二人、正確には三人は、自分達の家であるアパートに向かって、歩いていた。
ようやく、香港での事後処理が終わり、美神の買い物の付き合いも終わり、日本に帰ることができたのである。
最も香港の美味を大量に食べることが出来たのは、横島はもちろん、彼の横に付き添うタマモにとっても歓喜の極みであったが。
勘九郎はICPOのオカルトGメンによって、処分が下されることになった。
彼が小竜姫から聞いたところによると、おそらく死刑にはならないそうだ。
どうやら、メドーサを裏切ったら殺される、という事実が、情状酌量として認められるらしい。
もっとも、そのことは事実ではあるのが、そんなことは関係なく、進んでメドーサの下で働いていたのだが。
あれだけの数の人を殺しておきながら、死刑にならなかったのは勘九郎にとっては僥倖だろう。
あの後、勘九郎と話した雪之丞の話では、割とさばさばして吹っ切れた様子だったらしい。
勘九郎という個人を、あまり詳しく知るわけではない、というかほとんど知らない横島だが、そのことに関しては割と嬉しかったりするのだ。
『そしてその後、陰念の姿を見たものは誰もいなかったそうな……』
「いるよ! あいつも同じところにいるよ!」
「何でそこで口調が変わるのよ……」
なかなか彼らの関係も熟成されてきたようだ。
まあ、タマモのは単なる呆れとも言えるが。
やっとアパートに辿り着く。
横島もタマモもくたくたである。
彼が鍵をあけようと、鍵穴に鍵を入れ回すが、手応えがない。
「あれ、鍵掛けて行かなかったけ?」
『いや、掛けて行ったと思うが』
横島の疑問に心眼が答える。
「なに? 鍵掛けなかったの?
何も無いっていっても、無用心すぎるんじゃない?」
「まー、掛けてなかったもんはしょうがねえさ。
本当に盗られて困る物は無いしな」
そう言って、ノブを回し、扉を開ける。
だが中を見た彼は、入ろうとはせず、数秒停止した後、また扉を閉めた。
「どうしたの?」
後ろにいるタマモが尋ねるが、彼は硬直したままだ。
「なにやってるの。早く入ってきなさい!」
中から聞こえたその言葉に、ようやく観念したのか再び扉を開け、中に入る。
抵抗など無意味だと解っているのだ。
ここで逃げることなど、出来ないことを理解している。
遺伝子レベルで。
「どこほっつき歩いてたんだい!?」
―――グレートマザー、襲来。
世界はそこにあるか 第18話
――負け犬達の沈黙――
横島と百合子の間には、尋常でない空気が流れていた。
百合子は横島を睨みつけているし、横島はその殺されるかと錯覚するような視線で、だくだくと冷や汗を流している。
「いろいろ聞きたいことはあるけど、まずうしろのお嬢さんは誰だい?
まさかこんな子に、手出したんじゃないだろうね!?」
そう言うと彼女は座ったままの姿勢で跳躍し、まだ玄関から前に進めなかった彼の前に着地する。
「どうでもいいが、座ったままの姿勢で跳躍せんでくれ……」
「そんなことはどうでもいいのよ。
で、どうなんだい……」
非常識な母親に一応抗議するが、軽く流される。
距離が縮まったせいか、彼女から受けるプレッシャーが格段に大きくなる。
「この人、横島のお母さん?」
後ろで見ていたタマモが尋ねる。
「ああ、たぶん、一応……」
「たぶんて、なんだい。たぶんて。
正真正銘このバカの母親よ、お嬢ちゃん」
横島に向けていたのと全く違う優しい感じで話す。
その様子に少しほっとしたのも束の間、再び彼を睨みつけた。
「で、どうなんだい?」
「え、えっーと……」
頭をフル回転させるが、うまい言い訳が浮かんでこない。
中途半端な答えでは簡単に見抜かれてしまうことは、太陽が東から昇ることよりも、はるかに明らかだ。
うまく本当のことを隠しながら、それでいて嘘はついていない。
そんな答えが要求される。
「私は横島のお嫁さんです、お義母様♪」
『うむ……。ワレは横島の奥さんだ』
その二人の発言に世界が凍る。
凍結する。停止。停滞。沈殿。
「何を……」
そう言いかけて、彼はあることに気付く。
――目の前に、殺気を纏った修羅がいた。
「ほう、あんたこんなお嬢さんだけでなく、バンダナにまで手出すなんて、ちょっと節操が無いにもほどがあるんじゃないかい!?」
節操が無いとか、そういう次元じゃない。
そもそも心眼は無性だ。
二人も悪ノリが過ぎる。
「こ、これは…、ちが……!!」
必死で言い訳しようとするが、あまりの恐怖でうまく喋れない。
「じゃあ、いっぺん死んできなさい」
静かに言い放つと、そこには青年の断末魔がこだました。
「まったく……。バンダナが無きゃ即死だったな……」
即死とかそういう問題とちゃうやん、っていうぐらいにぼろぼろの横島が百合子に向かって非難する。
それに仮面ならともかく、バンダナで何が防げたのだろう。
「タマモはともかく、バンダナに手を出すって、どういう状況だよ」
「ごめんごめん。まあ忠夫だし……」
「……何でもそれで済まそうと思ってるだろ」
自分の母親の言葉に呆れたように呟く。
そもそも何をすれば、バンダナに手を出したことになるんだろうか。
横島たちは何とか、百合子に対しての説明を終えていた。
今まで留守にしていたのはそのまま正直に、バイトの都合で香港に行っていたことを話した。
実は彼女は昨日からアパートにいたらしい。
そしてGS試験で心眼を授かり、試験に合格して、さらに仕事で保護した妖怪のタマモを保護しているということまでを一気に説明した。
タマモと心眼が。
横島はぼろぼろだし、彼に対してとなると彼女の勘は一気に良くなる。
本当のことを話していないことがばれるかもしれない。
たとえ混ぜているのが数パーセントとの嘘であってもだ。
「それにしても、あんたがそんな大そうなもんに合格するとはねー」
まあもっともな話だ。
前回はほとんど運で合格していたし。
「それにしても、何でおふくろは急にやってきたんだ?」
彼女がこの時期にやってきたなど記憶に無い。
何か重要なことが起こってしまったのかと、尋ねる。
「ああ。まあ、話せば長いんだけどね……」
百合子は夫ともに食事をとっていた。
すると突然、彼女の額に光のような閃きが走る。
「はっ!!!」
「どうしたんだ?」
夫も彼女の様子に食事の手を止める。
「なにか……、忠夫に起こったような気がする……」
「なに!? 本当か!」
普段はちゃらんぽらんな夫であるが、遠い日本に残してきた一人息子に
何かあったと言われれば、当然気になる。
「ええ、たぶん。今すぐあの子がどうこうっていうような事じゃないと
思うけど……」
「なんだ、そうか……。
なら、今度日本に行って様子を見てくればいい」
彼女の言葉にほっと胸をなでおろす。
「ええ、そうするわ。
それはいいとして……なんであなたそんなに嬉しそうなの?
また悪さしようっていうじゃないでしょうね……」
その言葉に、ギクッ、という音が聞こえそうなほど緊張して背筋を伸ばす。
「ナッ、ナンノコトデショウカ」
当然彼女に対しては、言い訳、弁解、黙秘、すべてが通じない。
「いっぺん死んできなさい」
彼女がそう言い放つと、そこには夫の断末魔だけがこだました。
「……というわけなのよ。
その後忙しくて今まで来れなかったんだけどね」
それを聞いて横島と心眼は呆然としていた。
タマモは、なんか横島と落ちが同じね、なんて思っている。
時期を尋ねると、正確には覚えていないらしいが、彼がGS試験を受けた時期とほとんど一致していた。
つまり、おそらくは時間移動で起こった彼の変化に気付いたということなのだろう。
遠いナルニアで。
NT超えてるだろっ! と声を大にして言いたかったが、この非常識な母親であるし、話を大きくするのも面倒なので黙っておく。
とりあえずその日は、狭いアパートで三人並んで寝るのだった。
電気を消した暗い部屋でバンダナから、「はやく人間になりた〜〜い」なんて声が聞こえてきたが、これも無視した。
闇に紛れて生きているのだろうか。
久しぶりの学校。
相変わらず、来るたびに大騒ぎになる。
このクラスの生徒も、たいがいお約束好きのようである。
「おはようございます、横島さん」
「おう、おはよう」
ピートが朝からさわやかな笑顔で近寄ってくる。
横島ほどでないにしても彼も仕事で休むことがたまにあるが、香港から帰ったばかりなので、今日は学校に来ていた。
「タイガーは?」
「今日は仕事で、来れるかどうか分からないらしいですよ」
「ふーん、そっか」
一応聞いたが割とどうでもいいらしい。
ピートが香港の時に続き出番があることを、主に心から感謝したことは言うまでもないことであるが、それはそれとして、幸無きトラにも連絡を取るのだった。
昼休み。
横島は百合子の作った弁当を食べていた。
前回も思っていたことだが、やはり旨い。
彼にとって懐かしい、落ち着く味である。
「なあ、横島。
さっき、職員室に女の人案内したらお前のおふくろさんだって」
教室に入ってきたクラスメイト――メガネA――の言葉に、横島は前回の悪夢を思い出す。
贈収賄は立派な犯罪だ。
身内を犯罪者にするわけにはいかない。
美神の事務所で働いている彼が犯罪云々などいまさらな気もするが。
うしろからなにやら声も聞こえたが、それを振り切り、職員室へと走るのだった。
「――といわけで、出席日数の件はこれで。
今後はまじめに出席させますので」
「職員室で堂々と贈賄なんて困りますよっ、横島さん!」
何がというわけなのかはさっぱり分からないが、案の定と言うべきか、百合子を札束を持って、教師に迫っていた。
教師もさすがに犯罪者にはなりたくないらしく、必死に抵抗している。
収賄のほうが罪が重いし。
「何やってんだよ!
学校にはちゃんと行くから恥ずかしいことすんなよ!」
昨日までずっと休んでいた者の台詞ではないが、バイト代も上がったことであるし、これからきちんと行く自信はある。
「何言ってるの! そんな甘いこと言っていたら世の中渡っていけないのよ。
さあ! 先生もこれを受け取るほうが、賢い選択ですよ」
そう言ってにっこり微笑みながら、また担任に札束を差し出す。
彼女が教師で無いといっても、学校で言うべき言葉ではないだろう。
少なくとも息子の前で言うべきことでない。
「横島さん。私はしがない一教師ですが、次代の子供たちを教え、導くという理想を持って教師になりました。それに誇りも持っています。ですがここで、それを受け取ってしまえば、私はもう“教師”でなくなってしまうのです。
なら、私は賢くなくていい。馬鹿のままでいい」
担任がゆっくりと諭すように言う。
職員室は感動の渦に巻き込まれたはずだ。
「…………」
「…………」
『……この教師は何を言っておるのだ?』
「さあ? さっぱり分からないわ」
「いや、分かるだろっ!!」
もうどこまでがネタなのかさっぱり分からない。
だが横島はこの素晴らしい教師のために、大声でツッコミをいれた。
彼にとっては一世一代の発言だったはずなのだ。
事実、この百合子の言葉に少し涙ぐんでいた。
哀れだ。
そして横島も自分の近くにいる身内二人の、非常識さに少し涙ぐんだ。
「おい横島、音楽の香木先生が除霊委員を探してたぞ。
早く音楽室に行ってやれ」
騒ぎを収めるかのように、今職員室に帰ってきた教師が告げる。
除霊委員にいつなったのかは疑問だが、幸いとばかりに横島は職員室を出て行く。
正直、実の母親とはいえこれ以上付き合ってられんわ、というのが偽らざる彼の本音だった。
「……こういうのは、ぬ〜べ〜に任せたほうがいいんじゃねえか?」
「まあ、そう言わないで」
横島、ピート、愛子の三人はメゾピアノとかいう学校妖怪の前に立っていた。
横島がGS試験が終了してすぐに、妙神山に行ったので時期がずれたのだろう。
うしろには横島の実力を見る、と言って百合子も来ている。
タイガーこそいないが、そこは心眼ビーム弐式<地に降り注ぎし柔らかな光>により姿は確認出来ていたりする。
ネーミングセンスは弟子と同じく疑問があるが、万能にもほどがある。
ちなみに陰念を屠った壱式は<全てを貫く猛き雷>らしい。
目の前にいるのは、長髪でバラを咥えた、ナルシスバカ。
愛子曰く、夜中に学校に忍び込んでピアノを弾くだけの妖怪であり、学校の怪談の8割がこいつの仕業らしい。
確かにぬ〜べ〜にでも任せたくなる。
「で、どうすんだい?」
「どうしましょう、横島さん?」
百合子はともかくピートは考えてんのか、と言いたい。
「とりあえず、授業中はやめてもらえるように説得するか」
「そうですね」
これで素直にやめないことは分かっているが、しないわけにもいかない。
「とにかく授業の邪魔だから、昼間は弾くのをやめてくれないか?」
「やだね」
即答だ。
「頼むよ」
「断る」
あまりの即答ぶりに、ピートも怒りが湧いてくる。
「僕はね……僕より美しくない奴の命令なんか、絶ーーっ対聞かない!」
「こっ、この野郎……!!」
あまりの言い様に、思わずキレそうになるが何とか思いとどまる。
伊達に彼も今まで経験を積んでいない。
そもそも側で見ていれば、馬鹿にしか見れない台詞である。
「どうしましょうか?」
もう少し自分で考えて欲しいものだ。
『こうなれば<鬼之手>で……』
「? 栄光の手じゃなかったんですか?」
いろいろな意味で、かなりきわどい、というか危険な会話である。
もっとも今のピートは文珠という言葉すら知らないだろうが。
「気にすんな。こいつはさっきのネタ引きずってるだけだから……。
まあ、任せろ。おふくろも見てるしな」
うしろで腕を組んでいる百合子をちらりと見ながら、栄光の手を出す。
「ふん、何をしようと……」
そう言って、メゾピアノはピアノの中に入ろうとする。
だが――動けない。
そう。
横島にとってこいつがピアノの中に入ろうとすることは、自明のこと。
ならば、それをさせないようにすることも、さらに自明だ。
「何をっ……!!」
「何をしたんですか!!?」
二人から驚愕の声があがる。
横島は栄光の手からこの程度の妖怪なら気付けないほど細い霊気の糸を出し、ゆるく巻きつけていたのだ。
別にロープ大でも良かったのだが、そこは単なる嫌がらせである。
なんかむかつくから、という。
「霊波刀だけじゃなかったんですか……。器用ですねぇ」
「まあな」
霊波刀ですら、作れる人間はほとんどいない。
ましてここまで器用に霊気を収束し、操れるとなればなおさらである。
「さあ、存分に“説得”してくれ!」
「あっ、はい!」
二人の口元がにやりと歪む。
縛り上げといて説得も何もない。
人はこれを、脅迫、もしくは強要と呼ぶ。
もっとも、説得しようとしているだけ、GSとしてはましなのかもしれないが。
再びピートがメゾピアノに近づく。
「出て行け」
先ほどよりはるかに高圧的で断定的である。
というよりほとんど命令だ。
彼もむかついているので容赦がない。
「こっ、この学校は居心地がいいから、あまり……」
「出て行け」
ピートが笑顔で霊圧を上げる。
彼はハーフとはいえ、最強と呼ばれたバンパイアの息子である。
並の学校妖怪がこれに晒されて、逆らえるはずもない。
「わ、分かった。別の学校を探すことにしよう」
その言葉を聞いて、横島が糸を消すと、すぐさまいなくなる。
やはり妖怪であっても、命あっての物種なのだろう。
「やりました! 横島さん!」
この状況で失敗するほうがおかしい。
「おう、見たかおふくろ!」
横島が辺りを見渡すが、百合子は影も形もない。
「あれっ?」
不思議そうに周りを見る横島に対して、愛子が口を開く。
「あの人なら、飛行機の時間に遅れるって、さっき帰ったわよ」
周囲を沈黙が支配する。
横島は電池の切れたおもちゃのように固まってしまった。
しばらく、止まったままであったが、数十秒後、ようやく再起動に成功したようだ。
「――ピート、俺今日は帰るわ……」
「……はい。先生には言っておきますね」
横島は疲れ果て、哀愁を漂わせながら背中を丸めて帰っていった。
優等生の愛子も、その様子に何も言わずに見送るのだった。
その帰り道。
とぼとぼと歩くその姿は、ひどく同情を誘う。
散々振り回された挙句、知らない間にいなくなってました、では当然だろう。
とりあえず彼女が帰ったのが、自分が見ていなくても息子は大丈夫と確信したから、なんて理由であることを切に願う。
『なあ、横島……』
「ん?」
なにやら深刻そうな心眼の様子に、疲れていても横島も注意を向ける。
『今のワレでは彼女は倒せんっ……!!
横島…ワレを導いてくれ……』
「……おっ、おう!!」
倒すって何だよ!
とか、
導くって、何すんだ!!?
とか言いたいことはあったが、何も言わずにただ心眼の言葉に応える。
精神年齢30前にして、黙るということを覚え、ちょっぴり大人になった気がするとともに、なんだか悲しい横島だった。
出迎えてくれたタマモの笑顔が無性に嬉しかった。
巨体を揺らし、男が教室に飛び込んでくる。
息を切らし、汗もかなりかいている。
「ピートさん! 横島さんはっ!!!」
「帰ったよ」
「え?」
何を言っているのか分からないといった顔でピートを見る。
「だからさっき帰ったんだって!」
「なんでジャーーーー!!!」
辛辣とも思える言い方に、タイガーの雄叫びが辺りに響く。
「まあ、そう気を落とすなって。
“ネタにすら”ならなかったこの前と違って、今回は“オチ”なんだ。格段の進歩だろ?」
その言葉でタイガーは、はっと思い返す。
「そうジャ……。
今のこの涙は……嬉し涙のはずなんジャーーーーー!!!!!」
先ほどよりも大きな声が教室中、いや周りの教室にまで響き渡っていく。
その、あまりにうっとうしい大声を聞いて、誰もが思った。
―――黙れ!
あとがき
私は、帰ってきたーーー!!!!
はい。前回と同じわけの分からないあとがきの始まりですいません。
お久しぶりです。
やっとレポートと試験の攻勢が終了しました。
覚えてくれた方に感謝を。待っていてくれた素晴らしいお方には大感謝を。
今回は小ネタ乱舞! さらに今までで量も一番多いです。
実は今回タマモをいっぱい出すつもりだったんですが(前回は小竜姫様だったんで)、百合子さんが勝手に動き回るもんだから、私のしょぼいプロットは滅茶苦茶ですw
前回サブタイトルの元ネタに全く触れられず少し寂しかったんですが、今回は某ミステリィです。
これは原作以上に映画が素晴らしいという非常に稀有な作品でした。(映画が原作を超えるなんて9割方ありえない)
MAGIふぁさん、章さん、桜葉さん、なまけものさん、柳野雫さん、casaさん、ヴァイゼさん、響さん、レス大変ありがとうございます。
前回からかなり日があいてしまったんで、個々に返すのは控えておきます。
ですが、気になったところだけ。
横島の超加速対策はできてないわけではないのですが、あれは小竜姫様のささやかな援護射撃です。彼の実力を過小評価させる。(MAGIふぁさんのレスより)
心眼の捻ったほうがいい発言に関しては、あの人の頭には違う(もっとコアな)セリフが浮かんでたから、というそれだけです。(ヴァイゼさんのレスより)
では。