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▽レス始

「旅の途中 700年編 第8話 (GS)」

義王 (2005-05-26 18:54)
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「確かにお前たちは強くなった・・・それも人間の限界を越えてのう。」

猿の元で修行した時、猿が最後の方で俺と雪之条に言った言葉。

「ま、当然だぜ!あんだけ死に掛けながらも修行したんだ、それに見合うぐらい強くなってないとな。」
「そうか?俺にはあんまし変わってないように思えるけど?」
「それは当然じゃぞ小僧。此処は外の世界より何倍もの重力であり、霊気濃度が薄い世界じゃからのう。」
「つまり、地球人が月でジャンプすると、地球でジャンプするより何倍も飛べんのと一緒か。」

俺がそう言うと、猿はそのとおりだと言い、話を続けた。

「今のお主らなら、並大抵の妖怪や悪霊ぐらいならあっ!というまに片付ける事が出来るじゃろうて。だがな・・・」


その時猿が言った言葉・・・俺は今になって思い出した


「自然の力だけは・・・甘く見るなよ?」


自然の力

斉天大聖である猿でも警戒するその力


「・・・・その力を操るなんて反則だろ?」


俺は今、飛翔で飛んで海辺の上空にいる。

「天気いいし・・・・風も穏やか・・・」

普通、大津波が来る前って、雨がザーーー!と降ったり、風がビューーー!!と吹いたりするもんだろ?
なのにコイツはそんな前兆無しで・・・まあ、ディーネが起こした津波だからだろうけど。

「でっかいなあ・・・・」


海を見ると、天候とは思いっきりミスマッチな、山みたいな津波。

「・・・下手な山よりでかいって・・・」

富士山顔負けだな

「とりあず港に被害が出ないように・・・・」


津波を止める・・・って言えばお約束だろこれが、



「こおれーーーーーーーーー!!!」


『凍』『凍』『凍』『凍』『凍』



ガチン!!

「よっしゃあ!!」


文珠5つ連続『凍』

こんだけやりゃあ、富士山だって凍らせれる自信がある!
だが、


バシャアアアアアアアアアアン!!


「げえ!?」

確かに凍った。
だけど、その凍った津波の壁にぶち当たった次の津波の衝撃は、いとも簡単に凍った津波を突き破り、


バーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

凍った津波+後からの津波となって・・・


「どないせいちゅーーんじゃーーーーーーーーーーー!!」


よりいっそう大きくなって町を襲おうと海面を進む

(・・・・・逃げちゃおっかな〜〜)



旅の途中  700年編   「選択」


「お、おい!?」
「何処へ行くんですか?」

マリアさんが僕達を掴んで、足から炎を出しながら空を飛ぶ事約5分

「あ!マリア!?」
「ミス・タマモ・変化してミス・美神と一緒に私について来てください・」
「わかったわ!」

小屋にディーネさんの子供を向かえに行っていたタマモさんと美神さんを連れ、それからまた5分。(タマモさんの腕が羽に変化して、美神さんを乗せて飛びました)


ついた場所は小さな小屋。
その中にいたのは金髪の女の人と、老けた老人で・・・僕とカニさんは老人の顔に見覚えがありました。

「クラブ!?キラ!?」
「美神さん!?タマモちゃん!?」


僕は・・・いえ、僕とカニさんは、700年ぶりに、


くそ親父に会いました


「切る!!」
「燃やす!!」
「ちょ、こら!?それが親に対する仕打ちかコラ!?」

何言ってやがるこの糞親父
く、さすが親父ですね。
燃やしてもアフロになるだけだし、カニさんの剣は綺麗に避けています。


「てめーーの所為で700年も城から出れなかったんだぞ!!」
「彼女も作れなかった・・・友達も鳥さんだけ・・・・」
「・・・・なんでお主達、外に出らんかったんじゃ?」


何言いやがりましたかコイツ?


「貴様の命令は絶対服従なんだろうが!!」
「燃やす!!燃やして燃やして・・・・真っ白な灰にしてやる!!」
「ぎゃああああ!!止めてくれマリアーーーー!!」
「大体、死んだお袋の名前を自分の作ったアンドロイドに付けるなんてなに考えてやがる!!」
「姿形もクリソツで・・・・馬鹿かテメーー!!」

おっと・・・少し地が出てしまいました。
まあ、最初からコイツに地を隠すつもりなんてないですけどね♪

「ちょ、ちょっとまて!?じゃあなんでお主達はワシの命令に背いてこんな所にいるんじゃ!?」
「あの女が無理やり外に出したんだよ!!」
「僕達の任務は『城の警備と維持』。僕達が外に出なかったら城を破壊される所だったんです!!」

つまり外に出る事が城の警備と維持に繋がる・・・というわけで、

「700年ひきこもり・・・・長かった・・・・」
「ええ・・・本当に・・・・」

カニさん・・・最初にいいですよ・・・・僕はその後燃やしますから
ああ、でも涙で目が霞んで・・・


「火葬は頼む。」
「ええ、わかってます。」

どうぞヤッっちゃってくださいカニさん。
死体は骨も残しませんから♪



とりあえずカオスとあの2人はほっといて、私はマリアから状況を聞き、アリスからも小屋の中で眠っている子供達の状態を聞いた。

此処からでも確認できる大きな津波。

「あれに忠夫さんが一人で!?」
「無茶よ!!」

アリスとタマモの言う事は最もだ。
アイツは・・・とりあえず人間で、自然の力に勝てるはずがないわ。
でも、

「今そんな事言っても仕方ないわ!!今は早く此処から非難する事を考えなきゃ!!」
「で、でも忠夫さんが!!」
うるさい!そのために横島クンが時間を稼いでるんでしょ!!もし私達がアレに呑まれたらそれこそ・・・」


それこそ横島クンを裏切る事になってしまう。

「アイツが私達を逃がすために時間を稼いでるんだったら、私達は何としても逃げ延びなきゃいけないのよ!!」

横島クン・・・


「それにまだ死ぬって決め付けないで!!アイツは死なない!!死んでも生き返る!!」

死なないで・・・


「ルシオラが今逆天号:改でこっちに向かってるんでしょ?だったらそれに乗って津波より高い位置に飛ぶわよ!」

私がそう皆に伝えると、上空からあの子達の声が、

『お〜〜・・・って何あの津波!?ああ、煎餅が落ちた!!』
『お兄ちゃん大丈夫!?って、ルシオラお姉ちゃん、落ちた煎餅食べたら駄目よ!』

・・・・美姫ちゃんとルシオラ。
ナイスタイミングだけど・・・・なに平和な声だしてんのよ!?

「ムカツク・・・」
「同感です・・・」
「まったく・・・」


とりあえず私達は逆天号:改に小屋の中で眠っている子供達(正確には止まっている)を抱きかかえ逆天号:改に乗り込み、カオスは急いで部屋から3つの薬を持ってきて、眠っている子供達全員の口から無理やり飲ませた。

「これで間にあう子は明日には動き出すはずじゃ・・・」
「カオスさん・・・」
「カオス・・・」

なんだかんだで長い付き合いになるカオスだけど、こんな顔は初めてだわ。


「ねえヨコシマは?」
「・・・・横島さん・あの津波を止めに行きました。」
「・・・シロお姉ちゃんとおキヌお姉ちゃんは?」
「・・・・城に忘れてきたわ・・・ってあ!?」
「え!?」
「げ!?」

ぽっと口から出た言葉に自分でも驚いたわ
や、ヤバイ!?2人を忘れてた!?

「すぐに逆天号:改発進!!」
「もうやってるわ!!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

「・・・城が揺れてる?」
「拙者がどうかしたでござるか?」
「い、いや、シロちゃんじゃなくて城・・・お城が揺れてるの。」

今、私とシロちゃんは、カニさんとキラさんの代わりに城の警備をしています。
・・・と言っても、特にすることは無いのでお留守番なんですけど・・・

700年前・・・美神さんと横島さんがタコの魔族さんと戦った場所を歩いている。
少し不思議な気分です。

所々にある傷は・・・もしかしたら横島さんと美神さんが付けたのかも?
なんて思いながらのんびりと城内を探索していると感じた揺れ。

「おキヌ殿!外を見てくだされ!!」
「外?」

今、私がいる所は・・・・お城の高い場所。
何回か階段を上ったのは覚えているけど・・・外から見て私達は今、どのあたりにいるんだろう?

「は、早く!!」
「ど、どうしたのシロちゃん?」

シロちゃんが私の腕を掴み、私を窓の方に導きます。
そこからは、城の周りの景色を一望できて・・・・その向こう、はるか先には大きな津波が・・・

「津波!?」
「お、大きすぎるでござる!!」

のんびりしている場合じゃありません!
津波です!
大きな波です!!

「大変だわ!早く高い場所に逃げなきゃ!!」
「あの大きさだと、山に登っても意味ないでござるよ!!」

確かにそうだけど・・・・あ!!

「横島さんとか、皆は大丈夫かしら!?」
「せ、先生なら大丈夫でござろう・・・が、しかし、他の皆は心配でござるよ!!」


た、確かに横島さんなら大丈夫・・・
これは薄情なんかじゃなくて・・・自信がある。

『世界が滅んでも私だけは生き残るわ!!』

そう言うのは美神さんだけど、もし本当にそうなったら生き残るのは横島さんのような気もするし・・・。

「ど、どうするでござるか!?」
「どうするって・・・・そうだ!通信鬼!!」

ブン!

全員に配られている通信鬼
それを私は出し、逆天号:改で待機しているはずのルシオラさんに連絡します。

「ルシオラさん!!」
『あ、おキヌちゃん!?』

でも出たのは美神さんで・・・

「よかった・・・無事だったんですね!?」
『こっちは全員無事よ!!それより・・・』

「あの津波はなんでござるか!?先生は!?」

私の横から、通信鬼に叫ぶシロちゃん。
どんなに自信があっても・・・やっぱり心配で・・・それは私同じ。

でも・・・シロちゃんの質問に、美神さんは答えてくれず・・・

『いい!?今から城ごと回収するから!!そこから動いたら駄目よ!!』

「わ、わかったでござる・・・で、先生は!?」
「横島さんはどうなったんですか!?」

再度呼びかけるも・・・美神さんは答えてくれず、

『おキヌさんですね?』

「キラさん!?」

代わりに答えたのはキラさんで、

『ヨコシマってバンダナを付けた人ですよね?』

「え、ええ・・・」
「先生に何かあったでござるか!?」

美神さんが答えない事に・・・だんだんと嫌な予感がしてきて、

『・・・・あの津波は、ディーネって言う、1人の人口妖怪が起こしたもので・・・』

「・・・え?」
「あ、あれがでござるか?」

信じられない。
大体こういう大規模な事を起こすには、沢山の霊力、又は妖力か魔力、それか神力が必要で、それを一人で起こすなんて。

『ヨコシマさんは・・・あの津波を止めに・・・一人津波に向かいました・・・』

「そ、そんな・・・・」
「無茶でござる!!」



横島さん!!



「凍れ凍れ凍れ凍れ・・・・凍ってくれーーーー!!!!」

今何度目だ?

凍らせちゃあすぐに突破され、またそれを凍らせたら突破され・・・

自然の力を・・・・甘く見るな

ああ、すげえよ本当。


「ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ・・・・」

もういい加減にしてくれ!!
こちとら飛んでるだけでも霊力使うっていうのに!!

俺はそう思いながらも、津波の真下・・・海の底にいるディーネを睨む

『人間・・・・殺す』

ああ、伝わってくる殺意。
もうこれ以上無い!!ってぐらい呑まれてやがる。

実際は水と同じ色してるから肉眼では確認できないけど・・・まあ、その辺は修行の賜物。
あの猿の修行では、見えない敵と戦う!って素敵でムカつく修行もあったしな。

気配でディーネ本体の位置は分かっている。

「もう・・・攻撃して倒しちまうか?」

・・・・ディーネにダメージを与える方法なんて思いついてないけど・・
いや、あるな・・・でもそれ使ったら海の水が蒸発しちゃうし・・・



お主は・・・自分の力・・・『100%霊力をコントロールする力』の意味を理解せい。


100%コントロール

それは99%コントロールする事も出来、1%コントロールする事も出来ると言う意味だ。
つまり自分の霊力を自由自在に扱うって事だな。
例えば、100キロで走る車を100%コントロールするって事は、50キロのスピードでも走れるって意味だし。

でも霊力は車と違い、さらに奥がある。
ユッキーは魔族と契約し、自分の霊力を魔力の鎧に変えてる・・・意味分かる?
つまり、霊力を魔力に変える事も可能なのだ。俺は100%のコントロールができるから契約いらない♪
文珠で言えば『魔』。

つまり・・・100%コントロールって事は、霊力の出力、質、効果・・・すべてをコントロールするって事。


でだ、話が変わるが、魔力ってのは攻撃的な力で、簡単に言えば魔力で盾を作るよりも、剣を作ったほうが良い。

100の魔力で盾を作れば90ぐらいの防御力の盾が出来上がるが、剣を作れば100の攻撃力を持つ剣ができあがる・・・と、猿はわかりやすく紙芝居みたいに教えてくれた。
逆に神力は100の神力で盾を作れば100の防御力を持つ盾が出来上がるが、剣を作れば90の攻撃力が出来上がるってわけだ。

つまり攻撃するなら魔力のほうが有利って事♪

でだ、さっき言ったように俺は100%のコントロールが可能なわけで


「少しだけ・・・ほんの少しだけ・・・」

左手に霊力を貯め・・・それを魔力に変える・・・・

「死なないように・・・海が干上がらないように・・・・」


霊力から魔力に変え・・・そしてその魔力に効果を与える・・・・・


その左手を津波の下にいるディーネに向けて・・・・放つ!!



ズドン!!


「死ぬなよ・・・」


バシャン!!
ズボボボボボボボボボボ!!



 ご く え ん へ き

『獄炎壁』


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


地獄の炎が壁となり、海底から、そして俺と津波の間に、黒い炎の壁ができる。

「威力抑えてるから、ディーネにダメージ与えれても津波は無理だろうな・・・」


そんなわけで更に追加

これが無理だったら後が無いぞ俺


「さっきのと同じぐらいに抑えて・・・」

右手に霊力を溜め・・・今度は神力に変え・・・


「・・・・楽園の炎と地獄の炎・・・」

右手に溜まっている神力に効果を与える・・・・



 て ん え ん へ き

『天炎壁』


そしてこれをさっきの『獄炎壁』と同じ場所に放ち・・・



 て ん ご く へ き

『天獄壁』


聖と魔の混合の炎の壁の出来上がり♪



ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!


燃え上がる金色の炎と黒いの炎の混ざった炎。

天国壁は見事に津波を抑え・・・てない!?

「うそん!?」

や、やばいやんけ!?
徐々に炎が消えかかったとる!?

「ちょ、ちょっとマテやコラ!?こっちは地獄の炎と天国の炎の混合やぞ!?」


あれやないのか!?
神と魔の混合の力ってのは相乗効果で遥かに強くなるはずなんだけど・・・それもうちやぶりますか!?

「くそ!!」

俺はとっさに、右手に神力、左手に魔力を溜めて、さっきの『天獄壁』に力を注ぐ。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

そのことによりなんとか火力を持ち直し、津波を食い止める『天獄壁』。

だが、その間俺は無防備なわけで・・・



ズバババババババババ!!


グサグサグサ!!


「ぐふっ!!」

俺の足元から、海水の水弾が俺を襲う。
足の裏 腕  そして足元からなので当然・・・

「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!!」

男の急所にクリティカルヒット!!
だけど今手を休めるわけにはいかない!!

「うがががががががががが!?!?!」


痛い・・・痛い・・・あそこが痛い!!
使えなくなったらどうしよう!?


「ぢ、ぢぐじょう・・・」

歯を食いしばり、こみ上げてくる何かを感じながらも、頑張って頑張って・・・ああ、桃源郷が・・・

「横島忠夜になちゃう・・・」

あ、お前は確か鎌田勘九郎・・・やめて、俺をそっちの世界に引っ張らないで!!

「だ、誰かヒーリングを・・・」

シロとタマモに・・・・って、

「それはヤバイだろ!?」


じゃあおキヌちゃん?

「い、いやそれは・・・・」

自分で自分のボケに突っ込み・・・虚しい・・・。
あ、でもヒーリングしてもらってる所想像したから・・・霊力上がってるよ俺。

「さすが俺・・・」

ちゃんとテントもはってるし・・・俺ってすげえ。
そんな事思ってたら、水弾が・・・何故か今度は俺のテントを集中して、

「お、おい!?今やられたら洒落にならんって!!」

さっきの悶絶を見て此処が急所だとわかりやがったな!!
でもな!俺は100%霊力をコントロールできて、霊力の源が煩悩の男!!

「ここにサイキック・ソーサーを出すのぐらいお手のもんじゃ!!」

煩悩ってのは此処からきてんだよ!!(多分)
俺のテントが金色に光り、中に住む我が息子を守る!

キンキンキン!!


「は、は、は、は!!今の俺の息子には、核爆弾でも通じないぜ!!」

でも・・・それがいけなかった。
股間を守るのに集中しすぎで・・・

じゅうううううう・・

「へ?」

『天獄壁』・・・消えちゃった

ザバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!


「おぎゃああああああああああああああああ!?!?!?」

ああ、くそ・・・飲まれちゃった・・・


「ロケットアーーーム!!」

ん?

海の藻屑と覚悟した瞬間、なにかが俺の襟を掴み、俺を津波から引っ張り出した。

「げっほげっほ!?・・・マリア!?」
「大丈夫ですか横島さん・」

ああ、どうやらマリアがロケットアームで俺を助けてくれたらしい。
マリアはいっつも、いい所で助けに来てくれるな〜

「さ、サンキューマリア。」
「ノー・それより津波を・・・」


あれ?


「マリア?」
「今・一つの島が飲まれました・大陸までの時間・後3分です・」
「あ、ああ・・・いそがねえと・・」

なんかおかしいぞ?

俺とマリアは再度津波の前まで移動する。
だが、その間にも俺はマリアに違和感を感じた。


先に飛んでいるマリアが色々と津波を止めるアイデアを言っているんだが・・・わりぃ・・そっちが気になって仕方ない。


「津波をこちらも・・・聞いてますか横島さん?」
「あ、ああ・・・悪い悪い、俺も色々と考えてて・・・で、津波をどうするって?」
「・・・津波を横島さんの力で引き起こし・ディーネの津波にぶつけ相殺させます・」

そう言って前を飛んでいるマリアの顔。
今、俺が飛んでいる場所からじゃよく見えないけど・・・どこか変だ


「で、でもよ?すぐにディーネは新しく津波を・・・」
「それはマリアが食い止めます・」 
「どうやって?」

わからない。
けどマリアはマリアでなんも変わってない・・・・なんなんだいったい!?

「マリアは姿と名前を・・・彼女は想いを受け継ぎました・」
「あ、ああ・・・」
「だから・・・方法はあります・・・」

悲しいのか?
それとも嬉しいのか?

よくわからない・・・2つの表情をするマリアの顔


「方法はありますって・・・・」
「ディーネは津波の真下・津波と共に移動しています・」
「あ、ああ・・・ディーネから津波に力が伝わっているのを感じているからな。ディーネが止まれば津波も止まるんじゃないか?」
「イエス・ですがディーネが止まっても・津波は止まりません・・・勢いに乗って進みます・ですから津波を・・・お願いします横島さん・」
「あ、ちょっと待てマリア!?」


マリアはそう言うと直下して津波の下にいるディーネの元へと海に潜った。
なんなんだよ!?
あんな別れかたしたら、今からマリアが自爆覚悟みたいに聞こえるじゃねーか!!

「どうする!?」

津波を止めなきゃ・・・だけど、マリアも・・・・


まるであの時のアイツみたいな顔をするマリア。



俺は選択を迫られた


マリアをとるか?それとも人々の命をとるか?


「・・・・俺が・・・」



苦しい・・・・


苦しい・・・・苦しい・・・・


まるであの時のような選択。
俺は・・・・俺は・・・・・・


どうすればいい!?


{あとがき}


どうも〜〜義王です。

色々と頑張ってはいるものの、中々文章が上手く、綺麗に書けないで困っているのですが・・・どうでしょうか?

ギャグだと結構楽なんだけどな〜〜・・・ま、いいや♪

ではレス返し♪


>煌鬼様

否定できないからこそ・・・ねえ?

美神 「・・・・・・♯」

素直じゃないからねえ〜・・・・ グサ!! ・・・ぐふっ!?


>柳野雫様

カオスには次回・・・体はってもらいます!
こうご期待!


>カニ五郎様

PSのほうがメインなんじゃ・・・ま、いいや♪

横島 「ちょ、ちょっとまて!?誰が『妹属性』じゃ!!」
義王 「お前は、下は0歳、上は125歳・・・女で美人&可愛ければいいもんな?」
横島 「そうそう、妹限定じゃな・・・って、何言わすねん!?」

>なまけもの様

マリア 「デート・・・邪魔者・・・出さない?」

ガチ!銃口を俺に向けて

義王 「わ、わかった・・・出しません・・・・」(そのかわりデート場所はこっちで選ぶぞ?)

??? 「え?私の出番!?お兄ちゃんは?」

義王 「あ・・・アイツはちょっと・・・」

さあ問題です!!

???とは誰でしょう? ヒント 今回、戦っている場所


>おやぢ様

カオス 「コラーー!!なにを物騒な事言っとるんじゃ!!」
横島 「お、いいなそれ・・・」
美神 「元々はコイツの所為なんだし・・・」
アリス 「あ、こんな所によく沈みそうな岩が・・・」
ルシオラ 「あ、此処には人を縛るのにちょうどいいロープが・・・」

カオス 「ぎゃーーーーーーーーー!!」


はい!それでは次回に!!

シーユー♪

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