インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

!警告!壊れキャラ有り

「式神使い横島!4(GS)」

梅昆布茶美味 (2005-12-22 11:16/2005-12-23 19:26)
BACK< >NEXT

「第4試合 横島忠夫 対 ピエトロ・ド・ブラドー!」

「・・・横島さん、正々堂々と戦いましょう。」

「そういわれても戦うの小竜姫なんだが・・・」

俺が戦ったら秒殺されてしまう。

「ふっ、つまり横島さんを狙えばいい訳ですね。」

「てめ!友達じゃなかったのかよ!」

「友達?知りませんね。」

うがぁぁぁ!!!性格悪!こいつこんな奴だったっけ?

『忠夫さん』

なんです?

『殺っていいですか?』

ええ、勿論。

「準備はいいかね?。」

「どうぞ。」

「はい。」

「では第4試合、始め!!」

「横島さん、覚悟!」

開始と同時に霊波砲を連射するピート。

「甘いです。」

それを影から飛び出した小竜姫が神剣で片っ端から打ち返していく。

「くっ、まだまだ!!」

「無駄ですよ。」

なんというか・・・

「バンパイアミスト!!」

「そこ!」

式神の術者って・・・

「ダンピールフラッシュ!!」

「当たりませんよ?」

暇ですな。
こうして見てるとピートも小竜姫も熱くなると周りが見えなくなるタイプだな。
少なくともピートはこっち狙うこと忘れてるみたいだし。

だが、ここで俺は重大なことに気がついた。
小竜姫は今カッターシャツにジーンズ、そしてジャケットを着ているのだが・・・

動くたびに腹チラが見えるのだ!

こ、これは堪能せねば!!
むう、もうすこし近くに・・・
おお!
これはまた・・・

ザシュッ!

突如血が舞った。(鼻血じゃないぞ!?)
夢中になりすぎ近づきすぎたらしく、小竜姫の振り回した神剣が横島の頬を掠めていた。

「うぉ!(やばい、近づきすぎた)」

「忠夫さん!?おのれ!主に傷を負わせるなど・・・許しませんよ!」

チャキっと神剣をピートに向け殺気を飛ばす小竜姫。
ピートじゃないんだが・・・

「ぼ、僕ですか!?」

ほら、ピート困惑してるし。

「問答無用です!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ものすごい速さで切り刻まれ、倒れ伏すピート。

「そこまで!勝者 横島!!」

さすがにやりすぎだよな、これ。

「小竜姫。」

「なんですか?」

「やりすぎ」

ペチッと頭を軽く叩く。
とたんに涙を浮かべる小竜姫。
うぉ!?強すぎたのか!?

「ごめんなさい。」

俯いて涙をポロポロおとしながら謝ってくる。

「だぁぁぁ、泣かんでください!!これから気をつければいいですから!!」

周りの視線が痛すぎる
しかも一向に泣き止まない。

最終手段その1!

「あんまり泣いてると嫌いになっちゃいますよ?」

「そんな・・・・やっ・・嫌・・・」

状況悪化!!
仕方ない、昔見たドラマで使われていた手段を使うとしよう。
視線が集まってて死ぬほど恥ずかしいが・・・

小竜姫の近くに行きギュっと抱きしめ耳元でささやいた

「泣かないで、小竜姫が泣くと俺もつらいから。お願いだからいつも笑っていて?」

あぁぁぁぁぁあああああ!!!
鳥肌が!!
関西人魂が俺にボケろといっている!!!


だがここでボケをすると人生の終わりを迎える予感がするので必死に耐える。

・・・よかった。
笑ってくれましたよ。

「俺ジュース買ってくるから、ピートの具合見てきてくれません?」

さすがに今一緒にいるのは恥ずかしい。

「わかりました。でも敬語はやめてくださいね?ご主人様♪」

「うぐっ、気をつけます。」


医務室へ行くと中から声が聞こえてきました。

「それで、奴らから証言は取れたのか?」

「いえ、まだ話せる状態ではなかったものですから。」

中に入ると、おや。
唐巣神父と大竜姫姉さまですか・・・
やはりここは声をかけないと不味いのでしょうね。

「あ、姉さま。」

「ん?」

こちらに今気がついたような振りをしてますね。
ニヤリと私をからかう時の表情を浮かべ話しかけてきました。

「ああ、神族やめてまで人間のところにいった馬鹿者ではないか。」

・・・妹を馬鹿者呼ばわりですか。

「・・・いまだに嫁ぎ先の見つからない姉上がこんなところで何をしているんです?」

長年一緒に暮らしていた私には平静を装っても無駄ですよ。
こめかみがピクピク動いているのが丸見えです。

「・・・・・・・どっかの馬鹿者が引き受けた仕事を丸投げしおってな、その尻拭いだ。」

言ってくれますね。
おや、なんだが姉上の服装が泥だらけですね。

「尻拭いの割りに苦労してるみたいですね」

「さっきそこで魔族に出くわしてな。泣きながら急に襲ってきてびっくりしたぞ。」

魔族・・・メドーサでしょうか?

「それで倒したのですか?」

「いや、逃げた。」

「仮にも武神が敵前逃亡ですか、情け無いですね。」

「いやいや、どうも敵さんお前と私を間違えていたみたいでな。「なんでいきなり大きくなってるのさ!?」とか言っていたし。」

・・・・・・・・・・メドーサですね。

「それで、決定的な証拠は見つけられたのですか?」

「ん。いまからこいつに吐かせる。」

そういって姉上は胴着を着た人を指差しました。
この人は・・・確かピートさんが倒した方ですね。

「でもまだこの人目を覚ましてませんよ?」

「ああ、大丈夫だ。今起こす。」

そう言って姉上は拳を振り上げ、

ドゴッ!

胴着の方の鳩尾に振り下ろしました。
それは起こすのではなくトドメを刺しているのでは?

「がは!!ごほっ!!」

・・・どうしてアレで生きていられるんでしょうか?

「起きたか、小僧。」

「だ、誰だ?」

「ん、我は大竜姫という。」

「おう、俺は伊達雪乃丞だ。」

「ふむ、では雪乃丞。」

「なんだ?」

「吐け。」

ドゴッ!

再び姉上の拳が鳩尾に決ります。

「かはっ!!!げふっ!!!」

・・・・なにやってるんですか、この人は。

「・・・・姉上。」

「なんじゃ?」

「私が手本をみせてあげます。」

まったく、世話の焼ける姉ですね。

「大丈夫ですか?」

今だに咳き込み続ける雪乃丞さんに話しかけます。

「大丈夫じゃねえ!!いきなり何しやがる!」

「はあ。馬鹿な姉が失礼しました。」

「いや。あんたのせいじゃないしな。」

「メドーサとつながっていますね?」

急に咳き込む雪乃丞さん。
怪しすぎですよ?

「な、ななんのことだかわからねえな。」

「まあ、わからなければいいですが・・・あなた狙われていますよ。」

「へっ!どんな奴が来たって返り討ちにしてやるぜ!!」

甘いですね。

「いいのですか?相手は勘九郎さんですよ?」

とたんに真っ青になる雪乃丞さん。
トドメを刺しますか。

「今喋れば抜けられますよ〜?」

「喋る!喋るから!!」

これでよしと。

「それでは姉上、あとはがんばってください。」

「あ、ああ、わかった。」

ちょっと呆然としていた姉上に後を任せて私は忠夫様の元へ戻ることにしました。
それにしても姉上・・・
世間ずれしていたのは知っていましたがここまで酷くなっているとは・・・

「まったく・・・無様ですね。」


客席に行くとちょうどあのチャイナ服の人とカマっぽい胴着の人が戦うところだった。

確か勘九郎って奴だったか、相手は・・・ミカ・レイさんね。
神通棍つかうとこといい、名前といい美神さんにそっくりだな。 

突如勘九郎が鎧のようなものに包まれた。
アレって確か・・・

「魔装術ですね。」

「おかえり、小竜姫。」

「ただいま戻りました。」

にっこりと微笑んでくれる。

「それで、ピートはどうでした?」

「あ」

「え?」

・・・・まさか

「忘れてました?」

「ゴメンナサイ」

項垂れる小竜姫。
まあ、ピートだしどうでもいいか。
落ち込んでいる小竜姫の頭の撫でつつ試合を見る。

勘九郎が凄い勢いでミカさんに切りかかりそれを受け流したところだった。

「すごいですね」

「ええ、これはちょっと不味いかもしれませんね。」

顔が赤い?
ああ、無意識に撫でっぱなしだったか。
手を離すとなんだか残念そうな顔する。
なんでだ?
・・・まあ、今は置いとこう。

「不味いって何がです?」

「勘九郎さん・・・でしたか、あの人魔族化しかかってますね。」

なんですと!

「それってかなり危ないんじゃ?」

「大丈夫です、忠夫さんは私が守りますから。」

嬉しくなって抱きしめる。
・・・美神さんは?
まあ、あのひと強いからいいのか。

「ありがとう。でもあんまり無理しないでくれよな?」

「はい」

そうしてしばらく抱きしめていたのだが・・・
ふと小竜姫が声をあげた。

「あ!そういえば言い忘れたことがあったのですが。」

なんだ?

「一応今の私は式神なので私が怪我をしてもダメージは無いのですよ。」

なんですと!?

「それじゃ無敵じゃないですか」

「いえ、その分痛みは術者にそのまま行きますので気を失ったら終わりですね。」

・・・つまり耐えろと?

「そうなんですか・・・まあ、小竜姫が痛い思いしなくていいならいいかな。」


と、客席でどこかの式神使いがイチャついているとき試合場ではミカ・レイこと美神が勘九郎と壮絶な戦いを繰り広げていた。

不味いわね、霊力切れを待つつもりで持久戦をしかけたのに先にこっちがヘバるなんて・・・

「今、こちら側にくれば命だけは助けてあげるわよ?」

・・・ふざけたことを言ってくれるわね。
世の中には逆らってはいけないモノがあるってことを教えてあげるわ!
スタミナ切れを待てない以上は短期決戦を仕掛けるしかない。
隠し持っていた破魔札を叩きつけて怯ませて一気にラッシュへ持っていこうとした。
んだけど・・・・

「そこまで!勝者 鎌田勘九郎!」

「ええ!なんでよ!?」

「・・・道具は一つだけと決っているのを忘れたかね?」

「あ゛」

「規約違反によりミカ・レイ選手のGS資格剥奪する!」

もしかして依頼失敗?
などと頭をよぎる。

そのとき最近頭が後退気味の師匠の声が聞こえた。

「待ちたまえ、勘九郎選手重大規約違反により失格とする!」

唐巣先生だ。

「おとなしく縛に着くがよかろう。」

小竜姫に良く似た人もいる。
ひょっとしてあの人が大竜姫様かしら?

「あなたのお仲間が全部喋ったワケ、残念だったわね。」

エミもいたのね。

「ふん、それがどうしたっていうの?」

そういうなりいきなり攻撃を仕掛け始めた。

「こやつ!完全に魔族化しておるな!?」

「戦えるものは全員当たれ!他のものは一般客の避難を!!」

壮絶な戦いが始まる。
私も正体を明かそうとしたが

『現役GS!試験に潜り込み規約違反で資格剥奪!?』

新聞のトップ記事が頭をよぎる。
・・・逃げましょう。

必死で戦っている皆を置いてソソクサと逃げる美神だった。


「戦えるものは全員当たれ!他のものは一般客の避難を!!」

魔族化した勘九郎とGS達との戦いが始まった。

「あれって、俺も行ったほうがいいのか?」

「・・・美神さん、逃げてますね。姉上もいるようですし帰りましょうか。」

「姉!?」

「ええ、ほら、あそこにいる角の生えた人ですよ」

小竜姫が指さして教えてくれる。
なるほど、小竜姫を大人っぽくして胸を大きくした感じだな。

「・・・忠夫さん?」

小竜姫から殺気が放たれる。

「な、なんでしょうか?」

「早く帰りましょう(姉上には会わせたくないですからね)」

「わ、わかりました。」

引き摺られるようにして俺達は会場を後にした。

翌日新聞で見たら大規模な爆発があったらしい。
幸い死者はでなかったようだが・・・逃げてよかった。


おまけ


どうしよう。
勘九郎のやつよりによって火角結界を使うなんて・・・
死者は出てないようだけど、アイツは無事だろうか・・・・・?
な、なんで私はあんな奴のことを考えてるんだい!

顔を真っ赤にして首をブンブンと振る上司を不思議そうに見る勘九朗がいた。


〜あとがき〜

沢山のレスありがとうございます。梅昆布茶美味です。
GS試験編(表)は終了です。
次は・・・なんの話にするか迷い中w
無難にいけばハーピーですか。
いきなり狐っ子もいいですね(ぁ
書くときの気分次第ですけどねw

さて、レス返しです^^


>ゆん様
元々は武神ですしね、こういう戦いは好みそうです。
メドーサは・・・素直じゃないですしねぇw

>拓坊様
どっかの司令ですw
きっと浮気がばれて追い出されたのでしょう。

>meo様
出したかったですけどねw
あまり出すと歯止めが利かなくなりそうでしたから(爆

>からころ様
う〜ん、葛藤するメドーサ・・・萌・・・げふげふ
文章でどこまで表現できるやら・・・がんばります

>tomo様
大竜姫出しました。妹の妨害で横島には会ってませんが・・・
魅力的なキャラですが、味が強いので使いどころが難しいですねw

>YEP様
ふっ・・・つけるの忘れてましたねw
全員GETはまだ先ですが頑張りますw

>名称詐称主義様
陰念だとさすがに役不足っぽかったのでやっぱり雪乃丞に寝返っていただきましたw
六道の式神も考えたのですがw
こっちのほうが面白そうなのでw

>whiteangel様
おキヌちゃんは一応人間ですから・・・どうなるでしょうねw
実はまだ決めてなかったり、今後の流れ次第ですね。

>ガバメント様
いつかは報われる・・・・ハズです
メドーサにとってはしばらく辛い時期が続くでしょうね

>秋斗様
今回は私的に大竜姫様がいいかんじだと思うですが・・・
どうですか、旦那。

>京様
魔神!?男は・・・あ、でも元はイシュタルって女神だったような?
う〜ん、どうしようw

>シヴァやん様
この辺は私が原作大体覚えていますので書きやすかったです。(手元にないのです;;)
間のイベントは・・・覚えてないせいで入って無いかもw
いつか裏で補足できるといいのですが・・・

>LINUS様
アシュ様は保留でw
それに忘れてはいけない鳥っ子・・・(マテ
最終的に何人になるやらw

>おじさん様
妨害する余地なかったですからw
この時点ではピートと雪乃丞は互角、なのでどうしてもスタミナのあるピートが勝っちゃいますねw

>通りすがりのT様
まあ、いつかはなるかとw

>ピリエ様
今は神様じゃないですからねw
力も開放されてるかもしれませんねw
・・・シナリオ・・・・・その手があったか!(爆

>白銀様
メドーサの意地がどこまで続くかですねw
月まで行かれるとコギャル化ですがw

>アイギス様
そういうことですねw
特に横島のせいですが・・・w

>獣様
貧弱な・・・夜ではタフになるかも?(爆
目を合わせるのも必要条件になってますからw

>獅皇様
メドーサプライド高いですしね〜
素直になれないから苦労しそうです。
ハーレムになると・・・・搾り取られる毎日。
きっと腹上死が死因になるでしょうねw

>沙耶様
全てはゼー○のシナリオのままに!(マテ

>なまけもの様
髭眼鏡だしたのは・・・・なんとなくですw
ふと思いついて出しましたw

>神曲様
さすがに逃げちゃダメだ・・・はw
内罰的な横島君なんて書けないですwギャグですしww

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

PCpylg}Wz O~yz Yahoo yV NTT-X Store

z[y[W NWbgJ[h COiq [ COsI COze