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「旅の途中 700年編 第2話 (GS)」

義王 (2005-04-28 09:51/2005-04-28 09:54)
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「うおりゃーーーーーーーー!!」
「ちょ、ちょっと忠夫さん!速いですーーーーーーーー!!」
「いけーーーヨコシマ号!!」
「ぬぬぬっ!やるな小僧!!負けるなマリア!!」
「イエス・ドクターカオス!!」

何故かいつの間にか競争している横島達。

その頃、イタリアにて依頼があったがために、横島達と別行動している美神達はというと・・・


「どうシロ?なにかわかる?」
「臭いがのこってるでござるから、多分、この森のどこかにいると思うでござるよ。」
「邪悪な妖怪が、廃村に居座っていて開発ができない・・・なんか昔、にたような依頼がありましたよね美神さん?」
「そういえばそうねおキヌちゃん・・・あの時は横島クンのせいで億単位のギャラがだめに・・・・ああ、思い出してきたわ

横島達が入り込んでいる森の入り口にいた。

「また横島さんが妖怪さんを庇ったりして♪」
「あ、ありえるからやめておキヌちゃん・・・」



旅の途中 700年編 第2話 「守って!守護カニさん&キラさん♪作戦じゃなくて、なんとうか・・成り行き?」


入った場所がよかったのか、美神達はすぐに例の廃村へと辿りつく。

ボロボロの家に、荒れた畑。

道には草が生えており、道とは言えぬ状態だ。

まさに廃村!!

だが、そんな廃村に似合わない城が、崖の上に建っていた。

「はあ〜〜すっごいお城ですね〜って、どうしたんです美神さん?」
「いや・・・なんかさ、おかしくないあの城?」
「???どこがでござるか?立派なお城でござるよ!」

シロの言う事は無視して、ジーっとお城を見つめる美神。

「あの城は綺麗すぎるのよ。村がこんな荒れ果てた状態なのに、あの城には草のつる一本すら生えてないじゃない?」
「そういえばそうですね・・・だれか手入れをしてるんでしょうか?」
「誰がそんな事するのよ?それに・・・(なんかどっかで見た事があるような、無いような・・・)」

昔どこかで見た事があるよな城。
だが、記憶を辿るも出てこない。

「なんかすっごく大事な事があったような・・・デジャブかしら?」
「とりあえず村には妖怪の気配がしないでござる。多分、あの城の中でござるな。」
「行ってみますか美神さん?」

なぜ自分がこんなにあの城の事が気になるか?
それが不思議でたまらない美神。

「そうね・・・行ってみれば何か思い出すかもしれないし、行ってみましょう!」
「はい!」
「わかったでござる!」



城の屋根で、沢山の小鳥相手にハーモニカを吹いていた男の手が、一匹の鳥が慌しく飛んできたことにより、演奏をとめる。

「・・・・まだ、演奏の途中なんですけど・・・どうかしましたか小鳥さん?」

ピピピピッ!!ピ−−!!

まるで敵が攻めてきているとでも言いたげな小鳥を、じっと見る男の姿は・・・・少しパーマのかかった金髪で、背は低い。ぱっとみ中学生ぐらいだ。

「ふ〜〜ん、また人間が証拠にもなく・・・で、それはあの人には伝えました?」

ピイピイ

男の質問に小鳥は首を横に振る。

「そうですか・・・相手は何人です?」

ピイ ピイ ピイ

「3人・・・あの人だけでは少してこずりそうですね。僕も行きましょうか、ねえ小鳥さん?」

ピイ

「うん・・・それじゃあ今日の演奏はここで終わり♪皆、それぞれの巣へ♪」

バサバサバサバサバサ!!

男がそう言うと、男を囲んでいた小鳥達が一斉に森へと帰っていく。

「この城を守るのが僕達の役目・・・意味があるのかわからないけど、守らなくてはね?」

ピイ?

「いや、なんでもないよ小鳥さん、じゃ行こうか?」

男はそういうと、小鳥とともに屋根から飛び降り、一つの部屋のベランダへと降り立った。

「そういえば、あの人は何してたの?」

ピイピイピイ!

「あははははは・・・カニさんらしいや♪」



城の中にある、とある一室にて


ジュ〜リ ジュ〜リ

ジュ〜リ ジュ〜リ ジュ〜リ

ここは本当にイタリアか!?日本じゃねーのかおい!!っと、つっこみたくなるぐらい和風の部屋で、男は正座して、一本の日本刀を研いでいた。
髪の色は赤で、大人びてはいるが、少し幼く・・・だいたい20歳ぐらいといった所。

コンコン

「ん?キラの飼い鳥・・・」

自分の部屋の窓をコンコン叩く鳥は、気が遠くなるぐらいに長い付き合いの相棒の鳥。

「どうかしたのか?」

ピイピイピイ!!

「・・・そうか、また人間が・・・・」

最近多い人間の来訪に、少々うんざりしているこの男。
いっそ叩き切ってやろうか!?と思うが、それはマスターの命令に反する行為だ。

『この城の警備、そして維持を頼むぞお前達!!』

マスターがこの城を出る時に・・・いや、国を出る時に自分達に出した最後の命令。

「ふう・・・で、人数は?」

ピイ ピイ ピイ

「3人か・・・少々キツイな、キラはどうしている?」

ピイピイ!!

「そうか・・・・」

鳥の答えは、城門で待っているとの事。
男は立ち上がり、今しがた研いでいた刀「五郎」を鞘に収める。

「いったいこれで何人目になるんだろうな・・・なあ、キラ?」

そう呟く男は、どこか少し寂しそうだった。



城門前にて

「あーー!!思い出したわーーーー!!」
「美神さん!?」
「思い出したって、なにをでござるか?」

城門前まで来て、いきなり大きな声を出す美神とシロ。

「周りの風景が変わりすぎててわからなかったけど、私、ここに来た事があるわ。」
「本当ですか美神さん!?」
「ほら、まだおキヌちゃんが幽霊だった頃に、マリアがうちに充電しに来て、それにあの馬鹿が触れて感電して、その状態で私に触れて私まで感電して時間移動した事があるじゃない?あの時きたのが此処の700年前だったのよ。」

やっと思い出せたこのお城。
周りの風景は変わってはいるが、何故かこの城だけは700年前から何も変わってないために、すぐに思い出せた。

「此処はカオスが700年前に住んでいた村、マリアの生まれた土地よ。このお城にはマリアのモデルとなったお姫様のマリア姫が住んでいたんだけど・・・」

そう言いながら美神は城門に触れ、少しあの時の事を思い出してみる。

マリア姫、カオス、マリア製作途中、カオスの作った機械犬バロン、タコ(名前は忘れた)、タコの手下(同じく忘れた)、・・・そして横島の死・・・・

「・・・・・・・」
「美神さん?」
「どうかしたでござるか?」

今思い出しても、少し体が震えてしまう。
横島が鷹条春樹相手に本気で怒った時とは、また別の恐怖。



心の芯を・・・粉々に壊されかけた・・・・

時間移動していなかったら・・・・・たとえタコを倒していたとしても・・・・


・・・・・心は壊れていた・・・・・


だが、それは証拠。



横島クンがその時から、心の中心にいた・・・・全然目立たなかったけど・・・いえ、目立ってはいたけど、なんていうか・・・中心にいたなんて気づかなかったというか、気づこうとしなかったというか・・・


・・・・あ、アイツが悪いのよ!!支えてる素振りなんて見せないから、こっちが全然気づけないんじゃない!!
あ、いや、いまさら言っても遅いけど・・・もう気づいたし・・・


ボン!!

「なんで急に真っ赤になるでござるか美神殿?」
「どうかしたんですか?」
「ななななな、なんでも無いわ2人とも!!」

最初は昔の事を思い出していたのに、いつのまにやら、自分がいつから惚れていたのか?に考えが変わってきていた美神。

ジーー×2

「ど、どうしたのよ2人とも?」
「・・・・・横島さん」

ビク!?

「な!?」
「はあ〜〜、この反応だけでなに考えてたか、十分にわかるでござるな。」
「そうね〜〜」

はあ〜〜とため息つくおキヌとシロ。
美神はアタフタと誤魔化そうとするが、

「なんというか・・・可愛くなったもんでござるな美神殿。」
「知ってるシロちゃん?これが横島さんの前だともっと可愛くなるのよ?」
「拙者だってそうでござるが・・・はあ、美神殿もやっぱり女性でござるな〜」
「昔は散々、丁稚だ下僕だと言って相手にもしてなかったのに・・・」
「あれでござるよ。長期にわたる飴と鞭作戦?
普段は怖い女上司が、ちょっと弱い素振りを見せるとドキッ!!っとするような・・・それの長期バージョン?」
「前半に鞭、後半にとっても甘い、「私という名の飴をプレゼント♪」っというやつでござるな。」
「前半に叩けば叩くほど、後半の飴が甘く感じる・・・」
「魔性?」
「洗脳に近いかも?」
「昼は上司、夜は娼婦」を長年にかけて・・・・」
「それもやっぱり、「昼が怖い上司なほど、夜の乱れが余計に興奮!!」ってやつでござるな。殿方の征服感をピンポイント攻撃でござるよ。」
「下準備に約5年(原作を入れて)・・・横島さんから見た今の美神さんって、よっぽど甘く出来上がってるんだろうな〜」


ボロクソに言われた美神は、段々と体が震え始め・・・

「・・・アンタ達、いい度胸してるじゃない? プルプルプル!

拳をおもいっきり握って見せた・・・が!

「これに関してはこれぐらい言っとかないと・・・ねえ?」
「そうでうござるよ、他のことなら別にいいでござるよ?でも先生の事でござるし・・・こっちも譲れないってもんがあるでござる。」
「私達なんてまだ言ってるからいいほうですよ美神さん?」
「そうそう、タマモなんか、美神殿のソレをわかっていて言わずに、自分の作戦に取り入れてグレードアップさせたりしてるんでござるから。」
「普段はクールでも横島さんの前じゃ甘えた狐・・・美神さんの作戦の短縮バージョンですね♪」
「しかも甘え上手だし・・・まあ拙者もだけど・・・」
「美神さんは意地はって甘えようとしないから・・・私だって恥ずかしがっていたけど、周りはライバルばっかりですし、なりふり構っている場合じゃないですもん。」

この2人は知らない。
実は美神・・・結構、素で横島に甘えている事を・・・。

だ・け・ど♪美神は素で甘えているわけで、甘えているという意識があんまし無いのだ。

つまり無意識で横島に甘えているのだ!
(たまに後で気づくこともある)

そのため、自分は人に(男・・・横島に)甘えるのが下手だと思い込んでいる!!

「だ、だって・・・それは・・・その・・・」
「まあこっちとしては、甘え下手なほうが助かるでござるけど♪」
「あ、でもそういうのがグッとくる人もいるんじゃないシロちゃん?」
「先生は・・・どっちでござるか?」
「さ、さあ・・・・こんどさり気無く聞き出してみよっか?」
「そうでござるな♪」


城門前でキャイキャイと騒ぐおキヌとシロ。
そしてもう、ぐうの音も出ない美神 令子。

(な、なんか私の立場って、どんどん降下してってない?)

実はさっきから城の警備&維持を任されているという、カニとキラが門の向こうで待っているのだが、聞こえてくる恥ずかしい話に出るに出れず・・・

「こいつら何しに来たんだ?」
「横島さんってどんな人なんでしょうねカニさん!」
「あ、こらキラ!!何聞き耳を立てているんだ!!」
「だって気になるじゃないですか〜?」
「だからって人の話を盗み聞きするなどという行為は「堅いですね〜カニさんは、本当は気になるんでしょ?」・・・・切る!」


ジャキーン!!

シュパ!!「白刃取り!!」

「ぬぬぬぬぬ!」

外ではキャイキャイと美神達が騒ぎ、中ではカニとキラが騒ぎ・・・両者とも敵が門を挟む向こう側にいるというのにえらく余裕があることで・・・。
ああ、話が進まない。


「と、とりあえず中に入るわよ!!」
「そうでござるな。」
「この話はまた後でって事で・・・」
(まだやるの!?)

こっちの都合で話を進める美神。
門の隣にある小さな扉を開き、中に入ると・・・

「さすが何百年の付き合いだけあるな・・・キラ!」
「もう何回も切られそうになりましたから♪」

赤髪の男が持っている刀を、金髪の少年が白刃取りしていた・・・。

「「「・・・・・」」」
「いいかげん刀の錆にしてやる!!」
「そんな〜僕には明日の食事当番があるのに・・・自分で作るんですかカニさん?」
「貴様を材料にしてやるさ!」


・・・・・次回に続く!!


{あとがき}


煌鬼様、カニ五郎様・・・すんません、義王です。

キラについて

本名 キラ・メーキ

金髪の少年。(私の○さんのキャロル風)
武器  ハーモニカ  タイプ 後方支援型


カニについて

本名 謎 あだ名 カニ

赤髪の男性(私の○さんの紅風)
武器  刀(五郎)  タイプ 前衛型


書いているうちにこんな事に・・・ゆるしてつかーさい。
特に名前・・・このままじゃ使いずらくって・・・特に煌鬼様には一度改名までしてもらったのに・・・ほんますんません。
とりあえず2人とも美形少年風なんで・・・これでゆるしてください!


話について

横島パートと、美神パートにわけて、後でくっつけようと思います。

話が短い?

忙しいんです。許して・・・


それではレス返しスタート♪

>rin様

ミスです。おもいっきり間違いです。
よくわからないけど、自分はアリスとマリアをよく間違えます。

>煌鬼様

(土下座)

すんません。とりあえず美神達と戦ってください。骨は拾いますんで・・・(骨も残らないかもしれませんが・・・)

>ジェミナス様

タマモと美神・・・まあ美神も結構やりますよ?(なにを)
今回でタマモの事を知ったんですから・・・なんらかの動きは見せますでしょう(他人事)

>柳野雫様

いえ、多分当たりですよ?
とはいっても、この時代で本人登場じゃあおかしいですけど・・・まあその辺は次回に♪

>ジョースター様

マガジン読んでたから・・・(言い訳)
だから多分そうなったんじゃないかと・・・(馬鹿です)

>へろ様

ネタばれですw
つーかバレバレですけどね♪

>なまけもの様

女性の正体はまた次回に♪(子供も)

アリスの霊力源ですが・・・美神 お金。横島 煩悩。 アリスは・・・・愛?

>カニ五郎様

すんません。純粋なカニとしては出せませんでした。
それにステークって・・・何?
勝手に武器を刀にしてしまいましたが・・・ゆるして、ほんまに・・・(土下座)

>之様

どもどもっす♪
いや〜俺としてはさっさと話を持っていきたくて・・・なんか俺って、どうでもいい事を長々と書いてしまうみたいなんで・・・。


それでは次回に会いましょう!!(次回は横島パート)

それでは、シーユー♪

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