さて、先日格好良く美神に修行してくるとか言った、横島はというと〜
へたれていた。妙神山への道の途中で。
理由はもちろん
「お腹がすいて、力がでないよ〜」
だ、そうである。まるで某幼児向け番組のパンのヒーローの台詞だ。
まあ、時給255円じゃあ碌な物も買えない訳で、今日１日菓子パン一つしか
食べていないのである。
だが、こんな山奥で夜になったら、いかに横島といえど死んでしまうかもしれない。
どっこらせとなんとか立ち上がり横を見てみると、
「あ、鬼門が見える」
つまり、横島は入口の傍で力つき何時間も気づかぬまま休んでいたのである。 近年稀に見る、阿呆だ。
「俺のマヌケ〜〜」
妙神山に横島の声が木霊したという。
こんな所に何時までも居る訳にもいかず、さあ入ろうかとしたその時！！
鬼門が吹っ飛んだ！！そして黄色い閃光！！そして自分も飛んだ。
此処は高い山！もちろん崖 落下！
「ああ、俺は鳥になったんだ！世界がゆっくりと回っている」
ヤバい顔でそんな事を言いながら、落ちていったという。
前に進むために第2話
＜横島＞
目がさめると其処は、布団の中だった。え〜とこうゆうときは最初に
「知らない天井だ」
って言うべきだよね！とかボケていると
「大丈夫ですか！横島さん」
小竜姫さまが部屋に入ってきた。どうやらもう妙神山の中のようだ。
久しぶりだし色々とボケたいのだが、話が進まないので普通に答えた
「ええ、なんとか。さっきのはパピリオのタックルですか？」
あの時なんとか見えたのが黄色い閃光さったので、聞いてみた。
「はい、横島さんの声が聞こえて、うれしくて飛び出していったようです」
やっぱりか、本気で死にかけた。アシュタロスが手を振ってたもんな〜
俺がそんな事を考えていると、小竜姫さまが
「それで、今日はどんなご用件でいらっしゃったんですか？」
あっそうだ！あまりにショッキングな出来事に目的を忘れるとこだった。
「修行しに来たんスよ！そういう所此処しか知らなくて」
俺がそう言うと、小竜姫さまが困った様に言った。
「横島さんは既に最難関コースを、うけましたからね.......少し待っていてください。老師にどうすべきか、聞いてきます。」
そう小竜姫さまが言った直後に、偉そうな声が聞こえてきた。
「その必要はないぞ、小竜姫」
偉そうな眼鏡猿.....にしか見えない妙神山の本当のボス、斉天大聖老師が
部屋に入ってきた。
「小僧、何のために力を望む？既にお前は強い、人間相手なら負けることは、なかろうに」
俺は、美神さんの時と同じ答えを言った。
「守るために！」
すると老師は、静かに言った。
「大戦での事……ルシオラじゃったか？を言っておるのか？あんなもん人独りの力で変えられる訳がない。自分の所為だとでも思っておるのか？」
「でも、俺がもっと強かったら！」
俺は少し声を荒げて言うと、老師は怒ったように言った。
「それが自惚れだと言うとるんじゃ！！」
自分でも薄々感じている事だった。だが
「お願いです！自分の手の届く範囲だけでも守りたいんです。」
俺がそう言うと、老師は少し間をあけて言った。
「………修行は厳しいものになるぞ」
「じゃあ！」
「修行は明日からじゃ、今日はゆっくり休め。それから小竜姫、飯でも作ってやれ」
そう言い残し、老師は部屋から出ていった。
その日は小竜姫さまの 涙が出るほど美味しい手料理を食べ、床についた。
やれやれ、修行を頼むだけでこんなに疲れるとは。そんな事を、考えているうちに、俺は何時の間にか眠っていた。
朝、小竜姫さまに起こされた。美人に起こされるのは、気持ちの良いものである。名前を叫びながら飛び掛かったら、神剣で撃墜されたのは、余談である。それと、パピリオが謝ってきたので許してあげたら、もう一度タックル（本人は、抱きついただけだというが）をくらったのも余談である。
結局、俺がぼろぼろだった所為で、修行は夕方からとなった。俺の考えた通り加速空間での修行だ。はてさて、いったい何をやらされるんだか。
後書き（みたいなもの）
どうもサイドマウンテンッス
今日は暇だったんで、2話をかいてみました。
私なんかが書く駄文を、読んでくれる方がいてうれしいかぎりっす。
できれば、これからも未熟な私にアドバイスいただけたら幸いッス。
それでは！
1＞白様
すいませんッス！これからはなるべく長く書こうと思います。
頑張りますッス！
2＞幻炎騎士様
ありがとうございますッス！期待されるほどのものを、書けるか不安ですが、良いものを書けるよう頑張るッス！
3＞太郎丸 凛様
一応学生なんすけどね（汗）漢字が果たして合っているのか！！っていうのが不安でつかいづらいんっすよ。間違っていたらまた指摘して下さいっす。
4＞秋斗様
ありがちに、ならない様なるべく考えていきたいと思っていますっす。
読んでいただいてありがとうございますっす！
5＞五月雨様
御指摘ありがとうございますっす！ちょっと考えてみましたが、少しはマシになりましたかね？