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▽レス始

「横島三世3(GS)」

おやぢ (2005-06-13 00:16)
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----横島三世VS(もうしばらく秘密)-----


カフェテリアに、横島、雪之丞、シロがいる。
横島の周りには本が山積みされていた。
今回の獲物“賢者の石”の文献を読み漁っているのだ。

「ファラオが、秦の始皇帝が憧れ求め続けた永遠の命、不老不死の夢は
古代から伝わる賢者の石に秘められているという・・・ふぅ〜んなるほどねぇ〜〜〜」

イスに凭れかかって、雪之丞がワイングラスの中身を口にした。

「お勉強はそれで終わりか?」

「ばっきゃろー!!あの石っころがタダモノじゃねーってこたぁわかっだろが!!
ウソだと思うならホレこれ見てみろ!!!」

本の山を押しのけて、読んでいた文献を雪之丞に突きつけた。

「担がれているのでござるよ・・・・」

「最近、令子はとんでるぜ〜」

「いつもの事ながら無駄骨だったでござるな・・・」

シロはイスから立ち上がると、横島をジト目で見ている。

「ん?シロ。トイレか?」

「とても付き合いきれないでござるよ!帰る!!!!!」

だから一緒に帰ろう・・・・ね♪と目で訴えている。
そのやりとりを見て、雪之丞は呆れたように笑った。
急に突風が吹き、轟音が聞こえた。
横島たちがいるカフェテリアに面した大通りに、戦闘ヘリが低空で現れたのだ。
掃射用の機銃がカフェテラスに向いた。

「ヤ・ヤベっ!!!!」

横島の声を掻き消すかのように、銃声・・・いや連続音が辺りに響いた。
街路樹は薙倒され、カフェテラスのテーブルやイスは原型を留めないくらいに
引き千切られ、近くの建物のコンクリートを削りまくる。
10秒もしないうちに、昼下がりのカフェテラスは中東の戦場と変わらぬほどに
破壊しつくされた。
横島と雪之丞は倒れた街路樹の影から抜け出ると、停めてあったベンツSSKに
飛び乗った。
左足でクラッチを切ったままバックに入れ込み、右足の踵でアクセルを踏み
爪先でブレーキを踏んだままイグニッションを回す。
セルが回った瞬間に踵をちょんと蹴り、クラッチを繋いだ。
ブレーキペダルから足を放し、右足を全部アクセルペダルに乗せた。
ブラックマークを残しながら、ベンツは後ろへ猛ダッシュを始める。
ハンドルをロックするまで回し、クラッチを蹴飛ばしながらサイドブレーキを引く。
ロックしたハンドルを正常の位置に戻しながら、ギアを1速に叩き込んで
クラッチを繋いだ。
スキール音を響かせながら、ベンツSSKはシャンゼリゼ通りを疾走していく。

「やはり令子の後ろに組織有りか・・」

帽子を押さえながら、ワイングラスを片手に持った雪之丞はそういった。
ヘリはすでに真後ろだ。
銃撃を避けながら走るベンツ。

「それもよ・・・猛々しいのなぁ・・・・まぁ本人に比べりゃマシか?」

本人が聞いたら、折檻されそうなセリフを吐く横島。
銃弾がサイドミラーに命中し、跡形もなく消し飛んだ。
渋滞の続くパリ市内で、ヘリから逃げる事は不可能に近い。
とにかく銃の直撃だけは、避けなければいけない。
横島は、ベンツを大通りではなくビルの乱立する方へ向けた。
路地を抜ければヘリはそこを通ることはできないとふんだのだ。
車1台の幅しかない路地にベンツの頭を突っ込んだ。
後ろにヘリの気配は無い。

「おい!!!前っ!!!!」

雪之丞が叫ぶと、路地の出口にすでにヘリが待ち構えていた。
横島は舌打ちすると、ブレーキを底まで踏み込みわざとロック
させたままクラッチを蹴飛ばし、ギアをバックに入れた。
ホィールスピンを起こし、ストレスなくバックに入ったベンツは
再び元来た道へと下がっていく。
通りにベンツのケツを出すと、サイドターンで曲がっていく。

「もう逃げ場はないと違うか?」

「地の底へでも潜るさ。」

横島はそういうと工事中の道へ入っていく。
目の前に工事中の地下へのトンネル。
横島は迷わずそこへ突っ込んでいく。
降りていくというより、落ちていくような感覚でトンネルを降る。
その感覚も長くは続かなく、ベンツに水しぶきがかかる。
トンネルの入り口は下水道への工事用通路だったようであった。

「「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」

大きく息をつく二人。
雪之丞は持っていたワイングラスを下水に落とした。
ワイングラスが水に入る音が響く。
ローダー音が聞こえる。

「「え???」」

二人が振り返ると、狭い下水道にヘリが進入してきた。

「「あああああ???」」

ヘリのローダーは時折トンネルに接触し、火花を散らせている。
こんな狭い場所にヘリで突入するなんて、命知らずもいいとこだ。
ほとんど特攻??
それともたんなるバカ???
横島はいろいろ考えようと思うが、さすがに今の状況では思考は
追いつかない。
下水道を爆走するベンツとヘリ。
この狭さだと逃げ場は無い。

「こうなるんだったら昨日、美神さん襲っときゃよかったーーー!!!」

ワケのわからない悲鳴を上げながら横島のベンツは下水道を走る。
前方になにか見えた。

「ん??」

目を凝らして見ると、シロが八房を持って立ちふさがっている。

「シローーー!!!!カックいい〜〜〜〜〜〜〜〜♪」

ニヒルに構えていたシロは、横島の声を聞いて思わずにやける。
にやけつつ“だったら拙者を襲うでござるよ♪”と脳内補完している。
どうも師匠の悪影響かもしれない。
迫りくるヘリ。
飛び上がるシロ。
彼女の銀髪が風を受け美しく靡く。
八房を抜刀し、空中ですれ違いざま気合一閃振り抜いた。

「またつまらぬものを斬ったでござる。」

なぜか空中でストップモーションがかかり、シロが呟いた。
ついでにカメラ目線も忘れていない・・・・
ヘリは空中で静止したまま動かない。
シロは鮮やかな着地を見せると、すばやく脇へと移動をした。
金属が裂ける音がしたかと思うと、ヘリは8つに分かれ燃料に引火し
大爆発を起こす。
シロの活躍を先の方で停まってみていた、横島と雪之丞はベンツごと
爆風に巻き込まれ飛ばされていく。
爆発の衝撃はかなりなもので、地上のマンホールを吹き飛ばし
上にいた車ごと弾き飛ばした。
爆風で飛んだマンホールから横島が地上へと顔を覗かせる。

「それに比べて、俺たちゃカッコ悪ぃ〜〜〜〜〜〜〜。」

「せんせ!せんせ!!シロはそんなにカッコよかったでござるか?」

横島の次に登って来た雪之丞の頭を踏みつけ、シロが狭いマンホール
を利用して横島にくっついた。

「あぁカッコよかった!役にたったから顔舐めんなって!!」

横島に抱きつき顔中を舐めまくるシロ。
尻尾は最大限に振られている。
尻尾についていた下水が真下の雪之丞の顔に雨の如く降ってくる。

「わっぷ!!やめろこのバカ犬!汚ぇって!!!」

雪之丞の意見はまったく無視して、シロのスキンシップは続く。
マンホールの前に赤いミニクーパーが停車した。
中からは夜叉が降臨している。

「身辺整理しとけっていったでしょ。」

仁王立ちになり横島を見下ろした。

「え?え???」

まったく理解できてない横島。

「先生は美神殿には渡さないでござるよ!」

「五右衛門とルパンの濡場なんて、腐女子以外見る奴ぁいないのよっ!!!
“シロ”グナイフの見返りだからといって調子にのってんじゃないわよっ!!
それはアタシんだかんね!!!

禁句です・・・それ・・・・
というかすでに所有物扱いしている上に、マジにシロと女の争いをしてどーする令子!
相手はまだ子供だぞ!!!

「美神さん・・・」

マンホールから令子を見上げる横島。

「なによ!!!」

「この位置だと・・・丸見えです♪

ただでさえも見えやすいミニのボディコンを下から見上げているのだ。
見えないワケがない。
ちなみに今日は白のレース+ガータベルトであった。
あわてて裾を押さえる令子。
その隙に3人はマンホールからでると、令子を抱えてミニに乗り込んだ。
横島が発進させると、おそらく近くのビルから狙撃を受ける。
近くの路地に入ると、車を停め令子を降ろした。

「俺のベンツ使って下さい。ま、ちっと修理いりますけど♪」

横島はそう言い残してミニを発進させる。

「待たんかーー!!!横島!!!この結婚詐偽師!!!」

誰も結婚詐偽などやってない・・・・
なんで“愛すればこそ”だけで、そこまでいっちゃうのだろうか。
横島の悪影響でも受けたのだろうか?
とりあえず横島菌の影響ということにしておこう。


「バカ野郎!!!なんでとっ捕まえて吐かせないんだ!!!」

雪之丞が横島の首を絞めながら怒鳴り声を上げる。

「足手纏いはゴメンだからさ。」


「「え?誰が?」」

雪之丞とシロは声を合わせた。
美神令子が足手纏いなんて誰が想像できるだろうか。
おそらくこの車にいる誰よりも強い(怖い)人間なのに・・・・
“自分がとっ捕まりそうだから♪”なんて素なセリフはとりあえず
飲み込んだ横島であったが、ここまで否定されるとは思いもしなかった。

「ウソでござるな先生・・・美神殿を巻き込むまいと情けをかけたでござるな。」

ものスゴく不機嫌な顔をして、シロが言った。
さすがに運転中という事で、噛み付くことは自重しているようである。

「そんな事より、後ろ見ろ〜。」

バックミラーに目線を上げる横島。
雪之丞とシロはリアガラスの方を振り返る。
3台のパトランプが後方に見える。
サイレンの音が近づいてきた。

「もっとスピードは出んのですか!スピードは!!」

パトカーに箱乗りして西条は、運転しているフランス警察の巡査に叫んだ。

「待て横島君!どうせならボクの次の赴任予定地のこの地で、
お縄につきたまえ!それが日仏親善のためになるのだ!!!!!」

ボコボコに凹んだ拡声器で西条が怒鳴る。

「お〜お〜妙な理屈だぜ?」

呆れたように雪之丞が呟いた。

「フフフフ・・・・・ここで捕まってアイツの手柄にさせてたまるか!!!
恥かかせてフランスどころか、アラスカ支部にとばしたる!!!」

ICPOにアラスカ支部なんてあるのか?
とりあえず、西条が良い目にあうのが心底嫌いらしい。


横島の操るミニクーパーは高速を避け、郊外へと進路を向けた。
非力なミニに3人乗りでは、小回りの効く道を選んだようだ。
追いつかれそうになりながらも、ミニは山岳道路に入った。
ヒルクライムでは追いつかれそうになるが、ダウンヒルでは
鮮やかに引き離していく。

「このまんま下りばっかだといいんだけどね・・・」

昇り下りで追いつ追われつのバトルは続くかに思われた。

「ん?」

ふいにバックミラーに目をやると、なにか煙が見えた。
煙の次に煙突・・・いやマフラー。
バックミラーで全体を確認できない程のビッグリグ(18輪大型トレーラー)である。
上下車線を塞ぎ、ビルのようなその巨大さを武器に次第に近づいてくる。

「さすがはフランス警察!このでっかいので横島を踏みつけるんですな!」

西条はにこやかに運転している警官に話しかける。
ビッグリグは、パトカーを踏み潰しながら前に迫ってきた。
通常のビッグリグよりもかなり巨大だ。
普通車のパトカーを踏み越えても、まったく揺らぎもしない。
おまけにその巨体のくせに、山道をものともしないその馬力とトルク。
かなりのハードチューンが施されている模様である。

「ちょ・・・ちょっと猛烈過ぎはしませんか?」

踏み潰されるパトカーを後ろに眺めながら、西条の頭には汗マークが
くっきりと浮かび上がっていた。

「なんだありゃ〜をい・・・」

横島はすでに半ベソである。

「あんだけデカいとどーしよーもねぇなぁ。・・・おいシロ、斬るか?」

雪之丞がシロに話しかけるが、シロはぷいっと横を向いた。
まだ令子との言い争いで拗ねているらしい。

「あんだけデケーとマグナムも通用しねーしなぁ・・・」

いまだにアクションシーンの無い雪之丞は別の意味で拗ねていた。
ミニの中でそういう遣り取りが行われている間に、2台目のパトカーが
踏み潰され残りは西条が乗っている車だけとなった。
西条の乗る車は踏まれはしなかったものの、ガードレールに押し付けられ
ついにはガードレールを突き破り、崖下へと転落していく。
西条は車のドアを開け空中にでると、前走するミニに叫んだ。

「見たか〜〜!この迫力!!!!」


「いや映画じゃ無いから見えねーって。」

冷静に横島がツッコんだ。

「まぁ小説だし、作者の技術ではそこまでの迫力はでないでござるな。」

身も蓋もない事をいうシロ。
どうやら横島どころか作者も怨まれたようである。

「しっかし、西条の旦那も真面目だな・・・ほんと原作に忠実だこと。」

落下する西条に軽く手を振りながら、雪之丞は呟いた。

「まぁ・・・・バカな会話している余裕は無いみたいだな・・・」

バックミラーに目をやると、ビッグリグは見る見る間に距離を詰めてきた。
ワインディングなのに距離を詰めるビッグリグ。
先程のヘリといい、追ってる組織はどうやらとんでもないものらしい。
命知らずな兵隊・・・いや命知らずというにはケタが違い過ぎる。
ほとんど捨てているようなものだ。
ミニのサイドミラーには車体すら写っていない。
黒いタイヤだけしか写らなくなっている。

「ヤべぇな・・・」

ミラーに目をやりながら、横島は3つ程先のコーナーの組み立てをした。
右の高速複合からブラインドのヘアピン。

勝負をかけよう。

アウトインアウトのラインを通らず、ミドルインインで複合を抜け
車体が不安定な状態のままに、ヘアピンに突入した。
クラッチを切りサイドブレーキを引いた。
立ち上がりは鈍いが、鋭角なターンでコーナーを抜ける。
つられるようにビッグリグも速い進入速度でヘアピンに入った。
前部のトレーラーは曲がるが、リアのコンテナ部がガードレールを突き破り
地を離れ空中を彷徨った。
“ジャックナイフ”と呼ばれる、大型トレーラー特有のアクシデントである。
横島は、それを狙ったのだ。
コンテナの重みで、道路が変形する。
ビッグリグが、悲鳴に似た叫びを上げた。
巨大なタイヤが回転し、変形した道路をじょじょに捉えだす。
ビッグリグは再び動き出した。

「ああああああああ」

「来たぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

ビッグリグの姿を確認した横島は、叫び声を上げた。
どんなに泣こうが喚こうが、容赦してくれないものである。
そこらへんは令子の折檻で嫌という程、知ってはいるのだが声にでて
しまうものは仕方ない。
慌てながらもミニを発進させる。
山岳地帯もそろそろ頂上を向かえ、道が平坦になってきた。
そうなってくると、いよいよ逃げ場が無くなる。
ビッグリグのタイヤが迫る。
直線でどうしても追いつかれる。
踏まれそうになり、左にハンドルを切った。
直撃は避けたが、巨大なタイヤがじりじりと迫りガードレールとの間に挟まれた。
フェンダーやドアがガードレールと接触し、火花を散らす。
ついに耐え切れなくなったガードレールが根本の軸ごと道路から離れる。
ミニもガードレールと同じく、崖下目掛けて落下を始めた。

「浮け!浮けーーーーーー!!!!!」

運転に夢中で文珠の事は忘れているようだ・・・・
気合いで浮かそうとする横島。
左のフロントとリアタイアがガードレールに偶然接地した。

「踏ん張れーーーーー!!!」

鼻水と涙を噴出しながら叫ぶと、ミニはガードレールを片輪走行し
ビッグリグの前にでた。

「気合はやはり必要だな・・・」

変な関心をする雪之丞。
一息ついてタバコを口に銜えると、シガライターで火をつけた。
深く息をつき・・・・・やはりむせた。

「おい、雪之丞・・・」

「ぶほっ!・・・ゲホっ・・・・なんら・・・おぇ〜〜〜〜」

「俺にもくれ。」

今回はツッコみは無い。
さすがの横島もツッコみ入れる余裕が無いようだ。

「あいよ。」

咳をしながら銜えていたタバコを、横島の口に運んだ。
横島は、一度深く吸い込み煙を吐き出した。
吐き出すと同時に、ギアを落とし急減速する。。

「バカ野郎!!!なにすんだ!!!!」

「大丈夫!!!!まかせとけって!!!」

急激にスピードを落としたミニは、巨大なタイヤをすり抜けビッグリグの真下に
潜り込んだ。
脇道が目の前に来ると、ビッグリグの下からでると右の脇道へと入る。
道路を挟んで、左右に別れたビッグリグとミニ。
ビッグリグは再びミニを追おうと右にハンドルを切る。
道無き道を山林の樹木を薙ぎ払らいながら進むビッグリグ。。
しかしすでに、左右の道路は地続きではなかった。
ミニが取った道もすでに先は無い、横島はミニを停め車外に出た。
轟音を立て爆走するビッグリグ。
雪之丞とシロも車外にでてきている。
巨大なビッグリグはアスファルトと違いなかなか止まれない。
ビッグリグが向かう先・・・遥か下の湖であった。
ビッグリグは、断末魔ともいえるような音を立て止まろうとする。
先程とは違い、トレーラー部分が先に地についていない。
ゆっくりと崖を削りながら崖下へと落ちていく。
着水音と思えないような轟音が響き、横島たちの方へも飛沫が舞った。
かなり高く舞った飛沫は、虹さえ作っている。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・んふ・・」


「んふ・・・・・・・・ふふ・・・・・ふははは・・・・・」


「だぁーーーーはっはっはっはっはっはっは!!!!」

3人とも堪えきれなくなり、頭を抱えて笑い出した。
一安心して緊張が解けたのだろう。
知らない人が見てたら、どうみても“変な人”だ。
もっともこの3人連れは、どこから見ても変な人なのは余談である。

「だぁーーーはっはっはっはは・・・・・・・ほえ?」

顔を抑えて笑っていた横島が、妙な音に気が付き
すっとんきょうな声を上げた。
セスナがこちらに向かって飛んで来ているのだ。
しかもかなりの低空である。
3人はセスナを危険と判断し、車から離れた。
セスナから爆弾が投下される。
寸分の狂いもなく、爆弾は命中しミニは吹き飛んだ。
近くに窪みを発見し、シロと雪之丞が飛び込む。
反応の遅れた横島が飛び込むと同時に、セスナが掠めていく。
スキール音が僅かに聞こえた。
セスナはスピードを落とすことなく、そのまま飛び去っていく。

「お〜お〜えれーの敵にしちまったな。」

呆れたかのように雪之丞が横島に言った。

「なぁ〜に10キロもいけばアジトがあるって。」

そう答えた横島の背中一面には、セスナのタイヤの後がクッキリと残っていた。


後書き・・・・・
初公開のアクションシーンです(笑)
さすがにアクション多目でしたのでギャグは少なめです。
初ということですので、ヘタなのは長い目で見てやってくださいませ。
ようやく最初の15分(テレビ放映時)が終了しました。
このペースでいくとかなり長くなってしまいそうな・・・・(汗)


レス返しです。

TK-PO様>
次号は違う意味で寸止めです(謎)
不二子役は令子以外いないでしょう・・・なんせ“金優先”なとこまで
似てますから(笑)
女好きな横島君もルパンには適役だと思います。
今回はかなり原作に沿ったアクションシーンですので、ギャグはかなり少ないです。
次回は少し増えるかな?・・・・・あくまで予想ですけど(笑)
あくまで予定ですが、次々回くらいにようやくマモー役が判ると思います。

良介様>
あの令子が外堀埋める気になれば、横島君は一溜りもないでしょうね(笑)
不二子に振り回されるルパン、令子にコキ使われる横島・・・まぁ似たようなモンですから(爆)
次回の令子は、かわいいところも多々あると思います。
少しだけ期待してお待ちください(笑)

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