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!警告!インモラル、ダーク、バイオレンス、男女の絡み有り
18禁注意

「仮面ライダー K (GSas仮面ライダー)」

あんでぃ (2005-07-10 08:48/2005-07-13 12:43)
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「何か視えた?令子」
「だめ、全然。気配らしきものは残っているんだけど、呪術系のGSならこのくらいの妖気は珍しくないだろうし」
 ここはとあるGSの自宅兼事務所であるアパート。滞納した家賃の徴収に来た大家が異常に気づき通報した。GSは夜間の仕事が多いためいわゆるご近所さんとの付き合いが薄くなる傾向が強い。今回はそれが災いし発見が遅れた。
「おかしなところといえばこれぐらいか」
 美知恵は床を見る。リビングの中央から姿見に向かって十条の引っかき傷が伸びていた。
「ひきずりこまれた、のかしらね」

 仮面ライダー K  鏡の迷宮

「やれやれ、収穫なしか」
 電話で西条と連絡を取っている母を横目にぼやく美神。
「ちょっと、そんな・・わかったわ、帰りに様子を見てくるわ」
「どうしたの?」
「この近くの小学校のトイレで蜘蛛女が出るんで退治してくれ、という依頼をおキヌちゃんたちに押し付けたんだって」
「ま、いいんじゃない。どうせ餓鬼の・・」
 美神の言葉が途切れた。彼女の目は町を行く人の中の一人を捕らえていた。
 ダッ
 走り出す美神。しかしその人影は人ごみの中に消えていく。
「横島君!」

 数分後。
「Call me K. It is my name」
「おまえがKか!」
 叫び指先から光線を放つ蜘蛛女。Kの全身が燃え上がる。
「レーザーの糸というわけか。しゃれたものを使う」
 燃え上がる体を物ともせず涼しい声のK。
「何で平気なのよ!」
「リアクティブアーマーというやつさ」
 リアクティブアーマーとは装甲の外側に火薬などを仕込み、弾着があった場合、その爆発により衝撃を和らげる特殊な装甲である。すなわち燃えているのはKの装甲だけで本体には影響がないのだろう。
「今度はこちらの番だ」
 炎が右手に集中し、剣状に伸びる。糸を吐き敵の動きを封じようとする蜘蛛女。だがKが右手を一振りするだけですべて燃え落ちる。
 糸が燃える炎が視界を奪う。
「ぐあっ」
 Kの姿を探しているところ腕を一本切り落とされた。切り口が血飛沫を上げるように燃え上がる。
「ひいいい!」
 悲鳴を上げて逃げ出す蜘蛛女。レーザーの糸をめちゃくちゃに放ち校舎が崩れる。
「ちい」
 倒れている魔理、かおり、おキヌを抱えて、脱出するK.

「こんなに軽かったかなこの子は」
 その声は目を回したおきぬの耳に聞こえなかった。

 崩れ落ちる校舎。校庭に三人をおろす。そこに「横島」を追ってきた美神が現れた。
「おキヌちゃん!あんたは!」
 Kを見て身構える美神。それに応えてKも構える。
「?」
 既視感。
 自分はこの化け物を見たことがない。だけどこいつを知っている。
 全体的に黒い身体、赤い上半身、そして光る胸と腹。
「!」
 ガラスが割れるように氷解する。
 ルシオラだ。
 ルシオラが男だったらこんな姿だったろう。その本体により近い姿だったら。
 そしてその構え。体を低くし用心深く構えている。しかし腰が引けているようにも見える。
 「横島君?」
 恐る恐るたずねる美神。答えはない。代わりに目がくらむような光を発した。
 視力が戻ったとき、彼の姿はもうなかった。

 部屋中に十人以上の女たちが横たわっていた。
 人種を問わずすべて美しい女たちだ。みな快楽におぼれたあとの放心した顔をし、甘い吐息を吐いている。
 その女たちの中から男が一人身を起こした。全身にナメクジのような醜い傷跡が張っている。
 それに伴い女たちも動き出す。片時も男から離れたくないように身を寄せ、胸を押し付け、自分の体に男を乗せる。男に触れていることが至上の喜びのようだ。
 女体で組み立てた玉座に座った王がその臣下を迎えた。
「紗鬼か」
「はい、ご主人様失礼します」
 闇の中から女が現れた。黒い秘書風スーツに身を包み紙をショートカットに整えたスレンダーな日系の美女だ。
「ご報告にあがりました」
「Kか」
「それもふくめて」
「きこう」
「東京で捕獲作戦に当たらせていた御園ですが、氷室キヌと接触、その後
Kと交戦したそうです」
「何。美神令子たちが俺たちに気づいたということか」
「目下、不明です」
「ふうむ、御園とは確かお前の遺伝子を注入した女だったな」
「はい、第二次量産計画試作品の成功例と評価されています。煩悩エナジーの献上にも目覚しいものがあります」
「しかし、今俺たちがあの女どもとぶつかるのはまずい。やつらの後ろには神族と魔族がついている」
 しばしものをかんがえ。
「やむをえん。御園は切れ」
「はっ」
 冷酷で邪悪なことを何気なく話すその男の顔を美神たちが見れば言葉を失ったろう。
 傷だらけであるがまさにその顔は横島忠夫の顔だった。

「今日は新しい友達を紹介します。巧君入りなさい」
「は、はい」
 おずおずと入る巧。この「学校」の制服は露出が激しくて恥ずかしい。おXXXXがみえてしまいそうだ。
 教壇には鞭を持った先生がほとんど裸と変わらないHな格好でいる。教室には自分と同じくらいの年の子から中学生くらいのお兄さんたちがいる。
 昨日トイレの中で「先生」にスカウトされた巧は、もっとHなことをされたくて先生の学校の「生徒」になること承諾してしまった。今日はその入学初日である。
「さあ転校生の挨拶よ」
 教卓の上に上がる巧。教えられたように制服を脱ぎ、口上を述べる。
「僕はHな男の子です。美しい先生に会って浅ましくもHなことをされたくなりました。もうおXXXXがカチカチで何も考えられません。どうか先生僕をもっとHにしてください」
 死にたいくらい恥ずかしいのに気持ちいい。
「うふふ、さあ、始めるわよ。今日はみんなの大好きなSEXの実地練習よ」
 上から裸の女の人が糸につるされ降りてくる。その中にはみんなに人気のある良子先生もいる。教室のみんなが群がる。
「うふふ、あれは教材よ。慣れてきたら使わせてあげるわ」
 巧のXXXにむしゃぶりつく先生。
「あん、あん」
 巧のひきしまったしりが前後に動く。
「ひあ」
 すぐに射精する。
「はやいわね、まあいいわ」
 巧を押し倒しのしかかる。
「誓いの言葉をもう一度聴きたいわ」
 昨日何度も言わされた言葉をもう一度言う。
「僕は先生の生徒になります。先生の言うこと庭逆らいません。だからもっと気持ちよくしてください」
「よくできました。あなたをおいしく食べてあげる」
「あああああ」
 巧はこうして童貞を失った。
「先生、せんせい、きもちいいいよう」
「そうでしょう、あなたはもうこれなしでは生きていけないのよ。一生私に精液をささげるの」
「ひわあああ」

 そのとき「先生」の感覚に何かが触れた。
「無粋なやつらね」
 腰の動きをはやめ巧の射精を早めた後、戦闘形態を取りながら教室を出る。
「まさか鏡の中までくるとわね」

「鏡の中に入る呪文ってなんか恥ずかしいのよね」
「贅沢いわない」
 美知恵に率いられた美神たちが蜘蛛女の作った鏡の異空間に侵入したのだ。
 リベンジを誓ったかおりたちもいっしょである。
「今度こそ、あの醜い蜘蛛を水晶観音で片付けて見せますわ、一文字さんはみていなさい」
「なにいってんだてめー、てめーだって蜘蛛みたいなくせに」
「いってはならないことをおっしゃいましたねー」
「そこ漫才やるようなら帰りなさい」
「す、すみません」
 左右が逆になった校舎を進む美神たち。
「きたわ」
 天井を這ってくる蜘蛛女。
 西条の射撃。
 廊下の窓に逃げ込む蜘蛛。
「そとか!」
 校庭をのぞく西条。
「あぶないうしろ!」
 美智恵の声に飛びのく西条。
 蜘蛛が教室の窓ガラスから現れた。
「おほほ、鏡の中に入れば勝てると思ったの」
「く」
 美智恵は自分の判断が甘かったことを知った。この異空間は単純なものではなく、重層的に空間が重なった迷宮だったのだ。


 二度目の投稿です。
 飛竜のしっぽさん、御忠告ありがとうございます。前作の誤字脱字ですが修正しました。再読いただけたら幸いです。
 マディマディーさんメアドについてのご教示ありがとうございます。

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