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!警告!インモラル、ダーク、バイオレンス、男女の絡み有り
18禁注意

「仮面ライダーK(GSas仮面ライダー)」

あんでぃ (2005-07-09 08:32/2005-07-09 17:20)
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 横島が闇の中にいる。
 全身が切り刻まれ、血まみれだ。
 手を伸ばし差し伸べる。
 その手を振り払い、血を吐きながら叫ぶ横島。
「あんた、俺を売ったな!」

  仮面ライダ− K 第一話 蜘蛛女のキス

「令子!」
 母に揺り動かされ目を覚ます美神。オカルトGメンのオフィスで報告書を作成中,眠りこんでしまったようだ。
「ママ・・」
「大丈夫?すごい汗よ」
 娘を気遣う母。
「平気、平気」
「仕事のしすぎよ。疲れているのよ」
「ほんと大丈夫だってば」
 机の上にあったダーツを数本手にとり全部投げる。的の横にある張り紙にすべて刺さった。すでに同じ被害にあっていたのだろう小さい穴がいくつも開いている。
「あいつを止められるのも、救えるのも私だけ、私がしきゃいけないのよ。疲れたなんていってられないわ」
「気持ちもわかるけど・・」
「それに賞金だって超がつくほど高額だし」
「あ、あんたね」
 娘の強がりなのはわかっている。わかっていても頭が痛い母である。
 眉間を押さえながら矢の刺さった張り紙を見る。

 WANTED $100,000,000 横島忠夫 DEAD OR ALIVE 世界GS協会

 西条は日々英国紳士たらんとしている。ただし、難事件の時は別だ。事件ことで頭がいっぱいでみだし並みに気を遣う余裕もないときがある。今がまさにそうだ。
「いったい何がおきているんだ。僕らの知らないところで」
 横島の失踪および大量殺人の「容疑者である魔物」としての指名手配(それによる美神の異常)だけでも頭が痛いのに、日本を含めて世界中でGSの失踪事件が相次いでいる。手がかりはまったく出てこない。
「あのう」
 子供の声がした。
「は、はい」
 量はあっても内容が薄い捜査資料から目を上げて相手に向き直る。無精ひげが気になったがいまさら仕方ない。
「ここって、オカルトGメンですよね」
「そうだよ、何か事件かな、君」
 苛立ちをおし殺しやさしく聞く西条。
「僕の学校にお化けが出るんです」

 少年の話はこうだった。自分の通う小学校のトイレに蜘蛛女が出るという。そして同級生がユクエフメイになり、帰ってこないので食べられてしまったといううわさが流れているということだ。
「ふうむ」
 西条は困惑した。どう考えても子供が考えた怪談だ。そうとしか思えない。大方トイレに大きな蜘蛛が住み着きそんな怪談が流れたのだろう。正直、今の捜査で手一杯で子供の怪談に付き合っている余裕はない。しかし自分を頼って、子供にしてみれば遠いところからやってきたのをすげなく追い返すのは信念にかけて許せない。
 そこに救いの女神たちがやってきた。
「こんにちは、西条さん」
「ちわーす」
「おじゃまいたします」
「やあ、きみたち」
 おきぬ、魔理、香の三人娘たちだ。美神がGメンの捜査に協力するようになったのでよくくる三人娘だ。実力もあるので捜査にも時々協力してもらっている。西条はほっとした。
 「君たち、ちょっと頼まれてくれないか?バイト代は出すから」

 このとき西条はひとつミスを犯した。あとでそのことに気付き青くなった。

「男子トイレですね」
「男子トイレだな」
「男子トイレですわね」
 そう怪談の現場は男子トイレである。花も恥らう乙女が入るのははばかりがある。
「な、なあ、こういうとき美神さんならどうするんだ」
「お、お姉さまにこんな仕事は似合いませんわ!」
「あたしらには似合うってのかい!」
「トイレの裏なんて昔からのおなじみでしょう」
「だからって、男用にはいるか」
 二人のけんかを横にいきなり涙ぐむおきぬ。
「わ、わ、どうしたんだよう」
「すみません.こういう時、美神さんなら横島さんに全部おしつけるなと思ったら急に」
 けんかも忘れ、顔を見合わせるふたり。
「大丈夫だって、あんな馬鹿に人殺しなんてできるわけないって」
「そうですわ。せいぜいのぞきがいいところですわ」
 友人たちの気遣いが心にしみる。

 やっぱり蜘蛛女はいるんだよ。
 やだな、こわいよ、

「うふふ、おびえちゃって、かわいいわ、あのこ。でも怖がることないのよ。私の獲物になればとても気持ちよくなるのよ」

 だいじょうぶだって、さっきGSがきてたもの
 見た見たきれいなおねえさんたちだったなー

「まあ」

「こらー、あんたたちおしゃべりしてないで帰りなさい」
 いかにもオールドミス教師といったい色気もなにもない女教師が怒鳴る。
「いけね、のりばあだ」
「御園先生と呼びなさい」
 逃げ出す子供たち。

「まったく、それにしてもGS?きれいなおねえさんですって?どうしてあげましょうか」
 舌が唇をなぞる。印象ががらりと変わりなまめかしさがにおった。

「ああ、くそ」 
 少年はサッカー部の部活で帰りが遅くなった。誰もいない学校はただでさえ怖いのに変なうわさがある。早く帰りたいのだが尿意はいかんともしがたい。結局尿意が今日を押しのけトイレに駆け込んだ。
「ふう」
 XXXを出し放尿する。気が抜けたところ、あたりの空気が粘つくように変わった。
「ひ」
 全身に透明な糸が巻きつく。その糸から甘い頭がくらくらするようなにおいがする。
「ああん」
「うふふ、女の子みたいな声ね、ここは立派に男らしいのに」
 後ろから耳元にささやかれる。XXXが優しく握られしごかれる。全身が触れるかどうかの感触でなでれれる。
「ああん、やめて」
「だめよ。あらあらこんなにおおきくなって」
「い、いやあ」
 羞恥に身悶える少年。半ズボンがずるりと下ろされる。
「うふふ。」
 顔が後ろに向けられる。見たこともないきれいなお姉さんだ。裸でいる。XXXが顔を見ただけでより硬くなる。
「キスしたことがある?」
「う、うん」
「だれと?」
「クラスの・・」
「まあ、いけない子」
 XXXが強く握られる。
「ご、ごめんなさい」
「いいのよ。いやらしい子は大好きよ。あたしにもキスして」
 唇が吸われ舌が侵入してくる。なにかがはじけた。
「ひいい!なにこれ」
 初めての射精だった。
「うふふ。もっともっといやらしい子にしてあげる。あたしなしでは生きていけないぐらいに」

 ドカン

 外から霊波砲が打ち込まれた。
「馬鹿、子供に当たったらどうすんだ」
「大丈夫、邪悪だけ滅する弓式除霊法です」
「キャッチコピーですか」
 赤い顔をしながら叫ぶ三人娘。廊下に隠れてトイレの外から様子を伺っていたのだが、あんな展開になるとは思わず硬直してしまい香が切れるまで全部聞くはめになってしまったのだ。
 破壊されたトイレの中を横目で見て叫び魔理。
「いないぞ!こどももだ」
 ばしゅ
 後ろから放たれた光線に足を貫かれる魔理。
「グア!」
「ふふふ、いけない子達ね、お仕置きよ」
 水の中から浮かび上がるように窓ガラスから現れた女が変貌しだした。
「鏡野中に異空間を!」
「ふふふ、そうよあなたたちも招待するわ、私の巣に」
 大蜘蛛の頭から上半身を出した女が6本の腕を広げて笑う。
「破廉恥な魔物め成敗します!」
 水晶観音をまとった弓が襲い掛かる。
「きゃああ」
 細長く伸びた爪で装甲ごと切り裂かれた。
「つ、つよい」
 自分たちでは勝てない、おきぬはさとった。 
「ふふ、わかったようね。抵抗しても無駄だということが」
 糸を吐き出す蜘蛛女。
「いけ好かない女だったら殺してしまうけど。あなたみたいなかわいい子だったらいいわ。あたしのものにしてあげる。」
「い、いや、。助けてええ美神さん」
 西条、美知恵、シロ、タマモ、知っている名前をすべて呼んだ。そして。
「横島さあん!」

 そのとき世界が震えた。

 赤い光が爆発するように窓の外で輝き、人影が飛び込んだ。
 昆虫のような触角と複眼を有する黒い仮面をかぶり、上半身と手足を赤いプロテクターで鎧い、胸筋と腹筋の部分が淡い緑色に輝く異形の影だ。
「おまえは?」 
「Call me K. It is my name」


 はじめて投稿します。あんでぃです。こちらのサイトを見て、自分も書きたいと思って投稿しました。なれないことが多いのでご迷惑をおかけするかもしれませんがお願いします。私、インターネットカフェから登校していますのでメールアドレスがないのですがいいでしょうか?

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