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▽レス始

「月に吼える 第弐拾弐話(GS)」

maisen (2005-07-20 01:05/2005-07-20 01:45)
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「わーっはっはっはぁ!!」

「もうちょっと自分の家臣に対して思うことは無いのか?」

「あれは天竜と私の敵だァァァッ!!」


ちゅどーん


「む、これは中々良い剣じゃないか。確保確保、もーけたな」


 既に目の色を変えて追手たる家臣とその部下達をその圧倒的な武力で弾き飛ばしながら、ひたすら逃走――というか既に殲滅戦――を繰り広げる竜神王。

 そしてその後ろで貴重品の保護と言うお題目で火事場泥棒をやりながら散発的に襲ってくる武装した兵士達をあっさりと叩きのめす犬塚父。ちなみに流れ弾は見もせずに叩き落している。


「くそうっ!!第二装甲歩兵団前へっ!」

「将軍っ!もう弾薬が切れそうです!」

「ええいっ!あの馬鹿殿はぁぁっ!!もう麻酔弾じゃなくて実弾もってこい実弾!」

「はっ!了解しました!」

 えらくあっさり自分の主に向かって実弾の発砲許可を出す将軍と、迷わずしたがう部下。


―――なかなかピーキーな関係だ。


「どんどんこーい!!」

「おお、これは中々の業物。シロヘの土産はこれでいいか」

「発砲は任意!全力でいけぇぇぇぇぇっ!!」

「「「はっ!!」」」

ずごーん。


「な〜んで、こうなるかなぁ・・・。はふぅ」

「後一回・・・後一回勝てばGSになれる!僕だってやればできるじゃないか!」

「相変わらずの温度差ジャー・・・まぁ、気持ちは分かりますがノー」

 第二次GS試験一回戦終了後、忠夫、ピート、タイガーらは揃って会場を後にしていた。今回のお仕事の策が、最初から潰えてしまった忠夫はともかく他の2人の心には自信と言う形で良い影響を与えていた。

「いいよなー。お前らはさー。頑張ったら褒めてくれるからさー」

「えっ?だって美神さんはともかくとして、おキヌさんが居るじゃないですか」

「そうジャー」

「美神さんが怒ってたらどうするよ・・・」

「「ああ・・・」」

 かなり深刻である。せっかくメドーサを警戒させない為に事務所の名前を隠してまで―――事務所の名誉を守るため、というのも事実だったが―――試験を受けたのに、あっさりバレる、妙な勝ち方する。悪目立ちもいい加減にして欲しい!とか思ってるに間違いない。と言うか思ってる。んで怒ってる。


「―――今日帰りたくないの・・・」

「「キモっ!!」」

 しなを作ってまで逃げ場所を確保しようとするも、友人らにはいたく不評のようである。当然だが。


「あら、だったら家に来ない?」

「「「うおっ?!」」」


 と、思っていたら背後から反応あり。―――別に本当にお誘いがあったことに驚いた訳ではない。その声が、

「・・・逃げた方がいいと思うぞ。マジで」

「雪ノ丞。あいつが捕まったら開放されるとか思わんのか?」

「動くないや逃げるな俺は逃げる!!」

「ま♪だったら2人一緒に「「断るっ!!」」あら、そお?」

 どう贔屓目に見ても善人とは言い難い3人組の中でも、一番ごっつい男性の声だったからである。雪ノ丞と呼ばれた小柄な男は助言のような物をしたものの、あっさりと最も小柄な男の提案に乗ってるし、物ともせずに最初の男性は2人纏めてとか戯けた事を言い出す始末。


「・・・ああ、まぁ、その、あれだ。何のようですか?」

 忠夫、微妙にと言うか確実に逃げる体勢。

「あれ?貴方達はもしかして・・・」

「まぁ、そういうことね。明日の対戦相手の顔を見に来たんだけど・・・」

「まさか、お前ら全員うちの道場とかち合う可能性があるとはな・・・」


 ちなみに明日からの試合では、順調に勝ち進めば全員が誰かとぶち当たる。間に自分達側の人間とのぶつかり合いを挟まずに、だ。


―――運命の神とやらも、結構洒落が分かってる様である。


「・・・お前らとは、よっぽど縁があるようだな。俺は陰念。明日、其処の半虎人、お前と一番にやり合う予定だ」

「んで俺が雪ノ丞。俺の相手は其処の半吸血鬼。お前だ」

「私は勘九郎。ま、あんた達が勝ち進んだら戦うことになるわね」

 自己紹介に混ぜた宣戦布告。だが見た目に反して全員意外と楽しみだと言う感情以外は伝わってこない。

「へー。こちらの情報は全部バレバレってか?」

「その通り―――と言いたい所だけどね。あんただけは名前と所属以外全くわからないのよねぇ」

チラリ

ぞくっ

 探るような視線と流し目を同時に送ると言うとてつもなく器用で同時に全く意味の無いことをしながら視線を忠夫に送る勘九郎。背筋に走った戦慄に慄くばかりの半人狼は、とりあえずピートの後ろに隠れてみた。

「あれ、それじゃあ、横島さんとは誰も戦わないんですか?」

 ピートはピートで田舎の純朴さ丸出しに、全く警戒していない。彼らの纏う其れがその必要を感じさせなかったと言うこともあるが―――


「―――いや、その子の相手は私、ですよ?」


―――――――っ!!!

ぞくぅっ!!

 ―――彼女が現れた途端にそんな余裕は吹き飛んだ。

―――チガウ

 彼らの人外としての本能が告げている。あれは

―――絶対に違うモノだ、と。

「そんなに警戒しなくてもい―――よろしいのですよ?」

 気付けば彼ら人外達は全員戦闘態勢。意識を割いてやったことではない。その空気に反応しただけだ。

「ピート、タイガー」

「「応」」

 一瞬のアイコンタクト。それだけで彼らには十分。

 カウントダウンどころか合図さえ必要とせずに彼らは、


「「「あっ!」」」

「「「「へ?」」」」


 揃って同じ方角を指差した。思わずそっちを向いた白竜の面々が訝しげに顔を戻すと、其処には


ひゅううううう。


 風だけが通っていた。


―――速い。


「うーん、めぼしい奴らの資料には怪しい所は無し、か」

「メドーサがそんな所でミスを犯すとも思えませんし、やはり直接育成所に向かうのが最も有効でしょうか」

「しかし、これだけの量ともなると・・・」

「それじゃ〜、私の式神達を使って〜急いで回りましょ〜〜?」

「冥子さんの式神なら、凄く便利ですからね」

「・・・あんまり手持ちの戦力を消耗させるのもねぇ」

 美神除霊事務所では、現在作戦会議の真っ最中。議題は、と言えばもちろんメドーサの息のかかったGS養成所の特定である。ところが流石にあちらもやり手。いくら神族と一流所のGSが集まった所でそう簡単には尻尾を掴ませてはくれない。

 ああでもない、こうでもないと言いながら既に手詰まりの様相を見せ始めていた会議に終止符が打たれたのは、

『マスター。横島さん達がお帰りに―――

ずだだだだっ!

ばんっ!!

「美神さん美神さーーーん!!!」

一人の半人狼が、

「あれ、唐巣神父と冥子ちゃんってうわ待てお前らああああっ!!」

ズモモッ!

ずだだだっ!!

「あらあら〜久しぶりに会えて〜〜、ちょっと興奮してるみたいね〜〜」

―――キャインキャイ―ン!

「あああっ!横島さーーーーん!!」

「あれでちょっとなのね・・・」

 六道冥子の影から出てきた12神将に追っかけられて、ドアを開け放ったとたんに再び外に出て行き。そしてその泣き声が聞こえた辺りからだった。


「なるほどね・・・白竜道場、か。確かに出場者全員が此処まで突破してきているって言うのはちょっと臭いかもね」

「いや、男連中はそんなに危ない奴ら・・・いや、危ないか?ともかく、別に悪い奴らじゃなさそうでしたけど、後から来た女の人が・・・」

「・・・半人狼の本能に訴えるだけの何かを持っていた、と言う訳ですね。美神さん、どうやら―――」

「ええ。第一目標、決定しても良さそうね。―――とりあえずあんたはそれを離しなさい」

「いや、別に俺が捕まえてる訳じゃ・・・」

「わ〜!すっごい力持ち〜〜」

「相変わらずですね〜」

「話には聞いていたんジャが、実際に見るとそれはそれでビックリしますノー」

「横島さん、よく懐かれてますから・・・」

 シリアスな会話の横では、新しく身体強化に目覚めた忠夫の力を見たがった冥子のために、とりあえず12神将全部を担いでいたりする忠夫。というか初めはバサラ1匹だけのつもりだったが、後から後から乗ってきたと言うか。既に不気味なブレーメンの音楽隊である。


「ところで、「心眼」はどうでしたか?」

「へ?」

「貴方の額の布当てに宿っている者ですよ」

「・・・ああ!そういえば静かなままですねぇ。ガス欠でも起こしたかな?」

「天竜姫様の竜気が切れる事は考えにくいですが・・・。心眼?」

『・・・・・・・・ああ、小竜姫様ですか』

「どうかしたのですか?」

『いや、ちょっと竜気を大量に消費したせいか、意識が飛びがちで・・・』

「妙ですね?そんな事例は聞いたことが・・・」

『すいませんが、少々眠らさせて頂きたく・・・』

「心眼?心眼っ?!」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 結局、小竜姫の呼びかけに答えは無かった。


ごそごそ

「ドクター・カオス?」

「―――おお、マリアか。一体どうした?」

「現在時刻・午前3時・です。これ以上の・滞在は・不測の事態を・招きます」

「ちょっとまっとれ・・・ここをこうして・・・よしっ!」

ぽんっ!

「さてさて、後は仕掛けをごろうじろ、じゃな」

「イエス。ドクター・カオス」


 そして日が昇り次の日の試験会場。会場入りしたのは混血3人組と少し遅れて変装済みのミカ・レイ。白竜道場の面々の姿も離れた位置にある。

「なるほど・・・あの女ね」

「なんか変なんですよねー、匂いもおかしくないんですけど、違和感があると言うか」

「あんた、しっかり戦って少しくらい情報を集めてみなさい」

「無茶言わんといてくださいよっ!戦う以前の問題でしょーがっ!!」

 匂いはおかしくない。昨日と全く同じ、いたって普通の人間の女性の香りだ。だが、何か違和感がある。只、それがわからない。

「18番!横島忠夫君。試合開始地点へ」

「んじゃ、行ってきます」

「危ないと思ったらすぐ降参するのよ、いいわね?」

「そりゃもちろんっすけど・・・」

 審判の掛け声に応じて結界内へと歩みを進める忠夫。そして―――

「緊張していらっしゃるようですけど、大丈夫ですか?」

「・・・・・はぁ、それなりに」

 余裕の笑みを浮かべつつ、待ち受ける氷雅。

「では、GS第二次試験、第2回戦―――


 そして、戦いのゴングは打ち鳴らされる。


―――はじめっ!!」

「よいしょ・・・っと」

しゅらり

 初めに動いたのは氷雅。その腰に挿した刀を引き抜き、青眼に構える。

「うわぁ・・・結構な業物だし」

 一目見ただけでその格が分かるのは、人狼の里で散々扱いなれている性もある。問題は―――


「・・・痛そうやなぁ」


―――あれで斬られれば普通逝く。

「んと、よし。では、参ります」

 使い慣れていない刀なのか、どこかぎこちない動きでそれを構える。霊刀がそこらに転がっている訳も無いので新しく手に入れたのかな?と思いつつ、こちらも応じて構える。

「応っ!」


―――先攻は氷雅。

 一閃。一足飛びに間合いを詰めてきた氷雅の横薙ぎをしゃがんで避ける。

 二閃。しゃがんだ忠夫めがけて瞬間で切り返された刀を後ろに跳躍して回避。

 三閃。振られた刀の勢いを無理やり止めて頭部に向かって刺突、首を捻って皮一枚。

 四・五・六閃。着地した瞬間を狙って再び突き。しかも三連、狙いは首、鳩尾、腎臓。

―――掌で刀の腹を叩き、そのまま正中線上を狙った物は体を無理やり捻って避け、腎臓を狙った一撃は、捻った勢いで振り上げた足で再び刀の腹を蹴り飛ばす。

ザンッ!!

 ―――全ては一瞬のうちに起こった。

「あっぶなー。全部急所狙いとは、えげつないなぁ」

「それをあっさりかわすや―――御仁に言われたくはないですわね」

―――おおおおおっ!!

一拍おいて会場から湧き上がる歓声。その内の何人が今の攻防を見切れただろうか?それほどに双方凄まじいまでの技量であった。

「確実に急所に向かって来る突きに比べてお粗末な斬撃。忍者らしいって言えば忍者らしいけどやな・・・」

「まだまだ慣れていない物で」

「そーじゃなくて、今の、どっかで見たような気が・・・」

「?貴方とは初めての仕合ですが?」

「だよなー?・・・ま、いいか。んじゃ今度は・・・」


ヒュッ


「なっ?!」

「―――こっちの番な?」

 先ほどの回避行動などは比べるのもおこがましい、瞬間移動のようなその速度。驚きに目を見開いた氷雅の目の前には、悪戯っぽく片目を瞑った忠夫の顔。

「一回」

「くっ!」

 そのまま優しく首筋に触れて、傍らを通り過ぎる。

「―――二回」

「っ!!」

 振り向いた氷雅の背後から、再び首筋に触れてそう囁く。

「んで、三回」


チャキリ


「―――ばかなっ!!」

 そして彼女の目の前に現れた忠夫の手にあったのは、先ほどまで確かにこの手にあった霊刀。


「・・・さて、どうする?」

「・・・・・・まぁいいでしょう。――審判!」

 少々不服そうな表情であるが、忠夫の言いたい事は十分に理解したようだ。

「あ、ああ、なんだね?」

「ギブアップ」

「―――は?」

「降参、と言ったのです」

 その光景に忘我の境地にあった審判は、その言葉で自分の職務を思い出す。

「しょ、勝者、18番横島忠夫!GS資格取得!!」

 会場からは、もはや一言も返らない。


「・・・おめでとう、と言うべきなのでございましょうね」

「ま、運が良かったかな」

「人を3回も『殺して』おきながら抜けぬけとよくもまぁ」


 試合が終わってトイレの中で。

「―――やばかったやばかったやばかったぁぁぁぁっ!!」

『・・・・・・ハッタリもあそこまで行けば見事だな』

「あほか!!こっちは冷や汗ダクダクじゃいっ!!!」

 攻撃できない忠夫が取った策はといえば、只のハッタリと脅迫、プラスこけおどしと言った所か。こちらに攻撃力が無いことがばれればアウト。最初の攻撃を凌ぎきれなければアウト。向こうが諦めなければいつかはアウト。そして相手が武器に攻撃力を頼っていなければその後の展開は手詰まり。

 ―――なんとも運に頼った作戦である。試合開始直前に起きてきた心眼と急遽打ち合わせた結果であるが、これはもう運試しと一緒である。

「あー、あの姉ちゃんがギブアップしてくれて助かったー」

『とはいえ、まだまだ色々とあちらには切る札があったようだが、な』

「ま、なんか別に未練も無かったみたいだし。・・・あの刺突の切れは洒落にならんかったなー」

『・・・ギリギリだな』

「だからさっきからそう言っとるだろーが」

 トイレの一室で会話する、というのも知らない人が見れば結構ギリギリだ。

ごしごし

「さて、美神さんのところにでも行くか」

 手に汗かきまくった両手を洗い、とりあえず雇用主の所に報告へ、とことこと歩き出した忠夫。会場に出たところで見えたのは―――


「ぐああああああっ!!」

「はーっはっはっは!!でかい体してその程度か!」

 体中から流血し、悲鳴をあげるタイガーと、その前で昨日の雰囲気は欠片も無く高笑いをあげる陰念。そしてそれをこちらも同様に昨日の印象の全く無い勘九郎と雪ノ丞がそれをただ眺めているという光景だった。

 何が起きているかなど理解できる訳も無い。だが、目の前に展開しているのは己の友がたった今、危険に曝されているというその事実。

 ――何を、やって、いる?

 ――そいつは、あのタイガーだぞ?

 ――体格と顔は別として、人畜無害な草食の虎みたいな奴だぞ?

 しかしその困惑さえも吹き飛ばす圧倒的な暴力の宴。何度も吹き飛ばされたのだろう、紅い色は、結界内のそこかしこに見て取れる。まだまだ動けはするようだが、このままでは、確実に―――


「―――タイガァァァッ!!」

『不味いっ!!止めさせろっ!』

「どうやって?!」

『審判は―――なにっ?!』

 慌てて審判の様子を見るも、何故かただ驚いたように固まるばかりの審判の姿。美神、いや、ミカ・レイとピート、他数人がかりでなんとか結界を破ろうとしているものの、その堅固さは簡単には破れてくれそうに無い。

「一体何を『止めをさす気かっ!!』―――!!」

―――間に合わない。そう、思った。


―――その脳裏に浮かぶいつかの光景。


―――『ガキが』と、そいつは言った。


―――あいつは―――


 そこまで走った一瞬の回想。その答えは最初から準備されていたかのように、ピッタリと忠夫の中で組み合う。竜神の姫は言った。あの影法師は忠夫の中身を取り出したものである、と。

ならば―――


―――あいつにできたら、俺にもできてあたりまえだろうがっ!!!


「ウオォォォォォォンッ!!!!」


バキンッ!


―――その喉から全てを搾り出すようにして放たれた咆哮は、結界もろとも陰念を―――


「がぁぁぁっ!!」

「何でジャァァァッ!!」


―――ついでにタイガーも吹き飛ばした。

『あ』

「やべ」

しゅたたたたたッ!!

忠夫、緊急脱出。


「やぁ」 さて、今日は何に付いて聞きたい?たまにはリクエストにお答えしようじゃないか。

 おやおや、そんなに疑ってばかりじゃ先へは進めない物を。

 そんな君にはこんな話をしよう。

 疑問とは、そもそも何から生まれる物なのか。

 好奇心?なるほど、それも正解だ。

 だが、この場合にはもっとふさわしい物がある。

 ―――未知への恐怖、だよ。

 君は私を知らない。彼を知らない。彼女を知らない。老人達を知らない。今までこの天文台で会った存在のことを知らない。それに対して私は、彼は、彼らは答えを示していない。

 それは、恐怖だ。

 目的を知らない。運命を知らない。未来を知らない。

 予知魔『ラプラス』が封じられたのは、その性格が理由なのではない。その未来を知る、という力があったればこそ、だ。

 だが、パンドラの箱に残ったのは、希望ではなく「未来を知る」という事だと言う説もある。

 知らない恐怖と知る恐怖。

―――君は、どちらがお望みかな?

―――時間は流れている。

―――はやくしないと「―――」ってね?

 おやおや、どうやら君は知らないほうがお望みのようだ。

―――さてさて、それでは良い夢を。


---アトガキッポイナニカ---
はいすいませんmaisenでございます^^
というわけで第弐拾弐話、此処にお送りいたします。

・・・マリアがまだ本格的に出てきてないなぁ(爆

レス返しでー。

皇 翠輝様>う〜ん、どっかで聞いたフレーズですなw 右目に神の眼を持つ男だったかな?それとも喰う男だったかな?・・・ハードボイルドっぽかったのは憶えているんですけどねぇ。

柳野雫様>元店長は一等地の店がかなり高額で売れたので実はかなりのお金持ちです。問題はそれが人生に反映されそうに無い所w 外伝・・・まぁ、期待しないで待っててくださいorz

casa様>orz いや、もういいですけどね(マテ メド様は・・・ふふふw まぁ、これからの展開を待っていてくださいw 

ヴァイゼ様>伏線が多すぎてとりあえず把握するのに一苦労w まぁ、プロット無しの行き当たりばったりでやってますからねー。破綻が出ないように頑張りますw ・・・馬鹿殿ですよ、あれw

kkhn様>私はモノクロの空が見えました(マテ ここで確定してはもったいないでしょうが、もちょっと頑張ってもらいますw

桜葉 愛様>・・・とはいえ陰念ですから、良い扱いを期待されたのは一体これを読んでくださる方々の内何%やらw
 白兵戦力ですから、攻撃力は無し。回避力とスピードだけはぶっちぎり。そんな彼はどうでしょう?(マテ
 心眼・・・あの心眼様と比べないで下さいw マリア嬢は次に回っちゃいました・・・あれ?(爆

なまけもの様>と、いっても天竜は天竜で代理が忙しい為、あんまり監視できませんw今は主に天竜の祖父母の楽しみとなっていますw

へのへのモへじ様>・・・逃走というか闘争というかw まぁ、迷走に間違いはありませんがw

アイギス様>あやつ等の寿命はほぼ制限無しですし、失踪というか追撃中ですから完全に所在が割れていますのでw 隠すようなやつらかなぁ(マテ

ジェミナス様>そのまま・・・ではいられませんでした。陰念だし(爆 今回の心眼さん、さてさてどうなることやら。

と、いうわけで次回もお楽しみに・・・していただけるよう頑張ります^^;ノシ

・・・なんだかまだ調子が戻りきらないなぁ。Orz

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