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「旅立ちの準備 第12話 (GS)」

義王 (2005-04-09 18:05/2005-04-09 18:08)
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青い空、白い雲、少し冷たい風。


卒業式にはもってこいだな。


・・・・・俺ってよく卒業できたな〜。



旅立ちの準備 12話  「卒業式恒例!!沢山の同居人達!!いつまでもあなたの心の中に・・・」


「忠夫さ〜ん!」
「お〜アリス。なかなかきまってたぞ卒業生答辞♪」
「そ、そうですか///
「校長より良いこと言ってたし、アリスの答辞を聞いて泣いていた女子もいたしな!」

まず俺には女子を泣かせるぐらいの事はできねえし。

「で、どうした?むこうで他の子達と喋ってたんじゃんじゃないのか?」
「え・・・あ、その・・忠夫さんにちょっとお願いがあって・・・」

そう言ってアリスはモジモジと・・・なんとも可愛らしく俺に右手の手のひらを差し伸べた。
あ〜なるほど・・・・

「手相を見て欲しいと?」
「ち、違います!!忠夫さんの第二ボタンをくださいって言いたいんです!!」

そうはっきり言ってくれると・・ちょっと照れるけどやっぱ嬉しいな。

「わかってるって♪」

俺は無造作に第二ボタンを引き千切ってアリスの手のひらにボタンを置いた。

「あ、ありがとうございます忠夫さん!!」
「ん・・・いや、ボタンぐらいで大げさな・・・」

実はアリスより先にボタンを頂戴って言ってくる女子がいたんだけど、アリスのために残しておいたのは秘密だ。


教室

う〜ん・・・青春よね・・・私も後でボタンを貰いにいこっと♪

「あ、いたいた!愛子ちゃん!!」
「ん、どうしたの?」

私が教室から校門の所にいる横島君とアリスちゃんを眺めていると、クラスの女子(出席番号 女子1番 相沢 真奈美)が私を呼ぶ。

「なに一人で黄昏てるの?」
「うん・・・ちょっとね、この高校ともこれでお別れかって思うと・・・少し寂しくてね・・・」

この気持ちも、青春の一つなんだろうけど・・・

「ふ〜〜ん・・・ま、横島君と離れるのは寂しいわね。」
「え?」
「えって・・・そういえば愛子ちゃんはこの後どうするの?」

・・・・そう言えば言ってなかったわ。

「私は・・・その・・・横島君と一緒に・・・その・・・いるんだけど・・・」
「「「はいーーーーーーーー!?」」」
「っていつの間にか2人増えてるわよ!?」

急に現れたのは出席番号15番の長川 紀子ちゃん(のんちゃん)と11番の相馬 美津子ちゃん(みっちゃん)。
いったい何処から現れたの!?

「いや、私達の事は置いといて・・」
「横島君と一緒にって、どういうこと!?」

う〜〜ん・・・言っていいのかしらこれって?

「横島君が学校を作ったの・・・その私みたいな妖怪でも学校に通えるようにって、で、私はその学校で先生をすることになったんだけど。」
「い、いつの間に・・・」
「って学校を作った!?」
「横島君って学校を作れるぐらいお金あったんだ・・・」

・・・実は廃校を盗んだなんて言えないわね。

「なになに、ってことは愛子ちゃんはこれからずーーと横島君と一緒なわけ!?」
「いいな〜〜」
「え、あ・・・うん。」

確かに一緒よ、うん。ライバル達も皆ね。

これからどうなるんだろうって考えると、不安と期待で胸がいっぱいになる。

けど、横島君と一緒なら・・・

「私はこれからも横島君の近くで青春してくわ!!」
「はあ〜〜・・・いいな〜」
「ほんと・・羨ましいわ愛子ちゃん」
「私なんて就職だし・・・もう青春なんて出来ないわ。」

ガラガラガラ

「あ、いたいた!」
「あ、その・・・あの俺、相馬さんにようがあるんだけど。」
「あ、俺は長川さんに・・・」
「俺は相沢さんに・・・」

私達が喋ってると、三人の男子が教室に入ってきた。
少し照れた表情で、お目当ての女の子を呼ぶ様は、まさに卒業式恒例のアレなわけで

「・・・いってきたら三人とも、これも青春よ?」
「あ、うん」
「じゃあ行ってくるね愛子ちゃん」
「これが最後の青春って事になるのかな〜」

相沢さん達がそれぞれ呼んだ男子のもとへ・・・今から何が起こるかやっぱりわかっていて、少し照れながら・・・・

「よし!」

私も横島君のもとへ行こう!!
第二ボタン・・・は、アリスちゃんに取られちゃったけど・・・

「私は先に、学生服をくれるように言ってあるもんね〜♪」



私はあなたに出会えて本当によかったって思ってます。

「ふわ〜〜・・・座りっぱなしで疲れちまったな〜」
「そうですね。」

あなたとても素敵で優しく強い人

「・・・・・・なあアリス・・・」
「はい?」

そして・・・私の大事な欲張りさん

「俺ってその・・・まだアリスに言ってないよな・・・その・・告白の返事・・・」
「あ、はい・・」

だって・・・

「・・・あの告白の返事・・・今言ってもいいかな?」
「は、はい!!」

忠夫さんは少し照れながら、頭をかきながら私の正面に立った。
頭をかくのは忠夫さんの癖。自分が緊張している事をごまかすための・・・私が見つけた忠夫さんの癖。


ドキドキドキドキ!

自分の心臓が痛いぐらいに高鳴ってるのがわかる。忠夫さんに聞こえてないかしら?



ドキドキドキドキド
「俺・・・アリスの事が好きだ・・・・」 ドキドキドキドキ!!


「・・・・・嬉しい・・・」

やっと言ってもらえたこの言葉
嬉しくて涙が出そうで・・・私は両手で口を押さえた・・・


「あ、・・・でもな・・・その・・・」

忠夫さんが続きを言おうとしているけど、その先はなんとなくわかっていた。
だから私は、人差し指で忠夫さんの口を押さえる。

「・・・・私は忠夫さんに好きって言ってもらっただけで十分ですよ。」
「あ、アリス・・・」
「私も・・・忠夫さんの心の中にいるって事だけで・・・十分です。」

いったい何人同居人がいるかはわからない、忠夫さんの心の中の私。

「う〜ん・・・俺ってめちゃくちゃ欲張りだな。」
「そうですね、欲張りです。」
「・・・わりい・・・」
「一人に絞ることは?」
「・・・わかんねえ・・・」
「ま、それでも私が忠夫さんの心の中に住んでいる事は確かなんですよね?」
「あ、ああ・・・・」
「ならいいです♪」


だって・・・忠夫さんの心の中には・・・沢山の人が住んでいて・・・その全部の人達を手放そうとしないんですもん・・・・

でも、それは私が出会った時からで・・・私はそんな忠夫さんを好きになった


「もうこれ以上増やさないでくださいね?」
「そ、それは・・・その・・・」

忠夫さんはやっぱり困った顔する。

「わかってます・・・忠夫さん♪」



いつまでも・・・あなたの心に・・・・


その頃・・・ピートはというと・・・

「ピート〜・・第二ボタンちょうだ〜〜い!」
「うわ!エミさん!?」
「お兄様ーーー!!」
「わあ!?アンちゃんまで!?」

せっかくアリスに告白を諮っていたのだが・・・まあどうでもいいので省略


同時刻、京都では・・・

「私もヨコシマと一緒に卒業式をむかえたかったーーーー!!」

「ヨコシマって誰よ?」←友達A

ルシオラが卒業式を終えていた。


そして時間は少し流れ・・・次の日、

秘密基地にて

「どうじゃ!!これがワシとマリアが改造した逆天号・・・その名もカオスフライヤー三号じゃ!!」

そう言ってカオスが虫かごから取り出したのは、小さくなっている元逆天号

前はカブト虫だったが、今は先端の角+くわがたの顎みたいなのが引っ付き、どちらかというと、くわがた虫に見える。(カブト虫+くわがた虫=カブトくわがた?)


「はーいはいはい・・・勝手に名づけんな爺。」
「それじゃあ大きくするわね。」
「ああ、頼むよルシオラ。」

ポチっとな


ブオン


いったい何処についてるかは謎だが、ルシオラがボタンを押すと大きくなる元逆天号。
結構大きいために、少し近くの木をなぎ倒してしまったが・・・横島達は気にしない。

「それじゃあ荷物をって・・・そういえば美神さん達は?」
「さあ・・・確か蛍が今日、荷物を入れる事を伝えてるはずなんですけど・・・」

ギク!

「あ、え〜と・・・その、用事があって、後で入れるって・・・」
「ふ〜〜ん」

人を疑う事を学びましょう横島くん

「それじゃあ、俺は美姫の荷物を積むから、(横島の荷物はめちゃめちゃ少ない)美姫の部屋に案内してくれマリア。」
「イエス・こっちです横島さん。」

そう言って横島はマリアに案内され、逆天号の中に入っていく。

「じゃあ私達の部屋には・・・カオスさん、案内してください。」
「わかった。」

ここで横島達は荷物を入れるわけですが・・・何も無いので省略。
ちなみに愛子は自分の中に荷物を入れて、後で荷解き?


横島達が荷物を積んでいる間に、ここで逆天号:改の内部&能力説明!!


とばしてもいいですよ♪


ゲストにヨーロッパの魔王、今は孫?ぼけしているドクター・カオスさんです!!

1 動力源は?

「風力と太陽エネルギーと燃える物ならなんでもじゃな。もちろん小僧達の霊力でもOKじゃ!!」

燃えるごみでも?

「そうじゃ、ビニールでも人でも、燃えるならなんでもじゃな。その時に出る有毒ガスなども、ちゃんと浄化しておるわい!!」

2 兵器、武器の搭載は?

「小僧には止められたんじゃがな、まあこれから先何があるかわからんし、念のためにな。」

どんなの?

「小僧達の霊力を溜めておけるコンデンサーを作っておいたんじゃ。これに溜めて一気に放つ!!連射は出来んが、限界まで溜めれば、断末魔砲にもひけはとらんわい!!」

くわがたの顎みたいなのは?

「あれは・・・なんだったけ?忘れたわい。そのうち思い出すじゃろうて。」


3 内部の作りについて

「大まかに言うとコクピット、居住区、動力室、甲板に別れておってな。コックピット以外は小僧の要望で和風に作ってある。」

4 コクピットについて

「内装的にはあんまし手を加えておらん。ワシはよかったんじゃが、小僧が「壁をどうにかしてくれ!!不気味でしょうがない!!」と頼んできたんでな。壁だけ少し手を加えただけじゃ。」

5 居住区について

「これが一番きつかったわい。小僧、美姫、ルシオラ、アリスはあんまし要望が無かったのじゃが、後から入ってきた美神の要望がうるさくてのう。やれ部屋を大きくだとかなんとか・・。小僧、美姫、ワシ&マリア、おキヌ、シロ、タマモの部屋は和風で、ルシオラ、アリス、美神の三人は洋風じゃ。机の小娘は、学校の教室風に・・・。広さは、美神が一番広くて、二番目に美姫。小僧が一番狭い。他の連中は皆似たり寄ったりじゃな。」

カオスさんは?

「ワシはマリアと一緒じゃしな、研究室も勝手に作ったから(しかも自分の部屋から行けるように)中々の広さじゃ。」

他には?

「それぞれの部屋にはトイレがついており、美神の部屋だけは、シャワーもついておる。「外が眺められるシャワー室を作っといてよ!!」とか言われたんでな。少し大きめな窓もつけておいた。まあ殆ど空を飛んでるわけじゃし、誰も覗かんだろう思ってな。」

他の人達の風呂は?

「大きな風呂(ひのき風呂風)を作っといたんでな。一変に10人ぐらい入る奴を。女性陣が入った後に、ワシと小僧で入ればよかろう。」

甲板について

「これは全然、まったく手を付けておらん。小僧と蛍の娘の二人から頼まれたのでな。」


ドクターカオスさん、ありがとうございました!

あとは皆様でご想像ください!!


それでは本編に戻ります!!


「ふう・・・結構荷物が多かったな。」
「そうね。」
「しかしさすがはカオスさんですね!素敵な内装でした!」
「そうじゃろそうじゃろ!!」

とりあえず荷物の整理を終えた横島達。
これでもう、旅に出る準備は出来た・・・かと思ったら・・・


「そういえば、明日俺達の卒業を祝って、魔鈴さんのお店でパーティーを開いてくれるって。」
「じゃあ旅に出るって事はそこで皆に言えばいいわね。」
「で、その後に、出発ですね。」

ちなみに発案者は美智恵。
っとここで、カオスがなにやら思い出した様子。

「あ、そういえば・・・」
「どうしたカオス?」
「燃料をつんどらんかった。小僧、取りに行くぞ。」
「何処に?何を?」
「夢の島ゴミ処理場に、燃えるゴミを取りに・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」


おまけ


その日横島とカオスは、晩くまでゴミを漁り・・・

「お兄ちゃんとお爺ちゃん、なんか変な臭いがします。」

グサ!!×2

美姫に臭いと言われてしまった。


おまけ 2

「こらーールシオラーー!!アンタ、今日荷物を入れる事言わなかったわね!?」

「な、なんのことかしら?」
「ひどいですよルシオラさん!!」
「おいてけぼりにするつもりだったでござろう!!」

ルシオラが言わなかった事に対して、美神達が激怒!

「わ、忘れてただけよ。・・・・チッ!!」
「あーー!!「チッ!!」って言ったでござる!!」
「いい度胸してるじゃないアンタ!?」
「卑怯ですルシオラさん!!」

いくらルシオラに言い寄っても、ルシオラは「忘れてた、知っていたと思った」などとシラをきり、いい加減やかましくなって逆ギレ。
あーだ、こーだと言い合って、

「あれは私んだーーー!!」
「あれは拙者の先生でござる!!」
「あれは私のです!!」
「あれは私の恋人よーーー!!」

あれが誰のかを言い合う事に・・・・


その頃タマモは?というと・・・

「く〜〜〜」

横島の少ない荷物に紛れ込み、いち早く逆天号の横島の部屋に、自分の匂いを残していたそうな・・・。


{あとがき}

最近めっちゃ忙しいねん・・・・義王です。


燃えた・・・燃えたぜ・・・燃え尽きた・・・真っ白な灰になっちまったぜとっつあん・・・。

っと言っても、今回は別におおきな進展は無く、ただ次回に繋ぐだけのもんですけど。
燃え尽きるには、まだ少し早いかな・・・。


はい、それじゃあレス返し♪

>ジェミナス様

気に入ってもらったようで光栄っす!!
今回はこんな感じっすけど・・・どないっしょ?

>ひもろぎ様

人工幽霊は・・・・どうしよう?
げ、考えてないや。(ヒドイ)

1 他のメカに乗り移らせて連れて行く。

2 女体化する

3 おいていく

どれがいいでしょう?

>オロチ様

私もそう思ったんですよ!!
やっぱ「ときどき」がいいですよね!?

>アンスリウム様

できるだけ横島達には馬鹿騒ぎをしてほしいんっすよ作者としては・・・。
そのほうがGSっぽいですしね♪

おれも最近忙しくって(学校とバイト)あんまし来れないっすけど、頑張ってますんでアンスリウム様もがんばってください!!(何をとはきかないで)

>D,様

可愛く天邪鬼ってのが美神と思うんで・・・その辺が伝えられたかな〜と思ってます。

>nacky様

・・・・あんまし問題を出さんといてーー!!頭痛くなるっす!!
ま、まあ、言葉の壁は、美神と横島が過去のヨーロッパに飛んだ時も通じ合っていたし・・・スルーってことで・・・。

>Dan様

ひもろぎ様のレス返し同様、三つ考えました。
えらんでちょ♪

>煌鬼様

ヒビキって・・・誰?
とりあえずハーモニカ装備ってことで・・・あと人間と妖怪・・・どっちがいいっすか?

>なまけもの様

チーム名必要っす!!自分でSSかいときながら、俺ってそういうことを考えるの苦手で・・・。何かいい案ありましたらどうぞレスに・・・

>柳野雫様

あははは、フライングされてドッキっとしましたよ。

>くーん様

俺もその辺を一番悩んだっすよ。ハーレムでいくか単品でいくか・・・。
で、ハーレムというより、できるだけ女性陣を横島に集めて、なんとか横島ゲットをはからせようかと・・・。こっちのほうがドタバタドンちゃん騒ぎできそうですしねw

>wata様

ルシオラには少し我慢を・・・やっぱ笑いがほしいんで、それなら美神達はずせないですし・・


>カニ五郎様

カニ五郎様にも質問っす。人間と妖怪・・あなたのキャラはどっち!?(料理ショー風)

>朧車様

実は、美神に敏捷したおキヌ達ですが、本当はそれぞれ話を考えていたんっす。
だけど長くなるんで・・・めちゃめちゃに・・・。だから省いちゃいました。

あ、あと、神魔あたりのキャラ達は旅のほうで出す予定っす♪

小鳩ちゃんは・・・・どうしよう?


はい、レス返し終了!!

それでは次回!!

旅立ちの準備終了!!

さあ旅立て若人達よ!!


それでは、シーユー♪

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