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▽レス始

「過去?1(GS)」

ウイン (2005-04-06 16:45/2005-04-12 18:49)
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とあるぼろアパート。

  シュィン

低い音と共に、バンダナ、Gジャン、Gパン姿の少年・・・横島が現れる。

「寝む・・」

そのまま万年床となっている彼の寝床に潜り込む。

何時もよりふっくらしているのは、寝ぼけている彼の頭では疑問に感じない。

せいぜい「ラッキー」程度である。

「んん、暖け〜」

「あっ」

「柔らけ〜」

「んっ」

その布団の中にある柔らかい物体を抱き枕として触り心地を噛み締めながら、彼は眠りに付いたのだった。


「ん〜・・・よく寝た」

朝、一人の少女が置き出して来た。

彼女は昨日より両親が海外へ出張に行き、双子の妹と二人で一緒に住む事になっては居たが、いつも通り置き出して来た。

仕送りで暮すために家賃は最低のぼろアパートを借りたが、彼女は腕っ節に自信が有り、何かあっても何とかする自信を持っていた。

「百合はまだ寝てるかな・・・」

何気なく双子の妹の寝ているはずの所を見る。

ぼろアパートなので部屋数は少なく、二人で一つの部屋を使っているのだ。

「・・・・・・・・・・・」

二人で一つ…つまり、顔を向けた先にある頭は一つ…のはずである。

が、顔を向けた先にある頭は二つ…一つ多い。

一人は彼女の妹、一つは顔も知らぬ男…明らかに不審者。

そう決定付けた彼女は、布団から這い出て、

「てめぇ!何、人様の妹に手ぇ出してやがる!!!」

「ぶへろっ!」

男の頭を蹴り飛ばした。

「この!野郎!いつの間に!入って来やがった!!!」

「すんませんすんません!」

しばらく殴る、蹴る、踏む等の私刑を続けた後、謝り続ける男を外に追い出した。

「ふぅ…何だったんだ、今の奴は?」

男を追い出して一息付くと、彼女はその男について考える。

昨日、寝る前には居なかったはずである。

又、鍵も掛けていたが破られた形跡は無い。

「って!此処は俺の部屋じゃねぐふっ!」

とりあえず彼女は考えるのを止め、戻って来た男を再度蹴りを入れ始めたのだった。


「はぁ…どうすっかな〜」

横島は悩んでいた。

非常に悩んでいた。

朝起きた(起こされた?)ら見知らぬ部屋で、見知らぬ少女にリンチされていた。

其処まではまだ良かった(良かった?)

部屋を叩き出されると、やはり其処は自分のアパートの自分の部屋で、部屋にとんぼ返りすると又リンチにあった。

少し周りを調べて見てみると日付が遡っていて、時間移動していた事が判った。

其処までも(悲しい事だが、慣れていたので)良かった。

先日の行動を思い起こして見ると、最後に残っていた記憶で文珠を使用した時間移動だと判り、”帰”の文珠を使用した。

移動した先では、先程の少女とあと一人良く似た少女が着替えをしていて、さらに袋叩きにあった(ラッキー?)。

其処が問題なのである。

理不尽なリンチを受けるのも、気が付いたら知らない所に居るのも彼は慣れていた。

が、慣れてた所で元の時間に戻る方法が通じず、他の方法は解らない。

考えた末に出した結論は…

「美神さんの所にでも行って見るか!」

結局の所雇い主頼みであった。


「う〜」

「百合、いい加減に機嫌治しな」

二人の少女が歩いている。

一人は百合と呼ばれた少女…髪をショートカットにし、青いジーパンとジャケットを着た見た目ボーイッシュな少女。

「そうは言っても操ちゃん!着替えてる所覗かれたんだよ!もうお嫁にいけないよ〜」

もう一人は操と呼ばれた少女…此方は髪を腰まで伸ばし、黒いジーパンとジャケットを着た見た目クールビューティーな少女。

「あの後二人で袋叩きにしたのだから良いだろ?」

顔立ちは似通っているが、百合の方は少し丸めで愛嬌があって可愛らしい感じがし、操の方は少し細めで釣り目気味な美女と言う感じがする。

「それでもだよ!操ちゃん!乙女の柔肌を見せるって事はとっても大事なんだから!」

なお、体系もそれに準じて百合のほうが(BHWは)大きい。(ブラのカップは同じらしい)

「ああ、判った判っ…」

操は己が片割れの気配が傍らから消え去った事で言葉を止める。

「お兄様ーーー!生まれる前から愛してましたーーーーーーーーーーー!!!!!!」

「止めんか!!!」

振り返った先で見ず知らずの男性に飛び掛って行く妹を、己が”力”を使い空中で撃墜する。

「すいませんでした。失礼します」

呆気にとられている男性を尻目に、急いで撃墜した妹の腕を取って引き摺りながら立ち去ろうとする。

「あっ!待ってくれないか!」

「何だ?」

操は鋭い目つきで男を睨む。

妹の奇行には慣れているが、恥ずかしさが消える訳ではないので早く立ち去りたいのだ。

操が立ち止まったのを確認した男は、彼女を…と言うよりは彼女の手を見る。

「俺はGSをしているんだが、その力…霊力か?」


こんにちは、先日はなるべく週刊にすると言いながら早めに投稿しました。

投稿初心者の私が嬉しくて思わずストック(作成済み)分で投稿しました。

ストックは後1話分(4分の1話?)しかないです…早めにストック作らねば。

シロタマ大好き♪さん、古人さん、さくさん、感想有難うございます。

傾向はよくある過去(ちょっと異世界)逆行。

Cpは半オリキャラ?ハーレム?予定です。

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