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▽レス始

「旅の途中 前夜祭の日の会話 横島編2 (GS)」

義王 (2005-08-20 21:29)
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その試合は、表向きは横島の実力を見るために行われた物だった
結果的に言えばそれは果たせた(果たせてしまった?)
横島なら、例え相手が上級神魔族でも皆を守っていけるだろうと・・・そういう答えが出た。(出てしまった)

だが、また新しく心配事が増えたのだ

横島達には言えない、ヒャクメが気づいたあの事とはまた別に・・・


100%の霊力コントロール

人間が持つ力では無い

物質の変化も可能
時間移動も可能
天候すら自由自在


それだけでも・・・末恐ろしい力なんだよ
なのにアイツは・・・・


それを見たのは、横島がやっと本気を出し始めた戦闘の終盤ごろ
アイツは馬鹿みたいに優しい・・・っというか甘い奴だからジークと雪之条相手ですら本気は出さなかったのだ

だがそれでは駄目だ
そんなわけで私はこう言った

「・・・・横島。」
ゼーハー・・・ゼーハー・・・な、なんだワルキューレ?」

アイツにやる気を出させるには一番の方法
息が荒く、服がボロボロで、所々痣やら切り傷やらが出来ている横島
昔のコイツなら、こうなる時点で既に逃げ出しているだろうに・・・本当に強くなったな横島

対する2人は多少の傷があるものの、横島ほど疲弊もしてないし傷も無い

「その2人にあと3分以内に勝ったら・・・・」
「勝ったら?」

大体いくら横島が人間の限界を遥かに超えた修行をしたからと言っても、同じ修行をした雪之条と魔族であるジークを相手に勝てるはずも無い。
この試合、本当の狙いは旅を諦めさせるためだけのものだったのだ。

だが、横島の本気は見てみたいと私は思う・・・興味あるしな、軍人としても女としても・・・

だから

「私を一晩・・・好きにしていいぞ・・・」

横島をやる気にさせる方法
ヤル気にさせる事
少し潤んだ瞳がポイントだ

ブーーーーー?!?!?×2

「ん?どうした小竜姫、ヒャクメ?」
「あ、あ、あ、あなた・・・・」
「何をとちった狂った事言ってるのね!?」

2人が口から吐いたのはお茶とリンゴジュース
小竜姫がお茶 ヒャクメがリンゴ

・・・どこに持ってたんだ?

「あ、この馬鹿!?せっかくここまでダメージを与えたのに!?」
「なんて事言うんですか姉さん!?」

確かにお前達には少し不利になるだろうこの台詞は
相手は横島だし

とは言っても少しだけだろ?こんだけダメージを与えてるのだ、今ここで多少の回復をしても


「・・・・・・」

ん?横島が固まっている・・・・


この時私は横島の実力を見誤った
いや、煩悩を・・・が正解だな


「ああ!?徐々に体の傷が治ってく!?」
「霊力がドンドンもの凄い勢いで回復してってるのね!?」

傷という傷がドンドン塞がっていく横島の体
つきかけていた霊力が、まるで今ガソリンを入れたばっかりの車のメーターごとく上がっていく

「姉さんのアホーー!!」
「馬鹿ワルキューレ!!」

・・・2人とも後で覚えとけよ?

「一晩・・・・一晩好きに・・・・・一晩・・・・・・・」

「最近横島さんは溜まってたのね!!(シリアスが多くて)だから・・・」

それはどうやら、沢山の水が溜まってるダムに、少しだけ亀裂を入れる行為に等しく、

『煩』『悩』『全』『開』

「ああ!?自分の霊力を使って煩悩を高めはじめたのね!?」
「霊力を上げ、その霊力で煩悩を上げまた霊力を上げる・・・永遠にあがり続けるんじゃねえのかオイ!?」
「なんちゅう事を・・・馬鹿!アホ!悪魔!」

それは核爆弾のスイッチを押す行為にも等しい

「貴様らなんて情けない・・・それでも軍人か貴様ら!!」
「俺は軍人じゃねえ!!」
「僕は軍人辞めたい!!ちゅうかあなたの弟辞めたい!!」

本音が出てるぞジーク

そうか・・そういう態度か・・・私に向かって・・・

「横島なんだったら・・・一晩と言わず3日でも4日でも・・・貴様の好きな事をいくらでもいいぞ。」



ズドン!!!!!!!


その瞬間、私は地球が揺れた気がした



前夜祭の夜の会話 横島編2


「3分だ・・・・3分で終わらせる・・・・」

横島 忠夫 現段階で19歳

いまだ童貞

最近はポルコ達相手にシリアスしてた為にかなり溜め込み、

その前からも、逆天号内での生活では美女達に好意の視線を向けられるもヤること出来ずに溜め込む始末。

自家発電すれば多少はヌケたかもしれないが、

「・・・・お兄ちゃん・・・」

寝るときは必ず妹である美姫が布団に潜り込んでくるのだ。
それでは自家発電が出来ない。


つまり、旅に出てからというもの溜めっぱなしなのである煩悩魔人の異名を持つ彼が!!

ソレが今・・・ワルキューレの天使の(悪魔の)囁きによって開放された!!


「・・・・行け雪之条クン!!」
「あ、きたねえぞジーク!!お前が先に行けコラ!!」

ス○パーサイヤ人よろしくのオーラを全身から出し、微妙に髪も逆立ってる横島を前にして2人は完全に腰を引いてた
だが、横島は待ってはくれない・・・いや、煩悩を抑えきれない


「3・・・・分!!!!」
「きた!?」
「は、はやい!?」

作戦もへったくれも無い、一直線に向かってくる横島
目標はどうやら雪之条、その動きはカウンターにもってこいだった

「オ、オラーーーーーーーーー!!!」
「うがああああああああああああ!!!!!」

目が尋常ではなかったと雪之条は後に語る

恐怖のため、勢いを半分無くしたカウンターパンチを繰り出すが、横島はその手が届く3歩前で止まり、


「なに!?」


『伸』


腕を伸ばし雪之条の顔を捉えた


「ぐは!?」

「「「「腕が伸びた(のね)!?」」」」

ピッコ○大魔王のごとく伸びた腕に驚きを隠せない観客席の3人+ジーク

「腕に『伸』の文珠を使ったのか!?」
「そうなのね!!横島さんの肘の部分、服に隠れて見えないけど『伸』の文字が浮かび上がってるのね!!」
「人間技じゃないです・・・って今更ですね、ごめんなさい・・・」

小竜姫の言うとおり今更である

っと、ここで驚きで動きの止まったジークに横島の攻撃

「あ、こんどは肩の部分に・・・」
「なんの文字が入ったヒャクメ!?」


「『腕』の文字が・・・両肩あわせて4個・・・・」


4本の腕が生え、横島の腕は6本
そのうち4本がジークを掴みのこり2本で・・・・

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!」

「うが!?ぐふ!?あが!?」

ドドドドドドドドドドドドドド!!!

パンチの連打!

「く、くそったれが・・・舐めんな横島!!」
「俺が舐めるのは女だけじゃボケーーー!!」

雪之条が立ち上がり、めった殴りのジークを助けようと横島めがけて全力霊波砲を放つ
が、それを横島は

「ギャフン!?」
「ああ、ジーク!?」

当然ジークでガード
哀れジーク・・・・これでノックダウンである
美形だった顔がすでに原型をとどめてないがまあ、大丈夫であろう。

「後1分30秒・・・雪之条1人・・・・」

ウヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲン!!!!

「ぼ、暴走・・・」
「・・・・なんか変な部分も暴走してるのね////
「ふっ・・その変な部分の相手は私が勤めるさ・・・」

「「それは駄目(なのね)!!!!」」

何故かシルエットで上を向いて叫んでるよう見える横島
股の間に男特有のとあるシルエット付きで

それを見た観客3人がなにやらやりとりをしているがそれは無視して・・・・

「くそ!出鱈目すぎるぞこの野郎!」

実際雪之条はピンチだった
『煩』『悩』『全』『開』と文字で更にパワーを上げる横島
ある意味S2機関をゲットしたエ○ァ相手に立ち向かうような・・・いや、それでいて暴走状態か?

CRでも暴走したら当たるし・・・カ○ル君、めったに喋らないけど喋ったら当たるし・・・

話を戻しましょう・・・いや、忘れてください

っとそんなわけで雪之条
いまだかつて無いピンチである

「怨むぜワルキューレ・・・」
「・・・すまん。」

一通り叫び終えた横島が雪之条を睨む
が、雪之条は構えているもワルキューレのほうに目をやっていて・・・・


「ソレハ俺ノ女ダーーーーーーーーーーーーー!!」
「うわああ!?く、来るな!?」


尋常じゃない動きで雪之条に襲い掛かった


雪之条のターン


暴走する横島が現れた!


 攻撃
 防御
 アイテム
 逃げる


(これしかねえだろ!?)

 攻撃
 防御
 アイテム
→逃げる


雪之条は逃げ出した!
全力で!何よりもはやく!!己の出せる限界の速度で!!!


だが・・・


回り込まれた!!


「ワルキューレ・・・これが終わったらあの横島さんの相手をするのね・・・」
「・・・少し問題があるな・・・体が持ちそうにない。」
「そういう問題ですか!!って、ああ!?雪之条さんが危ない!!」

横島は逃げる雪之条よりも早く動き、まわり込み、

「い、いまのは超加速か!?」
「たんなるワルキューレとの一夜に向ける執念なのね・・・」

手に霊波刀を作りだす・・・


「な!?」
「なに!?」
「100%・・・のコントロール・・・・」


完璧に・・・収束された・・・・一本の刀として・・・・


「あ、あれはもう霊波刀じゃないのね!!」
「どう意味だヒャクメ!?」
「完璧にコントロール・・つまり完璧なる具現化・・・あれはもう霊を切る事のできない普通の刀なのね・・・だけど・・・」
「だけど?」
「元が霊波だから、その刃は超薄く・・・人の影なみに薄いのね・・・多分、物質で切れない物は無い・・・のね・・・」

ちなみにこの刀は消えない
もう独立してるのだ物体として

「100%はだてじゃない。」
「霊力を完全に物質に変化・・・もとが霊力でも霊は切れない。」

横島の本質はギャグで煩悩漢
こんな状態だからこそ出せたものだろう

「って、霊は切れなくても俺は切れるだろオイ!?のんきに解説してんな元凶!!!」
「死!!」

振りかざされた一本の刀
持つ者の目は尋常じゃなし

馬鹿に刃物?キチガイに刃物?

さあどうするタフガイ雪之条!?



ガシン!!!


「ウガ!?」

「古来より刀の受け止め方はこれしかねえだろ!!」


真・剣・白・刃・取・り!!

綺麗に受け止めた雪之条
だが、まだ安心は出来ない

なぜなら横島の両肩からは4本の腕が生えているのだ

その4本の腕それぞれにサイキック・ソーサー展開!

「や、やべえ!?」

受け止めながら横目で確認したのは三途の川へ導く4つの盾
超近距離からのサイキック・ソーサーの乱れ撃ち

ドドドドーーン!!!!

「がは!?」
「ウゲ!?」

だが、この距離での爆発は横島とて巻き込まれる
両者ともに大爆発にて吹っ飛ばされ倒れた


ダブルノックダウン!!

「う〜〜ん暴走しすぎて自分が爆発に巻き込まれる事を分かってなかったのね。」
「溜め込むと怖いなアイツ。」
「どうすんですか!?あれで雪之条さんが立たずに横島さんだけが立ったらあなたは一晩「望むところだ!!」望まないでください!!」

爆煙が風で飛び、2人の姿が見えてくる
横島のほうは例の4本の腕が無くなっており、雪之条は魔装術が消えている

横島は直撃はしなかったものの雪之条と違って生身の身だ
共に同じようなダメージを負っている

「あ、起ったのね・・・」
「漢字が違うヒャクメ!!しかもそれはさっきからです!!」
「まだ煩悩は健在らしいな・・・・」


ジュルリ

「なんの音!?」
「さあ・・・なんの音・・・だろな・・・」

悪魔特有の笑顔を見せてくれるワルキューレ
いったいさっきの擬音はなんだったのか?

ウブでネンネな小竜姫にはわかるまいて・・・

「あ、今度はほんとに立ち上がったのね。」
「!?どっちが!?」
「・・・両方とも。」

そうこうしているうちに立ち上がる2人
頭をおさえ、ヨロヨロと立ち上がる2人はまさしく戦士!

「う・・・ここは誰?私は何処?」
「お約束かこの野郎!!」

ボケに突っ込みはお約束!
横島がボケるのもお約束!!

そんなわけで、雪之条の突っ込み霊波砲に対して再度ダウンする横島
意識を遠い桃源郷に飛ばし返ってこないので・・・・


「・・・・これで終わり?」
「チッ!!」
「なんの舌打ちですかワルキューレ!?」


この勝負

雪之条&ジークの勝ちである


敗因

暴走&自爆&ボケ


「・・・なんだかな〜」
「勝った気がしないなオイ・・・って、ジークいつの間に!?」
「ん・・・さっきから・・・・暴走に巻き込まれるのが嫌だったからね。」


ブチン!


ジークの言葉を聞いて雪之条がこの後どういう行動に出てかは・・・まあそれぞれでご想像をお願いします。



「で、どうすんだコイツ?」

倒れている横島を指してワルキューレ達に問い詰める雪之条
別に彼は旅を止めるとかそんな理由はなく、ただ戦いたかっただけ(こんな戦いは望んでなかったが)なので横島達の旅を止めさせる気はもうとうない。

「・・・・はっきり言ってコイツはまだ本来の力を・・・っというより自分の力を分かってねえ・・・」

恨めしそうに横島を見ながらそう言う雪之条の顔は悔しさが出ていた。

生まれつきの才能

それは共に五分五分だ。
だが、生まれつきの能力だけはそうもいかない。

「さっきの見ただろ?ほれあそこに転がってる刀。」
「横島さんが出した刀なのね。」
「持ち主が気絶して霊波を送らなくても消えない霊波刀・・・いや、もう霊波刀じゃねえんだっけか?」
「あれはすでに物質ですから・・・」

無からの物質化

それは創造

神の力

暴走せずに、冷静に能力を使いながら戦えば横島は雪之条達に勝てた・・・はず

「今回はどっかの悪魔の所為で暴走してこんな馬鹿な結果になったけど♯」
「す、すまん・・・」
「ちゃんと自分の力を理解して、美神の旦那譲りの反則技とかを駆使すれば上級相手でもなんとかなるんじゃねえのか?」

ここでちょっと想像してみる小竜姫達3人

横島の反則的能力+美神の悪知恵

・・・ある種最強?

「文珠は使い方によってはどんな敵・・・つまりどんな力の差だって埋めてしまうと新刊の『魔界神界アイテム&能力百科』に書いてあった。」

『魔界神界アイテム&能力百科』

軍の支給品
神界か魔界の本屋でも購入可能

・・・・人間界で売ってるかどうかは不明

「元々はそんな説明は付いてなかったけど、横島さんがアシュタロスを倒した後から付いた説明なのね。」
「そしてその文珠の能力を文珠無しで使いこなし、更に極めた横島さん・・・・」

嫌な答えが過ぎる

『横島達なら大丈夫・・・上級にすら勝てる可能性が高い』っと・・・

「それにこのまま旅を続けていけば、横島は更なる力を手に入れる。」
「それが心配なんだけどね・・・」
「そしてそれは横島さんのみならず、ともに旅をするあの人達もかなりの力を得るでしょう。」
「美神さんが力を得るのが怖いのね・・・」

「「た、確かに・・・」」

事情を知る小竜姫とワルキューレはヒャクメの言葉に冷や汗をたらし

「??」

事情を知らぬ雪之条は頭にハテナを浮かべるが・・・それでもわかった事が1つ

「よくわかんねえけど、勝てる可能性があるんだろ?だったら旅を続けさせたらいいじゃねえか?」
「事態はそう簡単に決めれるものじゃないのね!」
「そうなんです・・・事情は説明できませんけど・・・」
「だけど可能性がある・・・こいつらは1%の可能性でもあれば十分過ぎる・・・」

もうすでにワルキューレは旅を続けさせるほうに考えが傾いてきている事が分かる台詞。
小竜姫とヒャクメも、可能性が1%あれば横島達には十分である事は百も承知なのだが・・・

もし負ければ・・・・死

「・・・・」
「死なせたくないのは分かるが・・・」
「だったら何故あなたは!?」

死なせたくない

その思いが強く、それゆえ旅を止めさせたいという思いが強い

もし横島が死んだら?
勝つ可能性がある・・・だが負ける可能性もある

それが怖い

「・・・・私は・・・私とて横島を死なせたくないさ・・・だが、コイツが旅を望んでる。」
「ですが!!」
「人間が望む道を進める・・・それが神ではないのか?」
「その神が旅を止めさせようと横島さんの命を狙うのですよ!?」

言い合いが続く

死なせたくない神と、望む道を行かせたい悪魔

どっちが正しいとは言えない神と悪魔の言い合い

「・・・愛されてるな〜コイツ。」
「ほんとなのね〜」

歴史上ここまで神と悪魔に愛された人間がいるのだろうか?
そんな事を思いながら、雪之条は・・・・

「いい加減おきろ当事者!!」

チュドン!!

「ホゲ!?」

ぶっ倒れてる横島に目覚めの霊波砲を放った。

「いっ・・・って〜な・・・・もう朝かカーチス?」
「何寝ぼけてんだアホ、ほれさっさと起きてなんとかしろ馬鹿野郎。」

横島、何故か傷一つ無し
寝ぼけ眼で辺りを見回すと・・・そこにいるは言い合い?叫びあいを続ける小竜姫とワルキューレ

「死なせたくないってだけで横島の望む事を止めさせるのか!?それは我侭だろ!!」
「我侭で何がいけないんですか!?死なせたくない!と思って何が悪いんですか!?」

既に小竜姫の目には涙が浮かんでいる
それだけ必死なのだ

「私だって横島さんが望む事をさせたいですよ!?ですけど死ぬ可能性のある事はさせたくないのです!!」
「だからそれが「わかってますよ我侭だって事は!!ですけど・・・」」


「ですけど・・・横島さんが死んだら・・・私は・・・・」


神と悪魔・・そして人間

寿命 形 強さ
様々な違いがあるが、その想いとか精神とかには違いは無く・・・・

彼女を縛るは恐怖と立場


「・・・神などに生まれなければよかった・・・」


神という立場にいる
だからこそ苦しむ今の現状


「人間に生まれさえすれば・・・私だって旅についていけた・・・・一緒に死ねた・・・・」


神でなければ・・・愛する人間とともに歩めた


だけど・・・



「小竜姫様が神様じゃなかったら・・・・俺達は出会えなかったですよ小竜姫様。」

「!?」
「・・・・横島。」
「あ〜・・・俺が起こしといた。」


頬をポリポリ掻きながら照れくさそうに・・・いまだ立つのは辛いのか、座ったままでそう告げる横島

「・・・大丈夫ですって小竜姫様!俺は死にませんって絶対に!!」
「で、ですが相手は上級なのですよ!?」
「そ、そうだけど・・・修行したし、逃げるのだけは昔から得意でしたから!!」

それで安心して送り出せというのか横島?

これはこの場にいる雪之条、ワルキューレ、ヒャクメの意見

・・・無茶だろ?

「横島さんの実力はわかります!ですが・・・それでも危険過ぎるんですよ!?」
「・・・わ、わかってますよ・・・本気で・・・」
「わかってないです!!わかってたら旅を止め「小竜姫様!!」」 ビクッ!

少々頭に血がのぼり気味だった小竜姫の頭を冷やすため、声を張り上げて名を呼ぶ。
いささか叫ぶのが早い気がするが、それはこれ以上熱くならないよう・・・

本当に人間と変わらない・・・・

「・・・・・すみません。」
「いえ・・いいんです小竜姫様。こちらこそ・・すんません大声出して」


両方謝り、そして沈黙

この沈黙は小竜姫が落ち着くためにある
長いような短いような・・・小竜姫が落ち着いたと見計らって横島は言葉を出す

「・・・・俺は死にません、約束します。」

「・・・・」
「そして誰も死なせません。」

「・・・・・・」

強き意志を持ち、しっかりと小竜姫を見据え・・・
本人がこんな真剣な顔をしているのだ

惚れた側としたらもう、

「旅を続けます・・・・」

「・・・・はい・・・」


そう答えるしかなかった


{あとがき}


こんなん一晩で無理や絶対!!なんていう人嫌いです・・・・義王です


・・・・ま、まあこんな理由です小竜姫達が来たのは

事情を説明できないのはご勘弁を
これ言ったら話が面白くなくなる気がするから・・・・


う〜〜む・・・レス1
・・・・・・・ちと寂しさこみあげるね

では・・・独占レス返し!!!


>ヒロヒロ様

もっと高度な『縛』ですよ ニヤリ
たとえば女○蜘蛛とか・・・絡めた蛇とか・・・あ、亀甲は基本♪(分からないなら分からないほうがいい世界)


ウッシ!
それじゃあ次回は・・・美神達編
美智恵さんと美神さん・・それにルシオラにアリス、おキヌちゃん辺り?

横島くんが暴走してる時、逆天号内では美智恵の魔の手が令子に(魔の言葉?)迫る!?

・・・・Y談?

まあ、そんな感じでいきますんで

シーユー♪

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