっはっは、無知無知無知、無知とは罪! 吸血鬼の肉体がかぎりなく不死に近いことを知らないのですか!?」
「そうね、時代はやっぱりスレンダーよね」
「ルシオラ、あれはそういう意味じゃないと思うんだが……」
 わざとなのか、ピントの外れたボケをかますルシオラに横島が疲れた顔で突っ込みを入れる。京香とシロのことはそれほど心配していないようだ。
「ま、お前たち卑しい人間や人狼風情が何人寄ろうが……」
 笑いを収めた大亜の魔力が膨れ上がり、空間が瘴気で重くなっていく。
「高貴なるブラドー様の次に強い、この私の敵ではないわぁーっ!」
 ゴウオオッ!!
「きゃあっ!」
 解放された魔力の膨圧が、手で触れもしないのに京香とシロを吹っ飛ばした。
「京香ちゃん!」
「シロ!」
 後ろに飛ばされた2人に横島とルシオラが駆け寄る。2人が壁に叩きつけられる前に横島が京香の、ルシオラがシロの背中を自分の体で受け止めた。
「シロ、大丈夫?」
「は、はい」
 ルシオラにささえてもらったシロはすぐ離れて姿勢を立て直したのだが、横島と京香の方は少々あやしい事態になっていた。
「京香ちゃん、大丈夫か?」
 と横島が声をかけたのはごくまともな行為だったが、京香を抱き止めたときに彼の右手が少女の胸に当たっていたのだ。具体的には乳房をつかむ形で。
「……あ、あの、先輩」
 京香は顔を赤くして俯いている。かぼそい声は消え入りそうで、とても横島の耳には届きそうもない。河原のときもそうだったが、急に迫られると弱いようだ。
 しかも横島はまだそれに気づいていないようで、逆に京香の様子を不審に思ったらしく、
「ん、京香ちゃんどうかしたか?」
「せ、先輩……て、右手が私の胸に」
「え?」
 そこで普通ならまず手を離すのだが、横島は逆に『それ』を握った。今回は相手が京香なので、おキヌに対するような躊躇はないのだ。まあ、横島だし。
 豊かな弾力と京香の「んっ……」という小さな喘ぎ声が返ってくる。
 横島はようやく事態を正確に理解した。
(するとこの感触は京香ちゃんのバストか! くうーっ、このサイズに質感、さすがはカテゴリーA! ルシオラもAだけど意味が違うからなー)
 本人に聞かれたら生きては帰れないような事を考えつつ、手は離そうとしない横島。戦闘中に何をやっているんだか。
「せ、せんぱぁ……い」
 京香はかなり困ったが、振りほどく事もできずになすがままになっていた。ルシオラとシロもその非常識ぶりに呆然と立ちすくんでいる。冥子は状況を理解しておらず、のほほんと観戦を続けていた。そして大亜もようやく横島が何をしているのか気づいて、
「た、戦いの最中に何をしてやがるのですかオマエは!!」
「うわ、やべ」
 横島はあわてて京香の体を放して逃げ出したが時すでに遅く。大亜の視線は横島を最優先標的としてロックオンしていた。
「こんなおバカな男の血は要りません、今すぐ死になさい!」
 大亜の咆哮と同時に、その眼が紅い光芒を放ち出す。
「吸血破壊光線ーーー!! ……あれ?」
 大亜は呪文らしきものを叫んだが、何も起きなかった。
 横島たちの怪訝そうな視線を感じつつも、あらためて精神を集中して呪文を唱え直したがやはり何も起きない。
「どうしたと言うのです? この私が呪文を2度も失敗するなどと……」
 不審げに首をかしげる大亜。
 タネは横島がこっそり発動させておいた文珠《魔》《法》《禁》《止》である。敵も味方も関係なく効果を現すため使いどころが難しいが、戦っている3人の中で『魔法』を使う可能性があるのは大亜だけだから問題なかった。吸血による支配や霧化を警戒してのことだったが、予想以上の成果があったようだ。
 横島はその隙に京香に近づいて小声でささやいた。
「京香ちゃん、今だ。いくら強くてもあいつは『吸血鬼』だからな。弱点はあるだろ?」
「あっ……はい!」
 そのアドバイスの意味を察して、京香は右手にソーサーを作り出した。壁のひび割れた辺りを狙って投げつける。
 サイキックソーサーの投擲というのは、かって六道女史が言った通り『大量の霊気を集中することで普通の霊波砲とかより威力を上げている』代物だ。全開モードの京香なら石の壁でも大穴が開く。
 そこから朝の光が差し込んで来たことに大亜が慌てふためいて、
「ぬっ、そうはさせませんよ小娘!」
 京香を捕まえようと大股で走り出す。その前にシロが立ちはだかった。
「それはこちらの台詞でござる化け物!」
「邪魔するかこのガキャー!」
 焦っているのか大亜の喋り方は敬語調と下品調が入り乱れている。太い腕を振り回してシロを殴り飛ばそうとしたが、人狼の少女は突風のようなそのひと薙ぎを思い切り身を低くしてかわした。
「――蛍刀術絶技、狼伏絶刀勢!!」
 片脚を伸ばしてしゃがんだ姿勢から霊波刀をはねあげる。それは本来なら敵の胴体を斜め上に切り上げる技なのだが、2人の体格に差があり過ぎたためその一閃は胴までは届かず――――


 大亜の股間に命中した。


「ひ……ぎゃうあうあぁあ!!?」


 全身を痙攣させ涙を流しながらのたうち回る大亜。横島もその姿に心で涙を流したが今は情けは無用、いや速やかにとどめを刺してやる事こそが慈悲であろう。
 大亜がブラドーの部下になった理由とかいろいろと聞きたいことはあったが横島はその全てを頭から追い出し、栄光の手を杭状に伸ばしてその心臓をつらぬいた。
 それが、みずからの呪文でもって己が身を吸血鬼と変えた稀代の魔術士の世にも哀れな最期だった。


 そのころ潜入組は無人の西門から城に入り、タマモ・ピート・雪之丞・マリアの飛行能力で建物の上の階の窓から侵入していた。タマモと雪之丞がいったん変化と魔装術を解き、ピートの案内で城主の間をめざす。
「六道君たちは大丈夫かな?」
 唐巣は心配になってきたらしい。よく考えると陽動組に『ちゃんとした』『大人』は1人もいない。やはり自分も加わるべきだったか、と少し後悔したのだが美神はそれを笑い飛ばした。
「大丈夫でしょ、ルシオラもいるんだし」
 冥子がプッツンしたらここまで破壊音が聞こえるはずだ。連絡もない以上、うまくやっているのだろう。それに冥子を取り押さえられるのは横島とルシオラだけなのだから、人数を増やしてもケガ人が増えるだけだと思っているのだ。
「あの2人が一緒なら心配するだけムダだろ。それよりまだかピート?」
 雪之丞はサー○ァント軍団以外では横島とルシオラを最も高く評価している。前回の顛末を聞く限りでは、彼らが遅れを取るおそれなど全くない。それより先を越されてブラドーを倒されてしまう事の方が気がかりだった。それが楽しみで地中海くんだりまで来たのだから。
「ええ、もうすぐです」
 そして妨害を受けることもなく、美神たちは再びブラドーが待っているはずの城主の間にたどり着いた。

 バンッ!
 ピートが荒々しく扉を開けて闖入する。その奥には黒いマントにタキシードという吸血鬼ルックな服装のブラドーが1人で立っていた。やっと来たかといわんばかりに泰然として、敵が現れたというのに背を向けたままである。ピートはその背中を見据えて怒声を叩きつけた。
「ブラドーーー!!」
「来たか、ピート。今度は前のようにはいかんぞ?」
 対するブラドーはごく落ち着いた風情だ。ピートはますます激昂して、
「貴様、まだ世界を征服しようなんて妄想にとりつかれてるのか! だいたい人間が本気になったらこんな島、一瞬でニンニクまみれに……」
「何を言い出すかと思えば。余はこの世界すべての王となるのだ。いつまでもこんな辺鄙な島にくすぶっている筈はなかろう?」
「……」
 言われてみればその通りだ。大陸に渡ってしまえばそういうおそれは無くなる。しかしそれならなぜ彼は今ここにいるのだろうか?
 ピートの無言の問いにブラドーが言葉を続ける。
「余もまだ魔力が回復しきっておらん。それにお前から逃げたと思われるのも心外なのでな」
「僕を待っていたというわけか……!!」
 ピートの握り拳が怒りに震えた。
「なら今度こそ魔力が解けないよう、念入りに咬み尽くしてやろうじゃないか!」
「フフッ、お前に出来るかな!?」
 ブラドーがゆっくりと振り向き、パチンと指を鳴らす。
 ピートたちが入ってきた扉が人もいないのに勝手に閉まり、同時に天井から十数人もの吸血鬼たちが飛び降りてきた。
「くっ、罠か!?」
「世界を支配するには優秀な部下が不可欠なのでな。友人たちともども我が下僕になってもらおうと思ったわけだ」
 それを聞いた美神が1歩進み出て、くいっと神通棍を構える。
「なるほど、私たちを手下にしようって魂胆だったのね。いい度胸じゃない、このGS美神が極楽に行かせてあげるわ!!」
 するとブラドーは美神の方に顔を向け、大亜がしたように牙を剥き出しにして哂った。
「フン……たかが人間にこのブラドーを倒せると思うのか。いやむしろ余の牙が血を求めている?」
「黙れブラドー! 貴様の悪夢を覚ましてやる!!」
 親子で何やら妙なムードを醸し出しつつ、ピートはブラドーに躍りかかった。


 ――――つづく。

 みなさんダイ・アモン好きだったんですねぇ(挨拶)。
 今回もバトル直前で切りです。親子対決台詞の元ネタは原作6巻でピートが修行してたシーンですぅ。
 あと冥子=バー○ーカーというのは以前に獅皇さんがレスに書いてくれたことを採用しただけなので私の発想ではないです(^^;
 ではレス返しを。

○ASさん
>近頃ルシオラもいい加減諦めたらいいのにと思ってきたり
 愛してますからそう簡単に諦められませんw
 しかし今後は容認派(何の)のエウ統との知略合戦とかありそうです(ぇ
>それにしても、おキヌちゃんの出番がまた食われてますね
 今回など台詞すら無しorz

○ゆんさん
>横島君の本質を捉える目が発動、なんかカッコイイぞ〜〜〜〜w
 彼にはたまにはシリアスに決めますv
>やばいですよ!クロトさん!そろそろ活躍させてあげないと黒い影が・・・
 うーむ、でもよく考えたらこの島で死霊術士ができることってあまり無かったりorz

○樹海さん
>まさかこいつまでサーヴァントにならんだろうな…(汗
 とっても残酷な死を迎えました(ぉぃ

○夜雲さん
>以前のサー○ァントの出番がどんどん減ってきてるような気が…
 あう○(_ _○)
 本来小竜姫たちは魔族がらみの事件でもないと出て来ないキャラですからねー。一応次の話で出てくる予定ですが。
 おキヌちゃん? 筆者の不徳の致すところで○(_ _○)

○獅皇さん
>しかし、横っちがかっこよすぎ
 このギャップが女の子(以下略)。
>TYPE−MO○N(伏字になってない?)からの登場はないッスよね?
 さすがにシャレにならないので不採用でした(^^;

○D,さん
>やっぱり青い爪のネタがくるのかなぁ
 来ませんでした(^^;

○流星さん
>大亜 紋
 バスタードという漫画に登場するキャラクターです。
>さて今回も、ろくに出番の無なかったおキヌちゃん
 うーん、まともな活躍ができるのは何時の日やら<マテ
 霊相手に特化してますからねぇ……。

○遊鬼さん
>まぁ冥子自身はよくわかってないようですね(笑)
 冥子ですからw
>冥子は真剣な感じになると実は健気でかわいいんですよね
 おかげで横島君が怖い思いをしました。
>最近めっきり影の薄いおキヌちゃんの活躍(出番)はあるのか!?
 そろそろ何かつくってやらないと(汗)。

○εηκさん
 候補はいますのでしばし……いやかなり先ですがお待ちください。

○ももさん
>冥子ちゃん・・・心が敗北を認めちゃったのね。恋心が
 会心の(痛恨の?)一撃ってやつですw
>横島君の新たなスキル「真剣な眼差し」がありますし(ぉ
『前』はアシュ編でようやくマスターした技なんですが、今回は成長が速いです(ぇ
>これでルシ弟子で、なってないのはシロだけですね。不憫。
 そう言えばそうですねぇ。本人はサーヴァ○トシステムの存在知りませんから気にしてないんですが。

○なまけものさん
>キャ○ター、ラ○ダー
 ここまで来たらコンプしますのでw
>「目玉焼き(アッサーシーン?)」
 封じられました(ぉぃ

○tomoさん
>普通の人(どっかかならず普通じゃないですが)までどんどんサー○ントに・・・
 この世界むしろ普通の人のような少ない気が<マテ
>ところで、さいきんルッシーと横島君のちょめちょめなシーンの描写がないですが
 恋人同士が1つ部屋で同居してるわけですから(以下検閲により削除)。

○プーさん
>吸血鬼にはその手の人達を引き付ける魔力があったのでは
 先生を慕う心の前にはそんなもの無駄無駄無駄ですw

○PonPonさん
>バーサーカー認定直後に理性的に戦っている!!!というのが、なんとも皮肉ですが...
 あの場面で狂化したらさすがに情けないですから。
>私もキャスターとライダーが気になります
 ネタばれ禁止ですがとりあえず美神とメドーサは無いです。

○わーくんさん
>ちょっと気になるのは、大亜 紋がブラドーに忠誠誓ってる様だってこと
 残念ながら、その理由が語られる前に昇天してしまいました<マテ

○ミーティアさん
>どーせなら、アビゲイルとバ・ソリーも揃えて恐い顔トリオを出して合体技をやってほしいですね
 読者層が一気に入れ替わりそうで怖いです(^^;

○浜さん
>『ほぉらこんなに蒼いぃぃぃぃぃ』
 そこまで言われたらさすがの横ルシも逃げてたかもw

○ケルベロスさん
>てっきりアレにはグーラー姉さんが成るかと期待してたが
 彼女は冥子ちゃんよりは冷静ぽいですし(ぉ
 鬼道君は……そもそも出番自体が(以下略)。
>神父とピートに《知》《得》《留》と《七》渡しても良いかも・・・(マテ
 実は文珠のこと知ってるのはサーヴァ○ト以外では美神と雪之丞と猿神だけなのです(理由は恋闘編第1話にて)。

   ではまた。

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

PCpylg}Wz O~yz Yahoo yV NTT-X Store

z[y[W NWbgJ[h COiq [ COsI COze