インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

!警告!壊れキャラ有り

「旅の途中 赤と青の飛行艇 第4話 (GS+紅の豚)」

義王 (2005-06-28 15:35/2005-06-28 15:41)
BACK< >NEXT


改造を終え、艇をアドリア海に運び、俺達は祭りの準備を終えた。

「・・・・よう、どうだ調子は?」
「まあまあって所だよポルコ。」

ポルコの座っているカウンター席の隣に座り、俺はポルコと同じものを頼んだ。
銘柄はわからないけど、多分強いお酒だ。
琥珀色の液体に氷が3つ。

「おい、これは子供が飲むもんじゃねえぞ。」
「アンタと勝負するんだ・・・子供じゃないさ。」

子供じゃいられないってのが正解だな。
これは明日・・・俺が大人になれる願掛けみたいなものだ。

「お待たせしました・・」

マスターが出したのはポルコと同じ琥珀色で氷が3つ。
俺はそれを受け取り・・・

「ほう。」

一気に飲んだ。


ゴック


のどが、腹が、体が熱い。
酒が飲めれば大人ってわけじゃないけど、なんとなく俺は大人に近づいた気がした。
だけど・・

「ふん・・・まだまだだな。」
「なんで?」
「大人ってのは、味わって飲むのさ・・・そうやって一気に飲むのは、まだガキの証拠だぜ坊主?」

ポルコにこう言われたらかなわない。
俺は酒に酔ったのか、その言葉に少しムッとした。

ジッ、ジュポ・・・・
スーー・・・フンーーーー・・・

ムッとする俺に、まるで「これが大人だぜ坊主」と言わんばかりに、ポルコはジュッポでタバコに火を点け煙を味わい・・・鼻から出した
・・・すげえ量の煙が鼻から出てるぞ。

スッ

吸ってみろって意味だろうな。
ポルコはタバコをカウンターに、しかも俺の近くに置いた。ジュッポも一緒にだ。

ジ・・・ジ・・・ジ・・・・・・・ジ!!ジュポ!!
「おわ!?」・・・スーー・・・はあああああああああああ・・・

「おい、一度煙を吸って、もう一回吸うんだ。」
「・・・わかってる。」

スーーー・・・スーーーーー・・・・・・・・・
!?「ゲッホゲッホ!?・・・おええええええ!!!!」

ダダダダダダダダ!!バタン!!    「おええええええええええ!?」


「ふん・・・」



「・・・楽しそうねポルコ。」
「ホント・・あの子をからかって楽しんでるんだわ。」

トイレに駆け込んだタダオを笑いながら酒を飲むポルコは、私が見た事がないような本当に楽しそうな顔していた。
まるでいじめっ子のような・・・我が子をからかって楽しむお父さんのようなそんな顔。

「ほんと・・・悪い人だわ。」

ポルコは大人で男

私は子供で女

横島は・・・・男で子供

だから扱いが違うんだってジーナさんは言うけど、私にはわからなかった。

「ジーナさんだってタダオを見て笑ってるじゃないですか?」
「ふふふ・・私は悪い女だから・・・」

・・・ジーナさんが悪い女なら、世界中のほとんどの女性が最低最悪な悪女になってしまう。
そう思ったけど、言わなかった。

「ほんと・・・しょうも無い事でタダオをからかって遊んでるんだからポルコは。」
「あら、焼もち?」
「どうでしょ、実際私は・・・・・・ジーナさんはどうなんです?」
「そうね・・少し焼けるかしら・・・」

まあジーナさんならそう言うと思ったわ。
冗談にも、本気にもとれる台詞・・・それは女の武器だって、教えてくれた人だから。

「何をお話でレディー達?」
「あらカーチス・・・ふふふ、女の秘密よ。」
「そうよカーチス・・・少しは察してよ。」

私達の後から声をかけてくるカーチス。
どうやら相手がいなくて寂しいみたいね。

「そりゃないぜジーナ、フィオ。」
「・・・レディーの会話に入ってくるは紳士とは思えないわよカーチス?」

私の言葉に、軽くショックを受けたようなカーチスの仕草。
ジーナさんは軽く笑ってる。

「ほらカーチス・・私達大事な女の話してるんだから、後の皆さんとお話してきて。」
「お、俺まで子供扱いかよジーナ!?それに後って・・・」

私達の後。
そこにいるのは・・・


「前夜祭だーーーーーーーーー!!」
「飲めーー!!歌えーーー!!騒げーーー!!」
「踊れーーー!!狂えーーーー!!」
「笑えや笑えーーー!!」

マンマユート団率いる空賊連合の人達。
今日はお店貸切で、前夜祭をしているのです♪



旅の途中 赤と青の飛行艇 「前夜祭」


本来此処は静かに酒と音楽を楽しむ場所なのだが、今夜だけは特別だ。
楽器はバイオリンにギターとピアノ。
流れる曲はいつもよりテンポの速い音楽。
そしてジーナも、今日はそれにあわせ歌っている。

陽気な音楽と歌・・・っとくればダンスは欠かせない。

「上手じゃないボス!!」
「ま、まあな!!」

いつの間にかテーブルを退けて開けた場所。
そこで踊るはフィオと以外にダンスの上手なマンマユート団ボス。
ちなみにフィオとのダンス権は力技でゲット!

情熱的なダンスとは違う。日本舞踊とも違う。
音楽が耳に入り、そこから直接脳に命令が下るような・・・つまり体が勝手に動く。
相手に合わせ、音楽に合わせ・・・そしてノリで!

相手の手を取り、かと思ったら離し・・・近づいたり離れたり回ったり回したり。
途中で疲れたら別の奴と交代。(といってもフィオと踊っている間は誰も交代しなかった)

その間に酒を飲んで喉を潤しまたダンスへ。
酒の勢いのおかげで動きが良くなる奴もいれば悪くなる奴もいて、そのダンスは見ていて飽きない。

「・・・・ううう・・・」
「おかえり坊主。」

ヤニクラ&初タバコで気分を悪くし、トイレで吐いてきた横島は一旦大人への階段昇りを断念。
ポルコの隣ではなく、カーチスの座っているテーブルの椅子へ腰かける。
カーチスはどうやらいましがた踊ってきたようで、少し息をきらせている(幽霊なのにって突っ込みは無し)。

「ほれ。」
「・・・さ、サンキュー・・・」

カーチスは水汲みを横島の座っている席に置いてあったガラスのコップに注いだ。
此処にあるって事は、先に誰かが使ってるって事だが、そんなのは気にしない。

ゴクゴクゴク・・・・

胃液の所為で最初は少し酸っぱい味がするが、横島はいっきに飲み干した。
口の中に残っている異物も一緒に・・・(少し汚い)

「ふう・・・あ、まだクラクラする・・・」
「あのタバコはキツイんだよ。吸った事が無い奴が、いきなり吸うもんじゃないな。」

「うるせー」っと軽く言いたげな目をする横島。
だが、彼のそんな目は次の瞬間驚愕に変わる。


「未成年の喫煙・・・・逮捕だ横島くん♪」
「それにお酒も・・・まあそっちは令子に飲まされて大丈夫でしょうけどね。」


ぎょ!?


いきなり後から手錠をかけられた。がそんなのには別に驚かない。
驚いたのは・・・

「た、隊長!?」
「は〜い横島くん♪」

声をかけられた方向に、美神の母、美神 美智恵がいたからだ。

「・・・・僕と僕のかけた手錠は無視かい横島くん

「な、なんで此処にいるんっすか!?」

いちを西条もいるんだが、横島は綺麗に無視。
その無視はある意味芸術的だ(意味不明)

「私達だけじゃないわよ・・・ほらあそこ♪」

美知恵の言われるがまま、美知恵の指した指の方向を見る。
そこはダンス中の空賊連合・・・どうやらフィオは休憩中らしく、お酒を飲んでいるが見える。
そして・・・

「・・・・ママに似てる・・・」
「あら?そうなの?」

(・・・ジーナさんにその台詞を吐くんじゃねえ雪之条!!)

「デカイ癖に力は全然だぜ!!」
「ぬおおおおお!!負けんですケン!!」

(なに空賊に・・・しかも幽霊に腕相撲負けそうになってんだタイガー!!)

「おら姉ちゃん!!こっち来てお酒注いでくれや!!」
「ちょ、僕は女性じゃないですって!!」

(・・・・女に間違わられて・・・ってあんまし違和感ないなピート?)


横島の悪友3人登場!!

「なんでお前らがおんねん!?」
「お、おお横島・・・ジーナさんって俺のママに似て「黙れボケ!!」
「横島サン・・・ワッ「てめーはそれでもGSかコラ!!」
「横島さん!!水野さ「いない・・つーかこれでもくらえ『女』『装』」

とりあえず3人にそれぞれ突っ込みを入れる横島。
段々と元に戻ってきている。

「・・・なんでこいつ等がいるんです?」
「うふふふ・・・彼ら゛だけ゛じゃないのよ横島くん♪゛彼女゛達もきてるの♪」
「へ?」
「ほら・・・あそこの人達の壁の中♪」

よーく見れば空賊達が何か囲っている。
空賊達の隙間から見える、見覚えのある人達。


「ほら!!お酒が空っぽなワケ!!」
「す、すんません姉御!!」
「ちょっと〜エミちゃ〜〜ん、飲みすぎよ〜?」

特徴的な口癖と、間延びのある口調。

「ようねえ「私に(とある男性以外が)触れると仏罰が落ちますよ?」」
「・・・触れるだけでか小竜姫?」
「風呂入ってなさそうな人には、触れられたくないのね。」

マリアの声に似ている声と、厳しそうな口調と、これまた特徴的な口癖。

変身・・・ヒック!」

バシューン!!

「おおー!!いいぞ姉ちゃん!!」
「小鳩・・・まだ未成年やろ、お酒飲むなや・・・・」

変身の掛け声とともに、どっかで見た事あるようなセーラー服の戦士に変身した少女。
・・・今回は得に体操服とか着てなかったので、普通の変身だ。つまりノーマルモード。

「・・・・・・・」

もう、横島にはグゥの音も出なかった。
顎が外れるんじゃないかってぐらい口をあける横島。
そんな彼に気づいた女性達。

「あ、横島さん!!お久しぶりです!!・・・・ヒック!!」
「お、お久しぶり・・・いつから変身可能になったの小鳩ちゃん?つーか酔ってるね完璧?」
「横島、久しぶりなワケ。」
「女王様・・・違和感ないっすねエミさん。」
「横島く〜ん・・・令子ちゃんは〜〜?」
「相変わらずっすね冥子ちゃん・・・とりあえず、その式神達で俺を脅すのやめません?すぐに美神さん呼ぶんで・・・」
「元気そうですね横島さん。」
「・・・仏罰落としたんですね小竜姫様?なんか返り血がついてますよ?」
「元気そうでなによりだ。」
「・・・小竜姫様止めろよワルQ?・・・あ、その銃口をなんで俺に向ける?」
「そう呼ぶなってワルキューレは言いたいのね♪」
「それぐらい俺でもわかるってのヒャクメ。」

小鳩は何故か見えないパンチラ振りまいて横島に近寄り、エミはとりあえず挨拶。
冥子はお友達の居場所を吐かせるために式神で横島を威嚇。
小竜姫は・・・

「はい・・・血が付いてるっすから・・・」
「よ、横島さん!?///

フキフキフキ・・・

頬に付いた血を、横島に拭いてもらって幸せ絶頂。
顔面真っ赤。

ワルキューレは・・

「い、いいじゃねえかワルQで!!可愛いぞこれ!!」
「か、可愛い・・・・///
「そうそう、可愛いと思うぞワルQって・・・駄目か?」
「い、いや・・・それでいい・・・お前がそれが良いって言うなら私は・・・その・・・別に・・・///

・・・殺し文句でノックダウン!

「お、ヒャクメ・・・元気そうだな?」
「お久しぶりなのね横島さん!」
「まあな・・・ってなんでこんな所に皆いるんだ?」

とりあえず一番正常な(この中で一番正常なのがヒャクメ・・・少し問題有り)ヒャクメに、尋ねる横島。
エミは女王様気分で答えそうに無い、つーか男の壁に再度囲まれてるので、あの中には行きたくない。
冥子は、もうめんどいので美神の連絡先(連絡方法として通信鬼)を渡したので、美神との電話?通信?に集中。

「人間達のほうはどうやら厄珍さんが明日の祭りの事を連絡したから集まったのね♪」
「厄珍が!?」
「『明日の勝負はとっても面白い事になりそうアルよ!!トトカルチョで大もうけさせてもらうネ!!』って厄珍さんが言ってたのね。」
「それで金持ちのエミさんやら冥子ちゃんを呼んだのか・・・だけどなんで小鳩ちゃんまで?」

その質問に答えたのは、美智恵。

「彼女、今じゃ普通のサラリーマンよりお金持ちなのよ横島くん?」
「はい!?」
「だ・れ・か・さ・ん・のバンダナのおかげでね♪」

説明!!

花戸小鳩は横島の残したバンダナのおかげで某セーラー戦士よろしくな変身ができるようになったのだ!!
で、そこに目をつけた・・・

「え?じゃあ小鳩ちゃんは今Gメンでお手伝いを?悪霊相手にあの格好で命をコインに真剣バトル!?」
「ちがうわ。彼女戦い方知らないしGSとしての知識もないから・・・だけど手伝いってのは正解よ♪」
「へ?」

訂正
美智恵が目を付けたのは、横島のバンダナ!!
なんとこのバンダナ、元横島のだけあって・・・例えば小鳩がポケットにバンダナを入れてトイレに行くと、霊力がアップする!
もしこれを風呂場かなんかに持っていって、そこで着替えると・・・大変な事になるのだ!!

「もう神器の領域なのね、横島さんが小鳩さんにあげたバンダナ。」
「そ、そうなの?」
「で、その無尽蔵に出る霊力をGメンで使わせてもらってるの♪だいたい1マイト5万ぐらいで買い取ってね♪」
「おかげでお母さんを病院に入院させれる費用も・・そしてこうしてイタリアに来るだけの旅費も溜まったんです!!・・・ヒック!」

霊力の使い道は、コンデンサーに溜めてぶっ放したり、なんかに溜めといてそれを戦闘中に霊力回復に使ったりとか色々。
あとは・・・呪いとか、研究とか、新しい武器の製作とかその辺だ。
ちなみにGメンはバンダナを高額で買い取りたいのだが、それを頑として小鳩は断っている。
それは別にこのバンダナが神器レベルのアイテムだからってわけじゃないことぐらいは、皆さんもわかると思うので省略。

「霊能力が無い人に、このバンダナから出た霊波を込めた武器を持たせれば悪霊と戦えたりするから・・・Gメンは大助かり♪」
「まあそのおかげで人手不足が解消され、僕達もこうしてイタリアに来てるってわけだ。仕事は道化くんとかに任せてね♪」
「けッ、テメーの役に立つなんて・・あんまし嬉しくないな俺。」

素直な感想を述べる横島。
だが・・・

「直接役に立ってるわけじゃないから安心したまえ横島くん
「はあ?」

青筋立てながらも、西条は横島の言葉を軽く否定する。

「だって俺が小鳩ちゃんにあげたバンダナのおかげで・・・」
「確かにそうだが、何故か君のバンダナから出る霊波は男性には使えないんでね・・・一度試しに僕が使ったら、逆に敵の悪霊(女)に力を与えていたよ
「女性がバンダナから出た霊波を込めた武器を使うと、予想以上の破壊力を持つんだけど・・・」

苦笑いしながらの美智恵。
ちなみに日本Gメンは、横島のバンダナ出現の所為で男性Gメンより女性Gメンのほうが遥かに霊力&対悪霊戦が強くなってしまった事を此処に記入しとく。

「さすが横島さんのバンダナですね♪・・・ヒック!」
「うわ〜・・物凄い納得顔だね小鳩ちゃん?」
「横島さんの霊力の源は煩悩なのね、多分それがバンダナにうつって・・・」
「みなまで説明せんでいいわヒャクメ!!」

シャキン!!

「僕は君のバンダナの所為で危うく死ぬ所だったんだけどね・・・ふふふふ
「知るか!!つーかてめえはそれで死んじまえ西条!!」

どっかの御曹司と横島とは別の煩悩少年のごとく白刃取り状態で会話する西条と横島。
中々に久しぶりな光景だと、皆はそれを見て喜んだ。

「うん・・・皆横島くんがいなくなってから元気がなかったから・・・」
「あら先生?いたんですか?」
「・・・・ひ、酷いよ美智恵くん・・・」

・・・いちを神父もいます。

「さて、さっき『人間のほうは』って言ったけど、ヒャクメ達は・・・・・あ、もういいや。」

とりあえず話を元に戻す横島。
だけどその必要もないかな〜なんて思ってたりもする。

「な、なんでなのね!?」
「・・・」
「なんなのね!その目は!?やけに冷たい目なのね!!」

冷たい・・・っというより見透かした目をヒャクメに向ける横島。
もう横島には、どうして明日の祭りの事をヒャクメ達が知ったのかなんて予想ができていた。

「・・・除いたろ?」
ギク!? 「な、なんの事なのね!?」
「しらばっくれんな!!2つの目は俺の目を見てるけど、その額の目やら耳からぶらさがっとる目やらが全然こっちを見とらんやないか!!」

目は口ほどに物を言う
別に百の感覚すべてが目ってわけじゃないだろうが・・・パッと見通常の人より目があるヒャクメはそれを地でいく。

「べ、別に横島さんがまた他の子に手を出そうとしているとか、フィオって子のお風呂を除いたりとか、実は私の100の感覚中80がオートで横島さんを追尾するようにしてないのね!!」
「テメー!!んな所まで除いたんかい!!」

図星をつかれて焦ってる所為か、自分で自分の首を絞める・・・いや、握撃で首をしめるぐらい自分の首をしめるボロを出すヒャクメ。
しかも大声で・・・当然店内に聞こえるわけで・・・


シ〜〜ン・・・

「ふ〜ん・・・私がお風呂入ってるの・・・除いたんだタダオ?」


場が、数秒静まり、フィオの言葉がやけに響く。


「か、カーチスも・・・一緒です・・・」
「あ、こら坊主!!?」


旅は道ずれ世は情け
三途の川も、皆(2人)で渡れば怖くない!!


ブッツン!!×空賊内フィオのファン達(全員)


「へえ〜〜・・・しばらく見ないうちに・・・
「そんな事してたんですか〜
「あ、あれ幻覚?ルシオラとアリスが見えるよ僕?」
「私達もいますよ・・・横島さん
「・・・・KILL・・・」
「あれ〜おキヌちゃんと美神さんも見える〜?」
「私が〜呼んだの〜♪」
「あ〜なるほど〜現実か〜♪」
「拙者たちも」「いるのよね〜ヨコシマ?」
「おお、シロにタマモ〜・・・助けて?」
「「無理(でござる)♪」」
「・・・不潔よ横島くん
「あ、愛子〜学校は?」

ガチャ!!

「・・・マリア、なんで腕から銃が出てる?しかも銃口の先って俺じゃん。」




ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!
×2



「ふん・・・酒は静かに飲みたいんだがな。」
「たまにはこんな日も悪くないでしょ?」
「・・・ふんっ!」

絶叫をBGMに、カウンターの一番端で酒を飲むポルコとジーナ。

「・・とうとう明日ね・・・」
「・・・」
「アナタの事だから・・・多分「ジーナ・・・」・・・なに?」

何かを言いかけたジーナの言葉を、自分の言葉で隠すポルコ。
いつの間にかグラスには酒が無くなっている。

「・・・いや、美味かった・・・」
「そう・・・たまにはいいわね、こういうお酒も・・・」
「・・・そう・・・だな・・・」

珍しく素直なポルコ。
いつものポルコを知ってる者ならさぞかし驚く事だろう。
だが、ジーナは別だった。

「・・・・それじゃあ俺は帰るぜ・・・」
「ええ・・またねポルコ・・・」

カランカラン

「・・・またね・・・か・・・」

後何回言えるんだろうと、指折り数えてみる。
だが、それも無駄な事だとジーナはすぐに数えるのを止めた。
全ては明日・・・ポルコと横島が決める事だ。

「・・・・」

目を横島の方へ向ける。
どうやらリンチはまだ続いているらしく、空賊達と美神達に囲まれて姿が見えない。(カーチスも)
あの少年にこれからがかかっている。


「・・・・そろそろ皆お家に帰りましょ!明日は忙しくなるから!!」
「「「「はーーーい!!」」」」

「やろうども!撤収だ!!」
「明日の準備があるんだからな!!」
「そんじゃ明日・・・」
「ああ、わかってるアルよ!」

そういって空賊と厄珍が店を一緒に出る。
厄珍のサングラスの奥が$になってるのが見てわかる。


「それじゃあ一旦私達も・・・」
「そうですね♪」

GS旅メンバーも逆天号:改に・・・横島は置いたままで帰っていく。

「あ、まって〜令子ちゃ〜ん!」
「あ、まって〜水野さ〜ん!」
「あ、まって〜ピート〜♪」

そしてそれについて行く冥子、ピート(女装)、エミの3人が店を出て・・・

「え、エミしゃんまってー!!」

タイガーも店を出り、
残るは神族、魔族、雪之条、カーチス、フィオ、ジーナ、横島、美智恵、小鳩となった。

「僕もいるんだけどね横島くん♯」
「いたのか西条。」
「わ、私もいるんだが・・・」
「お久しぶりッス唐巣神父。」



俺とカーチスが気がつくとそこにはなんか変なメンバーだけとなっていた。
何このメンバー?全然繋がりが無いぞ?
なんて思ってると・・・

「さて、今日は少し横島さんにお話がありまして・・・」

小竜姫様がそう切り出してきた。
帰る場所がないのかな?ここから日本に帰るんはめんどそうだし・・・

「そうじゃないのね。それに私達は転移できるから別にめんどくないのね。」
「あ、そう・・・でもなんでこのメンバーなんだ?」

ちゅうか小竜姫様達は明日の祭りが目的で来たんじゃないの?

「まあそれも半分あるのね、だけど用事はそれだけじゃないのね。」

・・・ことごとく俺の思考を読んでるなヒャクメ?

「仕方ないのね、感覚の80以上がオートで横島さんの監視状態になってるんだから。」

・・・・・

ヒャクメの○○○を俺の○○○で○○○○、○○○で○○○「・・・ヤれるもんならヤってみるのね!!」・・・すんません。

「とりあえず遊ぶの止めませんか?」
「いちを大事な話なんでな、できれば他の者には席を外してもらいたい。」

小竜姫様が剣で俺の首を・・・ああ、なんか懐かしいな〜この剣の冷たい感触♪

「・・・変体なのね。」
「べ、別に快感を感じてるわけじゃねえぞ!!俺は唯・・・」

プシュ♪

「・・・は〜い、僕良い子にしてま〜す・・・」
「はい♪」

素敵な笑顔で少し食い込んでた剣を引っ込めてくれる小竜姫様♪
笑顔が眩しいけど・・・その笑顔のままで剣についた僕の血を拭くのはやめません?

「それじゃあねタダオ!」
「ちゃんと体調整えとけよ坊主?」
「それじゃあ明日・・・ね。」

俺とヒャクメがアホな事している間に、ジーナさんとフィオちゃん、そしてカーチスの3人はいつの間にか部屋から消えていた。
・・・ま、幽霊だしいちを・・・別に不思議じゃないな。

「私達も出たほうがよろしいのかしら?」
「できればそう願いたいのね。」
「盗聴器を仕掛けても無駄だぞ美神美智恵?」
「わかってます・・・それじゃあ行きましょう。」

そう言って隊長達も引き払い・・・

「あ、これ使えば逆天号:改に連絡できますんで!!今日はそこに泊まってください!!」
「あ、ありがとう横島君。」

俺は引き払おうとした隊長に通信鬼をほおり投げて渡した。
これで隊長と小鳩ちゃんは逆天号:改に泊まるだろう。

西条と神父は・・・まあ逞しいから野宿でも「私達もいいかね横島くん?」・・・させるわけにもいかんか。

「どうぞ・・・と言っても男の部屋は俺とカオスの所しかないんで、俺の所に泊まってください。」
「悪いね横島くん・・・」
「どうせ神父のことだから、宿泊費なんて持ってないでしょ?」

・・・どうやって来たかも謎なんだけどな。
とりあえずこれで、「僕は・・・」「お前は金持ちだろ?」

あーーうぜえ!!さっきから話ができなくて小竜姫様達を待たせとんのに!!

「もういいからさっさと行け!!」
「悪いね横島くん♪」
「気持ち悪いからお前は音符つけるな!!」

はあ、はあ、はあ・・・やっとこれでこの場には俺と小竜姫様達だけになった。
やっと話が進める。

しかし話ってなんだろ?愛の告白か?

なんて俺が思っていたら・・・小竜姫様達からの第一声に、俺はめちゃめちゃ驚いた。


「・・・旅を・・・止めてくれませんか?」
「正直な話・・・お前達の旅に神族、そして魔族の上層部は迷惑している。」
「ちょっと違うのねワルキューレ。実際は、神族と魔族を混乱に陥れる可能性があるってことなのね。」


鎮痛な面持ちでそう告げてきた3人。
俺は・・・どうしよう?


{あとがき}


やべ・・・遅れた・・・義王です。

・・・オンラインゲームにハマってこんなに遅く・・・皆さん覚えてますか?

うわ〜今回美神達久しぶりに出したけど、台詞すくねえ!!
一言二言で終わってるし・・・


さて、此処でゴタゴタ抜かしてもはじまりません!!
サクサクとレス返しいってみよう!!


>キリアス様

カッコイイ横島ってのが伝わってるみたいなので一安心しました。
横島は・・・まあいわば大樹の息子ですし・・・似る所は似る・・・
でも横島だから、微妙に違う・・
っとそんな事考えてます。

>柳野雫様

厄珍は唯のスピーカーとして動いてもらったわけで、出番は次回っす。
フィオやジーナにルパンダイブ・・・さすがに横島でも無理です。
でもやる事はやってます(除きとか)

>へのへのモへじ様

もし、モへじ様が紅の豚とのクロスをお書きになるんでしたら、是非書いてください。
僕はこの紅の豚が大好きでクロスさせたわけですが・・・やっぱ他の人がクロスさせたのも見てみたいわけですよ。

>シシン様

あ、俺も其処が一番のお気に入りッス!!
なんかこう・・・想像して・・・青春だ!!みたいな・・(まるで愛子だな俺)
なんか大人になってこれを聞いたら共感できるモノがありますからね

PS タバコとお酒・・・飲みすぎ吸いすぎには注意しましょう

>ユンカース・ユモ213様

え〜歴史は全然調べておりません!
めんどいし・・・ちゅうかこれ紅の豚ですよ?現実の歴史とマッチさせてどうするんですかいったい!?歴史上豚が飛行艇を飛ばした事実なんてありません!!

エンジン出力がどうのとかは、ただたんに映画のパンフレに記入されていたのを書いただけですから!!しかもなんとなく!!

シュナダーカップで優勝したのはドゥーなんちゃらって・・・
これは紅の豚とのクロスで、その世界でシュナイダーカップと呼ばれてる大会で優勝したのはカーチスに乗ったカーチスなんだから・・わざわざ調べたのか、それとも知っていたのか知りませんが、それ意味ないッスよ?
まあ確かに前話の津波の件は俺のミスっすけど・・・別にミスしてもいいじゃん?
人間なんだし?これから気をつけようって思ってます。


はい、それではレス返し終了!!

次回にまた会いましょう!!

シーユー♪

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル