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「願い〜第四話〜 (GS)」

水稀 (2006-01-12 17:50/2006-01-12 22:28)
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私が飼ってあげよう。小さな小鳥を
もしも歌を囀らない小鳥なら──
その代わりに買ってあげよう。飾りのあるオルゴールを
もしもそのオルゴールが粉々に砕けてしまったら──
その代わりに歌ってあげよう。貴女の歌を
もしも声が掠れてしまったら──…。


『 10月27日 AM2:06 』
かくれんぼでもしてるのかな?パパが居ない…。
私がどれだけ探しても見つからなくて
私がどれだけ声を上げても返事をくれない…。
パパ、どこにいるの?どこにいるの?どこに──…。

寂しいよ…。


『 10月28日 AM2:06 』
パパの代わりに新しい友達ができた。
その友達もパパと同じようにかくれんぼが大好きで
何時までも私と遊んでくれるって。

パパなんて嫌い。パパなんて嫌い…パパなんて──…。


『 10月29日 AM2:06 』
友達が居なくなっちゃった。
パパと同じように突然消えたの…約束したのに…。

私は一人…。私は一人…私は独り…?


 『 11月04日 AM2:06 』
独りはイヤ…独りは嫌い…。
だから…かわりのトモダチ見つけるの──…。


[ 街のとある空間 ]

そこは深い霧で包まれていて僅かな先すら見通す事は
出来そうに無い。時折吹いた風がその深い霧を揺らがせ…
遠い街灯の明かりを揺らめかせる。

白い──その夜の片隅にある闇の淵で少女が独り
顔を伏せる様に蹲っていた。
その少女は自身のいる場所よりも更に暗い闇の
深淵に問いかける様に「 もーいいかい…?」と、小さく声を
闇に溶け込ませる。──が、その問いかけに答えは無く
何度も…何度も…唯、独り静かに繰り返した。

「 もーいいかい…… 」


         願い 〜第四話〜


[ 学校 ]


「 やっと、わっしの出番がきたんじゃーッ! 」

豪快に泣き叫ぶ大男『タイガー寅吉』の第一声で
帰りのSHRを行っていた教室内はどよめきだした。

「 あのタイガーに出番がッ?! 」

「 どんな天変地異がこれから起るんだッ!! 」

「 あぁ…こんな事ならあの時先輩とKissするべきだったわッ!」

「 Zzz………ッうるへー!」「すぅ…すぅ…ッキャン!? 」

「 もう帰りのSHRよ…横島君? 」

最後の三人には関係無い様だったが…。

慌しく表情を変えた下校時間10分前の短いHRは
本来教師内では一番大切な講義と言われる時間の筈だった。
そして、その行っていたSHRをまったく関係無しに涙して
騒ぎ立てるタイガーを教師は一瞥すると頭を抱え教壇の机に
寄りかかり呟く。

「 学級崩壊の危機だ…。 」と、拳を強く握ると
続ける様に叫んだ。

「 愛子クン。後は頼んだッ! 」

それに伴いシュタッ──と空気を裂く様に一度片腕を上げると
疾風の如く教室内から出て行く。


──そんな教師もまた、現代の平凡な人間なのだから…──


その行動に愛子は一度、脂汗をその額に浮かばせると
わざとらしく「こほん。」と一度咳払いをして大きく息を吸い込んだ。
そして、僅かな間を置いて

「 みんなッ!タイガー君を縛ったら帰宅していいわよッ! 」

無機質な教室の窓を震わす声音で
帰宅課題を出した。
その突然の課題にクラスメイト達は逡巡する事も無く
積極的に参加しようとする姿勢を見せると愛子は頷き

「 女子は前へッ!机でバリケードを作りながら目標を中央へと
  追い詰めて。タイガー君は女の子には手を出せないわッ!
  男子は女子が目標を捕らえた後、カーテンで縛り上げて
  帰宅して頂戴ッ!! 」

テキパキと陣頭指揮を執る。
「許せ、タイガー…」と呟きながらカーテンを紐状に
小さく纏める男子達を背後に

横島達は「…帰るか」と、小さく言葉を残してその場を後にする。


「 タイガークンが悪いのよ…先生を困らせるんだからッ! 」

「 ぬぉぉぉぉぉ!!わっしは…わっしはぁぁぁぁぁッ!! 」


響く喧々囂々の騒ぎを気にも留めずに…。


[ 通学路 ]


西陽で染められた街の中。
薄く延ばされた横島の影を視界の片隅に入れていたタマモは
突如、ひょぃッ──と、横島の頭部から前方へと身を下ろした。

「 尻尾に興味を惹かれるなんて…変な人間ばっかね? 」

「 アンタの学校… 」と、人間形態に変化し右足を軸にくるりと
振り返りながら疲れた様に呟いた。──が、

「 あぁ…。 」

「 ………? 」

その意識の篭っていない投げやりな相槌に怪訝な表情を
浮かべたが、一度首を傾げるとタマモは「 まぁ…いいか。」と
再び前に向き直り無言のまま少し早足で歩みを進めた。

暫くの時間を経て、T字の道へと差し掛かり
「 どっち? 」と尋ねる様な表情を浮かべて、再び向き直るが
横島は気にも留める事無く夕陽を唯、見据えながら歩んでいる。

その様子にタマモは少し眉を顰めると細い顎に指を当てながら
僅かな時間…。横島と距離が重なる前に逡巡を終えたタマモが
自宅の方向へと向かう。──が、「そっちじゃない」と同時に
短く声を掛けられて、歩み出そうとした脚をたたらを踏む様に
止めた。

「 そういう事は早く言いなさいよッ、バカッ!! 」

体勢を変に崩して揺らめいた身体のバランスを取りつつ
タマモは不機嫌な表情を浮かべ叫んだ。
その語気の強さに僅かな間、唖然とした表情を浮かべ
「 言わなかったっけ…?」と尋ねる横島に
不機嫌な表情のまま頷いた。

「 そうか…すまんな。 」

苦笑を浮かべながら素直に謝罪すると横島は

「 ちょっと周り道してもいいか? 」

僅かな間を置いて尋ねた。
その言葉に怪訝に眉を顰めたタマモが「 なんで? 」と
問い掛け返すが、それに答えずに横島は再度、尋ねた。

「 いいだろ? 」

「 まぁ…いいわ。ヨコシマしか道知らないし、ね 」

僅かな短息と皮肉を浮かべた言葉で返すタマモに
横島は小さく微笑み頷いた。


[ 事務所近くにある土手 ]


あれから僅かに歩いた場所にあった土手。

その土手に小さな小川が肌にも感じぬ微風により
小さく揺らめくきながら『せせらぎ』を作り出す。
そして…。その作り出されたせせらぎが夕陽の光を
淡く草場を照らし返していた。

その土手の淡く紅色を帯びた草場に横島は腰を下ろし
そっ──と、西に傾く夕陽を完全へと捕らえると静かに呟く様に
タマモに問いかけを投げた。

「 タマモは夕陽…好きか? 」

その突然の問いかけに少し眉を顰めて戸惑うが
ちらり、と視界に入れた横島の表情に

「 私は…血の色を想い浮かべてしまうから
   あまり好きじゃないわ。 それに── 」

と、続けて表情を変えた。

「 夜が来るもの…。 」

呟く様に答え、スッ──と悲哀や恐怖といった感情
そしてその中に僅かばかり憧憬といった感情を合わせた様な
複雑に彩った色彩をその瞳に浮かべた。

暫くの間、無言で眼前に広がる夕陽を捕らえていた二人。
その沈黙は「 ヨコシマは…? 」と、小さく尋ね返した
タマモの言葉で離散していく。

「 俺か? 俺は──…。 」

一度、言い辛そうに表情を歪める。
──が、その瞳を閉じると、呟く様に答えた。

「 ……好きだった、かな? 」

「 好きだった? 」

「 あぁ…。本当に好きだった。昼と夜の一瞬の狭間…。
 その狭間を見る度に俺等は幸せになれるんだと想っていた。」

そう呟く様に喋って、少しだけ微笑んだ横島の笑顔にタマモは
『 …今は? 』と、言う問いかけの衝動を抑え「 …そう。 」と
一度だけ小さく答えると、再び無言の間が…。


深い静寂が満ちる。


やがて土手は薄い闇色の帳でゆっくりと姿を染めていき
辺りにある街灯が淡い黄色がかった明りで大地を照らす。
サァッ──と、僅かばかりに強く吹いた肌寒い風が
二人をそっと撫でると

「 陽が落ちたわね…。 」

「 あぁ…。 」

と、小さく言葉を交わす二人の声を残して
横島達はその場を後にした。


[ 美神除霊事務所 ]



「 美神すわぁぁぁん! 」

眼前でル○゜ンダイブを繰り出す横島のその豹変にタマモは
愕然と表情を崩していた。

『 アレは…誰?ヨコシマに似ているけど…。 』

つい、先程の土手で浮かべていた表情と
眼前でシバかれている横島を重ね合わせて頭に浮かんだ疑問。

その疑問に『 わらわにも飛び掛ってきたわよ? 』と突如として
楽しそうな声音で返してきた様な気がする思考内に浮かぶ言葉。
その言葉に更に疑問を深めて首を傾げる──と、横島を
シバいた令子が額に浮かぶ汗を拭う様な仕草をしながら
「 アンタがタマモね? 」と、尋ねかけてきた。

「 は、はい。 」

疑問から突如、思考を戻して視界に映るピンク色の物体に
びくびく──と身体を震わせながら初めての敬語で返すタマモ。
そんな様子を不思議そうに見ていた令子は
「 緊張なんてしなくても良いわよ? 」と苦笑を浮かべ、続けた。

「 では、改めて自己紹介ね。 」

ついッ──と、自身の顔を指差しながら、更に続ける。

「 私がこの事務所の社長。美神令子よ。
  で、あっちの子がおキヌちゃん。そして── 」

「 その物体が丁稚の横島くん 」と、一人一人を紹介すると
同時に指差した。

「 …私は九尾のタマモ。」

「 知ってるだろうけど… 」と続けて語られたその自己紹介に
突然、タマモの傍に歩み寄ったおキヌが手を取り

「 よろしくね。タマモちゃん。 」

微笑みながら語りかけてくる。
そんなおキヌを眺めて、僅かながらに蘇りつつある記憶。
その一端の横島を撲殺する光景が浮かび、此方にも又
怯えるように「 う、うん。 」と、表情を強張らせながら答えた。

暫くして


「 タマモ様。私はこの建物自身、渋鯖人工幽霊壱号です。
  以後、お見知りおきを…。 」と、建物内に響いた声に
疲れた様に返事を返すタマモが居た。


「 ──で、タマモにまでセクハラしてないでしょうねッ!? 」

自己紹介による騒ぎが一応の落ち着きを見せると
令子が思い出したかの様に
何時の間にか復活を果たし、優雅にソファーへと腰を
沈めながらお茶を飲む横島に問いただすかの様に語りかけた。

そんな令子に嘆息を一度吐き、「 タマモは子供ですよ? 」と
意外な理性を見せ、正に正論を吐いた。──が、令子は襟首を
捕まえると

「 アンタに年齢とか関係在る訳ないじゃないッ! 」

ガクガク──と、首を揺すり『 本当の事言いなさい!!』と
ばかりに眼力に力込め横島を見据えた。

「 ちょっ…ちょっと待ってくださいよ… 」

「 言いなさいッ!さぁ…とっとと言うのよッ! 」

「 横島さんッ!最低です…。 」

次々と横島の言葉を関係無く展開されていく喧騒に
タマモは唖然としながらも

「 …セクハラがどういう意味の言葉かはわからないけど
         ──危害を与えられた事なんて無いわよ? 」

「 信用されて無いのね… 」と、横島に呆れた様な視線を向け
それでも、横島を弁護するように二人へと話しかけたが
令子達は信じられないと顔を一度歪めると
一転して、激昂する様に顔を赤らめさせた。

そして──



「 アンタッ!脅したのねッ!?そう言う様に躾けたのねッ?!」

「 横島さん見損ないました!そんなプレイはアブノーマルだと思いますッ!」

喧騒を更に深めた。


「 ──で、この有様な訳ね…。 」

自己紹介ついでに説明を受けた美智恵と西条の二人は
頭を手で抑えると、眼前に広がる異常な光景に向かって呟いた。


そんな二人の遭遇した光景とは…


まず──。

事務所の前では逆さに宙吊りされた横島が
ぶらぶら──と振り子の様に出迎えてくれた。

そして事務所内へと脂汗を浮かべた二人が足を運ぶと
窓際で、横島の足を縛り吊るしている縄を「ふふふ…」と
黒い笑みを表情に浮かべ、揺らしているおキヌが視界に映る。
その右手に隠している包丁を取り上げようとする
必死に説得を続けている令子と共に。


そんな光景…。


「 お、おキヌちゃん? 」

暫くの時間を経て、僅かばかりに呆然と跳んでしまった意識を
現世へと回帰させて美智恵は尋ねる様に話しかけた。
──が、そんな美智恵の言葉におキヌでは無く令子が
『 これで…おキヌちゃんが止まってくれる』と手を緩めた瞬間。


斬ッ!

ブチッ──と室内に響いたその音から僅かに遅れて
ゴキュ…と階下から聞こえる鈍い音に美神親子が窓から
顔を覗かせ──それに続いて嬉々とした表情を浮かべながら
窓へと近づく西条。そして、未だに「ふふふ…」と黒い笑みを浮かべる
おキヌを一瞥して、タマモは

「 横島ッ?! 」

叫び、階下へと駆け込んでいく。


だん──。事務所の在る二階から階段を飛ぶように駆け下りて
いったタマモが地面に足を揃えて着地させると
ほんの少し身体を揺らめかせた。
彼女の前髪が荒く吐いた吐息と一緒に揺らぎ
その表情を僅かに隠す…。

刹那──。

「 タマモッ!良かった…解いてくれッ! 」

路地から横島の素っ頓狂な声が響いた。
脳天から落ち重症だと思っていたその声音の持ち主に
困惑した様に呻き、そして尋ねた。

「 え?え──いや、あの─…無事なの? 」

「 大丈夫だから解いてくれー! 」

芋虫の様にズリズリ──と、近づいてくる彼の姿にタマモは
僅かに後退りするが、数回頭を振ると勇気を持って彼へと
近づいていく。

暫くの間を置いてタマモは
縄を解く作業をそのままに静かに呟いた。
                ・ ・
「 ──ねぇ…?アンタ…いっつも、ああなの…? 」

彼女の言いたいことは分かりすぎる程分かっている。

「 ………。 」

だから横島は無言で、彼女から背を向ける様に起き上がった
半身から唯、地面を見下ろしていた。
そんな反応を返す横島に彼女は一度だけ「 はぁ……。 」と
短息を漏らすと「終わったわよ?」と短く言葉を返した。

『 何か…理由があるようね…。 』
「 九尾の持つ観察力は伊達じゃないのよ…? 」と誰にも
聞こえぬ程の小さな声音で、再び事務所へと歩み戻っていく
横島の背に語りかけた。


「 おや…?しぶとく生き残っていたのかね? 」

事務所に上がり込んだ横島達を出迎えたのは
そんな西条の一声だった。

「 てめぇ…人が二階から落ちた姿をにやにやと
  気色悪い顔で見やがってッ! 」

「 心外だな?そんな有りもしない事で侮辱する煩悩の化身を
  このジャスティスで切り刻んでも法律では無実になるって事を
  君は知らないのかな? 」

チャキッ──と、帯刀している霊剣。
ジャスティスの柄を音を立てながら握り込み笑顔のままで返した
西条に「ロンゲ中年の髪を丸坊主にして唯の中年にしてやらぁ」
と掴みかかろうとする横島。

その何時もの様に喧騒を始めようとする両者の間に美智恵は
素早く入り込むと「 今日は仕事で来たのよ? 」と、西条に
言い聞かせる様に声を掛けた。


「 すみませんでした 」


謝罪の意を素早く伝える彼の傍で横島が
「 ざま〜みろっ! 」と嬉しそうに呟いた。
そんな彼に美智恵は振り向き、背後では西条がむっと
押し黙るのが気配でわかる──が、そんな事に構ってる
時間がないと美智恵はかぶり寄る様に横島と距離を
つめると口元だけで笑って

「 横島くんにも聞いてほしいんだけど? 」

と、左手でソファーを指差しながら抑えた声音で
話しかけた。


「 ──って、事なの。けれどGメンは他の仕事に人を
  回してしてしまっているから…。頼めるわね?    」

そう言って、ソファーで囲う様にして座っている
美神事務所の面々を美智恵は順に視界に入れた。

「 老夫婦の依頼ねぇ…?
      ──依頼料がもう少し多かったらなー? 」

わざとらしく皆に聞こえる声音でぼやくように呟いた
令子にGメンの二人は苦笑を浮かべる。


この依頼された事件の内容はこうだ。


先々週、全焼した屋敷の若夫婦の子供。
今、依頼人として名前を出した老夫婦の孫に当たる子の日記が
この依頼を出すキッカケとなった。
その日記は何故か屋敷が全焼したAM2:06に突如として
字が浮き上がるといったオカルト的な症状を起こしていたが
老夫婦は孫が書いていると信じて疑わなかった。
そして、孫を火事…悪意のある炎で奪われた老夫婦は
そのAM2:06に更新される日記を失われた孫との唯一
触れ合えるモノだと、楽しみにしていたため
これといった霊障を祓ってもらおうと等、微塵にも
思っていなかったらしい。──が、10月27日から
日記の内容が一転する様に平凡な日常生活から…
彼女の孤独を訴えるものに変わった。

それを見て心配していた老夫婦は孫の心を癒してくれる様な
存在の登場を願っていたが…


『 11月04日 AM2:06 』
独りはイヤ…独りは嫌い…。
だから…かわりのトモダチ見つけるの──…。


横島が日記を捲ると、問題のページが見つかった。
そう、この内容が老夫婦が依頼をだす最終的なキッカケと
なったのだ。

「 孫が悪霊になる前に…除霊してやってくれ、か…。 」

表情に影を落としながら呟き
僅かの間、思考の海へと自身を没頭させた。

孤独と独りぼっちの意味は違う。
自身が好むか…他者に与えられるか。と、いった
ある意味で対義語になりうる言葉だと横島は漠然と思った。

──そして『彼女は…ひとりぼっちだ…。』

ふと、彼の隣でタマモを視線に入れた。
彼女は痛ましい視線で問題の日記を見ている。

『孤独が人一倍わかるヤツだもんな…』

そんな彼女の頭にぽんッ──と、一度だけ音を出すように
手のひらを乗せて静かに撫でた。

「 …んッ…どうするの? 」

くすぐったそうに身を捩った彼女は未だ日記に視線を
向けたままで、そう尋ねてくる。

「 決定権は美神さんだ。けど── 」

言って、横島はすぅっ──と軽く息を吸い込んだ。


「 俺は…救いたいと思っている。 」

ふっ──と、透き通るような微笑を浮かべて
彼女に答えた。


後書き


投稿遅れましたorz
もう既に、この話は書いていたんですが
一から書き直したために遅くなってしまい…(ノ∀`゜)

今回の話は前回、意見をくれた皆様の考えを
反映というか…。改善しただけなんですけど
どうですかね? 

書き方を変更したので、自信と…テンポが無いのですが
どういう印象を持ちましたか?

再び御意見をくれると大変嬉しいです^^


ちなみに、今話は映画「hide and seek 」を見て
思いついたネタです。ですので…女の子のイメージは
名前わかんないんですが…w主人公の子って事になりますね!

そして…今まで言って無かったのですが

この作品『願い』は
様々な日常生活に有り触れている願いや…。
その願いに触れた横島達の成長を書き募って行きたいと
思って執筆しております。

今後…そういった楽しみ方(?)もしてもらえると
もう少しは楽しくなるかも…です(自信ありませんorz

まぁ…何故今まで言わなかったのか と、言われますと
作品を書き募ってるだけじゃ…どうも、腕が未熟なために
この場で言わないと伝えれなかったからですorz

では再度、レス返し

『tomo様』

前回は屈託の無いご意見有難うございました。
「」の使い方や行間…そしてなるべく補足部分を少なくしてみた
のですがどうでしょうか?
ご意見再びもらえると参考になります!

『帝様』

今回はギャグは無いんで…
おキヌちゃんの黒っぷりで脳内を満たしてやって下さいorz

どうも…シリアスに入ると合間の小ネタが思いつかずに…
難しいですねwこれからも頑張っていきますのでヨロシクです^^

『通りす〜がり様』

精進できましたかね?
微妙ですが…wしかしッ!これからも精進の連続を
目指していくので…これからもヨロシクお願いします!

『諫早長十郎様』

前回のレスでも言いましたが
初めまして、です^^

書いては消して書いては消しての繰り返しで
書きまくってみました!

レス有難う御座いました!


今回はこれでお終いです。
もう一度…。

レスをくれた皆様 本当に有難う御座いました!

では 次回も頑張りますので
これからもヨロシクお願いします!

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