俺はコイツに生きていて欲しくない・・・
傷つけることしか出来ないソレの首を、赤い霊波刀で跳ね飛ばそうとした横島。
だが、
ダキ!×3
「やめて・・・お兄ちゃん・・・」
「やめてヨコシマ・・・」
「やめてください・・・忠夫さん。気持ちはわかりますから・・・」
美姫が後ろから抱きしめ、ルシオラとアリスの2人が横から抱きしめた。
「・・・・」
「・・・お兄ちゃん・・・ありがとう・・」
「お・・俺は・・・」
「もう大丈夫だから・・・お父さんを、殺さないで・・・」
「美姫・・・」
「・・・美姫はお父さんに捨てられたけど・・・お兄ちゃんに出会えて幸せだから、もう怨んでないの・・・」
「・・・・・」
「美姫のために怒ってくれて・・・ありがとう・・・」
「お・・・俺は・・・・俺は・・・・・」
シュン
霊波刀が消え、横島は3人に抱きしめられたまま、その場に崩れ、涙を流す。
横島を抱きしめる3人の目からも涙が流れていた。
「俺は・・・俺は・・・・」
「もう・・・怒らないでヨコシマ・・・ヨコシマには笑って欲しいから・・・」
体が震えて・・・叫んでるヨコシマは怖かったけど・・・それ以上に、ヨコシマが悲しくて・・・
「やっぱり私は・・・真面目なヨコシマより・・・笑ってるヨコシマの方がいいよ・・・ヨコシマ~・・」
抱きしめたかった・・・・
「もう苦しまないでください・・・それ以上苦しんでる忠夫さんは・・・見たくありませんから・・・・」
忠夫さんのほうが苦しそうで・・・辛そうで・・・
「お、俺は別に・・・」
「・・・忠夫さんが霊波刀を振り上げた時・・・倒れているこの方よりも、苦しそうでしたよ?」
「・・・・・」
自分が痛いんじゃなく・・・他の人が痛いから・・・なおさら痛く感じる忠夫さんだから・・・・
いつのまにか、この場にいる全員の震えは止まっており、ソレは横島の怒りが収まった事を現した。
自分が傷つくより、他の人が傷つくほうが、自分が傷つくより何倍も痛い。
自分ならいい。我慢できる。
だけど、他の人達が我慢する姿はとても苦しくて心が痛む。
それが自分の友人や妹・・・好きな人となればなおさらだ。
この場にいる者たちは、横島の苦しみに胸を痛め、横島は美姫と研究所で出会ったあの子の苦しみに胸を痛めた。
「私達がいるから・・・自分だけで苦しみや痛みを我慢しないで・・・・」
「私達も苦しかったら忠夫さんに遠慮なくわけますから・・・忠夫さんも・・・」
「ルシオラ・・・アリス・・・」
喜びは分かち合い、悲しみは分けて半分にする。
個人じゃなく・・・皆で幸せなる魔法。
「・・・あの研究所での事・・・なんで言ってくれなかったのよ横島クン?」
「美神さん・・・・すんません・・・」
「あ、あの子を・・・・死なせたのは私達で・・・横島さん1人じゃないんですよ?」
「おキヌちゃん・・・」
崩れて泣いている横島に近づく美神とおキヌ。
横島だけが気づいて・・・皆に遠慮して話さなかった事は、横島の性格からしてわかったが、言って欲しかった。
「私達は・・・その・・・仲間なんでしょ?仲間に言わないでなんで1人で溜め込むのよ?」
仲間というのが照れくさいのか・・・・頭をかきながら近寄ってくるタマモ。
涙のせいか、目が赤くなっていた。
「拙者は先生の弟子でござる・・・弟子の拙者に遠慮なんて無用でござるよ・・・」
ペロ
そう言ってシロは横島の涙をなめた。
「な、なにを・・・」
「これが先生の悲しみなら・・・拙者はいくらでも舐めるでござる・・・先生の涙が枯れるまで・・・」
「・・・・ありがとうシロ・・・」
仲間だから遠慮した・・・そんなとこもある。
だが、仲間だから、遠慮なんてして欲しくないこともある。
「ありがとう美神さん、おキヌちゃん、タマモ、シロ・・・・ありがとう・・・」
そう言った横島の顔は、涙と笑顔でグチャグチャだったが、そんな横島の顔が、とても嬉しかった美神達であった。
『この世で最も恐ろしい物・・・・それは油断という化け物』
グシュグシュ!?
別に油断していたわけじゃない。
「横島クン!?」
「ヨコシマ!?」
あれだけやったんだ・・・死んではいないけど・・・もう動かないだろうと思ってた・・・・
「美姫ちゃん!!」
「美姫殿!?」
やっぱ・・・ソレはいい訳だな・・・・
「な、なんで動けるのよコイツは!?」
「い、いやーーーーーーーーー!!」
俺の爪が甘かったんだ・・・・
「お・・にい・・・ちゃ・・・ん・・・」
「すぐにヒーリングを!!」
ごめんな美姫
倒れいてた鷹条の触手が、横島の腹から背を突き破り、そのまま美姫を串刺しにした。
「この糞野郎!!」
斬!!
美神が神通棍で触手をぶった切ったが、横島と美姫の体は、切れた触手で繋がっていた。
「すぐに2人を病院へ!!下手に抜いたらどうなるか判らないわ!!」
「い、今救急車を!!」
ズボ!!
皆が慌てる中、横島が背中に手を回し、触手から外れ、
「大丈夫っすよ・・・」
ズボ!!
「ちょっと痛いけど・・・我慢してな美姫・・・」
「横島君!?動かしたら」ズボ!!「!!」
美姫から触手を抜き取った。
「ゴポッ」
美姫の口から吐き出される血が横島にかかり、横島の顔が真っ赤に染まる。
だが、横島はソレを気にせず、美姫を抱きしめ・・・
『治』『癒』
『蘇』『生』
『回』『復』
『治』『療』
自分の頭に思い浮かぶ、美姫を助けれるだろう文字を使った。
「ちょ、横島クン!!今そんなのしたら横島クンが死・「大丈夫っすよ美神さん・・・俺は不死身です。」」
「今はそんな冗談言ってる場合じゃないでしょヨコシマ!?」
「心配すんなよ・・・ルシオラ・・・俺は絶対に死なないから・・・」
「心配すんなって・・お腹を突き破られてるんですよ!?さっきから口から血が流れて・・・何処が大丈夫なんですか!!」
「は、早くヒーリングをしないと・・・」
そう言ってヒーリングが出来る、アリスとおキヌが横島の傷に手をあてようとするが・・・
「・・・ヒーリングじゃ無理だよ・・・」
そう言って横島が2人の手を優しくどかした。
(手が冷たい!?)
「・・・なんかさ・・・腹に穴が開いてんのにさ・・・死ぬ気がしないんだよ・・・よくわかんないけど・・・・」
そう言って横島は美姫を抱きかかえた。
「もう美姫は大丈夫だ・・・今は寝てるだけだから・・・・」
美姫の傷は塞がっており、寝息を立てていた。
「・・・コイツ寝相が悪いから・・・広いベットで寝かせてやってくれアリス・・・・」
「は、早く病院へ!!」
「それより文珠を使って早く治療を!!」
「大丈夫だって・・・・ゴホッ」 ドチャ!「・・・腹に穴が開いたせいて大分霊力が弱ってるな・・・これじゃあ治療できないっすよ・・・コイツにくれてやる分の霊力しか残ってないんだから・・・」
そう言って横島は立つ事は出来ないが、触手を伸ばして攻撃をしようとする鷹条に近づき・・・
「危ないでござるよ先生!!」
「「ヨコシマ!?」」
「忠夫さん!!」
「横島クン!!」
「横島さん!!」
「・・・美姫との約束だ・・・」
そう言って、ありったけの霊力を
『停』『止』
の文字に使った。
「これでお前は永遠に停止する・・・この地球が滅んでも・・・何百年たっても・・・」
死なないだけ・・・ありがたいと思え・・・糞野郎・・・
バタ!
横島は、腹と口から大量の血を流し、その場に倒れた。
BGMに、美神達の悲鳴や、叫びを聞きながら・・・・・・。
ぜえ~ぜえ~ぜえ~・・・
「・・・なに疲れとんのじゃお前は?」
お前のせいだこの大馬鹿野郎!!
真っ暗な闇の中。
例によって、裸の男と対峙する裸の横島。
だが、今回、相手の男は息切れをしながら登場した。
馬鹿みたいにカッコつけやがって!!貴様に死なれたら俺が困るんだぞ!!俺がお前を死なんよう、どれだけ気合を入れて・・・ブツブツ・・
「いや~・・あそこでカッコつけたら女性ファンが増えるかな~なんて思って・・・」
バキ!!
たく・・・いつもの調子に戻りやがって・・・・
「いいじゃねえか!お前だってそれを望んだだろ!?それに俺は今回、よ~くわかったんだ・・・」
なにを?
「こっちのほうが・・・俺らしいし、なにより落ち着く!!」
バコ!!
もうちょっとシリアスやってろ・・・そっちのほうが俺が楽でいいわい・・・
「つう~・・・」
で、答えはでたんかよ?
「・・・・まだ・・・」
ああん?
男が下から上にかけてメンチを切る。
それにビビる横島。
「あ、いや・・・なんていうか・・・理由はわからんが・・・なんとなく判った・・・」
・・・・
「自分を責めてたら、回りが悲しむのはよ~くわかったんだ。それに自分を責めるだけじゃ、なんも進まんからな・・・・」
・・・ちっ・・・まあいいや。
お前にしちゃあ・・・その答えは上出来だろうよ・・・。
「な、なんやねんその言い草!?」
合格って事だよ・・・つーかお前さあ・・・
「な、なんだよ?」
あそこでなんもせんでも・・俺がお前を死なせないって事・・・なんとなく気づいとったやろ?
「うっ!?」
やっぱりかこのボケーーーー!!
「わわわわわ!?ちょ、ちょっと待った!?」
なんやねん?
「お、俺、合格したんだよな・・・」
お、おお・・・いちをな・・・(話、そらししよったなコイツ)
「じゃ、じゃあ教えてくれんだろ?・・・お前が誰なのか?」
ああ・・・
「一体誰なんだお前は?途中でアリスに声をかけたりなんだりして・・・」
気づいとったんか?
「まあな・・・俺の中から声がすんだ・・・それぐらい誰だって気づくわい・・・」
(普通は気づかないもんなんだけどな)
「なんでアリス達を引き止めるような事言ったんだ?」
それは・・・彼女達のためと・・・俺のためだ・・・
彼女達にはしっかりとした理由や意思を持ってお前を止めて欲しかった・・・だからつまり・・・はっぱをかけたんだよ
「それがお前のためになんのか?」
まあな・・・
「・・・・なあ・・・お前だれや?」
・・・
「俺が一度死んで成仏して、その時一緒に成仏したルシオラの変わりに俺の中にいるのは判る・・・けどな・・・お前の言って」おお~と?ソロソロ起きる時間だぞベイビー?「誰がベイビーやねん!?」
まあその辺も詳しく次回話たるわい・・・
闇に上空から光が増す
「あ、こら!?マテや!?」
お前はやっと舞台に立った・・・いや、舞台に立てるぐらいの俳優になった。
「へい・ゆうー?」
俳優!!・・・あとは女優が揃うのを待つだけ・・・
「なにカッコつけとんねん?」
ええから黙って聞け!ってああ~もう時間が無い!?
「ざまーミロ~♪」
女優が揃ったら話すからな・・・つーか覚えてろ馬鹿野郎!!
病院
「・・・知らない「天井だ~なんて言ったら怒るわよヨコシマ?」」
横島が目覚めると目に映るは真っ白な天井。
お約束のギャグをかまそうとしたら、横から怒ると脅された・・・
「しくしく・・・・って・・・ルシオラ!?」
ガバ!
気がついたヨコシマを飛びつくルシオラ。
「馬鹿馬鹿馬鹿!!心配したんだから!!」
「悪い・・・ルシオラ・・・」
横島の胸で泣くルシオラの頭をそっと撫でる。
(・・やっぱ心配させちまったよな・・・・)
「もう・・ニ度とあんなヨコシマ見たくないからね!?」
顔を上げて、涙ながらにそう言うルシオラに
「ああ・・・約束するよ・・・」
横島は真剣な目でそう答えた。
「ヨコシマ・・・・」
「ルシオラ・・・・」
お互いの顔をじっと見つめあう2人。
ややこしいが・・・2人は元恋人で、今の関係も微妙な所。
とは言っても、ルシオラ→横島 ではあるが、横島→ルシオラ であるのやらないのやら・・・。
「ねえヨコシマ?」
「ん?」
「私達ってさ・・・その、前世で恋人だったじゃない?」
「・・・俺は今世だけどな・・・」
「そうなのよね・・・で、私は前世の記憶をそのまま持っていて、魔族ルシオラでもあり、人間、夕月 蛍でもあるの・・・」
「ってことは、私達は今でも恋人って事よね?っていうかそうなのよ・・・」
「ルシオラさん?」
「今の私は夕月 蛍・・・なのにヨコシマはいつまでも私をルシオラって呼ぶって事は・・・やっぱり2人は恋人・・・」
「お~い・・・」
「今は2人っきりで・・・公園で再会してから今まで一度も2人っきりなんてなかったし・・・」
ゴックン
「私の前世でお預けしてたけど・・・もう大分時間もたったし・・・」
「あ~・・その~・・美姫は?」
「美姫ちゃんは隣の病室で寝てるわ・・・で、その~・・・ね?」
いや、言いたい事はわかる。
でもさあ・・・さっきまでシリアスやってたんだし・・・
「私はヨコシマの事が好きよ・・ヨコシマは私の事好き?」
「え?ああ~・・・うん・・その・・・」
「どうなの?」
「・・・す」バン!!「忠夫さん!!意識が戻ったんですね!?」「あ、アリス・・・」
「ちっ・・・」
ナイスアリス!でルシオラ舌打ち。
「忠夫さーーん!!」
ルシオラをどかして横島に抱きつくアリス。
泣きじゃくるアリスを、さっきのルシオラ同様に慰める横島。
「悪かった・・・それと・・・心配かけたなアリス・・・・」
「心配で心配で・・・私・・・」
「ああ・・・俺を止めに来てくれて・・・ありがとな。」
「で、此処は・・・まあ病院だろけど、あの後どうなったんだ?後、何日の何時だ?」
ようやく落ち着いたアリスとルシオラに、あれからの事を聞く横島。
「ヨコシマ倒れた後、おキヌちゃんとアリスの2人がヒーリングしようとしたんだけど・・・」
「忠夫さんの傷・・・治っていたんです。」
「あ、やっぱり・・・・」
「やっぱりって・・・まあ、皆驚いたけど・・・なんとなく納得してたわ。」
「救急車が来て病院に運ばれたんですけど、やった事といえば輸血ぐらいで・・・」
(だからアイツ・・・あんなに疲れとったんか・・・)
「なあ、あれからどれくらい経ってんだ?」
「今は、○月○日の6時半ぐらいよ・・・あれからまだ24時間経ってないの。」
「美姫ちゃんの傷も治っていて・・輸血だけして、隣の病室にいます。」
「・・・美神さん達は?」
「・・・あそこ・・・」
そう言ってルシオラが指をさす場所を見ると・・・例のテープ。色はピンク。
「・・・ルシオラ?」
「あれ、事務所に繋がってるから・・・ヨコシマが起きたら教えてくれって言われてるけど、まだ6時半だし・・・」
「実は・・・もう一つテープを貼ってあったり・・・」
「あれはヨコシマの部屋に直行しているの。私達は其処から来たのよ・・・」
つまり・・・自分達の家→横島の家→病院 ってなルートで此処まで来たのだ二人は。
「・・・便利やな~」
「そうでしょ♪まだ他にも色々と作ってるから・・・」
「・・・危ない物は作らないでよ蛍?」
「し、失礼ね・・・」
何気ない談笑。
それが心温まる。
「それじゃあ・・・美姫の様子を見に行くかな・・・」
「え!まだ寝てないと・・・」
そう言ってベットから立ち上がった横島だが・・
フラ
バタン
「あ~・・・血が~・・・血が足りねえ~・・・」
すぐに倒れてしまった。
「いくら傷が治っているとは言っても、どれだけ血を流したと思ってるのよヨコシマ!!」
「そうですよ・・・普通じゃそれで死んでも可笑しくないんですよ!?」
そう言って2人が横島を立たせた。
「~あ~・・・だ、大丈夫、大丈夫・・・・」
「忠夫さんの大丈夫は信用できません!!」
「普段は本当にくだらない事で騒ぐ癖に、こういう時だけ強がるんだから・・」
「え、えらい言われようやな~」
「と、とにかくベットで・・・」バシュ『血』 ゴックン「ふうこれでOKっと・・・」
「・・・もう・・」
横島は作り出した文珠に血の文字を入れ飲み込んだ。
「いや~心配してくれるのは嬉しいけど・・・俺も美姫が心配でな・・・」
「もう・・・わかったわ。」
「そのかわり、辛くなったら言って下さいね?」
「わかったって・・・そんじゃ美姫の病室へ行くか・・・」
ベットの上に座り・・・考える事はお父さんとお兄ちゃんの事。
気づいたら、自分は1人ベットの上で寝ていた。
全てが夢?
どこから夢?
捨てられた事は夢であって欲しい。
お兄ちゃんに会った事は現実であって欲しい。
じゃああの時の事。
化け物になったお父さんと、お父さんに刃を向けるお兄ちゃんがいたあの時の事。
それはどっちであって欲しい?
バタン
「・・・美姫?」
「美姫ちゃん?」
ベットの上で、足を伸ばし、窓から外を見る美姫。
日の光で輝いていて、ベットの上の、銀色の髪と黒い羽がより光る。
「どうしたの美姫ちゃん?」
「・・・・ううん・・・なんでもないよお姉ちゃん。」
アリスの声に答える美姫の声は、少しばかり元気が無く、
「・・・ねえお兄ちゃん・・・」
「ん?どうした美姫?」
「お父さんが・・・お父さんが刺したんでしょ?」
「・・・・うん・・・」
「・・・お父さん・・・どうなったの?」
窓のほうを向いたまま、そう尋ねる美姫。
いったいなにを考えているのかはわからないけど・・・悲しそうで。
「美姫のお父さんは・・・・殺してないよ。」
「本当?」
「ああ・・・美姫との約束だしな・・・」
「そっか・・・。」
「とりあえず捕まえたけど・・・死んではいないよ・・・」
「うん・・・」
それでも美姫の声は元気が無くて・・・でも・・・
「・・・ありがとうお兄ちゃん・・・」
「・・・こっちこそ・・ありがとうな、美姫・・・」
ありがとうって・・少し無理してたけど、笑ってくれたから・・・それでいいって思ったんだ。
(大好きなお兄ちゃんがお父さんを殺そうとして、お父さんにお兄ちゃん事刺されて・・・)
(後は・・・時間がきっと美姫ちゃんを助けてくれるはず・・・)
(一番辛いのは・・・美姫だもんな・・・)
時間をかけて、精一杯美姫を愛そう!!
そう誓った3人だった。
{あとがき}
やべえ・・・書いてるうちに、美姫の心が複雑になりすぎた・・・義王です。
男について
敵じゃありません。一度死んでルシオラも成仏した時に、横島を生かすためにルシオラがいなくなった部分に入った人・・・ってことっす。
はいじゃあ・・・レス返し♪(少なくて悲しい)
> 放浪の道化師様
美知恵 「ああ~道化君、大丈夫!?」
横島 「ほれ、これ使えや」文珠『血』
> オロチ様
あ、それは俺も見ました・・。
確かに横島が此処で殺したら、同じようになっていたかもしれませんね。
> D,様
横島は人間界最強を一位二位を雪之条と争う実力者です。
しかも三位をぶっちぎりで離しての・・伊達に老子の修行を受けてないですし、指輪をしてるんで、通常でも修行中。まだまだ強くなります。
> Kei様
暗黒に目覚めたら、男の目的が果たせなくなっちゃうんですよ。
だから男が全力で止めます。
封印方法はこんな感じでしたが・・・われながらベタやな~と・・。
> 犬雀様
どうもっス!!・・・こんな感じっスけど・・期待に答えられたでしょうか?
> 柳野雫様
美知恵 「わかってるわ・・・でもね、先に正論を言ってきたのは彼なんだから・・・あの時はああするしか思い浮かばなかったのよ・・・」
美姫1人では、ブレーキが弱いですから、皆で止めました。
> nanasi様
いや~俺も迷ったんっスよ。
このまま横島を血で染めるか染めないか・・。
でもそれじゃあ後が続かなくなるんで・・・。
さすがにこんな事があった後、何も無かったように振舞えはしませんよ。良くも悪くも横島ですからね♪
さ~て次回。
それから~と、男の狙い!!
それじゃあ
シーユー♪
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