「 ! 感じる!!
ヨコシマの霊体が 」
特別展望台の屋根の上でルシオラと横島がいた。
横島は目を閉じてピクリとも動かず
ルシオラは横島の頭を胸に押し付けている。
「霊機構造が連鎖反応を起こして壊れていく・・・!でも、それを上回る勢いで・・・!」
あまり血色のよくない横島の顔に、徐々に赤みが増していく。
「神族の霊機構造がヨコシマの霊機構造を再生させ、ぺスパの妖毒を消していく!」
程なく横島の身体は傷が無くなる。
そして横島は目を覚まし、額のバンダナに眼が出てくる。
「ル・シ・・・オラ?」
「ヨコシマ!本当に死んでいないのね?」
横島の頬をペチペチとたたき、ムニムニとつまみ伸ばす。
「心配かけて、ごめんルシオラ・・・。」
「・・・・バカ。」
ルシオラを抱き、なきかけのルシオラの顔を胸に押し付けている。
ハタから見るとなんだか痒くなってくるような光景である。
なので第三者である心眼にとってはとても迷惑である。
『・・・・もうそろそろ離れたらどうだ?主。』
「っ・・・・し、心眼!?見てるんだったらとめてくれたって・・・///」
『言う間もなかったのだが。』
即座にルシオラから離れ顔を紅くする。
「・・・/// ? コレ、なに?」
心眼をコレ呼ばわりするルシオラ。
一応は神から産まれたものなのだから神の分類に含まれるのだが・・・
『(ムッ・・・)我の名は心眼。母小竜姫によって生み出され
主横島によって意思を持ったもの。』
「えっ!?母・・・小竜姫・・・・ま、まさかヨコシマ・・・・!!」
首がギギギギとでも音が出るような不自然な曲がり方をし、横島の方に向く。
その顔は・・・・たとえアシュタロスでもはだしで逃げ出すようなすばらしい
笑顔でした
「ちょ、ル、ルシオラさん!?」『ひっ!?』
「ヨ〜コ〜シ〜マ〜?ちょっと聞きたいことがあるんだけど〜?(激しく笑顔)」
少々お待ちください(笑)
「・・・・なるほどね、心眼は小竜姫さんがGS試験時にヨコシマに
小竜姫さんがバンダナに口付けて与えたものなのね・・・。」
「あ、あい・・・・そうです・・・。」
まだすこし怒っているルシオラの足元にはぼろくずのようになった横島と
横島に守られ無傷な心眼がいた。
『私のような者でも守ってくれるとは・・・やはり馬鹿で、やさしいな・・・』
「ん?どうした心眼?」
『いや、なんでもない。・・・そうだ、まだ力を渡していなかったな。いま渡してやろう。』
心眼が目をつぶりしばらくするとルシオラと同等の霊力が湧き上がってきた。
「うぉ!?こ、この力は・・・。」
『私は雪乃丞にやられた時とっさに主の中に入り冬眠状態に入った。
そして主の中に入ってきたものの霊力を取っておいた。
メドーサやヒャクメ殿、美神殿からも少しな。メドーサのは魔力だが
神族と魔族はカードの表裏の様なものだからだからどうにでもなる。
あとは神、魔、人の霊機構造を共鳴した。どうだ?主よ。』
「すげぇ・・・・。ありがとな、心眼。」
「多才ね・・・」
無意識のうちに横島は浮き上がっており少しバランスを崩して頭から落ちた。
「だっ!!」
「なにやってるのよ・・・」
四苦八苦して結局自分では飛ぶことができなかったので
ルシオラに手を引いてもらって飛ぶことになった。
「それじゃ・・・・いくぞ。」
「ええ。」
きのこのようなコスモプロセッサに向かって二人は飛んでいった。
あとがき
第二話終了です。
皆さんに文章量が少ないのではないかと指摘され、
一話より長くしてみたのですが自分にはこのくらいが限界のようです・・・
すいません・・・ご容赦ください・・・|||○| ̄|_
ではレス返しをば。
>幸成さん
この小説に期待していただいてありがとうございます
指摘されたことを検討して長くしたのですが・・・どうでしょうか?
>おっちゃんさん
わくわくしながら待っててくださってありがとうございます
しかし長さはご容赦ください・・・・(T-T)
プロローグと第一話をあわせた長さの倍は無理です(泣
>ジェミナスさん
プロローグから期待していただいて本当にありがとうございます
ルシオラ並の力を手に入れましたがアシュ戦ではさらにすごい力が・・・
>tomoさん
お気遣いありがとうございます。
プロローグ+第一話×2とまではいかなくても無理のないぐらいに長くします。
>光と闇の仮面さん
これはたしかに平行もの・・・ですがアシュ戦後の物語も書いていこうと思います。
横島が事務所から独立するとか・・・ルシオラと横島の新婚生活とかを。
・・・獣っ娘たちとのハーレムも書きたいんですけどね(コラ
みなさんご期待ありがとうございます!!
BACK< >NEXT