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▽レス始

!警告!壊れキャラ有り

「式神使い横島!2(GS)」

梅昆布茶美味 (2005-12-20 15:55/2005-12-21 12:45)
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「うはははは!太陽が黄色いぜ!!」

GS試験当日、あまり眠れなかった為かそれともナニか他の理由があるのか横島は朝から元気一杯だった。

「ご主人様、早く中に入りませんか?」

とこちらは小竜姫、何故か肌ツヤがよく幸せな表情をしている。
ここは美神除霊事務所前、昨日美神に説明した状況とは少々?状況が変った為一度美神に会って話したいと
小竜姫が言い出した為ここに来ていた。試験会場の場所を聞くの忘れていたなどということでは無い。はずだ。多分。

「小竜姫様、せめてそのご主人様っていうのやめてください。」

懇願する横島、それというのもここまで来るのに国家権力に絡まれたり、高圧的な物言いに小竜姫が手打ちにしそうになったりと
いろいろあった為だ。
だが必死に懇願しているにもかかわらず小竜姫は頬を膨らませて拗ねている。
何故だ?
・・・・ああ、敬語と名前の呼び方か。
とっさに言い直す。

「小竜姫、ご主人様はやめてくれ、いらん争いが起きてしまう。」

「ふふ、お優しいのですね。では忠夫さんでよろしいですか?」

・・・まぁいいか。

「お願いします。」

「もう!また敬語を使うなんて!これから忠夫さんが敬語を使うたびにご主人様って呼びますよ?」

「わ、わかりまし・・じゃない、わかった。」

「では中に入りましょう。」

そう言って小竜姫は横島に腕を絡め事務所に入ろうとする。

「ちょ、小竜姫様、このまま入ったらなんか美神さんに折檻される気が・・・」

「ご主人様?私が人間に負けるとでも?」

口調は穏やかだ。
笑顔も綺麗だ。
だが、こめかみに浮かぶ井桁マークが怖すぎる。
抑えきれない霊圧で、今にも吹っ飛びそうだ。

「じょ、冗談だよ、小竜姫」

冷汗をダラダラ流しながら必死になだめる。
だが、忘れてはいけない。
ここは美神の事務所の前だ。
しかもあれだけ霊圧を出したのだ。
当然、家主さんが出てくる。

「人の事務所の前で何やっとるか〜〜〜!!」

「お早うございます。美神さん。」

まったく動じることなく笑顔で挨拶する小竜姫。

「へ?小竜姫様?」

「じつは少々事情が変りましたのでお伝えしにきました。」

真剣な表情に切り替わり話しはじめる小竜姫。
自然つられて美神も真面目な表情になる。

「何があったんですか?」

「私、昨日付けで忠夫さんの式神になりました♪」

テヘ♪とでも聴こえてきそうな笑顔でサラリと爆弾発言をする。

「は?」

フリーズする美神、そりゃそうだろう。
竜神を式神にするなんて話今はじめて聴いた。

「ちょ、ちょっとまってください。小竜姫様は妙神山の管理人として括られているんでしょ?!
それに神様が人の世界に手を貸すのってあまりしちゃいけないって聴いたことあるんだけど?」

「ああ、それなら大丈夫です。昨日付けで神様やめましたから。妙神山にも今は括られてないですし忠夫様には括られてますけど
ですから、今はただの竜の妖怪みたいなものですから敬語も使わなくていいですよ?」

不条理だ。理不尽だ。そんな簡単に神様やめていいのか。

「そ、それを伝えにここまできたんですか?」

こめかみを指で押さえながら話す美神。頭痛がしてきたらしい。

「いえ、ですから昨日の依頼の事は私の姉の大竜姫にお願いしますね。」

「大竜姫?」

「ええ。私の姉です。現妙神山の管理人ですので。」

「とりあえず大体の事はわかったけど、メドーサはどうするのよ?」

「それも姉がなんとかするでしょう。多分今頃唐巣神父のところに挨拶に伺っているはずです。」

「引継ぎをちゃんとしたのなら、文句はないわ。」

ここで会話は終わるはずだった。
あとは試験会場へ行くだけ。それだけだったはずだった。横島の中では。
だが小竜姫は違ったらしい。

「それと忠夫さんの賃金をあげてください。

にこやかに爆弾を落とした。

「なんですって!?」

「私の主をあんな低賃金で働かせようなんて思って無いですよね?」

凄まじい殺気を叩きつけてくる小竜姫に美神は腰が引けている。

「で、でも・・・」

それでも渋る美神。

「私の知り合いに今手があいてる貧乏神がいるのですが・・・・」

「わ、わかりました。いくらがいいんですか?」

「とりあえず時給2万円でいいですよ。」

「ちょ!たかす「貧乏神」・・・・わかりました。」

さすがに貧乏は嫌だったらしい。

「それじゃあ、会場にむかいましょう。私は準備があるので先に行っててください。」

どこかやつれている美神。

「ええ。それじゃあ忠夫様・・・?どうしました?」

その時横島はというと・・・・会話についていけなくて隅のほうでいじけていた。

「いいんや、俺なんか!どうせ俺なんかぁぁぁぁ!!」

「ほら。帰ったら色々シてあげますから。早く行きましょう?」

「さ、行こうか!小竜姫!」

「ええ、ですからご褒美。お願いしますね。」

小竜姫の言葉に真っ赤になる横島。意外と初心だった。


「ここですか。沢山人が居ますね。」

「そうっすね。とりあえず中へ行きましょう。」

「ああ、一応私は忠夫さんの影の中に入ってますね。何かあったら呼んでください。」

「わかりました。」

「・・・ご主人様?」

「・・・わかった。」

うう、周りの視線が痛い。
こちらを指差しつつヒソヒソ話させるのはさすがに精神的にきついものがある。
だが、さらに状況は悪化した。

「横島さん!!」

不意に名前を呼ばれた。
顔を向けると・・・そこにはピートがいた。

「ああ!よかった!知ってる人とか全然いなくて!故郷の期待を背負っててプレッシャーが凄いんです!助けてください横島さん!!」

「だ〜〜〜!わかったから手を離せ!!俺にそんな趣味はない!!」

周りの視線がさらに痛くなった。
そこ!顔を赤らめつつこっち見るな!俺は違う!違うぞ!!

「横島サァーーーーン!ワッシは!!ワッシはぁぁぁーーーー!!」

必死にピートの手を振り払ったところで今度はタイガーが抱きついてきた。
いや、抱きつこうとしたがそれは果たされなかった。
突如影から霊波砲が飛び出しタイガーを吹き飛ばした。

小竜姫?

『呼びました?』

お、会話できるんだ?

『ええ、念じてもらえればこちらに聴こえますので。』

そっかそっか。

「横島さん、今のは一体?」

ピートが聴いてくる。

「ああ、今のは俺の式神。昨日使えるように(仕えるように?)なったんだ。」

「そうだったんですか。それじゃあ、試験頑張りましょうね。」

式神にいい思い出がないのだろう。
冷汗を流しつつピートが去っていく。
あ〜、俺も冥子さんにはいろいろやられたっけ。
暴走する式神使いの代名詞みたいな物だしなぁ・・・
そういえば俺が暴走させるとどうなるんだろ?

『暴走ですか?』

うわ!聴こえてました?

『しっかり聴こえてますよ。』

それで暴走するとどうなるか解ります?

『多分私が竜化して暴れるだけだと思います。』

・・・・・暴れるだけ?
前回それで修行場消し飛んだような・・・

『まあ、忠夫さんが私を制御してる訳ではないですから滅多に無いと思います』

そっか、それなら安心だな。

『あ、そろそろ第一試験が始まるみたいですよ。』

おっと急いで行かないとな。


「受験者は全員、白線の手前一列に並んでください。」

試験官に従い一列に並ぶ。

「では霊気を放出してください。」

霊気?そんなのどうやるんだ?

『ああ、私のほうでやっておきますから、忠夫さんは適当に回りでも見ていてください。』

とたん影からプレッシャーみたいなものが放たれる。
コレが霊気ってやつかぁ。
それにしてもこうやって周りみるといろんな奴が・・・
おお、あのチャイナ服の姉ちゃん、凄いスリットだ。
思わず見とれる横島。
だが、忘れていないだろうか。
自分の影には小竜姫がいることを。

『どこを見てるんですか?』

さっきとは比べ物にならない霊圧が影から放出される。

「よ、横島さん!?」

「す、凄い霊圧ジャー!」

などと聴こえた気がするが今は気にしている暇はない。

お、落ち着いてください小竜姫様!
怒ったらせっかくの可愛い顔がもったいないです。

『む〜〜〜、浮気したらオシオキしますからね?』

とっさに敬語を使ってしまったが可愛いに反応して機嫌が治ったようだ。

「やりましたね横島さん!」

ピートが話しかけてきた。
どうやら受かったらしい。

「俺の力じゃないさ、式神がすごいんだ。」

なにせ小竜姫だしな。

「あなたたちも合格できたのね?せっかくだしお昼でも一緒にどう?」

さっきのチャイナ服の人が話しかけてきた。

「いえ、僕は遠慮します。」

とピート。
これは二人きりになるチャンス!
と、思ったのだが・・・

『忠夫さん?』

無理でした。

「約束ありますんで。」

「そ、そう。それじゃ仕方ないわね。」

血の涙を流しながら断った。

『実はお弁当つくってみたんです。食べていただけませんか?』

何!手作り弁当だと!

『ええ、ですから外へ行きましょう。』

チャイナ服の姉ちゃんも捨てがたかったが手作り弁当と聴いては無視できず会場の外で小竜姫と昼食することになった。


続けますか?
 Yes
 No

〜あとがき〜
中途半端ですみません。梅昆布茶美味です。
このままカオス戦までつなげると非常に長くなりそうなので一旦切りました。
こんなに沢山レスもらえるとは思ってなかったので嬉しい限りです。
読みきりにしようか悩んだのですが楽しみにされては書く以外の選択肢など
存在しません。勿論。


そんなわけでレス返しです〜

>ゆん様
勿論薬の効果は限定されてます。たいした秘密でもないですがw

>からころ様
わりと読みきり気味だったのですがw楽しみにしてますって言葉に弱い俺orz
満足していただければ幸いです。(今回は都合上カットしてますが^^;

>拓坊様
まだ書き始めて間がないのでそういった意見もらえると自分の悪いところを見直せて助かりますので気にしないでくださいな^^。
ああ、でも規定に引っかかるのは不味いですね^^;
すぐに上手くはなりませんが頑張っていくのでよければ応援してあげてください^^

>通りすがり様
頑張ってみましたw
実は職場のPC使ってたりw
俺もうらやまs(爆

>秋斗様
はい。人外限定のお薬です。でも発動条件はそれだけじゃないですが。
楽しみにしていただけると幸いです^^

>獅皇様
神魔族限定というわけではないですがそれに近いですね^^
メドーサは・・・秘密ですw
先の楽しみって奴ですねw

>シヴァやん様
はいw人外限定ですw
勿論誰彼かまわずってわけではないですが。
さすがに横島×ピートとか書きたくないし(爆

>nao様
何事も規格外なのが私の書く横島ですから(爆
ピート、勘九朗、アシュタロス・・・男×男は勘弁orz

>せいが様
実は最初は鬼門も反応する予定でした!(爆
いや、書いていて精神崩壊しそうだったのでやめましたw
とくにアシュ様とか抵抗できんし泥沼ですからねw

>ム様
すいません暴走してましたw
やっぱり男×男を書かされた余波が効いたみたいで(消しましたがw
お酒飲みつつ書くと変な文章になることを痛感したこのごろorz

>白銀様
いえいえいえいえ!男×男も当初はありましたとも!
俺には無理です。はいorz
やっぱり書くなら可愛い女の子がいいですよね?そうですよね?
最近暴走気味な私(笑

>BD様
旦那、とりあえずコレでしのいでくだs
区切りはしたものの続編です。
今回抑えてあるので次回暴走するかもですがw


次回!ついにカオスと相対した横島。
二人の間で揺れるマリア。
迫り来る魔力砲。
絶体絶命のピンチに陥った時、ついに横島の力が目覚める。
「私の忠夫さんになにするんですか?」 
・・・嘘ですゴメンナサイ

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