横島は暗闇の中に立っていた。
いや、地面という概念があるかどうかが分からないのだから、
立っているとはいえないかもしれないが。
再度問う
これがお主の望んだ結末か?
闇の中から先ほどの声が聞こえた。
「違う。」
横島の口から出た声は闇の中で響く。
何度も、何度も。
「違う・・・ルシオラには、皆には生きてほしい。
皆を生きさせるためにはバカな俺の命を使ってもいい。
だが俺は皆と生きたい。バカをしながら。
そして笑って死にたい。
自分でも矛盾しているかもしれないと思うが
今言ったことが俺の望む結末だ。」
一言、一言をかみ締めるようにゆっくり、はっきりと言う。
今度は声が響かず闇に変化が起きる。
・・・バカなのはあのときから変わらないか・・・。
いいだろう。だが、その結末のためには力が要るだろう。
そのチカラを我が与えよう。
闇の変化が終わり闇から白い空間になる。
我が名は心眼。母 小竜姫により生み出され、
主 横島忠夫によって意思を持ったもの。
そしていま主 横島忠夫に力を与えるもの。
「心・・・眼・・・?」
横島の目の前にかつてバンダナに心眼がいたときのような眼が現れ
光を横島に放った。そこでまた横島は意識を失った。
あとがき。
第一話終了です。あの声はかつての戦友・・・心眼です。
どうやってあの状態から復活したかはこの後の話に書きます。
ちなみにアシュ様は壊れません。逆にかっこよくする予定です。
ではレス返しをば。
>光と闇の仮面さん
この小説に期待していただいてありがとうございます^^
予想通り心眼でしたがこの心眼結構凄いですよ。
>ジェミナスさん
声の主・・・心眼でした。
一時期はこの声の主をアシュにしようかなとまで思っていたのですが・・・(笑
まぁ、さすがにそれは横島の身体が
霊力に耐えられなくなってしまいそうになってしまうのでやめました。