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「新極楽世紀“超”番外編・華麗なる週末(GS)」

おやぢ (2005-06-17 00:36/2005-06-17 17:29)
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やや高めのカウンターにイス。
照明はやや暗めのため、カウンターの正面にはネオン管が色鮮やかに浮かんでいる。
現在は、金曜日の20時。
仕事を終えた人々が、週末を楽しむために集まっている。
そういう週末を楽しむ人の中に、NERVオペレーターの人たちもいた。

「「「おつかれさま〜」」」

グラスを合わせるピート、トラキチ、アイコ。
ピートは700歳を超えてるし、アイコは人間ではないし、トラキチはツラがおっさんだからなんの問題も無い。
↑なんかどこか微妙に間違えているような気もするが、気にしないしない♪

「今週もキツかったわね〜。労働基準監督所の査察なんか気にしない職場で、残業手当も無く健気に働く・・・青春よねぇ。」

そんな青春なんかいらんわっ!!!という声があちこちから上がりそうなのを無視してアイコは、グラスに口をつけた。
机を背負った姿が、かなり場には不似合いである。
思いっきり浮いていた。

「そうですノー。シログナイフが逃亡するなんて不祥事を、公表するワケにはいかんですからもみ消すのに苦労しタケンノー」

シログナイフ逃走・・・いくら元気が売りでも、生身で溶岩の中は辛かったようである。
武器開発費の7割がご機嫌伺い用の肉に変わったのは、NERVという組織の暗黒面を象徴する出来事であった。
トラキチはグラスの中の琥珀色の液体を、ぼんやりと眺めながら思い返していた。

「でも今週は使徒がこなかったですから、比較的通常業務に近かったですね。」

とりつくろったようなセリフを吐くピート。
口の切れそうなクリスタルグラスに注がれている酒は
“美少年”
自分が美少年だといいたいのか?それとも美少年を飲むという事に固執しているのかは定かではない。
BARで机を背負った女・吸血野菜男・クマドリおっさんという見るからに怪しげな3人組は、それなりの週末を過ごしていた。
ふいにアイコが口を開いた。

「そういえば・・・司令たちは今頃どうしてるのかしら?」

「今頃、どこかで飲んでるんじゃないですか?」

「おねーちゃんはべらかして、“これも仕事ジャ〜〜〜!”なんて言ってたりしてノー。」


同時刻・・・某高級クラブ。


「これも仕事のウチなんだよっ!!!!」

両手に店の女の子を抱え、両手に花状態のダイキがご機嫌そうに言った。

「横島・・・あまりハメを外すなよ。外部に必要以上に情報を漏らすのは関心できんぞ。」

グラスに入った水割りを飲みながら、唐巣がポツリと呟いた。
なぜかこういう時だけ、上手い事合流している西条。
さりげなく、隣に座った女性を口説きに入っている。

「ところでお客さんたち、お仕事は何をなさっているのかしら?」

こういう店では極当たり前の会話だ。
唐巣が横島に目で合図する。
正体を明かすな・・・と言っているのだ。

「私たちは医者ですよ。」

理知的な微笑みを讃えながら、ダイキが言う。
このおっさん、いいかげん訴えられてもおかしくない。

「お医者さんなんですか?何科です?」

医者はやはりモテるらしい・・・ダイキの試みは当たった。

「私は外科です。そして彼は・・・・」

西条の方を向いた。

「産婦人科です。毎日が極楽だといってます。」

口に含んでいた酒をリバースする西条。

「あは・・・あは・・・困った時はいつでも呼びたまえ。」

自分なりにフォローをしたつもりだが、独身と思える女性に産婦人科で困ったときって・・・・

「そして彼は・・・・・・・・」

唐巣の方を向くダイキ。
頼むから変な科にするなよ・・・・目でダイキに訴える唐巣だが、ダイキの目は怪しげに光っている。


「イタコです。」


なぜ病院にイタコが???
それってかなり危ない病院ではないだろうか?
思いっきり怪しげな目を向けられる唐巣。

「いや病院はやはり霊の溜まり場だから、私のような者も必要なのだよ。」

唐巣は心の汗を流しながら、眼鏡の位置を直した。

「そういえば、明日のオペは何時からでした?」

西条が、ダイキにネタ振りをする。
これ以上とんでもない事を自分に振り掛けさせないための防御策であった。

「え?明日オペなんですか?オペっていったいどんなオペです?」

予想通りの事を言ったホステス。
さぁ・・・ボロを出しやがれ・・・・
こうなったらもうタダの足の引っ張り合いである。

「明日のペペは2時からだったね。確か“アレルギー性肛門カタル”」

ペペって・・・それペペ〇ーション?
今どきペペっていう奴いるのか????
まぁおっさんの飲み会ですから、仕方ないといえば仕方ないのだが・・・
女の子たちは意味が判らないで、関心している。
西条と唐巣は、“さすがにそれはマズいっしょ・・・”という呆れの目で、ダイキを見ていた。

「あの〜“ペペ”ってなんです〜〜〜〜?」

某式神使いに良く似た女の子がダイキに訊ねた。

「ペペというのはね、手術前にリラックスするために使うものだよ。」

妙に優しい顔でダイキが言った。

「そうなんですか〜〜〜?」

「そう。手術前に必ず使うものだからオペの事をペペという人もいるんだ。」


ウソです!!!!!!!
そんなこたぁ〜絶対にございません!!!!!!

「へ〜〜手術前にしか〜〜〜使わないんですか〜〜〜〜?」

「いや、リラックスするために通常でも使ってかまわないんだ。君に試してあげようか?」

とんでもない事をいっているのだが、エロ顔を表情にだしてないために気付かれていない。ここが息子との差である。

「え〜〜診察してくれるんですか〜〜〜??それって〜〜どんな感じです〜〜〜〜?」

「そうだね・・・かなりリラックスできるよ。それに今まで逝った事のない世界を経験できるよ。」

グラス片手にポーズをとるダイキ。
見てくれはホストだが、言ってる事は単なるエロ親父である。
唐巣も西条もすでにツッコむ気は失せているようである。


  ----- そして3時間後 ------


あいかわらず両手に花で、エロネタ爆発しているダイキ。
店が終わった後、お持ち帰りを画策しだしている。
西条は、一人に絞り2ショットを決め込んでいる。
お相手は、今どきボディコンの派手目な女性だ。
まだ令子に未練があるのか???諦めろ!!!!主人公には勝てないぞ!!!
そして唐巣は、俯きながら一人で飲んでいる。
ふとその様子に気付いた某式神使いに似た女性が、ダイキに話しかけた。

「イタコの先生〜〜〜〜寂しそうですよ〜〜〜〜〜」

「寂しいそうなのは、彼の髪だけで十分だよ。ギャッハッハッハッハッハ」


どこから反射したのか判らないが、鋭い光がデコに走った。
唐巣は内ポケットに手を入れ、長さ3mの2又の槍を取り出した。
国際機密の“ロンギヌスの槍”である。
左手で酒を飲みながら、右手のスナップだけで長さ3mの槍をダイキ目掛けて投げつける。

「どわーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

涙と鼻水を流しながらかろうじて直撃は避けるが、背広が槍にひっかかりそのまま壁に縫い付けられた。

グラスの中身を飲み干しテーブルに打ち付けると、ブランデーの瓶を片手に立ち上がる。
揺らめきながら立ち上がるその姿は、幽鬼のようであった。

「私の髪が寂しいだって?・・・・・・・・・・・それは


あんたらと美神一族のせいだろが!!!!

酔っ払っているみたいだが、正論である。
百鬼夜行の如くダイキに駆け寄ると、鼻の穴に指を2本突っ込んで往復ビンタを敢行した。

「おまなんかな!おまなんかな!!年上の高めの嫁さん貰ってるくせに浮気しまくって、お前の血を濃く受け継いだ息子がま〜〜〜た似たような感じになっちゃって!タダでさえ性格ひん曲がってるレイコ君の性格をよけいにひん曲げちゃったじゃねーかぁ〜〜〜〜!!!俺の髪の毛どーしてくれるんだーーーーーっ!!!

結局、髪の毛返せといいたいらしい。
唐巣の暴走をまったくシカトしている西条。
今晩の相手を口説くのに夢中である。

「そこのパセリ野郎っ!!!(添え物といいたいらしい)」

首が180度回転し、西条に怒鳴りつける唐巣。
人間ですか?あんた??

「とうっ!」

磔のダイキの場所から、西条のいる場所まで約10m。
そこをその場でのバック宙で飛んでくる


・・・・・・・・・・はずだった。
高く飛びすぎた唐巣は天井に顔面をぶつけて落下し、勢いがつきすぎていたせいもあり、急ブレーキのような音を頭でたてながら西条の元へたどり着いた。

「か・・・唐巣副司令?」

恐る恐る西条は、倒れている唐巣に手を伸ばす。

「嫌味かぁ〜〜〜〜!そのロンゲは私に対する嫌味なのかぁ〜〜〜〜〜〜!!」

顔面血だらけで、西条の目の前に顔を突き出す唐巣。
ほとんどゾンビである。

「イタコさん・・・・大丈夫?」

西条の隣にいた女の子が心配そうに、唐巣に言った。
優しい娘である・・・・・・・
これで大魔神と化した唐巣の怒りも収まったかに見えた。
駄菓子菓子!!!!!!!!


酔っ払いに理屈は通用しません!

「どーせ私はイタコですよ!!!!!」

それは頭と顔面から吹き出ている血なのであろうか、それとも血涙なのであろうか?それを確認するのはすでに不可能であった。
唐巣は、内ポケットから10枚の御札を取り出した。
しかも使用済みの・・・・

「交霊しまーーーーーす!!!」

10枚の御札をまとめて引き裂く。

「それ交霊じゃないですよ!!!!!」

西条があわてて止めに入るが、すでに遅い。
破られた御札から、封印した悪霊が飛び出した。
唐巣を台風の目のようにし、暴れ回る悪霊たち。

「ふ・・・・・・・・・・・・・ふぇ・・・・・・・・・・・・・」

「え?」

悪霊をシバいていた西条は、聞き覚えのあるフレーズを耳にした。

「ふぇ・・・・ふぇ・・・・・・・ふぇ・・・・・・・」

「えーーーーー!!!まさか!!!!本物だったのか??」

西条は、あわてて泣き出しそうな女性の下へと走る。


「ふぇっくしゅん!!!!!!」

くしゃみと同時に、器用なコケ方をする西条。

「こんな時にくしゃみなんかしないでくれーーーーーっ!!!!」

西条が女の子に怒鳴りつける。
さすがにこんなときまでは、“エセ紳士”ではいられないようだ。
西条に怒鳴られ、女の子は俯いてしまった。

“しまった・・・いい過ぎたか?”

西条は女の子に近寄った。

「西条さんの・・・・・・・・・」

ん???


“俺、名前言ったか?”


言ってません。
ちなみに“西条”の名前は誰も言ってません。
それを知ってるって事は・・・・・・・・


女の子は涙目で西条を睨んだ。


「西条さんのばかーーーーーーーーーーーっ!!!」


飛び出す式神。
ゲスト出演の六道冥子ちゃんでした。
式神の直撃を受け、縦回転で飛んでいく西条。
高級クラブだった場所は、戦場と化していく。
ダイキはロンギヌスの槍から逃れると、携帯を取り出しNERVに緊急の電話を入れた。

「緊急事態だ!!!!シナリオ外の使徒が出現した!!」

『しかし・パイロットの召集・難しいです』

「かまわん!!!ダミーぶち込んで早くよこすんだ!!」

『イエス・Mr横島』


初号機リフトオン。


ダイキさん。
なにか忘れてはいませんか?


初号機の中にいるの誰でしたっけ??


「なにやってんの?あ・な・た」


すでに半分ガレキと化したクラブに、現れた百合子IN初号機。

「唐巣が暴れまわって手がつけられん!!どうにかしてくれ!!!!!」

慌てふためきダイキは、初号機を見上げながらそういった。
悪霊が暴れ回る中、唐巣は壁が崩壊したところから月に向かって吠えている。

「かんばーーーーっく!!!まいヘアーーーーーーーーーー!!!!」

初号機の肩がいきなり開いた。


「アオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」


「シロちゃん、仲間じゃないから吠えなくてもいいのよ。」

初号機IN百合子が肩のナイフにそういった。

「そうでござるか?・・・・・・・ん?」

自動的に動くシロッグナイフ、なにやら発見したらしい。

「式神が暴走してるでござるな。冥子殿か??・・・・・・お〜〜〜〜い冥子殿」

初号機の肩を飛び出し、倒れている西条のすぐそばに落ちるシロッグナイフ。
惜しい・・・・・あと5cm・・・・・・

「冥子殿、どうしたでござるか??」

呼びかけるシロッグナイフ。
違和感ありありな図だ。


「あ・・・シロちゃん。あのね〜〜〜〜西条さんが〜〜〜冥子の事怒るの〜〜〜〜〜」

「う〜〜〜〜む、それはいかんでござるな。」

巨大なナイフと会話をする冥子。
いくら番外編とはいえ、あまりにも無理ありすぎである。
二人(?)は、なにやら会話を始めている。
式神は冥子が落ち着くと、その姿を消した。
暴走特急唐巣も、酔いが回り過ぎたのかそのまま寝てしまっている。

「ふ〜〜〜〜む、そうでござったか。」

「そうなの〜〜〜〜それで横島のおじさまが〜〜〜〜〜これから〜〜〜“今まで逝った事のない世界”を経験させてくれるんだって〜〜〜〜冥子〜〜〜〜楽しみ〜〜〜〜〜〜♪」

地鳴りがしたような気がした。
大地が震え、月がでているのに稲光が走る。


「あ〜〜〜〜〜な〜〜〜〜〜〜た〜〜〜〜〜」

言い訳など聞きそうにない。
ダイキは走った!!!力の続く限り!!!!
しかし、片手であっさりと捕まった。

初号機は顔の位置まで、ダイキを持ち上げた。

「アナタ♪六道のお嬢様にどんな事を言いくさりやがりましたの?」

「い・・・いやぁ〜〜〜たいした事は言ってないよ〜〜。酒の上での他愛無い会話かな・・・・あはははははは」

乾いた笑いを響かせるダイキ。

「あの〜横島のおば様〜〜〜横島のおじ様は〜〜〜冥子のこと〜〜ペペで〜〜リラックスさせてあげるって〜〜〜〜」

意味の判っていない冥子は、ありのままを説明した。
壊れた機械音をたてて、冥子がいる下の方から顔を上げる初号機。

「そう・・・・・・ペペで・・・・・・・」

「あ・・・・あの〜〜〜〜百合子さん?」

脂汗が全身から吹き出るダイキ。
なぜか初号機が笑ったような気がした。


がぶっ!!!!


「あーーーー!!!百合子ーーーー!!!許してーーーー!!!なんかゴリゴリいってるし!!!」

ダイキを噛み締める初号機。

「御母堂殿ーーーーー!!ENDネタはまだ早いでござるよ〜〜〜〜!」

シロがそう叫んでいるところに、通りかかるオペレーター衆。

「あぁ・・・またやってますね・・・・」

呆れたようにいうピートだが、半分諦めているかのようにも見える。

「これも必要経費から落ちるんでしょ?また上から文句いわれるわ・・・」

月曜の仕事が増えた事にアイコは頭を抱えた。

「まぁ・・・週末の恒例行事ですから仕方ないですジャー」

毎週繰り返される乱痴気騒ぎ・・・第三新東京市の店は客が入らなくても、これのおかげで保険だけで裕福だそうだ。


一方、緊急出動も街の喧騒も一切シカトしている美神家。
とある部屋へ向かう人影。


抜き足・・・・・


差し足・・・・・


忍び足・・・・


部屋のドアにかかる手。
ドアノブが回される。


「なにやってんのよ・・・・ママ!!!!」

照明がつき、マクラを抱えたミチエがレイコに呼び止められた。

「なにって、トイレよ。」

「マクラ持って?」

「マクラ持ってないと落ち着かないのよ。」

「なら、その“極薄”と書いてある箱はなに?」

箱ごとかい・・・・・・

「風船よ。」

言い切るなよ・・・・

「おかしいと思ったのよね・・・夕食にスッポンはでてくるわ、麦茶のかわりにユンケ〇がリッター瓶ででてくるわ、魔鈴のとこの妖しい領収書はでてくるわ、キミキミの冷蔵庫鎖で縛ってあるわ・・・・」

また監禁されてんのか?キミキミ!!!
っていうか、それおかし過ぎだろ?その場で気づけよ。

「そういうレイコこそ、なに?そのカッコ?」

夜中にメイド服、しかもネコ耳・・・なにがあった?美神令子!!

「レイコにはまだ早いわよ、もうちょっと鍛えてから回してあげるわね♪」

「そういう問題じゃない!!!!」

確かにそういう問題じゃない。

「あのさ・・・ママ。なんで横島君なワケ?親父だっているじゃない。」

腕組みしてコメカミに井桁を浮き立たせながらレイコが言った。

「あのね、令子。ままだって好きでやってるワケじゃないのよ・・・仕事のためとはいえ、あなたにはかまってあげられなかった・・・親として、女として、あなたにはいろいろと教えなければいけない事を満足に教えてあげられなかったわ。だから、あなたの相手の横島君にはあなたを苦しませないように彼の方を仕込んでいるの。これも母の愛なのよ・・・・」

「ママ・・・・・・・・」

目を潤ませるレイコとミチエ。

「ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんていうと思うかっ!!!!

レイコの顔が般若に変わる。
猫耳のメイドが般若・・・・・嫌過ぎる。

「チッ・・・・・」

舌打ちするミチエ。

「さもアタシのためなんて言ってるけど、ウソっぱちもいいとこじゃない!!!ただ若い男とヤりたいだけじゃないのよ!!!」

「あら?違うわよ。」

「え?」

「ヤりたいのは横島君とだけよ♪」

「なおさら悪いわっ!!!!!!!」

痴話喧嘩といっていいのだろうか?
親子の会話とはとうてい思えない。

「だいたい親父もいるのに、若い男と浮気して親父に悪いとは思わないの?」

「浮気じゃないもの。」

「・・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・・本気?」

レイコの顔が青ざめた。
母親がライバル、しかも親父と別れて再婚までした日には横島が義父???
そういうのは18禁のSSでやってくれ・・・この壊れ作者では到底無理だ!!!
レイコはかなり失礼な事を思った。


「あんたが食う前に、味見するだけ♪」

「もっとタチ悪いわーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」

隠し持っていたムチを、ミチエに振るうレイコ。
それをヌンチャクで受け止めるミチエ。

「なによ・・・初体験でムチまで使う気だったの?あんたもかなり変な趣味あるわね・・・やっぱり教育間違えたかしら。」

そういうミチエのヌンチャクは、妙な動きをしている。

「双頭のバイ〇でヌンチャクしているアンタに言われたくないわっ!!!」

どういう使用法を考えていたのかは、謎である。
美神家の女たちの争いはこうして勃発した。


一方、ある意味幸せの中にいるハズの当事者はというと・・・・・

鼻血の海で溺れていた。

若いのに、あれだけ精のつくものばかり与えられた日には、死んでもおかしくないだろう。
ガレキとなった美神家で、死に掛けた横島とキミキミが救出されたのは、それから2時間後のことであった。


「あ〜〜〜〜・・・・美神さん家でまた爆発起こってますね。」

「これも週末の出来事ですノー」

「また月曜の仕事が増える〜〜〜〜〜〜〜〜」

オペレーター3人衆は、週明けの仕事を想像しながら家路へと急いだ。
これもまた、恒例の事らしい。


おしまい。


後書き・・・・・
壊れ作家のおやぢ初の15禁です(爆)
唐巣神父壊れ以外、ほとんど下ネタ!!!!!!
ネタ濃すぎるんで15禁にしました。

補足として、ペペとはローションの事です。
アダルトグッズ販売サイトにいくと、正式名称「ペペローション」で載ってます。←18禁です。
使い方としては、普通のマッサージにも使う事があるかもしれませんが、主に“えっちなこと”の小道具として使用します。迂闊に両親に「ペペってなぁに?」と聞かないようにしましょう。殴られても当方は関知しません。

なお今回は、番外中の番外!!大暴走スペシャルですので、あまりお気にめさらぬようにお願いします。


レス返し・・・遅くなりました(汗)

柳野雫様>
浪漫です!!!!!!!!!!!!!!!>同級生のエセ外科曰く
ちなみにコイツは、混浴露天風呂で女の人と知り合いになり、そのまま内風呂の女湯まで侵入したというツワモノです。いつ3面記事を飾ってもおかしくないな・・・
前回まで神父が目立ってないので、目立たせたつもりでしたが今回は“神父救済期間!”というワケで神父に壊れてもらいました(ヲイ)

早蕨刃渡様>
シロは、ヨコシマ三世、探偵物語?でも目立ちましたからね。
たまにはタマモと代わってもバチは当たらないかも?

MAGIふぁ様>
今回はほとんど下ネタの親父オンパレードでした。
ギャグは進化というより。。。。退化ですね・・・こりゃ(苦笑)
とりあえず暴走神父を書いてみたかったもので(ヲイ)
タマモのセクシーバージョンはほんと見てみたいですね。

黒川様>
今回はミチエ暴走です・・・っていつもか(爆)
ミチエのシモネタが暴走するときは、キミキミは監禁されています・・・彼の活躍を再びお待ちください。

偽バルタン様>
今回はフツーにしゃべってます・・・・ナイフが(爆)
ヒドい扱いは、前回くらいです・・・・・・・・たぶん。

ジェミナス様>
小ネタ完全につきてます・・・今回は、まったく関係ないとこからネタでたんでクロスさせてみました。
まさか自分を切り売りするとは(自爆)
EVAのDVD見るまでしばらくお待ちくださいませ。

Yu-san様>
活躍って言っていいんでせうか?(汗)
横島三世でも、そろそろ無機物ネタでますよ♪

こーめい様>
ほとんど名前だけの思いつきでした(汗)>シロッグナイフ
まさか使徒にするワケにはいきませんからねぇ・・・>シロ
武器ネタっすか???・・・・・DVD見てがんばります。


PS・・・・連続投稿の“唐巣壊れ強化期間”です。
本編とは関係ありませんので、“新極楽世紀”再開までしばらくお待ちくださいませ。

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