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▽レス始

「旅の途中 前夜祭の日の会話 (GS)」

義王 (2005-08-08 16:31)
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「・・・・・・」


祭りが終わって、残った横島課題は後2つ。

1つはステキ〜なもので・・・約束のマリアとデート♪
元々、ポルコ達の仕事を1人で片付けたら邪魔しないっという条件だったので、美神達の邪魔は無い・・・・・・っと思う、多分。

もう1つは・・・前夜祭の晩に行われた小竜姫達との会話。

『旅を止めてほしい』

「・・・・はあ〜〜・・・これからデートだって言うのに・・・」

旅を続けると上級神族と魔族に狙われるという忠告。
自分1人狙われるならまだいいが、仲間を狙われたらたまらない。

甲板にて青い空にため息1つ。


「・・・・どうしたもんかな〜〜・・・ほんと・・・」


横島は悩みまくっていた。



旅の途中 前夜祭の日の会話 その1 横島編の1


「・・・・・狙われるって、またどうしてっすか!?」

そう聞くのは至極当然当たり前。
だが、小竜姫達が先に結論だけを言ったのには訳がある。

「そ、それは・・・その・・・・」
「すまん、言えないのだ。」
「はあーー!?」

狙われる理由。
とても重要な事なのに言えないで、それなのに『旅を止めろ』
少々態度が悪くも・・誰だって横島と同じ態度をとるだろう。

すまなさそうにするワルキューレと小竜姫の横から、ヒャクメが言えない理由を横島に説明する。

「神や悪魔には当たり前の事でも、人間には言えない事があるのね。例えば・・・神話の事実や裏話、知るべきでは無い禁術とか。」
「あ、ああ・・・」
「その事を知られないためにも、私達が人間界に降りた時にプロテクトが掛かるのね、その教えたらいけない事が発言できないように・・・つまり一種の呪いなのね」
「つまり教えたくても声に出ないって事かヒャクメ?」
「そうなのね、だからその辺りは勘弁してほしいのね。」


補足

禁術は分かると思いますが何故神話まで?なんて思いの方々へ。

人間界に伝わっている神話・・・・この話ではその殆どが嘘八百とします。
つまり『神話は神々や悪魔に都合よく出来ている』っという事です。


以下、ヒャクメからの補足

「ヒャクメなのね〜♪まず神々の強さを説明しますのね。」

神や悪魔の強さ

「ぶっちゃげこれは人間からの知名度に左右されるのね『知名度が高い=強い 知名度が低い=弱い』っという事なのね。」

その理由

『知名度が高い=高い分なんらかの念を向けられる』って事なのね、で、その念が神か悪魔を決めるのね・・・たとえば尊敬とかのプラスな念だと神。恐怖とかのマイナスな念だと悪魔なのね。神々の最高指導者がキーやんなのは、プラスの念を送る人間が沢山いて(キリスト教信者)、それを吸収するからなのね♪」

注意

他にも悪魔か?それとも神か?ってのは細かい理由があったりするので、これだけで決まるわけじゃないのね。だけど強さは大体これが関係してるのね。あ、あと妖怪にも念を吸収するのはいるのね、だけどしないのもいるのね。」

神話について

「もしこれがバレると・・・『え〜〜・・この神様って実は〜・・・なんか幻滅〜〜・・』みたいな事になって念がプラスからマイナスに変わってしまったりして(その逆もまた然り)、神と悪魔のパワーバランスが崩れてしまう可能性があるのね。だから秘密なのね。」

以上、補足終了


「・・・・で、俺はその言えない何かを犯すから襲われるって事っすか?」
「い、いえ・・そういうわけじゃないんですが・・・」
「問題はその規模だ。小さければ言えたのだが、今回は大き過ぎて言えないレベルまで上がっている。」
「????」

犯すわけではない。
だが、そのとある事の規模の大きさが混乱を招く。

実際そのとある事をした人間というのは歴史上結構いるのだが、横島ほどの規模は無かったっとヒャクメが付け加える。

「今は情報技術が高いから・・・」
「はあ!?!?!?」
「ま、まあ言えないものは言えないのだ・・・ただ狙われる危険がある・・・それだけだ。」

いくら横島が理由を聞いても言えないのだから・・・横島がそのとある事で悩む意味は無い。(考えても横島にわかるだけの脳は無い)
問題は狙われる・・・という事。

「・・・俺だけ?」
「いや、お前の仲間も・・・もしお前1人殺しても、仲間が続けてたら意味が無いからな。」
「それに・・・同じ神族としては考えたくないのですが、人質を取るというのも考えられますから。」

自分だけであって欲しいという横島の願いは無残にも散った。

「理由も分からないのに狙われる・・・対処のしようがないっスね・・・」
「本当にすみません・・・ですが、言いたくても言えないんです・・・」
「あ、別に小竜姫様を攻めてるわけじゃないっスよ!」

深々と頭を下げる小竜姫に慌てる横島。

「小竜姫様達は、俺達の事を心配して来てくれんっすよね?だったら小竜姫様を責めたりしないっすよ!それより感謝します・・・狙われるって事だけでもわかったんっスから!!」
「横島さん・・・」

そう言われるも俯いてしまう小竜姫。


だが・・・


〜♪

どっからともなく流れてくる、イタリアかどっかの紳士の国の、映画かドラマのラブシーンなんかに使われるような甘いメロディー。
いつの間にかステージには楽団員の姿があるのだがそれは誰も気づかない

さすがはジーナの店


そして見つめあう2人

ちゃっかりと横島は小竜姫の手を握ってたりして・・・

まさに映画のワンシーンである(ヒャクメとワルキューレは無視)


「・・・ほら、もう自分を責めないでください・・・」
「え・・」
「小竜姫様は優しいから・・・またなんか自分を責める理由を見つけて自分を責めてるでしょ?」

ドキン!!

横島の言葉が、小竜姫の心の何かを大きく揺らす。

図星である。

言えない事・・・そして旅の安全すらも見守れない神という名の自分。
不甲斐ないと思う。が、それは仕方が無い事なのだ。

だがそれでも・・・自分を不甲斐なく思い悔しく思う、横島の力になれないと自分を責めてしまう。

それが彼女、時に厳しくめちゃめちゃ怖いが、いつもは優しく可愛い小竜姫という名の神様・・・だと横島は思う。

「俺はこう見えてもめちゃめちゃ感謝してますよ小竜姫様に・・・最初に俺の中の霊能力を見つけて、期待してくれたのも小竜姫様だし、今回だってこうして『狙われる』って心配してイタリアまで来てくれたんっすから・・」
「ですけど!!」
「・・・・ありがとうございます小竜姫様・・・・こうして心配してくれて・・・」

そっと・・座ってる小竜姫を後ろから抱きしめそう耳元で呟く横島
これは遺伝のなせる業だろうか?小竜姫は太陽の暖かい光に包まれたような安心感を得た。

そして・・・泣き出す・・・恥らいもなく、横島の腕をしっかりと掴んで・・・
外見とは裏腹に何百年も生きてきた小竜姫。
そんな彼女の涙は何百年も友をしてきたヒャクメですら見た事の無い綺麗なものだった。


横島の言葉が、胸(こころ)に刺さっていた何かを抜く。
何よりも鋭く、釣り針よりも抜きにくい何かが、横島の台詞によっていとも簡単に抜かれたのだ。

「力に・・・ヒックッ!・・・私は・・・横島さんの・・・力になれてますか?」
「ええ・・そりゃあもう・・・・」
「・・・私は・・・私は・・・神と呼ばれ・・人々の・・・横島さんの力に・・・」
「なってますよ小竜姫様。もう・・いくら感謝しても感謝しきれないほどに・・・」

その言葉に救われる。
涙は悲しき涙から嬉しき涙に変わる。
神とて嬉しいときに涙するのだ。

そして・・・


「・・・もう感謝しても感謝しても・・・もうこうなったらこの感謝の気持ちを不詳横島忠夫、ベットの上で現すしか!!!!!!」
「え!?」

この言葉で、身も心も固まってしまう。
もう作者のよくフリーズするパソコンのごとく!!


「さあ行きましょう小竜姫様!!!!逆天号には・・・・場所がないし・・・こうなったらイタリアのホテルで!!」

さっきまでのシリアスは何処へ!?
横島は神技とも言える速さで固まってる小竜姫をお姫様だっこ。

机と椅子をスラスラ〜っと避け、目指すゴールはイタリアのホテル(ラブホテルってイタリアにあんのか?)
だが・・・

ジャキ!!

「甘いな横島・・・」

バン!!

「ケーキに蜂蜜をかけて砂糖を塗して、一緒にイチゴミルクを飲むぐらい甘いのね。」

出口にて、銃を構えるワルキューレ&鞄をひらいて何かをセット済みなヒャクメに止められた。
実はこの2人、横島が小竜姫を後ろから抱きしめて呟いた時から既に出口で待機済みだったのだ。

「貴様がシリアスに耐え切れなくなってギャグに持っていき・・・」
「そのまま性欲に走るのはお見通しなのね・・・横島さんがギャグ=女性に襲い掛かるだし・・・」

確かに横島のボケの大半は女に襲いかかるという・・・・ボケかこれ?
ばっちり行動を読まれているのは芸人としてどうなのよ?

さて、ここで気づくは小竜姫。
やっと自分の状況を把握、そして何故自分はしっかりと横島の首に手を回しているのだ?

無意識というのは怖いものである

「・・・・・だって俺シリアスは3分しか耐えれないんだもん♪」
『もん♪』っじゃないのね!!大体ここ最近はずーーっとシリアスしてたのね!!」
「ウルトラマンか貴様は・・・って、いつまで横島にしがみ付いているつもりだ小竜姫?
「・・・・・・・・」

ワルキューレにそう言われるも、自分の行動を思い出して頭の中は恥ずかしさやなんやらでぐっちゃぐちゃ。
体に命令を出す余裕すら無い小竜姫は、横島が降ろしてくれるまでは自分から降りようともせず・・・

「いつまで抱えてるつもりだ横島?
「は、は〜い・・・残念だけど降ろしますんで、額にぴったりなその銃口を下ろしてくださいワルキューレ・・・」

ゆっくりと降ろされれば立ちはしたが・・・その後小竜姫は軽くトリップ、再度フリーズ。
回復には時間が掛かりそうだ。

「・・・・この大馬鹿者が・・・小竜姫が使い物にならなくなってしまったではないか・・・」
「いや〜なんとなく抱きしめたくなって・・・だけどシリアスに耐え切れなくなってな〜・・・」
「お〜〜い小竜姫〜〜・・・・・・あ、もう駄目なのね。頭の中真っ白で手のつけようがないのね。」

ヒャクメがコードを小竜姫の頭に貼り付け、小竜姫の中を鞄についている画面に出すが、そこに映るは砂嵐。
font-style:italic;">
ザーーー

「・・・修理出すか・・・」
小竜姫はテレビじゃないのねワルキューレ!!」
「それとも買い換えるか・・通販で・・・」
「だからテレビじゃ「その通販教えてくれワルキューレ!!」・・・・」


ブチ!!


「いい加減にするのね2人とも!!!!!!!!!」

「じょ、冗談だヒャクメ・・・」
「お・・・おう、冗談だ冗談・・・」

中々友達思いなヒャクメの、意外な(酷いのね!!)一面を垣間見た気がしたワルキューレと横島であった。


閑話休題(小竜姫は放置)


「で、どうするんだ?」
「そうだな・・とりあえず今は小竜姫様にナニをしても「デット・オア・ライブ?」・・・・」
「もうなんか疲れてきたのね・・・」

ヒャクメが疲れてきたとの事、話を進めよう。

「貴様があいつ等を守れるなら旅を続けてもかまわん。っというよりそれならこんなに心配する必要は無いんだ私達にも・・・」
「どうせ横島さんは自分が狙われるぐらいじゃ止めないと思うし・・・」
「・・・そんなわけで、横島よ、お前がどれだけ強いか見せてもらう。」

たとえいくら横島が人間の限界を超えに超えた修行をしたとしても、霊力で神や悪魔を超えれるわけもなく・・・

「ん・・・まあいいけど、先に言っとくけど霊力はワルキューレより低いぞ?」
「そんな事は分かっている・・・だが強さとは霊力だけで決まるわけじゃない事は、お前達人間の方が分かっているだろ?」

霊力だけで決まらないのは今さら説明する必要も無いと思うので省略。

「じゃあ・・・今からか?出来れば明後日からのほうが・・・「敵はいつ襲ってくるかわからんのだぞ?」・・・・はあ、やっぱり・・・」
「でもまあ、さすがにこの店の中でって事は無いのね、とりあえず移動するのね。」

明日に大事な勝負事を控えているというのに、横島はワルキューレと対決「私が戦うわけないだろう?」・・・

「へ!?ワルキューレじゃねえの!?なんで!?どうして!?」
「横島さんは女性相手だと無意識でも手を抜くから・・」
「(ちくしょー!せっかく、寝技やら『縛』の応用技やらを試したかったのにーー!!)」

「「声に出てる(ぞ)(のね)横島(さん)」」

とはい言うものの、実は『縛』の応用技を受けてみたかったりするワルキューレであった・・・

「・・・顔が赤いのねワルキューレ。」
「うううう、うるさい!!さ、さっさと場所を変えるぞ!!////


「って、おい!?小竜姫様は放置プレイか!?」
「わかってるのね!ほら小竜姫、しっかりするのね!!」
「へ?あ・・・」
「半分故障中だなまだ・・・」

小竜姫・・・ボーっとヒャクメに手を握られ、意識半分で引っ張られ移動。
途中、なにか「・・・あ・・・でも・・・」とか、「電波の届かない場所」とか呟いていたが横島達は無視。


空を飛んで約5分。


ワルキューレ達に連れられてやってきたは森の中の開けた場所。
そこで待ち受けるは・・・・

「・・・やっと来たぜ。」
「待ちわびましたね・・・本当。」

ジーク&雪之条であった。


{あとがき}

あ・・・もう、何がなんだか・・義王です。

襲われる理由ってのは、補足やらなんやらを考えれば多分、もう「わかっちゃった〜♪」って人もいるでしょうけど・・・とりあえず他言無用!でお願いするです・・・はい・・。

ちょっと忙しいな〜最近・・・寝る間も無いし・・・今からでないかんし・・・

そんなワケでレス返しはご勘弁。次回はちゃんとしますけん。


次回は2対1のハンデ戦!!
雪之条&ジークVS横島の短(祭り前だし)時間バトル!!

あ〜ちなみにです。
横島と雪之条の強さ(体力?)は、一番最初に神様の下で修行した孫 吾○ぐらいです。(結婚前ね)

で、雪之条は魔装術を使ってそれを遥かにパワーアップ。
大○王の下で修行中の孫 ○空と同じぐらいです。

だ、け、ど・・・横島には『文珠無しで自分の霊力を100%コントロールする』・・・っという能力があるので・・・・


では・・・シーユー♪

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