注意:作者は東京の地理はよく知りません。適当ですので勘弁してください。
注意2:甘甘注意!!もし、砂糖を口から出し始めたら、糖分摂取をしてください。
第7話 「ヨコシマとデート!!そして甘甘なデートでもだえ死ぬ者達!?」
「つながれ!!異界への扉!!!」
シュン!!
彼女がそう唱えるとあたりの景色が一変し、薄暗い異界へと変わった。
パチパチパチパチ!!
「もう完璧ですルシオラさん!!」
「ありがとうございます!!」
周りには人の顔した山やら枯れた木がある世界に響く拍手音。
それは合格を示すものだ。
「もう私が教える事はありませんね♪」
「え、ということは・・・・」
「ええ、修行は終了。おめでとうございますルシオラさん♪」
元々前世の記憶を完璧にもっているルシオラは、魔鈴の予想より早く、異界にチャンネルを作る魔法を理解したのであった。
(こ、これでヨコシマと美姫ちゃんと遊べるわ!!)
「やったーーーーーーーーーーーーーー!!」
「へ、もう出来るようになったのか?」
「そうよ!だ・か・ら・・・ご褒美ちょうだい♪」
「ご褒美?」
家に帰ってからもルシオラのテンションは高かった。
横島がアリスと愛子を連れて廃校に行った時も、ルシオラは魔法習得のために魔鈴の所へ。
(長かった、本当に長かった・・・いつしか忘れられるんじゃないかと思っちゃうぐらいに。忘れられて、何時の間にかヨコシマが別の人とエンディングを迎えるんじゃないかと・・・)
【SSとしてはあっという間だが、実際は1ヶ月ぐらい掛かったと思ってください。この世界では今は12月ぐらいです。】
急に黙り込んだと思ったら、自分の思いに浸りはじめ力強く拳を握り体をプルプル震わせ、
(でも、この私は最強ヒロインのルシオラよ!!どのSSでも私は思いっきりヨコシマの心のど真ん中に居続けるルシオラよ!!復活しているこのSSなら当然私がヨコシマとくっつくべきなのよーーーーー!!)
かとおもいきや、かなりヤバイ事を思い、万歳するルシオラさんに、横島くんはちょっと引き気味。
「ど、どうしたルシオラ?ネジが一本とんだか?」
「な、なに失礼な事言ってんのよ、そんな事よりご褒美〜〜♪」
子猫のように擦り寄り、横島の胸に自分の顔を摺り寄せる。
いったいどうしたのだルシオラよ?
「だって〜〜廃校に行く時も私は行けなかったし、いっつもヨコシマとは別行動だったんだもん!」
で、今までの分を取り返そうと?
「そう言う事♪ ってなわけでデートしましょヨコシマ!」
「一体誰と喋ってるのかは置いといて・・・デート?」
「そう!明日は丁度日曜日だし・・・駅前で待ち合わせして、それから2人でエロエロ色々と・・・ね?」
横線が引かれてる部分が気になるが・・・デートしてあげたら横っち?
ちなみに今家にいるのはルシオラと横島だけ、皆夕飯を食べた後、アリスは一旦自宅に戻り、美姫はカオスと秘密基地で将棋、愛子はその美姫に付いて行った。
「まあ、明日はバイトもないからいいけど・・・俺、デートした事ないぞ?」
「ま、まあその辺は私に任せといて!!」
「それにお金も無いぞ?」
「・・・ま、まあお金が掛かる=いいデートってわけじゃないから、出来るだけお金が掛からないようにするわよ。」
でも少しはお金があったほうがよくありません?
「う、うるさい!!ヨコシマとデートするのにお金が掛かったたらダメなのぐらい最初から分かってるわよ!!」
「・・・酷いよルシオラ。」
「ああ〜別に今のはヨコシマ言ったわけじゃないんだから、拗ねないで!!」
何気に酷い事を言っているルシオラ。
横島は床に体育座りで“の”の字を書き始めてしまった。
ケラケラケラ!
「後で覚えときなさいよ!で、ヨコシマも何時までも泣いてないで明日駅前にて10時集合よ、わかった!?」
「はい・・・」
「それじゃあ私は一旦自分の部屋に戻って明日の用意するから。」
そう言ってルシオラは自分の部 ボグシャ!!
「アンタは黙ってなさい。」
・・・・はい。
「聞いたでござるか?」
「ええ・・・明日の10時に駅前ね?」
「そうでござる・・・拙者達もこうしてられないでござるよ!!」
ふ・・・普通のデートはさせないぜルシオラさんよ・・・(よくも殴ったな!親父にも殴られた事ないのに!!) ←嘘
日曜日、駅前 10時5分
これからデートをするのだろうカップルがうじゃうじゃといる中、ルシオラはナンパしてくる野郎らをシカトしたり追い払ったりして横島を待っていた。
「おっそいわねヨコシマ・・・何時まで待たせる気かしら!!」
いや、まだ五分しか約束の時間から過ぎて へブシャ!!
「アンタは黙ってろって言ったでしょ?」
・・・・・すんません。
タッタッタッタッタ!!
「お〜い、ルシオラ〜!!」
「(あ、来た)ヨコシマ〜♪」
走ってくる横島に抱きつくルシオラ。
周りの男性から「なんであんな野郎と!」とか「さっき俺が声かけたのに!!」とか聞こえてくるが、それは無視。
「待ったか?(やっべー寝坊したけど、なんとか間に合ったな〜。あ〜思いっきり走ったせいで心臓痛い)」
「ううん・・・私も今来た所だから・・・(あ、ヨコシマの心臓ドキドキ言ってる・・・私に抱きつかれたからかな?)」
横島の胸の中でそう答えるルシオラを優しく抱きしめる横島。
カップルのお決まりの台詞第1位に輝く台詞を言うが、心の中は全然かみあっていない。
つーかさっきと言ってる事が全然ちが ドス!!
「どうしたルシオラ?」
「うんん・・・なんでも無いわヨコシマ、行きましょ?(黙ってろって言ったでしょ?)」
「何処に?」
「最初は・・・お散歩♪」
するりと、だが不自然じゃないようにルシオラは横島の手を握る。
指と指とを絡めて、少し照れてるルシオラは・・・それはそれは可愛く横島に見えた。(俺が黙ってたら話が進まんだろうが!!)
横島達から100メートルほど離れた地点の電柱の後
「こちら【コンコン】、ターゲットは現在、○×駅前にてヨコシマと接触!!」
『了解でござる!こちらからも見えてるでござるよ!!』
「OK!私は後ろからつけるから、【餓狼】は【亜麻色の髪の乙女】に連絡後、そこからつけて!!」
『了解でござる!!』
とある除霊事務所
『こちら【餓狼】でござる!!先生はターゲットと駅にて接触!!その後、一緒に北に向かってるでござる!!』
「北?北っていうと・・・」
「まずいわ!!あの駅から北は、ホテル街よ!!」
台の上に東京の地図を広げて、横島がいる場所に人形『ミニミニ横ちゃん』を置く総司令官の通称【亜麻色の髪の乙女】(以降、亜麻色)
ちなみに人形を作ったのは通称【凍った布】
「どうします美か「私はいま【亜麻色の髪の乙女】よおキ・・じゃなかった【凍った布】ちゃん?」あ、すみません。」
横島が向かう先がホテル街だと知った【亜麻色の髪の乙女】は、しばらく悩み、
「ほっておきましょう・・・多分、あさっぱからヤルとは思えないし。」
「で、でも横島さんは・・」
「大丈夫、相手はルシオラよ?多分、「ムードを考えなさいムードを!!」とか言って拒むわ。」
そう言って【亜麻色の髪の乙女】は通信機で「そのまま尾行を続けて!!」と命令してソファーに座った。
(絶対にヤラせないわよルシオラ!!)
(横島さんの初物は渡さない!!)
ホテル街入り口
「こ、ここはホテル街!?」
「ななななんでこんな所に!?本当は近くの公園に行くはずだったのに!?」
そう言ってルシオラは昨日見た本を思い出し・・・
「あ、方向が逆だったんだわって・・・どうしたのヨコシマ?」
横を見るとプルプル震えてなにやら段々と霊気が上がっていく横島の姿。
「ね、ねえヨコシ「ルシオラーーーーーー!!ホテルでヤル金が無いから今ここでーーーー!!」ってきゃん♪」
い、いや「きゃん♪」じゃないでしょルシオラさん?
飛び掛ってくる横島を手で押さえるが全然嫌がって、いやどちらかというと喜んでるルシオラ。
「は!?そうだったって、コラヨコシマ!!ここじゃダメよ!!」
「ええやないかええやないかーーー!!」
ゴス!!
「もう、それは後で♪今はデートを楽しみましょ?」
「ううう・・・(なぜ女はこの気持ちを理解せずに無駄な)」 抱き♪
横島が原作と同じ事を思っていると、ルシオラが横島の腕と自分の腕と絡ませて、
「さ、行きましょ♪」
優しく微笑んだ。
「あ、ああ・・・(・・・・無駄じゃないかも)」
2人は今来た道を戻り公園を目指す。
ホテル街から出てきたカップルのように・・・。
「こちら【コンコン】、ターゲットとヨコシマは今来た道を逆走しています、どうぞ!!」
『こちら【亜麻色の髪の乙女】、多分道を間違ったのね。駅から南に公園があるから2人とも先回りして頂戴!!』
「了解!!」
『了解でござる!!』
『怪しい雰囲気になったらどうするか・・・わかってるわね?』
「ええ解ってるわ!」
『邪魔をすればいいんでござるな!!』
後から狐さんと犬(狼でござる!)失敬、狼さんがついて来ているとも知らずに・・・。
公園
「あ〜〜風が気持ち〜♪」
「今日は晴れてよかったな。」
「うん♪」
川の近くの公園のベンチに座り、川の流れと一緒に来る風を2人で感じる。
空は青空で太陽の光が気持ちよく、そのおかげで風が冷たくなく心地良い。
まるで今日だけ春が早めに訪れたように錯覚する今日の天気。
「・・・・」
「・・・・」
言葉無くベンチに座る2人。別に気まずいわけじゃなく、ただなんとなく2人で同じこの空気を黙って感じていたい。
暖かな空気が2人を包んでいた。
「こちら【コンコン】、2人とも黙ってベンチに座ってるけど?」
『喧嘩でもしたのかしら?』
『こちらから見ても、何も喋ってないでござるよ?』
『これってチャンスってやつですかね美か・・じゃなくて【亜麻色】さん?』
『そうね・・・もう少し様子を見て、もし喧嘩だったら横島クンをさらっちゃいなさい!!』
雰囲気だいなしだなオイ!
「ふわああ・・・あ、ごめん。」
「いや、いいけど・・・寝てないのか?」
「うん、今日の事を考えると・・・ちょっとドキドキしちゃて♪」
「もう大丈夫よ♪」と言ってガッツポーズをするが、やっぱり何処か眠そうで・・・
「少し寝るか?」
「え?」
「なんなら膝枕してやるからさ。」
そう言って横島は隣に座っている彼女の頭を優しく自分の膝の上に乗せた。
「ちょ、ヨコシマ!?」
「お前はすぐ無理するからな。昼になったら起こしてやるよ。」
「もう・・・わかったわ、少し膝かりるね?」
ゆっくりと髪をとぐ横島の手が気持ちよくて、それはまるで子供の頃、眠れずにいたら母がしてくれた布団を優しく叩く行為みたに落ち着く。
正直彼女は全然寝ていない。
お金が掛からないデートと今日の事を考えていたら全然寝付けなかったのだ。
スーー
すく様聞こえてくる彼女の寝息。
寝ている彼女の顔はまるで天使だ。なんてガラにも無い事を思いながらも、彼女が寒くないように『温』の力を。
そして・・・少しでもいい夢を見れるようにと『幸』『夢』の力を使った。
ありがとう・・・ヨコシマ
「どんな夢を見てんだか・・・ま、いっか♪」
ルシオラの寝言を聞きながら、横島はしばしば時間を忘れ、ルシオラの頭を撫でた。
「こちら【コンコン】!!ルシオラがヨコシマの股間に顔を埋めてますどうぞ!?」
『な、なんですって!!』 ゴン!! 『い、痛い・・』
『無理な体勢で立つから台に足をぶつけるんですよ!!』
【コンコン】の現状報告を聞いて慌てたせいか、えらく鈍い音が通信機の向こうから聞こえてくる。
「ちょ、ちょっとこっちはどうすればいいのよ!?」
『決まってるでしょ!!同然突入を『ちょっと待つでござる!あれは先生がルシオラ殿に膝枕してるだけでござるよ!!』・・へ?』
「本当なの【餓狼】?」
【コンコン】は後ろから追い、【餓狼】は横島を様々な方向から追っている。
後ろから追っている【コンコン】には、ベンチの背もたれが邪魔で2人の様子がよくわからないのだ。
『拙者の位置からはよく見えるでござるよ!!突入はまだ早いかと思うでござる!!』
『そうね・・・でも油断は禁物よ、横島クンにばれないようにいつでも突入できる位置について!!』
「で、でもヨコシマにばれないようにって・・・」
『拙者はこれが限界でござるよ!!』
「わ、私もよ!?」
『そのために霊波迷彩服を渡したでしょ!?』
犬神の癖に男1人尾行できないの!?なんて言いたげな【亜麻色】さん。
まあそれが普通の男だったら出来るだろうが、あいにくターゲットは横島だ。
人間でもなく、魔族でもなく、神族でもなく、妖怪でもなく、幽霊でもない。
横島というなの生物なのだ。
もっと詳しくいうなら 横島科 横島属性 学名 天性女好き横島忠夫 通称横島忠夫
霊長類から変な進化したもの?猿から進化したんじゃなく元々横島という生き物がいたのか?
それはまだ、学会でも発表されていないため真実は定かではない。
「で、でもこれ以上近づいたら・・・」
『多分、先生は気配でわかると思うでござるよ?』
『化け物かアイツは・・・仕方ないわね、とりあえず私もそっちに行くから、それまで横島クンを見逃さないでよ?』
「了解!!」
『了解でござる!!』
【亜麻色の髪の乙女】 現場に降臨!!
「事件は会議室でおきてるんじゃないわ!!現場で起きてるのよ!!」
昼 公園
んっん〜〜〜♪
「・・・おはようさん、ルシオラ。」
「おはようヨコシマ。」
時間にして一時間ぐらいルシオラは横島の膝枕で眠っていた。
「もういいのか?」
「うん、今度は本当に元気いっぱいよ♪」
そう言ってまたもガッツポーズをするが、今度は嘘ではない。
「俺としてはまだルシオラの寝顔を見ていたかったけどな。」
「え・・・」
「よだれ垂らして鼾かいて・・・面白かった♪」
「ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?私ってそんな「うそだよ〜ん♪」・・・もう!ヨコシマ!!」
起きたとたんにじゃれあう2人。
ルシオラが横島をポカポカ叩いて口を膨らます。
少し拗ねてしまったルシオラに笑いながらも謝る横島。
はたから見たら、口から砂糖が出てきそうなぐらい甘い。
もう甘くて甘くて、近くにいる【亜麻色の髪の乙女】は全身をかきまくり、【コンコン】と【餓狼】は口から大量の砂糖を出していた。
「さてと、昼だけど・・・どっか食いに行くか?」
「ううん・・・じ・つ・は・・ジャーン!お弁当作ってきたの♪」
彼女はスカートのポケットから某ネコ型ロボットよろしくお弁当を取り出した。
「ど、どっから出したんだ?」
「ん、このスカートのポケットって少し私が手を加えてるのよ♪だから、たいていの物は入るわ♪」
そう言って彼女はポケットから水筒も取り出した。
「さ、食べましょヨコシマ。」
「う、うん・・・って、こ、これは・・・もしかして!?」
お弁当は二つ、お箸は一つ。
これぞ王道!!
「はい・・あ〜ん?」
「い、いや、自分で食べ「あ〜ん!!」・・・あ〜ん・・・」
嬉しそうに箸で掴んだ玉子焼きを横島の口に持っていくルシオラさんに、一度は抵抗を図るが速攻で降参する横島。
まあ、男としては一度は抵抗するよな。実際は嬉しくても・・・。
「美味しい?」
きらきらした目で、首を軽くかしげてたずねてくるルシオラさん。
もうこれで美味しくないって言ったら男じゃないわけで・・・それに実際に美味しいわけで・・・・。
「美味しい・・・」
「ほんと?」
「ああ、美味しいぞルシオラ。」
「よかった〜♪」
第二弾のあ〜ん♪もすんなりと受け入れる横島くん。
今度はお返しに・・・
「ほれ、ルシオラもあ〜ん・・・」
「あ〜ん」
ルシオラが可愛く口を開けて待ってるのに、ヒョイっと自分の口に持っていったり。
「あ・・・もう、ヨコシマったら!」
「あはははは、悪い悪い・・・ほれ、今度こそ、あ〜ん♪」
「あ〜〜ん」 パク 「うん美味しい♪」
じゃれあったりして楽しくお弁当を食べた二人であった。
『こ、こちら【餓狼】でござる・・・せ、拙者はもう無理でござる。』
「耐えなさい【餓狼】!!まだ任務は残ってるのよ!!」
「そうよ【餓狼】!!私と【亜麻色】だって我慢してるんだから!!」
『し、しかし・・・これ以上、糖分を口から出したら、拙者・・・拙者が死んでしまうでござる。』
「くっ!?仕方ないわね・・・【コンコン】!【餓狼】にこれを持って行ってあげて。」
「これは?」
「砂糖と蜂蜜いりジュースよ、こっから先、まだまだ砂糖を口から出すと思うから!!」
「わかったわ!!」
ちなみにこの方々のお昼は・・・近くで買ったハンバーガーだった。
お弁当を一時間ぐらいゆっくりと楽しんだバカップルよろしくの2人。
「さてと、お次は・・・ジャーン!!」
「おお!!それはデジャブーランドのゴールドカード!?」
「そう!ペアで一日乗り物乗り放題よ!!」
ここでまたもポケットから取り出すは金色に輝く一枚のカード。
なんとも都合のいい展開だが・・・まあその辺は俺からの2人に対するプレゼント♪
「よく手に入ったな〜それ。」
「ふふふふ、昨日お父さんに貰ったの♪お父さんは運良く上司から貰ったんですって♪」
で、その上司に渡したのが・・・実はこの俺だったりして・・。
「『横島君と行って来なさい』って昨日一度家に帰った時に・・・」
「ん?なんで俺の事知ってんだ?」
「さあ?」
まあ、良いではないか・・・何はともあれ無料で手に入ったんだし。
思う存分に楽しんでくれたまえよお2人さん?
「・・・・ま、それもそうね、行きましょヨコシマ?」
「お、おお・・わかった。・・・・サンキューな?」
いえいえ・・・こちらこそ楽しませてもらってますからね? ニヤリ
「ん?あれはデジャブーランドのゴールドカード!?横島の癖に生意気な物を持ってるわね。」
横島達からはるか離れた後方で、双眼鏡を手にして2人の様子を伺う【亜麻色】。
「どうするの?」
「車で先回りして、あいつらが乗りそうな乗り物に盗聴器を付けるわ。行動は監視カメラがあるから大丈夫よ。【餓狼】、一旦戻ってきて!!」
『了解でござる!』
「さあ行くわよ【コンコン】!!」
「OK!【亜麻色】!!」
電車を乗り継ぎ、やってまいりました夢のデジャブーランド!!
日曜のせいかやっぱりカップルが多いが、
「〜〜♪」
「此処に来るのも久しぶりだな〜♪」
腕を組んだりして、今日は自分もカップル達の仲間入り♪って事で横島くんは機嫌が良い。
(あ〜今思えばカップルを見ては僻んだり、モテる野郎を見ては怨んだりと、俺って結構馬鹿な事をやってたんだな〜)
なんて思うぐらいに心に余裕のある横島。
(そうだよね!モテるからって僻んだらいけないよね!!人間やっぱり優しさが大切だよね!?)
お空に見える、今まで怨んだりしてきたキザ公務員や、壊れバンパイアハーフや、幼馴染。
(もう俺はお前達を怨んだりしないからな〜〜〜〜!!)
多分明日になれば忘れてしまうだろう誓いをたてるぐらいに、彼の心にはどでかい余裕があったそうな。
「どうしたのヨコシマ?」
「い、いやなに・・・今までの自分を振り返っていただけさ。」
「???」
急にお空を見て哀愁を漂わせはじめた横島に?マークいっぱいのルシオラ。
「い、いやなんでもないよ・・・さて、どれに乗るルシオラ?」
「そうね・・・それじゃあアレ!!」
「よしきた!」
話を逸らした彼にあえてのる彼女。
2人は仲良く腕を組んで、幸せいっぱいな顔して彼女の指差したほうに向かっていった。
スタッフ以外立ち入り禁止区域内
監視カメラや機械調整を行う部屋にて、【亜麻色】と【コンコン】は横島とターゲットの行動を監視していた。
「あれ?【餓狼】は?」
「なんでも『我らが犬族のスター、ロナルド殿がいるでござるーー!!』とかいってどっか行っちゃったけど?」
「あの馬鹿犬!当初の目的を忘れてるわね!?」
【餓狼】、横島追跡断念!!
原因 犬族のスター、ロナルド。
「で、2人は何処に?」
「はい!2人は今、マジカル・ミステリー・ツアーに入ろうとしています!!」
【亜麻色】の質問にいち早く答えるはスタッフの1人。
「あそこか・・・」
(そういえばあの時あった子どうしてるだろう?)
嫌な思い出がある【亜麻色】と、懐かしい少年を思い出す【コンコン】。
「そうだ!あそこは私のロボットが最後に出てくるから・・・・」
「どうする気?」
「ふ、ふ、ふ、ふ・・・ま、見てなさい。これで今日は2人は最後までいかないように出来るから♪」
「???」
さて、馬鹿馬鹿しくも甘甘なデートをかましてる横島とルシオラに、謎のコードネーム【亜麻色の髪の乙女】の魔の手がせまる!!
横島とルシオラはその魔の手から逃れる事ができるのか!?
こうご期待!! しないほうがいいかもしれない。
{あとがき}
う〜ん、遊園地いったの、だいぶ昔だからな〜・・・アトラクションってどんなのありましたっけ?義王です。
前回募集した、学校名&チーム名は、次の次あたりで使わせていただきます。
皆様、本当にありがとうございました♪
では、レス返し♪
>wey様
アリス 「嘘?私、嘘なんて言いましたか?」 ニヤリ
横島 「妖怪だって人間だって・・・美人はいるからな!!似たようなもんだろ?」
>D,様
すんません、女神転生シリーズはやった事がないんです。
花子 「やっぱり私は学校のプリンセス〜♪」
次郎 「じゃあ俺はプリンス?」
太郎 「俺はどうなるんだ?」
>シシン様
学校 「あの子達はちゃんと天国へ行ったそうです。あの方々には本当に感謝しています。」
>アンスリウム様
花子 「ま、まあ・・・私は何年も生きてるから、ナニにも興味あるし〜、ヤッてもよかったんだけど・・・」
太郎&次郎「「オイ!!」」
>ジェミナス様
>学校まんまホーンテッドなジャンクション ってそんなに似てますか?
俺やった事ないんっすよね。
銀八 「生徒のために頑張りますよ〜私は!!」
校長 「私だって頑張ります!!」
>放浪の道化師様
いやいや、考えてもらって、ありがとうございますです。
>之様
横島 「俺は気に入ったけど?栄光の学園。」
横島は気にいったそうです。
>nacky様
横島 「いいなそれ!チーム・グローリーズって♪」
これも気に入ったようです。
>カニ五郎様
ルシオラ 「警備員になりたいなら、別にいいけど・・・異界よ場所?」
謎の生き物とかが、いたりしますけど・・・大丈夫ですか?
>なまけもの様
>滅多にトイレから出ないんでしょうか?
次郎 「まあ、たまには出るけど・・・」
太郎 「最近、引きこもってたからな〜」
花子 「私も・・・・」
>これって『動』の文珠を使ったってことですよね?
横島 「俺は今、文珠無しで自分の霊力を100パーセント、コントロール出来るからな!!これは文珠無しでって意味っす!!」
>「それじゃあな!!」
は横島のセリフなんでしょうか?
横島 「まあ、そうだけど・・・わかりずらかった?」
>1階は廊下の両側に部屋があるみたいですけど2階と3階はどうなってるんでしょう?
片側のみにしか教室がありません。つまり、1階は少し、校庭のほうに、出っ張ってる作りになってます。
文だけだと伝えずらいんです。勘弁してください。
>555様
横島 「いいなそれ!!あの猫耳の未亡人が保健の先生に・・・(放課後の保健室を妄想中)・・・ぐ、ふ、ふ、ふ、」 ドグシャ!!
ルシオラ 「なに、ヤラシイ事考えてるのよ!!」
横島 「ぐふ・・・だ、だが俺は諦めんぞ!!なんとしてもミイさんを保健の先生に・・」
>柳野雫様
横島 「グーラーか!!あの体で体育の先生にでもなったりしたら・・・(危ない体育倉庫を妄想中)・・にひゃひゃひゃ」 ヘブシャ!!
アリス 「またですか忠夫さん?」
横島 「痛い・・・・(ぜえったいにグーラーを手に入れたる!!)」
>犬雀様
花子 「ねえ?やっぱり挟んだら痛いの?」
・・・なんつーことを聞くんだ花子ちゃん!!
>通りすわり様
アリス 「ほら言われましたよ忠夫さん、所有者の事や権利の事を。」
横島 「気にするな、証拠を残すようなマネはしない。」
ルシオラ 「み〜つめてキャッツ○イ!!」
横島 「まあかな〜バ〜ラは〜アイツの〜口びる〜♪」
盗むき満々です。権利とかは無視するそうです。
はい、それでは次回!!ルシオラさん予告!!
ルシオラ 「馬に蹴られても死にそうもない連中!?」って、つまり私とヨコシマのデートの邪魔をするのね!?
・・・・じゃ、シーユー♪(逃走!!
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