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「心眼は眠らない その61(GS)」

hanlucky (2005-03-20 07:58/2005-03-20 08:07)
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ルシオラ達は、美神を捕まえにいく前に一日休憩を入れていた。

「ねえ? いい眺めでしょ?」
「そーですね。」

逆天号は定期的に座標誤差の修正をするために、通常空間に戻らなければいけない。そして、それが今であった。
時刻はちょうど日が沈む頃で、此処が海であるためか、水平線と綺麗な夕日が見える。
そんな夕日を感動的に眺めているルシオラと、やけに機嫌が悪いヨコシマ。
対応が某お昼番組のお客さんになっている。

「昼と夜の一瞬のすきま……短時間しか見れないからよけい美しいのよね。」
「そーですね。」
「…………テケレッツのパ――ハッパフミフミ――」
「そーですね。」
「聞いてないじゃないの!? 人が感動的な話をしているって言うのに!!」
「自分で言うか!? 大体、何で俺がお留守番なんだよ!?」

ヨコシマの機嫌が悪い理由。それは美神令子を襲撃しに行くというのに、自分が留守番させられてしまうからのようだ。
三姉妹としては、これ以上の暴走を防ぎたい事もあるが、なによりもヨコシマを昔の仲間のもとに行かせたくないのだろう。
そして、ルシオラはヨコシマが、勝手に何処か行かないように見張りの役目を買うのだった。

(そうよ……ヨコシマは、私達のなんだから……)

ヨコシマがいくら此方に残ると言っても、三姉妹からすれば実際に会って心変わりをするかもしれないと、思ってしまう。
ヨコシマを信じる気持ちよりも、ヨコシマを失いたくないという気持ちが勝ったというわけだった。

「パピリオとべスパだけだと!? 変なカメと変なボール連れて行くからって……もし、鬼道が居たらどうすんだよ!? あの技は、お前らには果てしなく効くんだぞ!!」
「二度も同じヘマはしないわよ。アレの発動時間は1分近くあったわ。だったらパピリオやべスパが本気になれば潰す事なんて大したことないし……」

ヨコシマは、鬼道の退魔結界を恐れていたが、実は鬼道、未だに入院中であった。理由は専属の医者しか知らないらしいが唯、一言、”潰れなくてよかった”、と寝言を言いながら涙を流している所を目撃されたそうだ。

「大丈夫よ……少しは私達を信じて、ね?」
(信じてって言われても、何か危機に陥ってばっかのような……)

ヨコシマが、今までの事を思い出して考えているうちに、ルシオラはその無言を肯定と取ったようで話を進めていく。

「ん、まぁ、お前らは油断し過ぎなだけだしな……信じるよ、今回はお前らの決定に従うさ。」
「ありがと……ねえ、ところでパピリオが何でペットとか飼うか知ってる?」

唐突に話題を変えてくるルシオラ。ヨコシマは、いきなり話題を変えてきたルシオラを変に思うが、その表情から大事な事だと悟り、続きを待つ。

「動物が育つのが好きなのよ。自分が大きくなれないの知ってるのよ。」
(大きくなれない? それじゃルシオラの事、ペチャパ――うげ!?」
「聞こえてるわよ。全く、もう。」

ルシオラの裏拳が見事に炸裂して、鼻血の海に沈みかけるヨコシマ。
その回復を待った後、といっても2,3秒だが、ルシオラは話を続ける。
その話とは、神魔の妨害が出来る期間は一年で、その間にアシュタロスの完全復活を果たす事が自分達の使命だと告げる。
そのためには寿命を短くしてその分、パワーアップさせた事も。
そして、自分達の寿命が一年だという事も。

「一年後、アシュ様が復活すれば、私達は用なしだし、失敗は許されないものね……」

二人の間に沈黙が走る。
その沈黙を破ったのは、

「アホ。」

アホの一言だった。

「アホアホアホの一言に尽きる。寿命が何だっていうんだよ? んなもん俺が何とかするに決まってるだろ!! 俺達は…………俺達は…………」
「俺達は?」

少し恥ずかしそうにするヨコシマ。だがここまできたらと勢いに任せて言う。

「俺達は家族だ!! 始めに言ったろ? 何かあったら俺に言えって。だから、任せろ!! 俺に不可能なんて事はない!! 寿命だろうが、ルシオラの胸だろうが、かかってこい!!
「ヨコシマ……にいさ――」
「兄さん!!」
「ヨコシマ!!」

ルシオラが、ヨコシマに抱きつこうとする前に、何処に居たのかべスパとパピリオが現れる。
ヨコシマは、今のセリフを完全に聞かれていたことを知り、真っ赤になる。ルシオラも微妙に真っ赤だ。

「お、お前らいつからそこに居たんだよ!?」
「ルシオラちゃんが、ヨコシマにペチャパイと言われた――痛いでちゅよ!!」
「五月蝿い!!」

ルシオラの拳骨を浴びてしまい、頭を抑えながら、少し涙を流すパピリオ。

「あはは! まぁ、それじゃ寿命の事は兄さんに任せるとして、後でマッサージよろしく!……生きてたらね」
「ヨコシマ! その後は昨日のゲームの決着でちゅよ!!……生きてたらでちゅ。」

べスパとパピリオが半ば逃げるように、逆天号の中に戻っていた理由は、もちろんヨコシマが思わず叫んでしまったあのセリフの一部分である。
スルーされてホッとしていたヨコシマであったが、時間差だったようだ。

「ねえ、ヨコシマ? 私の胸が何だって?」
「いやーーーーー!!!」


――心眼は眠らない その61――


話は一週間前に遡る。

妙神山での神魔とアシュタロス一派との決着がついて一時間もしない内に、最後の生き残りである小竜姫が、美神除霊事務所から運ばれてきた。

「小竜姫、大丈夫?」
「……私は大丈夫です。えぇ、横島さんを救うためにもまだ、倒れるわけにはいきません!」

小竜姫は、自分では大丈夫だと言っているが、美神からすれば興奮状態で何とか喋っているようにしか見えない。
ヒャクメの診断でも此処が霊的エネルギーに満ちていなければ、小竜姫は消えていただろうというものだった。

「大勢の神魔達が生還出来たのは喜ばしい事だけど……戦力になる者は残念だけどいないわね。」

美智恵も、あまり期待はしていなかったと言いつつも、心の何処かではやはり新たな戦力を欲しがっている。

「……小竜姫、教えて。横島クンに何があったの?」

ヒャクメを使って、小竜姫とヨコシマの戦いを見ていた美神達だったが、横島が霊力を暴走させたシーンは、横島の後姿しか映っていなかったので、横島が何を喋っていたのかわからなかったのだ。

「私の答えられる限りの事は……皆さんを集めて下さい。」

小竜姫は、皆が集まってから何があったか説明しようとするが、ある者が、居ない事に気づく。

「悠闇さんは? あの方も鬼門達によって救出されたと……」
「目覚めないのよ。ヒャクメの診断じゃ、常に生きていられる限界の霊力しか供給されていなかったらしい。」
「それでね――」
「……なるほど。むしろ現在の悠闇は、我々と違い、横島さんの霊力が主な供給源ですから、多分、横島さんが異界に居るため供給源がないようなものなんでね。」

実に的確な正解を導き出す小竜姫。ヒャクメは自分の出番が奪われていじけている。

「わかりました。私が横島さんに転送されるまで何があったのかお話します……」

小竜姫は、横島とヨコシマの存在について話す。
ある者はヨコシマを憎み、ある者は横島を哀れむ。
こちらからすれば、ヨコシマの存在は許されないものであった。

全ての話を終えた後、美智恵が口を開く。

「……それじゃまだ、横島クンは生きているという事になるわね。」

皆は信じている。横島は必ず、復活する事を。
だが、同時に忘れてはいけない。そのための最大の敵がヨコシマ(横島)である事を。

「……現状では、横島クンを元に戻す方法は見つからないか。……悠闇クンが目覚めれば、何か違った考えも浮かぶとは思うから、それまで横島クンの事は言い方は悪いが、とりあえず置いておくよ。」

西条が言ったセリフは、その通りであるからこそ部屋の温度が下がってしまう。

(そうですよね……横島さんと一番長く居た悠闇さんなら……)

皆が同じ気持ちになるが、何名かはそれがわかっていて、余計悔しくなる。
西条は少し失敗したなと思いながらも、会議を進行させる。

「……今の情報からわかった事、それは令子が狙われるのはすぐって事よね。」

その理由は、ヨコシマが横島の記憶を持っている事から推測される。

「……相手の兵器の修復に掛かる時間は?」
「大体、一週間ってとこなのね。」
「その間、常に異界に居るって事はない……となると……グラムの居所はわかるんですよね?」

ヒャクメの情報から、逆天号は周期的に人間界に姿を現さなければならない事は聞かされている。
美知恵はジークの方を向き、グラムの居場所が分かるのか問う。
ジークはグラムが、自分と同じ空間、この場合人間界に存在するなら分かると答える。
そして、現在、グラムの場所が分からない事から逆天号が異界に存在している事も分かる。

「運はこちらにあるわね。敵の兵器がどのような周期で、人間界を現れるのか、予測出来れば……うまくいけば破壊出来るわ。」

その後、細かい打ち合わせに入るため、美神達は会議室を出る。

「ねえ、小竜姫。竜神の装備なんだけど……私に貸してくれない?」

初めてメドーサと対峙した時も、月での戦闘でも、竜神の装具があったから戦えた。

「すみませんが、冥界とのチャンネルが閉じられている以上、以前のような効果は期待出来ません。」
「そう……それじゃ、この二つでやるしかないか……」

竜の牙と、ニーベルンゲンの指輪を見つめ、訓練室へ戻っていく。
美神が相手にするのはオリジナルの12倍の相手。
だが、神魔のアイテムをうまく使えれば、それでも負けはしない。

(……でも、これでもまだ横島クンを倒すには……)

居なくなって、この場合は敵になって、初めて分かる横島の強さであった。


そして……戦いの火蓋は切って落とされた。


/*/


妙神山での出来事から八日が経過し、その昼過ぎに事は起きる。

「敵襲!? 状況はどうなっている!?」

西条は、突然の襲撃の中、状況を把握しようとしていた。
ロビーが写ったモニターに巨大なカメとパピリオ、べスパ、外の風景が写ったモニターには、巨大な丸い物体。

「敵の数は……巨大ガメに、巨大な球に……居た……二人か。」

予想外の敵が二体居たが、それでも三姉妹全員じゃなかった事にホッとする。
その後すぐに指揮を執り、精鋭部隊、簡単に言えばGSチームを終結させる。
このアジトで現在、戦えるのは、美神、西条、おキヌ、シロ、そして神魔集団。
鬼道は入院中。冥子やエミなどは自宅なので、まだ来るまで時間がかかる。
そして神魔達の場合は、殆ど限界に近い者ばかりなので、期待は出来ない。

「先生達は予定通り、敵の兵器を沈めに行っているんだけど……正直、運がいいのか悪いのか……」

美知恵は、このアジトには居ない。強力な助っ人と共に逆天号の破壊に向かった。
少しすると、シロ、美神、おキヌの順に西条のもとにやってくる。

「敵の中に横島クンは見当たらないようだ。それが僕達にとって良い事か、悪い事かは分からない。」
「でも、運は悪くないわ……おキヌちゃん、目はいける?」
「は、はい! 多分大丈夫です。」

おキヌには、直接的な戦闘力は無い。そのため、ヒャクメから心眼を授かり、目を鍛え続けていた。まだまだ、横島には及ばないがそれでも心眼ありならば、ある程度の霊視が出来るまで成長している。

「拙者に任せて下さい!!」
「期待してるわよ、シロ。心眼に見込まれて、小竜姫に鍛えられた実力、あなたが一番の戦力なんだから!」

応援を待っている時間はない。
敵をうまく誘い込み、各個撃破しなければならない。

「勝とう。それしか僕達に道がないのなら……」
「そうそう。こんな敵とっとと倒して、あの馬鹿連れ戻して、ぼろ儲け再開しなくちゃね。」

美神達は、シロを先頭に敵が居る場所に向かっている。
情報では、巨大ガメ、幹部がキャメランという名を口走っていた。そして、巨大な球、これまた小さな幹部が大魔球1号と叫んでいた。
キャメランはすでにロビーで暴れまわっていて、大魔球は未だにビルの外から、雷を放っている。
パピリオとべスパは、辺りを警戒しつつ、様々な所を動き回っている。

『こちら、偵察部隊C、敵幹部がカメから離れていて、今が倒すチャンスです。』
「了解!! 行こう、僕達は、人間は負けない!!」

ロビーに躍り出て、美神、シロ、西条で三角形の形でキャメランを囲む。
急ぐ必要がなければならない。パピリオとべスパがここに戻るまで、1分もないのだから。

「おキヌちゃん!! 霊視で、何処が変に見える!?」
「は、はい!!――首の辺りが怪しいです!!」
「上出来よ!!」

美神はキャメランが目から放つ光線を、盾で受け流し、真正面から突っ込む。
真正面から突っ込む危険など、パピリオ、べスパ、キャメランに挟まれる事に比べれば大した事ではない。

「極楽に行かせてあげるわ!!!」

そのまま跳躍し、キャメランの甲羅に乗り、竜の牙が変化した剣を首付近に突き刺す。

「魔力の源は――そこね!! シロ!!」
「了解でござる!!」

巨大なカメから、小さなカメが現れ、すかさずシロが止めの一撃で勝負を決める。
開始10秒、鮮やかな勝利だ。
だが、ホッと息を吐く暇も無く、

「――そこに居たでちゅね!!」
「ちっ! もう、倒されてるじゃないか……」

パピリオ、べスパがロビーに姿を見せる。

「……パピリオ、わかってんだろうね。」
「大丈夫でちゅ。もう、侮らずに倒して行きまちゅよ!!」

油断して、自分達が怪我をすればヨコシマが心配する。そして、ルシオラに殺される。
ある意味、必死なパピリオ、べスパだった。

「令子ちゃん、もう少し下がって……」

西条が令子を少し後ろに下がらせた瞬間、

「撃て!!」
「「――!?」」

ダダダダダダダッ

 バァァン  バァァン

ダダッ  ダダッ ダダッ

パピリオとべスパの右側、ちょうどガラスが張られていたのだが、すでにガラスは壊れていて外から一斉射撃が始まる。
流石に、一般人の霊波を感知出来ず銀の銃弾を受け続けるが、べスパ達にしてみればビー玉を投げつけれている痛さであった。
つまり、死にはしないが結構痛いという代物である。

「こちらはいつ攻められてもいい準備をしているんだ!! 先生にこの場を任された以上、僕はその責任を果たす!!」

西条は、直接戦闘には基本的に参加しないが、美神の傍に居続け、最も迅速な指示が出せるようにしている。

「シロ!!」

敵は、集中砲火を浴び続けていて動けない。今が、最大の一撃を放つチャンス。
そして、この中で最大の一撃を持つ者、それは八房の使い手シロ。

「………………………………」

シロは返事をせず、明鏡止水の心境で八房を見つめる。

「ふぅーー……はぁーー……」

冷めず、熱くならず、唯、最高の一振りをすればいい。
弾丸の音は、小さく、敵の痛みによる声もまた小さく、聞こえるのは、八房の声。


「力を貸して――八房」


八房、その名の由来は八つの刃を放つ事からだと言われている。
だが、見たか? 聞こえたか?


ゴォォォォォンッ


八つの刃は一つに重なり、今、一つの刃が敵を討つ。

その咆哮は、荒々しさの中に大神の誇りを感じる。


決まれば、そのべスパ達も唯じゃすまない。


そう、決まれば……


「大魔球!!」


ガシャァァァァン

大魔球は、壁など無きに等しいとでも言いたいのか、ロビーに突っ込んできてべスパ達の盾をなる。
そして今の大魔球の突進によって、陣形は乱れ、勝負は互角、むしろ美神達の不利な状況になってしまう。

「美神さん!! アレ、まだ生きてます!!」
「えっ!?……!?」

ザーーーー

今ので何処かで火災が起きたのだろう。スプリンクラーが作動してしまう。

「しまったでちゅ!?」
「ついてないけど……まぁ、敵の能力も分かったし、最後の締め、行くよ!!」

大魔球はスプリンクラーから出てきた水を浴びて、全く動かなくなる。

「そうか! アレの弱点は水だったんだ!!」

べスパ達に渾身の一撃を喰らわす事は出来なかったが、大魔球を偶然にも倒す事が出来た美神達。
すぐにシロが八房を振るい、大魔球に止めを刺す。

「――っと、喜ぶのはまだ先のようだね。今ので指示を送る相手も居なくなったことだし……微力ながらお手伝いするよ。」

残念だが、この面子では本当に微力な西条。
この二ヶ月、横島を倒す気で鍛えてきた美神と、小竜姫に鍛えられてきた、元々素質は抜群のシロに比べれば明らかに劣ってしまう。

「パピリオ……美神令子は殺すんじゃないよ。」
「わかってるでちゅよ。」

距離をじわりじわり詰めてくるべスパとパピリオ。

ごくん

誰が唾を飲んだのか、それが合図となり距離はゼロになろうとする。

「こっちだって!! アンタ達ぶっ倒すために――」

美神は、竜の牙とニーベルンゲンの指輪に戻し、一つに重ねる。

「切り札の一つや二つ――」

それは一本の剣となり、美神の力へ変わる。

「喰らいなさい!!」
「援護するでござる!!」

美神が無茶出来るのは、自分は此処で殺される事はない、魂が取られるまで殺される事は無いという事を知っているからであった。
そのため、相打ち覚悟の攻撃をしても、向こうは手加減するしかない。

「ほら、本気で攻撃したら、人間なんて簡単に死んじゃうわよ!!」
「――だったら、美神令子は最後だ。パピリオ!! 他をまず、黙らせる!!」

美神が自分を人質にとって攻撃してくるので、先に他の危険な相手、シロを仕留めに掛かる。

「はああああ!!!」

ザザザザザッ

今度は八つの刃が舞い、突っ込んできたパピリオを驚かせるが、その程度では足止め程度が精一杯。

「終わりでちゅ!!」

ゴォォォォン

パピリオがシロに魔力の波動を放つ。
だが、単発ではシロに命中する事はない。

「これで、終わりだね」
「しまっ――」

いくら威力があろうが、ヨコシマのような人の動きを超えない限り、人間の美神ではべスパを追い詰める事が出来なかった。
べスパの蹴りを、美神は剣で防ぐが、そのまま弾かれてしまう。
その隙にべスパは、パピリオの攻撃をかわしたシロを待ち構えて、止めの一撃として魔力の塊をぶつけようとしたのだったが――


ザンッ


「くっ!? 何で、アンタがまだ動けるんだよ!?」
「シロちゃんは殺させません……私と横島さんの弟子ですから。」


――小竜姫登場。


――心眼は眠らない その61・完――


あとがき

久しぶりの三日連続投稿、何時以来だろう〜?

今回は、王道的?な家族愛?
横島とヨコシマ、バランスが難しいです。皆さんはどちらの”よこしま”が好きですか?
小竜姫が動けた理由は、まぁ、簡単ですね。

それでは次回、太平洋にて。

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