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▽レス始

「旅の途中 赤と青の飛行艇 第3話 (GS+紅の豚)」

義王 (2005-06-17 20:45/2005-06-17 20:54)
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{話を進めるその前に}

◇マークの後に、♪マークが入ってる箇所があります。
もし、「紅の豚」のエンディングテーマ「時には昔の話を」を流せるのでしたら、是非BGMに流してお読みください。あ、あとゆっくりと・・・心を落ち着かせて読んでくれたほうが、しっくりとくると思います。

少し注文が多くてすみません。


それでは、スタート


前にフィオがポルコの飛行艇を改造した時には、沢山の親戚が集まったらしいけど、今回はたった3人。
さすがにその親戚達は成仏しちまってて、下手したら転生してるかもしれないぐらい昔の話だからな。
その時は、ポルコの飛行艇のエンジンも変えたらしいけど、今回はそれは無し。
今時代のエンジンなんか使ったら、性能の差がありすぎて勝負が台無しだ。


「つまりフィオの腕の見せ所って事か。」
「まあね♪」
「で、その後は俺の番ってわけだ。」

エンジンを弄くらず、艇だけを改造して艇の性能をアップさせる。

「それじゃあまずは・・・私が描いた設計図通りに木材を切っていって!!」
「「イエッサー!」」

俺とカーチスは、フィオに指示されながら木材を切っていく。
・・・ところで、こいつ等は幽霊で、当然飛行艇も幽霊飛行艇ってわけなんだけど、この木材はなんなんだ?
何故幽霊飛行艇の改造に扱える?

ギーコ、ギーコ、ギーコ

ノコギリで切っているこの木材。切ってる感触は普通の木材を切ってるのと変わらないし・・・いったい何なんだろこれ?

「なあ?この木材って何処で「秘密」 返答早!?」
「坊主・・・女性ってのは謎が多いほど魅力的なんだぜ?それを聞くのは野暮ってもんだ。」

ウイイイインン!!
 ガガガガガガガガガガガ!!

回転ノコギリに木材を滑らせながら、そう答えるはカーチス。
いや、女性の秘密じゃなくて、木材の秘密なんだが・・・

「あ、あのなカーチ「しつこい男は嫌われる・・・モテル男の条件その3だ。」」

この1週間でカーチスは『モテル男の条件!』を、その2まで教えてくれえた。

1 顔が良い

あたりまえだってーの!!

2 気遣いができる

・・・俺って該当してんのかな?

で、今教えてくれたので3つ目なのだ。
なんでもカーチスが言うには「上位三位までを守ってれば、おのずとモテてくるさ・・・俺みたいにな。」だそうだ。

ちなみに続きは追々と教えてくれるらしい。
これまたちなみに言うと、この『モテル男の条件!』は、10まであるらしいぞ。

「ほら、無駄口叩いてないでさっさとやんないと、予定過ぎちゃうわよ?」
「「ウッス!!」」

とりあえず木材の事は気にしないでおこう。
こういうのは気にしたら負けだ。
フィオの言葉に俺とカーチスは気合を入れなおし、せっせと作業を進めていった。



旅の途中 赤と青の飛行艇 「時には昔の話を」


「それじゃあ関係者並びに金ズル達に知らせに行くぞ!!」
「「「おおーーー!!」」」
「三途の川をクルーザーで渡るぐらい金を設けるぞ!!」

「「「おおーーーーーー!!」」」


とある島で叫ぶ野郎達。
ここは空賊マンマユート団の隠れ家である。

空賊連合にはいちを会長というしきり役がいるのだが、何故かここのボスが仕切っている空賊連合。
ボスの命じるままに、空賊連合の他の空賊達はそれぞれに命じられた役目を果たしていて、此処のボスが今からやろうとしている役目は、客集め。

「し、しかしボス!昔の金ズル達は皆とっく成仏しちまってこの世に残ってないんっすけど!!」
「馬鹿野郎!!あの世から引きもどしゃあいいだろうが!!」
「できませんって!!」
「だったら今生きてるやつらで、このカーチスとカーチスの弟子の関係者、それに豚の関係者を集めればいいじゃねえか!!」
「し、しかし・・・」
「しかしもカカシもねえ!!てめーら幽霊なんだからそれぐらいしやがれ!!」

ダダダダダダダダダダダダ!!


「わ、わかりましたよ!!」
「行くぞおい!!」


ババババババババ!!

ボスのマシンガンにビビり、急いでタボアセに乗り込み、艇を飛ばす子分ども。
それを見てボスはマシンガンを止め、飛んでいく自分の飛行艇を眺めている。

タボハセ

単発金属艇。
構造重量過大にしたため、運動性不良。
エンジン ロールス・ロイス・イーグルW水冷12気筒V型を2台。
360馬力×2。

幾度と無く、こうして死んだ後も豚に穴を空けられたこの艇。
その度に修理し・・・船を襲い・・・・また豚に壊され・・・・また修理。
数えるのも億劫になる。

だが、彼は死んだ後も、俺達を乗せて飛んでくれた。
馬鹿みたいに、何度も豚にやられる俺達を・・・。

「・・・・・あの世いっても引きづり回してやるからな。」

乗り換えようなんて思った事はない。
戦争から帰ってきて、職を失い、それから空賊へ。
長い・・・死んでからも付き合ってるから、本当に長い付き合いの艇。

今更別れる?
考えた事もねえ!!あの世行っても、たとえ神が俺達を引き離そうとも、・・・いや、そうなる前に神の宝を奪ってやる!!(そして逃げる)

今思えば子分たちも長い付き合いになる。
同じく職を失った馬鹿野郎ども。

同じ境遇のこいつ等を拾い、子分にして早・・・何年だ?
死んでからと言うもの、時間の感覚がねえからわかんねえぜ。
それでもジーナの店が開く時間はわかるんだがな。

「まあいい・・・あいつ等は俺の子分、死んだ後もこうして引きづり回してやる!」

考えるのはめんどうだ。
今日はちょっと・・・ほらなんだ・・・

「こっちでの最後の仕事だからな・・・こういう日だってあるんだ俺にもよ・・・」

誰に言ったいいわけかなんて、自分でもわからない。
ただ、飛んでいく自分の艇を眺め、ふっと思った事・・・ただそれだけ。

「・・・・こっちにいるのも後わずか・・・か・・・」


しゃがれた声で、そう呟くボス。
彼の目には、昼間でる月が写っていた。



さてさて豚とカーチスの弟子(横島)の関係者を集めて来いと命じられたマンマユート団下っ端達。
豚とアメリカ野郎は、ムカツク事に飛行艇乗りの間では伝説なので、この2人の関係者は少ないかも知れないが、一目みたいって輩は沢山集まるだろう。(飛行艇乗り中心)
だが、問題はカーチスの弟子の関係者。

「なあ、こんだけ集まんなら、呼ばなくていいんじゃねえのか?」
「でもボスの性格からして、カーチスの弟子とやらの関係者も呼ばねえと文句言うんじゃねえの?」
「そら知り合いが舞台に出てるんだから、呼ばねえと可哀想だし・・・」

義理堅いボスである。
カーチスの弟子(横島)が舞台に出て俺達が設けるんだ、知り合いぐらい呼んでやるが筋ってもんだろ!なんて言うに違いない。

っと、勝手に手下どもは予想。
しかし、こいつらに横島の情報は無い。
あるとしたら、アメリカ野郎と豚が気に入ってるぐらいだ。

「・・・他の空賊は何かしらないのか?」
「さあ、日本人だって聞いたけど。」

情報追加 日本人
だが、まだ情報は足りない。

「ううう、ボスに怒られる・・・」
「馬鹿、弱気になるな!!」
「し、しかしどうしよう・・・・」

足りない情報。
本人すら見ていないのに、その関係者を集めて来いなんて無茶がある。
だけどボスの命令は絶対で・・・。

「豚に聞いてみるか?」
「んなこと出来るか!!」
「じゃ、じゃあ・・・・」

どうやって横島の関係者を集めるかを必死になって考える手下達。
だけどいい案が浮かばず段々と諦めモードが入ってくる。

「・・・・ボスに謝るか?」
「・・・そうだな・・・」
「はあ、怒鳴られる・・・」
「お前言えよ。」
「い・や・だ!!お前が言え!!」
「な、なんで俺が!?お前言えよ!!」
「絶対に嫌だ!!」

こうして喧嘩までし始めて、誰もが諦めたその瞬間!

「あ・・・」
「どうした!?」
「・・・・燃料切れだ。」


艇の燃料が切れた。


「「「なにーーーーー!!」」」

「すぐに予備を!!」
「わ、わかった!!」


すぐさま予備の燃料を入れ、ほっと一息。
だけど予備ってのは大切で、すぐに買いに行かねばならない。

だが、幽霊艇の燃料なんて簡単に手に入るはずもなく、こいつらはある場所に電話した。
ちなみに電話は近くの町で、普通に公衆電話からです。

「あ、すんません・・・マンマユート団の・・・」

とある店に通販で燃料を頼むマンマユート団。
此処の通販は頼めば10秒で届けてくれる凄い店。

前はそうじゃなかったのだが、なんでも此処最近『知り合いの坊主の彼女の発明品を買ったおかげで、何処にでも10秒で品物を届けれるようになったアルよ』との事。

「あ、はい・・・そうそういつもの一番安い・・・え?ちょっと高いっすよそれ?」
『文句あるなら買わないで良いよろしいね!』
「ああ、わかりました、わかりましたよ・・・そんじゃすぐに・・・」


電話で交渉成立。
そしてその10秒後に、品物を台車に乗せたチビでちょび髭の親父が手下のすぐ隣に現れる。

「ほい、注文の幽霊艇燃料アルよ♪」
「たく・・・最近足元見すぎですよ・・厄珍さん。」


親父の名は厄珍。
ルシオラの発明品を買ったために、いまじゃ世界中何処でも10秒配達をしているお店の亭主である。



「それでね、ポルコにキスしたんだけど・・・」

ぶぅーーーーー!?
×2

「「キスーーー!?」」

晩飯時の団欒で、それぞれの昔話をしていた横島達。
フィオはポルコと共に、ポルコの隠れ家で一晩明かした事を話したのだが、上記の一言でカーチスと横島は口の中のモノを噴出してしまい叫んだ。

「うん、だけど魔法はとけなかったわ。」
「そ、そんな蛙になった王子様じゃないんだからフィオ。」
「私もそう思ったんだけどね、そうしたら魔法が解けるんじゃないかって思って。」

少し残念そうに語るフィオ。
少し空気が重くなってきたと感じた横島は、さっきから、いや、大分前から気になっていた事を、カーチスとフィオに聞いた。

「なあ、なんでポルコは豚なんだ?」
「え?」
「いや、元は人間なんだろ?誰かに魔法でもかけられたんか?」
「あ・・・それは・・・」

横島の質問に、言い淀むフィオ。
(あれ?俺ってまさか地雷踏んだ?)なんて思い始める横島。
そんな2人の横からカーチスが質問に答えた。

「あの豚は人間に見切りをつけたんだよ坊主。」
「見切り?」
「ああ、ヤツは第1次大戦中のイタリアの空軍のエースだったんだ。でも戦争はヤツから親友やなんやらと沢山の物を奪ったからな、エースと呼ばれても嬉しくなかったんだろうよ。」
「・・・・」
「でもアイツはエースで、人間はまた戦争を繰り返しアイツを呼び戻す。で、アイツはそんな人間に嫌気がさして自分に魔法をかけたんだよ「勝手に戦争やってろよ、俺は豚でいいから一人で生きる」ってな。」

戦争を起こす人間。そんな人間に対して「つきあいきれねえ・・・」。
だから自分に魔法をかけ、人間である事を拒絶、拒否した男。

「お前らは勝手に戦争でもなんでもやってろ、俺は豚だから関係ねえ」

人間が人間に見切りをつける・・・なんて悲しく、苦しい事だろうか。
それでも、ポルコはフィオに述べた「お前さんを見てると、人間も捨てたもんじゃねえ」っと。

「フィオの事は気にってるらしいけど・・・どうもまだ人間の事嫌ってるみたいだなその言い方だと?」
「さあな、俺は豚じゃねえから、あの豚の心の中なんて知らねえよ。」


ガタ

そこまで聞いたフィオが、急に立ち上がり、「私、もう寝るね・・・お休み♪」と言って、部屋を先に出た。
飯は・・・・全部食ってる。

「・・・・・関係ないけど、カーチス結構ポルコの事知ってんだな?」
「けっ!そりゃ長い付き合いだからな・・・俺も戦争に行ってたし、豚の思う所ってのはわかるんだよ。」
「あれ?さっき俺は豚じゃないからって言ってなかったか?」
「そりゃ豚になってからの事だ。あっちはイタリアのエース。こっちはアメリカのエース。イタリアのエースの事ぐらいチェックしてたさ。」
「ふ〜〜〜ん・・・」
「戦争なんてなんも生みはしない・・・いや、生むのは怨みや悲しみばっかりで、苛立つ事ばかりだ。」

そう言うカーチスの呟きは、まるで戦争を経験してない現代の子供達に、戦争の愚かさを教える戦争体験者達のように、真剣で、悲しい顔だった。

(少し口が・・・酒に酔ったかな?)
「さて、話は此処までだ坊主・・・明日も作業はあるんだし、俺はもう寝るぜ。」

そう言ってカーチスはビンの中に入っていた酒を「寝酒だ」と言って、自分の寝泊りしている部屋に向かい、横島は1人・・・


「・・・俺が皿洗いかよ・・・」

なんて呟いて、結局皿洗いをして、自分の寝泊りしている部屋に戻った。


◇♪


夜中、トイレに起きた俺の耳に美しい女性の歌声が入ってきた。
声からして、歌ってるのはフィオちゃん。


キイ・・・


外に出て声の主を探す。
外の空気はとても冷たく、少し肌寒い。
霧も少し出ているな。

空には三日月。
その月の光りで、少しばかり浮いている雲が照らされ、夜なのに確認できる。
どぶ川も月の光りのおかげで輝いている、この時だけはどぶ川でない。輝く川だ。

そしてフィオちゃんは、その輝く川に架かる石の橋の上で、歌っていた。
調度俺の位置からはフィオちゃんのバックに月が来ていて、幻想的な一枚の絵を見ているような錯覚に俺を落としてくれる。

輝く川にフィオちゃんの影・・石の橋の上にフィオちゃん・・・フィオちゃんの後に月・・・

さっき言った事は訂正だ。
こんなに綺麗なのは、どんな画家だって描けやしないだろう。
俺はその綺麗な・・・絶対に誰も描けない絵を、たった一人堪能した。

「・・・あ。」
「まだ寝てなかったのかフィオちゃん?」
「うん・・・ちょっとね。」

俺に気づいたフィオちゃんが、歌を止めてしまう。
もったいない。

「いつから聞いてたの?」
「さ、さあ・・・」
「もう、恥ずかしいなぁ・・・」

実際自分でもいつから聞いていたかなんて覚えてない。

1時間?1分?1秒?

俺は少し苦笑いしながら、橋の上にいるフィオちゃんの横へと移動した。
フィオちゃんのバックから月がずれるが、それでもフィオちゃんの顔には月光があたり、また別の美しい絵を俺に見せてくれる。

「さっきの歌ね、ジーナさんが教えてくれたの。」
「ジーナさんが?」
「うん・・・前に会った時にね、ジーナさんがお店で歌ってて、私がそれを気に入って・・・」

歌の内容は、友人と昔話をしているような詩で・・・ああ、ジーナさんはきっと、ポルコとの事を思いながら歌ったんだろうって俺は思った。

「練習してるんだけど、中々上手くいかなくて・・・」
「そんな事ないよフィオちゃん、さっき上手だっだよ?」

俺とフィオちゃんは、そんな他愛無い会話を少しして、話はポルコの事へ。
ポルコの事を喋ってるフィオちゃんは、時たま悲しい顔をするけど、やっぱ生き生きしていた。

「ねえ・・・ポルコってまだ人間嫌いなのかな?」
「・・・・」
「前にさ・・・言ったんだよ「人間も悪くない」って、私に・・・」

それは・・・フィオちゃんが近くに居たからでしょ。
フィオちゃん見てたら、どんな奴だって、そら魔族でも神族でも妖怪でもそう思うような気がする。
そんだけ、フィオちゃんには人間としての(もちろん女性としても)魅力があって、魅力が溢れていた。

「俺ってまだポルコの事、よく知らないんだよな。」
「え?」
「いや、俺とポルコって、1回しか会った事ないし・・・」

ジーナさんから依頼を受けた日。
もう1週間とちょっと前の話だ。

「でも、これだけは言える気がする・・・ポルコは人間嫌いじゃないよフィオちゃん。」
「・・・・」
「じゃないと、ジーナさんにも、フィオちゃんにも・・・カーチスや空賊の奴らにだって姿を現さないと思う。」
「・・・そうかな?」
「うん、きっとだけど、俺はそう思うよ。」

それに・・・俺はこう思うもん。

「ポルコは人間だよ最高の、それこそ人間の姿している最低な奴よりもね。」
「じゃあなんでポルコは魔法をとかないの?」

俺のいきなりの言葉に不思議に思わず、首をかしげて俺を見るフィオちゃん。
・・・・少し反則だよその顔。

////
「どうしたの?」
「ん、いや・・・でだ、なんでポルコが魔法をとかないかと言うと、それもきっと、ポルコが最高の人間だから・・・かな?」
「?」
「最高の人間だから、最低な人間と同じ種族・・・つーか同じ人間である事を我慢できずに人間である事を止めた。でも人間にもいい奴がいるってを、フィオちゃんやジーナさんを通じて知った。」
「・・・・」
「多分その2つが・・・ぶつかってるんだと思う。」

俺は左手の右手の人差し指をぶつける仕草をした。

「・・・そのうち人間にもいい奴がいるってほうが勝つさ。でもポルコは人間の愚かさをモロに知ってるから、勝負は中々つかないんだろうよ。」

「これは全部俺の予想なんだけどね」っと、俺は付け加えといた。
俺の言葉を聞いたフィオちゃんは少し黙り、またすぐに口を開いた。

「・・・・なんでタダオが勝負するの?今の話だと、それってポルコの回りにいる私達の仕事みたいだけど?」

ま、確かにそうかもしれない。
ぶっちゃげ俺は部外者だからな。

「さあ?」
「さあって・・・」
「ジーナさんから依頼があったんだよ。「ポルコと勝負してくれ」ってね、多分ジーナさんには思う所があるんじゃないの?」

勝負に勝ってくれって言われてるわけじゃない。
つーことは、ポルコを成仏させてくれってわけじゃないって事だ。

「よくわからんけど・・・まあ、あんだけの美人から頼まれたんだ、俺はポルコと勝負するよ・・・出来るだけ、いい勝負をね。」
「ふふふふ・・タダオらしいわ。」

笑ったフィオちゃんの顔・・・それも反則だぜフィオちゃん。
お兄ちゃん、ドキドキするもん。

「じゃあ私からもお願い・・・聞いてくれる?」
「さっき言ったろ?美人のお願いは何でも聞いちゃうのが俺なんだ。どうぞお姫様♪」

・・・やべ、カーチスに似てきたか?

「ふふふふ・・・それじゃあ・・・」

チュ♪

「え・・・」
「やるからには、勝ってよタダオ!・・・
お休み!」

・・・・俺はほっぺに残るフィオの唇の感触を・・・手でさすりながら・・・・フィオが走り去るのを・・・

俺は18・・・もうすぐ19。
相手は幽霊だけど14歳で・・・ロリコンじゃないんだけど、この胸の高鳴りは押さえようがなかった。


{あとがき}


・・・・これ横島か?  義王です。
な、なんか段々と・・・ま、まあいいか、そのうちギャグに引きずり戻してやる。
なんて心に誓いをたてています。


さて、レス返し行きますか!!

>良介様

奴らは死んでも変わりそうもなっすもんね♪
なんとか良介様を泣かせるよう、頑張りたいと思います♪

>シシン様

祭りは大好きっす。
で、その後の名残惜しさもね♪
その祭りの名残惜しさ・・・なんとか皆様にお伝えできるよう頑張ります。

>キリアス様

最後豚から人に・・・ってエンディングは秘密です。
もうすでに考えてはいますけどね♪これぞ紅の豚!!って俺が思う奴を♪

>柳野雫様

最高に良い奴らとの別れは、どんな世界でも切ないものです。
祭りの終わり・・・見事にドンチャン騒ぎさせて、綺麗に終わらせたいと思います♪


さて、レス返し終了

それではまた次回に!!

シーユー♪

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