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▽レス始

「GSルシオラ?恋闘編!!第30話(GS)」

クロト (2006-01-07 18:13/2006-01-10 18:40)
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 夏休みも1週間ほどが過ぎたある日。今日も京香は横島のアパートで掃除をしていた。どこで手に入れたのか紺色のエプロンドレス――いわゆるメイド服で。頭にはちゃんと白いカチューシャもついている。
 忍者娘だけに本職とはちょっと雰囲気が違うが、かいがいしく働くさまは好感が持てるものだった。横島的には胸元とミニスカートの裾あたりが特に。おそらく確信犯であろう。
「ご主人さま、かき氷つくりました。あーんして下さい♪」
 と京香が横島の隣に座ってスプーンをその口に近づける。男心をくすぐりまくる服装と仕草に鼻息を荒くする横島だったが、ルシオラは逆に顔に井桁マークを浮かべて、
「あのね京香さん、サー○ァントとメイドは違うんだけど。というかいいかげんにしないと怒るわよ?」
 ルシオラの怒りは美神より怖い。京香はおとなしく引き下がって、
「そ、そろそろ約束の時間じゃないですか?」
 と慌てて話題を変える。今日は例の河原でおキヌも交えて修行する予定だった。
「……そうね。ヨコシマも準備できてる?」
 横島はルシオラの霊圧にビクついていたが、話しかけられたのでとりあえずこくこくと頷いて、
「あ、ああ、俺はいつでも」
「じゃ、それ食べ終わったら行きましょう」
「へーい」
 こうして20分後、横島たちはおキヌと待ち合わせた修行場所に移動していた。

 河原は陽射しが直接当たるので、普段着のまま運動したら汗をかいてしまう。
 ということで(?)、おキヌと京香は体操服に着替えていた。健康的な長い脚が眩しい。
 六女の体操服は上は普通の白い半袖シャツだが、下はもはや絶滅種とされる紺色ぶるまぁだ。横島も推奨の一品である。さすがにいきなり飛びかかろうとはしないが……。
 今日の主題はおキヌの新技のお披露目であった。おキヌが練習用の50円破魔札を右手の指にはさんで持ち、5mほど離れて京香が立っている。
「じゃ、行きますよ、峯さん」
「いつでもどうぞ」
 おキヌが右手をあげ、お札を投げる構えに入った。京香もサイキックソーサーを出して油断なくおキヌの動きを注視している。
 おキヌがずあーっと左足を真上にあげた。スカートを穿いていたらあられもない姿になっていたところだが、ぶるまぁなのでまだマシだ。これが京香なら横島はかぶりつきで見学しに行っていただろうが、おキヌには基本的にそういう事はしない。
 野球のピッチャーに近い動きで、おキヌがお札を投げ放つ。
「大リー○破魔札2号ーーーっ!」
 京香めがけて飛んでいくお札はおキヌが投げたにしてはかなりの速さだったが、彼女が反応できない程ではなかった。しかし京香がソーサーで受け止めようとした瞬間、お札がピカッと光ったかと思うとその姿が消えた。
「!?」
 隙はその一瞬で十分だった。下から飛んで来たお札が京香の額に貼りついて霊気を放出する。
「きゃあっ!?」
 と言っても50円札だからちょっとびっくりする程度だが、京香はバランスを崩して尻餅をついた。
「おおっ!?」
「完全に覚えたみたいねおキヌちゃん」
 横で見ていた横島とルシオラが感嘆の声をあげる。
 おキヌが投げたお札の軌道は、横から見るとちょうどスプーンのような形になっていた。お札にこめた霊力で曲がる直前に光らせる事で、一瞬相手の目をくらまして消えたように見せかけるのである。自我のない低級霊などには無意味だが、知性のある妖怪などには効果的だろう。あとは所要時間を短くしていけばいい。
 転んだ京香に横島が駆け寄る。助け起こすためではなく――――ぶるまぁのM字開脚を間近で鑑賞するために。
「せ、先輩のHーー!?」
 900マイトの蹴りをくらった横島の体が宙に舞う。いつも自分からせまっている京香だが、いきなり股間を覗き込まれて取り乱してしまったようだ。
 どっぽーん。
「な、何でやねん……!」
 水音と横島のボケが木霊した。

 それでも無傷で戻って来るのが横島の横島たる所以なわけで。
「なあ3人とも。今ちょうど俺達だけだし、ちょっと試してみたい事があるんだが」
「試したいこと?」
 横島の提案にルシオラが首をかしげた。俺達、というのはサーヴ○ント関係者という意味だろうが……。
「いいけど、どんなこと?」
「あー、それは見てのお楽しみということで。でも決して悪気があるわけじゃないぞ。あくまで非常時に備えてのことだからな!?」
「私は別にいいですけど」
 京香は特に内容を確認しようともせず了承した。仮に悪気があったとしても、自分が本当にいやがるような事はしないと信じているからだ。
 横島はおキヌの返事は待たずに、
「よし、じゃあみんなそこで動くなよ?」
 と3人に背を向けて50mほど離れた場所まで走っていった。不思議そうな視線を送ってくる3人を尻目に横島は文珠を発動させる。


《令》《呪》


「……あつっ」
 横島の右腕に火箸を当てられたかのような熱い痛みが走り、何かの紋章のようなものが8つほど浮かび上がった。
 それはサー○ァントへの3回限りの絶対命令権。彼女たちのマスターであることの証でもあるが、横島のそれは今文珠で作ったバッタもんである。すぐ消えてしまう代わりに、文珠さえあれば何度でも作り直すことが可能だ。
 別にそれでやましい事をしようと思ったわけではない。もう1つの側面、彼女たちの能力を強化する実験である。
 まずは――。

「来いッ!」
 ビュンッ!
 次の瞬間、ルシオラとおキヌと京香は空間を飛び越えて横島の目の前にいた。
「「「な、なに!? 瞬間移動!?」」」
 呆然と佇んだまま視線で説明を要求する3人。横島は右腕を見せて解説し、
「何度も言うが、悪気があってじゃないからな!?」
 よほど心にうしろめたいものがあるらしい。それとも己を知っているというべきか。しかし京香はにっこり笑って、
「分かってますよ。先輩はそんなひとじゃありませんから」
 そもそも『悪気があること』をしたければ普通に口説いてくれればいいわけで、貴重な文珠に頼る必要はないのだから。
「ううっ、京香ちゃんはええコやなー」
 万幅の信頼を寄せられて感涙にむせぶ横島。こうなるとルシオラもおキヌも疑念を口にするわけにはいかない。
 やがて横島は気を取り直して、
「じゃ、せっかくだからもうちょっとやってもいいか?」
「いいわよ。でも最初からそう言ってくれればよかったのに」
 唇をとがらせたルシオラに横島はちょっと照れた顔を見せて、
「いや、俺も新技で驚かせてみようと思ってな」
「……もう」
 そんな顔をされたら何も言えなくなってしまう。この男はときどきこういうずるいことをするのだ。
「じゃ、今度は強化だな」
 横島の念に応じて右腕の令呪が熱を帯び、魔術の効果が発現する。ルシオラ達3人の体内に納まり切らない程のすさまじい霊力の奔流が場を支配した。
(す、すごい霊力……『前』のベスパより強い!)
「よ、横島さん、こ、これ、何なんですか……!?」
(全開モードの倍ぐらいのパワー……信じられない)
 3人のパワーアップぶりを眼前にして横島は満足そうに頷いた。
「うーん、俺でも分かるくらいすげえな。これは使えるぞ」
 とにかく《令》《呪》さえ発動できれば瞬時に8人を呼び出した上に強化する事までできるのだ。自身を守るのにこれほど頼もしいことはない。もちろん逆に彼女達を助けてやる事もできるだろう。
 横島がその効果を解くとルシオラも相好を崩して、
「なかなか面白いこと考えたわねヨコシマ。普通に文珠使っても同じ事はできるでしょうけど、8人に3回分もあるんだからコストパフォーマンスはすごくいいわ」
「だろ? フッ、どうやら俺の時代が来てしまったようだな」
 師匠に褒められて横島は得意げに前髪を払う仕草をした。すると京香も乗ってきて、
「そうですね、やっぱり先輩はすごいです! 私また先輩との絆が深くなったような気がします」
 憧れのカレの実力を再認識した京香はぴょんぴょんとはしゃいでいたが、おキヌはなぜかつらそうに眼を伏せていた。
「ん、おキヌちゃんどうかしたの?」
「あ、いえ……横島さんがあんまりすごいから、何だか遠いところに行っちゃったみたいで」
 彼は出会った頃からは想像もできないような急成長をとげ、今や出来ないことなど無いかのような力を備えるまでになった。このままでは自分にはとうてい不釣合いな存在になってしまうのではないだろうか。
 しかし彼女の想い人は、何かよほどキテレツなことでも聞かされたかのように、
「あー、おキヌちゃん。そんな事は全然ないぞ。何せおキヌちゃんは俺なんかよりずっと凄いんだからな」
「え……そ、そうなんですか?」
 自分の両肩に手を置いて力説してくる少年の顔は、決して気休めを言っているようには見えなかった。何ていうか、ひどく実感がこもっている。
「ああ、そりゃもうどこがどう凄いのか説明できんくらいに」
「そうね、私もそう思うわ」
 ルシオラも横島と同じ顔つきで相槌を打った。なにしろ『この世全ての黒』は内容を口に出したくないくらいに凄いのだ。
「とゆーわけで、そろそろメシにしよう。おキヌちゃんの弁当楽しみにしてたんだぜ?」
「……」
 2人が何のことを言っているのかおキヌは理解できなかったが、それでも自分のことを足手まといのように思っていないのは分かった。
「はい、それじゃすぐ準備しますね!」
 ようやく笑顔になってそう答えたのだった。

 河原でシートを敷いておにぎり・ウインナー・卵焼きその他といったピクニック風の昼食を楽しんだ後、4人は事務所に出勤した。
 所長室には来客が訪れていた。横島は旧知の2人に気軽に、
「あ、神父にピートじゃないっスか。お久しぶりです。『恋闘編』になってからは初めてじゃないっスか?」
「よ、横島君。人の心の傷に塩を塗り込むような真似は人としてしてはいけない事だと思うよ」
 唐巣はけっこう気にしていたらしい。横島は素直に謝罪して、
「で、今日はどんな用っスか?」
「ああ、それを今から話そうと思っていた所だよ。君も一緒に聞いてくれたまえ」
「はい」
 唐巣とピート、美神と横島が応接セットのソファーに腰掛けると、おキヌがタイミングよくお茶を持ってきた。
「それで先生、今日は何のお話?」
 美神の問いに答えたのはピートだった。
「はい、以前ブラドー島に行ってもらったときの事を覚えていますか?」
「ええ、覚えてるわよ。まったく、エミと横島クンのせいで大変だったわ」
 チラリと横島に皮肉な視線を送る。エミはブラドーに、横島はブラドーの下僕と化したエミに咬まれて美神達に襲い掛かってきたのだ。
「や、やだなあ。あれは不可抗力っスよ」
 横島はあさっての方を向いてその視線から逃げたが、美神は深く追及する気はなかったらしく、
「で、それがどうかしたの?」
「はい。あのとき僕はブラドーを咬んで皆を解放したのですが、どうやら僕がブラドーにかけた魔力が解けてしまったようなのです」
 吸血鬼は血を吸うことで相手を魔力で支配する。咬まれた者は咬んだ者に絶対服従するしかない。しかし他の吸血鬼が大ボスを咬んでしまえば秩序が崩壊し、魔力が消滅する。つまりピートがブラドーを咬んで下僕としたおかげで彼に咬まれた島民は元に戻れたのだ。
 しかしブラドーは最も古く強大な吸血鬼の1人であり、ピートの父親でもある。それにピートは人間の血が半分混ざっているため魔力が弱い。それで時が経つうちに効力が薄れてしまったのだ。
 美神はことの重大さに気づいて、
「……それで、今どうなってるの?」
「以前と同じ状況です。村人からの連絡によれば、ブラドーはまた彼らを下僕に変えつつあります。しかも今度は常に護衛をつけていて手出しできないそうです」
「……やっかいね」
「はい。どうすればいいのか不安はありますが、今回もみんなで一緒に行くしかないかと……」
 ピートはかなり深刻な表情をしていた。護衛もおそらくそれなりに強力な吸血鬼だろうから前回と同じ手は通じないだろうし、仮に通じたとしても今度はもっと早く解けてしまうだろう。かと言って普通に戦うには分が悪い。
 そんなピートに、横島は彼には不似合いなほど真剣な表情で話しかけた。
「なあ、ピート」
「あ、はい。何でしょう横島さん」
 俯いていた顔をあげたピートに、横島はシニカルな笑みを浮かべて、
「別に、ブラドーを倒してしまっても構わんのだろう?」
「あー、それ私の台詞じゃないヨコシマ!」
 横島の後ろに立っていたルシオラがそう言ってかみつくと、横島の表情は一気に普段のそれに戻って、
「俺だってたまにはカッコつけたいんじゃー!」
「ヨコシマにはネタ技の台詞があるでしょ?」
 すると京香とおキヌも加わってきて、
「先輩も先生も贅沢ですよ。私なんてクラスの位置づけが小○郎よりハ○ンに近いからまともな決め台詞なんて」
「それを言ったら私なんてどうなるんですかー!」
 部外者にとっては何が何だかさっぱり分からないやり取りである。美神は額に青筋を浮かべて、
「うるさい! じゃれ合いなら外でやりなさい」
 と4人を追い出した。顔に縦線効果が入っている唐巣とピートに、
「まああいつらのことは気にしないで。それより報酬はあるの?」
 前回は金の彫刻をもらったが、この貧乏師弟がそうそうあんな宝物を持っているわけがない。しかしピートは今度も布に包まれた置物のようなものを取り出した。
「『丸太のタカ』です。美神さんなら価値が分かるかと思いますが?」
 一見はただの木彫りの置物だが、これを持っていると勢力の『威信』が50アップするという一国一城の主にとっては垂涎もののアイテムだ。
「オッケー。私に任せときなさい」
 師匠をナメきっているのはいつものことである。そして美神はふと前回のことを思い出して、
「ところで今回もみんな集めるわけ? 私はウチだけでいいと思うけど」
 美神事務所の戦力はあの頃とは比べ物にならない。個人事務所としては世界最強だと自負している。今は夏休みだから横島・おキヌ・京香の学生組も連れて行けるので、エミや冥子という『足手まとい』を呼ぶくらいならその分の報酬を自分に回してもらいたいのだ。
 しかし唐巣に念は通じなかった。
「いや、ブラドーを甘く見てはいけない。エミ君とは連絡が取れなかったが、今回は雪之丞君にも頼むことにした。美神君も気をつけるんだよ」
「……私は面倒みませんからね!?」
 こうして総勢13人という大所帯の第2次極楽愚連隊が結成されたのである。


 ――――つづく。

 ここから原作3巻の展開につつきますです。
 ではレス返しを。

○なまけものさん
>ナイトプリンセス
 本人のイメージと語感だけで深い意味はありませんのでお気になさらないで下さい(死)。
>ドルオーラは威力が強すぎて人間の体で撃つと体が壊れるので
 これは原作の《雷》などと同じく、文珠が発現した効力ですので横島君の体に負担はかかりませんです。
>《竜》《魔》《人》で変身すれば使えるのではないかと思いますが
 そうですね、変身すれば文珠3文字で2発は撃てます。
 ただこれだと変身してから発射するぶん時間がかかるので、あえて直接文珠で撃つという選択をしたわけです。
>そのての戦略系SLGみたいですね
 なるほど、面白い解釈ですねv
>改めてどっちを選択するかと問われてもやはりステンノ&エウリュアレでしょう
 そうですねぇ。朧&神無は現状のままで問題ないですし、フラグ立てても地球には来られないでしょうから(ぉ

○ゆんさん
>エウリュアレ、グットですw俺内好感度が急激に上昇中ですw
 おおぅ、それは幸甚です。
>さしずめ、諸葛ルシに匹敵する策士、エウ統ってとこですか?(笑)
 吹きましたw
 2大軍師を得て横島玄徳にもついに雄飛の日が来たのか?(ぉぃ
>オリキャラの活躍でルシキヌの影が某竜族の友達並に影薄くなっちゃってますけどねw
 ルシはそのうち主役の意地を見せてくれるはずです(ぉ

○ASさん
 エウも受け入れられたようでうれしいです。しかしヒャクメさんが高順位とは、彼女も喜んでいることでしょう(ぉぃ
 おキヌちゃんはどうも積極性が弱くていけません<マテ
 月神族は場所的に遠いので難しそうです(^^;

○遊鬼さん
>ゴルゴン姉妹の仲間入りはもっともめるかと思ったんですが案外あっさりと(w
 軍師ですからw
>横島君と同じアパートですか、お金とかどうするんでしょ? やっぱり横島君の財布から出るんでしょうか?
 そうですね、本当に囲っちゃってます(爆)。

○無銘さん
>主要人物がオリキャラで、話の展開も原作と全く異なっていたので、キャラの思惑が明確にされていないと、なぜそのような行動をとるかがよく分からないのですね
 そうですね、ただのやられ役ならいいんですが今回のケースは特別でしたから。
>最近は横ルシが活躍しすぎているように感じます。彼らは実力がありすぎるので、無制限に力を振るうと、他のキャラクターの出番がなくなってしまいます
 うーん、ルシはともかく横島君までそんなことを言われるようになるとは……。陰念に勝つためにソーサーの練習をしてた頃が嘘みたいです(ぉ
 確かに他のキャラ達の出番については考慮しないといけませんね。

○ηさん
>灼眼の○ャナ
 では、機会があれば1度探してみます。

○ヴァンさん
>彼の煩悩ならハーレムくらいひとつやふたつできるような気がするのは私だけでしょうか?
 ただ作るだけではルシに邪魔されますのでw

○流星さん
>Fa○eのファンディスクだと妹を軽くいじって遊んでたけど、こっちだとどうなんでしょ?
 それはそれで面白そうですが、たぶん普通にいいお姉さんしてたものと思われます。

○アフロさん
>月神族ですが、三姉妹の受けた仕打ちを話せば理解を得たかもしれないですね
 なかなか難しいところですね。月神族には直接関係ない話ですから。
>その場合全員がアルテミス化してしまって横島とのフラグは結局つぶれそうですけどね
 で、どっちにしても徒労になってしまう、と。哀れな横島君orz

○花翔さん
>新規の二人良いですね〜〜www
 そう言ってもらえるとうれしいです。

   ではまた。

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