ステンノはエウリュアレのそばに戻ると、今会った敵のことをやや興奮気味に報告した。
「まあ、人間が姉さんとそこまで渡り合ったというのですか。ここまで1人で来ただけのことはありますね」
「ああ、態度はふざけてたんだけどな。私があんな簡単に背後を取られたなんて今だに信じられないよ。あいつの剣がブルトガングとか十拳剣だったらやられてたね。
……でもあいつ、私を殺そうとはしなかったんだよな」
殺す気なら首を斬るか胸を突くかしただろう。わざわざ膝を叩いたのは何故……?
「メドーサの姉ということで気がひけたのでしょうか?」
「それはないだろう。メドーサは竜族のブラックリストにも載ってたからね。っていうか……」
ステンノは形の良い顎に指をあてて小さく首をかしげた。
「そうだ、あいつ私にハーレムに入れって言ったんだ。それで手加減したんだよ。あははっ、面白いやつ……!」
屈辱ともとれることをフランクに話すステンノ。今は考えを異にしているとはいえ、互いに最も大切で何でも話し合える相手であることは変わらないのだ。
「ね、姉さんにですか!?」
人間の身でゴルゴン3姉妹の長姉にそんな台詞を吐くなんて、人知を超えた大英雄か大馬鹿のどっちかだろう。
「それで、姉さんはその方をどうなさるのですか?」
「うーん、殺すのはもったいないねえ。死ぬまで戦う、って言うのでなきゃ生かしておいてやりたいとこだけど」
「そうですね、殺さずに済むのならそれに越したことはありません」
とエウリュアレが微笑んで同意すると、今度はステンノが肩をすくめて苦笑した。
「やれやれ、何であんたが魔族にされたんだか。その辺の神族よりよっぽど女神らしいのに」
「私は姉さんと一緒にいられる方がうれしいですよ」
「そ……そうか」
そこまでストレートに言われると少々困る。顔をそらして、
「まあ、2対1なんて野暮なことしたくないからね。もしまた来たら私が相手するから、あんたはアンテナの番だけしててくれ」
「はい」
エウリュアレは従順に頷いたが、その瞳の奥では何かを考えているようだった。
…………。
……。
「えっと、あんた誰だい?」
「さ、さっき戦ったばかりでしょ? GS横島忠夫!」
再戦を挑んだ横島はステンノに忘れられていたことに文句を言ったが、これは横島の方に非がある。何故なら彼は先ほどとは全然違う姿をしていたからだ。
宇宙服を着ていないのはまあいいとして、白いセーターと紫色のロングスカートを着た金髪の……女性。ぶっちゃけ真祖の姫君アルクェイド・ブリュンスタッドである。
(なるほど、神降ろしの類か)
ステンノは横島の変貌をそういう具合に理解した。高位の神霊をその身に宿らせたと解釈すれば、彼の変身も戦闘力も納得がいく。そして今の横島から感じられる力の格は、
「なるほど、今度は私を傷つけられそうだね。けどこの槍も魔界の名槍、あんたにだって通用するよ。つまりお互い五分の条件ってわけだ。行くよ、横島!!」
飛ぶ矢のような槍撃を『アルクェイド』は右手を硬い爪に変えてはじいた。
「へへーんだ! もうそんな攻撃通じないよ」
「……確かにさっきよりましになったみたいだね。でもそれはどうかな?」
得意技を軽くはねのけられたにもかかわらず、ステンノはむしろ楽しげに笑った。再び『横島』に見せたような連続攻撃を繰り出す。アルクェイドはそれを払いのけては間合いを詰めて爪の一撃をくらわせようとするのだが、
「んもーっ、何で近づけないのよ!?」
アルクが接近しようとするとステンノは素早く槍の穂先を向けて牽制した。うっとうしくなったアルクェイドが槍を大きく払うとその勢いを利用して自分も後ろに飛んで行ってしまう。
アルクェイドはスピードとパワーではステンノより上なのだが、素手である事、さらには格闘技と空中戦の心得がない事が不利に働いていた。想像もしていなかったことだが、アルクにとってステンノは相性が悪い相手だったらしい。
アルクェイドは冷静に対応策を考えるよりも頭に血が昇ってしまい、
「あーもー、あったまきたー!」
ステンノが突き出して来た槍をのけぞってかわすと、両手でその柄を強引につかんだ。そのまま自分の方に引き寄せる。
「くっ、しまった!」
槍を引っ張られてステンノが体勢を崩した。アルクェイドは槍を抱くような姿勢からステンノを蹴飛ばそうとして、
「あ、足が!?」
勢いをつけるため脚を上げようとしたところで、長いスカートのせいで失敗した。両脚同時になら上がるのだが、槍を挟むような形だったので右脚だけを上げようとしてスカートがからんだのである。
その隙を逃すステンノではない。金色の長い髪がざわめき、その先端が寸詰まりの蛇のようなモノに変化した。
「ビッグイーター!」
ゴルゴン3姉妹の髪は蛇の群れである。メドーサも連れていたそいつらは、咬んだ生物を石に変えてしまう恐ろしい魔物なのだ。
アルクェイドが彼らの牙で石にされるかどうかは分からない。しかしそれを試す度胸はなかった。あわてて槍から手を放してビッグイーターを迎え撃つ。
ズバッ、ザシュ!
空気があったらそんな音がしていただろう。アルクェイドはビッグイーターの群れをあっさり撃破したが、そこにステンノの追撃がせまる。
「この……!」
アルクェイドはそれを右手で払おうとしたが空を切った。ステンノがその前に自分で引いたのだ。そして次は脚を狙った一撃。左手で受けにいったがこれも空振りに終わる。
「さあ、胴体がら空きだね!」
「わあ、ちょっとタンマーー!」
今の2閃は相手の姿勢を崩すためのフェイントである。心臓を貫くこの3閃目が本命であった。
「――!」
アルクェイドは胸を刺されることを覚悟し、こうなったら相打ちで空想具現化をぶっ放そうかと思ったが、ステンノの槍は危ういところで1歩それた。
「メカミカミ! ありがとー!」
「ちっ、そういえばそんなのがいたねぇ」
様子をうかがっていたメカミカミ達がロケッ○パンチでステンノの足首をつかんで、文字通り足を止めてくれたのだ。ダメージは与えられなくても動きを邪魔するくらいのことはできるのである。
「もう許さないんだからね!」
意外に頑丈なメカミカミの腕を槍の石突きで叩いて外そうと苦闘しているステンノに、アルクェイドが爪を振り上げて飛び掛った。しかしその前にステンノが右手を槍から離してアルクの鼻先に突きつける。
「霊波……砲!?」
瞬時にステンノの掌に集まったエネルギーは、間違いなくそれが撃たれる前兆だった。
しかも放たれたのは砲弾ではなく爆弾。アルクに命中させるまでもなく、ステンノの掌の先で爆発した。どうやってもかわすことは不可能だろう。
が、その爆圧がアルクェイドをとらえることはなかった。一瞬早く彼女をその場から救い出した者がいたからだ。
「エウリュアレ……!」
そちらに目をやったステンノが驚きの声を上げた。その視線の先では、あろうことか彼女の妹が敵であるはずの横島を後ろからかかえて飛んでいたのだ。真剣勝負の最中で殺気だっていたステンノは妹をキッと睨んで、
「エウリュアレ……あんたまさか、邪魔するっていうのかい……!?」
生半可な者なら神話の通り石にされてしまいそうなほど強烈な眼光。しかしエウリュアレは臆することなく、同じくらい強いまなざしで姉と対峙した。
「はい。姉さんがアテナ達と直接戦うというのなら、私は露払いでも何でもします。でも今の姉さんは私達と同じ悲しみを味わう者を増やそうとしているだけ……言葉で分かってもらえないなら、私の手で止めるまでです!」
するとステンノは表情を緩めてやれやれと苦笑いを浮かべた。久しぶりの面白い戦いに水を差したかと思ったら、まったく……。
「そっか、あんたは昔からそういうやつだったね。分かったよ、そいつと一緒になってかかって来……な……あ、れ!?」
いない。
「逃げた……!?」
今のエウリュアレの台詞は、横島と2人で自分を倒すという意味だと思ったのだが。
彼女はそんな単純な女ではなかったのである。
ステンノの姿が見えなくなるほど遠くまで来て、ようやくエウリュアレは移動を止めた。
彼女の名は『遠くに飛ぶ女』という意味であり、真っ向勝負ではステンノにかなわないが、逃げるとなれば追いつかれる心配はない。その速さがあればこそアルクェイドを助けることもできたのである。
「えっと……貴女は?」
敵であるはずの彼女に助けられたアルクェイドが理由を聞くと、
「エウリュアレと申します。よしなに」
聞き方が悪かったらしい。
「いやそれは知ってるけど……何で私を助けたの?」
「さきほどの言葉では不足でしたでしょうか?」
そういえばステンノを止めるとか言ってたような気がする。そのために自分と共同戦線を張ろうとしているのだろう。
(それにしてもこの感触、たまらん!!)
アルクェイドの中の人の心の声である。アルクは拳王様ほど濃いキャラクターではないので、横島の性格がかなり残っているのだ。
現在エウリュアレはアルクェイドを後ろから抱きかかえる体勢で飛んでいるので、彼女の立派なバストが背中でたわんでふにふにしているのである。しかも薄手の貫頭衣の下は素肌! エウリュアレが生きた時代にブラジャーとかパンツとかいう代物は無かったのだ。今はさすがにパンツは穿いているが……。
ところで横島君。アルクェイドの姿で変に呼吸を荒くしないでもらいたい。ファンに殺されるぞ?
「……横島さん? どうかしましたか?」
そんなアルク(横島)をエウリュアレが訝しんで声をかける。アルク(横島)はハッと理性を取り戻して、
「いえ、何でもないわ。それより貴女、ほんとにお姉さんとケンカするの?」
アルクェイドもステンノと同じく、エウリュアレの発言をそのように解釈したのだが、エウリュアレはかぶりを振って、
「いいえ。姉さんがアシュタロスに協力しているのは、彼に神族――アテナとポセイドンを殺してもらうためです。でもアンテナ装置を破壊すればアシュタロスが魔界を制圧する試みは失敗ですから、姉さんが彼に従う理由もなくなります」
アルクの背中から離れ、彼女の目を正面から見据えてそう言った。
アシュタロスの今回の計画が失敗すれば、彼の一派は失望して和平派に勢力を削がれてしまうだろう。そうなればアシュタロスが神界に攻め込むのは不可能だからステンノも彼を見限るはずだ、というのがエウリュアレの心算だった。
「それに、あのアンテナはそれ自体が強力な魔物です。警備要員――姉さんがいなくなったら自己防衛プログラムが作動して攻撃してきますから、どちらにしても先にアンテナを破壊する方がいいんです」
「ホントに? アシュタロスのやつ、手間かけさせてくれるわね」
妙神山でルシオラに見せてもらった記憶を思い出して表情をゆがめるアルク(横島)。
「はい……ですので、アンテナを破壊するのに協力していただけませんか?」
本来横島とルシオラの目的はアンテナを破壊することである。ステンノ達が敵対しないなら戦う必要はない。渡りに船の提案だったが、1つだけ疑問がわいた。
「……それなら、貴女が自分で壊せばよかったんじゃないの?」
エウリュアレはおそらくステンノと同格、少なくともメドーサ級の力はあるはずだ。そうしてくれればこんな面倒なことにはならなかったのだが……。
「いえ、それでは姉さんと私がアシュタロスに裏切り者として追われてしまいます」
失敗したから帰らない、というのならともかく、みずからアンテナを破壊するような真似をすればアシュタロスとて黙ってはいまい。しかしアンテナを破壊したのが人間であれば、エウリュアレが多少の手助けをしたとしても、彼にそこまでの情報は伝わらないから裏切り者とは思われないだろう。
「なるほどね。分かった、協力するわ」
『そうね。そうできれば理想的な展開だわ』
アルクとは話がしづらいのか今まで黙っていたルシオラも念話で賛意を表す。《姫》《君》の力をもってしてもステンノは倒し切れなかった。反対すればエウリュアレが味方でなくなるかも知れないのに拒む理由はない。
「ありがとうございます! これで姉さんも助かります」
エウリュアレが破顔してアルクェイドの手を握った。
「それじゃ私が姉さんを牽制しますから、横島さんがアンテナを破壊して下さいますか?」
彼女の計画上、割り振りはそうでなければならない。しかしアルク(横島)はいい顔をしなかった。
「姉妹ゲンカね……やっぱり美人は仲良くと思うんだけど?」
口調はアルクでも内容は横島のままである。似合わないことこの上ない。
「お気持ちはうれしいのですが……やはり私がアンテナを破壊するわけには」
『そうよヨコシマ。おまえエウリュアレさんの話ちゃんと聞いてた?』
ツインで咎められてアルク(横島)はうっとひるんだが、
「わ、分かってるわよ。要はアンテナをぶっ壊せばいいんでしょ? エウリュアレとステンノが殴り合いする前に遠くからやっちゃえば問題ないじゃない」
「それはそうですが……でもあなたは」
横島は月での戦いで1度も飛び道具を使っていない。おそらく接近戦専門なのだろう。アンテナを破壊するには自分の身体をもってしなければならないはずだ。
が、アルク(横島)は憂い顔のエウリュアレにちっちっと指を振って見せた。
「ふっふーん。このGS横島を甘く見ると火傷するわよ?」
もともとステンノを倒した後エウリュアレとも戦う予定だったのだ。その心配が無くなったのだから、もう文珠を惜しむ必要はない。ならば打つ手はいくらでもある。
「は……はあ」
「でもここからじゃ無理ね。もうちょっと近くまで連れてってもらえるかしら?」
「は……はい」
自信たっぷりなアルク(横島)の態度に押し切られて、つい首を縦に振るエウリュアレ。先ほどと同じく、後ろから彼女を抱いて移動する。
(くうーっ、やっぱたまらん!!)
だからアルクェイドの姿でそういうのは止めなさい。
そして再びアンテナを視界におさめる3人。ステンノは彼らの奇襲を警戒しているのか、アンテナの上空で旋回飛行を繰り返していた。そして横島たちの姿をみつけて近づいてくる。
「横島さん、どうなさるおつもりですか!?」
横島が戦うのか、それとも自分が足止めするのか。早く決めてくれないと困る。切羽詰った様子のエウリュアレに、しかしアルクェイドは余裕の笑みを見せた。
「ふふっ、このときを待ってたのよ!」
エウリュアレから離れて全速力で横に移動する。ステンノはどちらを攻撃するべきか一瞬迷って動きを止めたが、アルク(横島)はその隙に、
《竜》《闘》《気》《砲》
横島が胸の前で組み合わせた両手から超絶的なエネルギー弾が吐き出される。ステンノがこちらに気づくまで待ったのは、彼女を射線から外すためだったのだ。アルクェイド状態の横島が文珠を出したり複数制御したりすることはできないのだが、それなら《姫》《君》を解除してしまえばいい。
ズドオオン!!
鏡面が脆いとかそういうレベルの話ではない。アンテナ装置は跡形もなく消し飛んだ。
…………。
……。
「あ……えっと」
そのあまりといえばあまりな光景にエウリュアレはしばらく自失していたが、
「……姉さん! アンテナが破壊された以上アシュタロスの計画は失敗です。もう止めて下さい!!」
と当初の目的を思い出して叫んだ。ステンノは横島を殺したくないと言っていたし、これで戦いを終えることができるはずだ。
「……」
ステンノも呆然としていたが妹に声をかけられて我に返り、妹の顔と、そしてかってアンテナがあった所を交互に見回して、
「ふ、ふふっ……あはははははははははは!!!」
唐突に大声で笑い出した。
「「『……?』」」
その奇態を横島・ルシオラ・エウリュアレの3人はなす術もなくみつめていたが、それに気づいたステンノは笑うのを止めてさばさばした顔つきで、
「ああ、すまん。あまりに可笑しくてな。そうだな、あんたの言う通りだ。アシュタロスの手下はやめるよ」
それを聞いたエウリュアレは表情を花のように綻ばせた。
「本当ですか姉さん!?」
「ああ、人間1人に邪魔されて失敗しましたなんて恥ずかしくて報告できやしないしね。いやどう見ても人間業じゃなかったけどさ、ここまでやられたらいっそ清々しいくらいだ。今回は私の負けだよ」
それにアシュタロスの策は失敗続きである。能力はあっても運がないのだろう。魔界では少数派だし、心中してやる義理もない。
「姉さん!!」
エウリュアレが感極まって姉に抱きついた。感動の名場面だったが、ここにいるのは我らが煩悩魔人・横島忠夫である。
「……ってことはさ、ステンノ」
2人が落ち着いた頃を見計らって声をかける。
「ん、何だい?」
「負けを認めたってことは、俺のハーレムに入るってことだな!?」
「「……」」
姉妹はたっぷり10秒ほど固まっていたが、
「ぷっ……く、あははははははははははははは!!!!」
ステンノが先ほどよりも大口を開けて、天を仰いで高笑いする。ステンノさん、レディがそんな不作法なことしちゃいけません。
ちなみにルシオラさんはバカらしさのあまり放心しています。
「……そう言えばそんな約束してたね。いいよ、入ってやる」
「姉さん、本気ですか!?」
思わず姉にかみついたエウリュアレに、ステンノはあっさりした口ぶりで、
「ああ。見た目と態度はバカだけど、考えてみればこいつはペルセウス以上の勇者じゃないか。面白いやつだし」
横島が勇者と呼ばれるにふさわしいかどうかはともかく、ペルセウスが戦うのを避けたステンノに正面から挑んで互角に張り合ったのは事実である。エウリュアレもその点に思い至って、
「ああ……そう言われればそうですね。それにやさしい方ですし」
動機は何であれ、自分達のことを気にかけてくれたのも事実だ。怪物だった自分達を恐れることも嫌うこともなく。
「それじゃ私もご一緒させていただいてよろしいでしょうか?」
横島に否やはない。
「もちろん! これでハーレム、姉○丼やー!!」
地球に帰ればヒャクメも加わるはずである。ついに彼の理想郷が建設されるのだ。身をもって感動を表現するため、まずは挨拶代わりのル○ンダイブをかまそうとしたまさにそのとき。
「そんなわけないでしょうヨコシマ!!!」
夜叉と化したルシオラのMAX版麻酔によって横島は沈黙した。
「えっと……あなたは?」
突然現れて横島を問答無用で気絶させた少女にエウリュアレが誰何した。ルシオラは笑顔に似て非なる表情をつくって、
「ヨコシマの妻のルシオラといいます。ハーレムなんて私がつくらせませんから、安心してお好きな所へお帰り下さい」
ルシオラの正体はともかく、横島との関係はおおむね飲み込めたステンノとエウリュアレは、
「んー、それはいいけどこれといって行く当てがないしな」
当分は魔界に帰るのは危険だろう。神界は論外である。かと言って人界で暮らす知識は持っていない。
「それに、私達もう彼のものになってしまったようですし」
とエウリュアレが虚空を指さす。そちらを見たルシオラは、
クラス :ラ○サー
マスター:横島 忠夫
真名 :ステンノ
性別 :女性
パワー :24000マイト
属性 :姉御、バトルフリーク
スキル :不死性A、石化蛇の髪B、槍術A+、霊波砲A、飛行A、超加速B、瞬間移動C
宝具 :魔槍トライヘル
クラス :ナイトプリンセス
マスター:横島 忠夫
真名 :エウリュアレ
性別 :女性
パワー :13000マイト
属性 :隣のお姉さん
スキル :不死性A、石化蛇の髪C、石化の魔眼A、飛行A++、超加速A、瞬間移動A、格闘B
宝具 :なし
「燃えたわ……燃え尽きたわよ。真っ白にね……」
白い灰になって崩れ落ちた。
――――つづく。
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
……アルクファンの方、石投げないで下さいね(爆)。
あと最近みえた方もいるようなので、現時点でのサーヴァ○ト情報とついでに横島君情報を掲載しておきます(ぉ
クラス :アー○ャー
マスター:横島 忠夫
真名 :ルシオラ
性別 :女性
パワー :9000マイト
属性 :虫っ娘、貧乳、一途
スキル :光幻影A、麻酔A、心眼A+、飛行B、霊波砲C、魔導技術者A+、師匠EX
宝具 :無限のネタ技
クラス :セイ○ー
マスター:横島 忠夫
真名 :小竜姫
性別 :女性
パワー :10000マイト
属性 :竜っ娘、貧乳、先生
スキル :剣術A、飛行A、超加速C、瞬間移動B、師匠A、壊れC
宝具 :竜神の装具
クラス :サイトマスター
マスター:横島 忠夫
真名 :ヒャクメ
性別 :女性
パワー :250マイト
属性 :役立たずっ娘、影薄い
スキル :千里眼A、心眼B、飛行D、瞬間移動B
宝具 :神通力パソコン
クラス :スナイパー
マスター:横島 忠夫
真名 :ワルキューレ
性別 :女性
パワー :6000マイト
属性 :羽っ娘、エルフ耳、軍人、お姉さま
スキル :射撃A、格闘C、変化B、飛行A、瞬間移動B
宝具 :魔界のライフル
クラス :ネクロマンサー/アヴェ○ジャー
マスター:横島 忠夫
真名 :氷室 キヌ
性別 :女性
パワー :60マイト
属性 :天然、巫女、癒し系
スキル :死霊術A+、幽体離脱A、憑依B、霊視B、ヒーリングD、霊撃拳D、料理B、家事B、黒化EX
宝具 :ネクロマンサーの笛、妖包丁シメサバ丸、この世全ての黒
クラス :アサ○ン
マスター:横島 忠夫
真名 :峯 京香
性別 :女性
パワー :平常時100マイト/全開時900マイト
属性 :触角娘、くのいち
スキル :忍術A、気配遮断C、視聴覚A+、観察眼B、霊的格闘A、霊体触手B、家事A+、料理B−
宝具 :なし
クラス :−−
マスター:−−
真名 :横島 忠夫
性別 :男性
パワー :80マイト
属性 :煩悩魔人、関西人
スキル :霊気の盾A、霊波刀A++、神装術D、文珠B、霊的格闘B、攻撃回避A++、不死性(ギャグ)EX、人外キラーEX、悪運A、商才B
宝具 :無限の煩悩、マスター適性
ではレス返しを。
○無銘さん
うーん、あれでごく真面目な戦闘と評されるとは、横島君の普段のイメージが思いやられます(^^;
>なかなか魅力的なオリキャラになっていると思います
ありがとうございますー(^^)/
>松本零士設定だと、「かぐや姫=千年女王」なんですよね
なるほど、そこまで踏まえたネタだったわけですかー。
○ASさん
姉妹とも落ちてしまいました。むしろ今後の修羅場が心配です(ぉ
>メカミカミは改造して大幅にパワーアップですよね
うーん、あれはメカミカミが弱いんじゃなくてステンノが強すぎるだけでして(^^;
○LINUSさん
>いっそ《無》《限》《力》ってのは?
>《絶》《対》《無》《敵》とか
やー、さすがに無制限に超越パワー使えちゃうのはマズいっす(^^;
○ゆんさん
いろいろとご希望通りになってしまいました。姉妹が小竜姫やおキヌ達に会ったらどうなることやら(^^;
>何気に某北の街の冬にアイスクリームを食べる少女がでてきてませんでした?(笑)
む、それはちょっと分かりません。
○遊鬼さん
>番外編の≪世≫≪界≫に続いて≪星≫≪白≫≪金≫が登場(笑)
ワールド出したらスタープラチナも使うのはデフォですw
>勝利条件は今回判明しましたがこれでは穏便な勝利は無いんでしょうか?
むちゃくちゃ穏便になってしまいました(^^;
○流星さん
>《世》《界》の方が文珠の数も少ないし、時間も長いような
ワールドなら5秒はもちますものねー。
でも横島は関西人としてスタープラチナも使わずにいられなかったのです(ぉぃ
>不死身の時点で《直》《死》の登場かと思ったら、違いましたかう〜ん残念
横島が美女にそんな技を使うはずがありませんw
○諫早長十郎さん
>ルシオラ「だからって何でこんなアホな手を打つのよ!びんた!びんた!びんた!びんた!」
>ステンノ「横島に何するのよあなた!本妻だからって横暴よ!」
ここで吹きましたw
で、《恋》が解けたあとにステンノによる確実なる死が待っているわけですなww
○なまけものさん
>霊格の低い攻撃は問答無用ではじかれるって、対魔力の高さで威力の低い魔術を無効化するセイバーやAランク以下の攻撃が無効化されるバーサーカーみたいですね
物理攻撃もはじくんでバーサーカーに近い感じですねぇ。
縛るとかは可能ですが《厳》《重》《拘》《束》ぐらいしないとダメかも。
>ネタ技で「月は出ているか?」とか言って欲しかった・・・
今回もアルクの名台詞とか使いたかったのですが無理でした○(_ _○)
○相模さん
>正統派で強いですね。(ネイの剣術)
むしろ強すぎたかも(^^;
そういえばネイはどこであんな剣術を身につけたんでしょうねぇ。
>仲魔(あえてこれで)になったら小竜姫と良い意味でのライバルになりそうですね
ハーレムでの序列はとにかく、武術では子ども扱いされそうな気がしなくもないです(^^;
>メカミカミ
アルクェイド状態ではお約束にできませんでした○(_ _○)
>オッパイミサイルが搭載されてないのはルシオラのコンプレックスによるものなのでしょうか?
『属性:貧乳』のルシにそんな発想がわくはずがありません(ぉぃ
○巻貝さん
>神装術
今のところ次の出番の予定はありませんが、使うべき状況があれば使わせたいと思います。
>長所短所がはっきりしている便利過ぎない技
強すぎる技というのはつまらなくなる場合がありますからね。
>今度はいつ来れるかも分からないのですが、GSルシオラは読み続けたいと思ってます
はい、今後ともよろしくお願いします。
ではまた。