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▽レス始

15禁注意

「許せない自分を11(GS)」

義王 (2005-02-21 17:41/2005-02-21 22:25)
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何も無い空間の中・・・

2人の男が対峙している。

片方は・・・・バンダナをしているが、全裸の横島

もう片方も全裸だが、・・・顔が闇に隠れて見えないでいる。

光も無く・・・・何も無いのに・・自分の姿と相手の姿が見えるという・・・不思議な空間。


「・・・・・・・・」
「なんだよ・・・何か凄く言いたげな顔してるだろお前?」
「・・・・・いや〜・・・別に〜・・・・」

相手の顔は見えないのに、何故かわかる相手の表情。


「じゃあ何でにやついてんだよお前は?」
「いやな・・・いい傾向だと思ってな・・・・」
「???」

一体何がいい傾向だというのだろう?
そう思った横島は男に聞こうとしたが・・・

「・・・・お前さあ・・・・自分が嫌いなんじゃなかったっけ?」

男が先に話してきた

「・・・・それがどうかしたかよ?」

嫌い・・・というより、許せない。
目の前で、悲しい目をした子供を守れなかった。
修行して・・・力をつけて・・・・自分の能力を使えば、自我を保てるように出来たはず。
なのに自分は・・・・

「・・・・自分が嫌いねえ・・・・」

そう言って男は、顔が見えるか見えないかまでの距離まで、横島へ近づく。

「自分が嫌い・・・・自分が許せない・・・・」
「何が言いたい?」
「それでよく・・・・・


美姫ちゃんを引き取ったなお前?」
「!」

自分が嫌い。
その嫌いな自分が、美姫を引き取る。
美姫を幸せにするために・・・・・・・・


矛盾していると・・・・この男は言いたいのだろう。
幸せにしたい子を、何故嫌いな自分が幸せにできる?
自分が嫌いなら・・・・何故自分を信用できる?

「あ・・・・そ、それは・・・・」

何も反論する事の出来ない横島。

「勘違いするなよ?別に責めてるわけじゃない・・・。」

そう言って男は更に横島に近づく。

「人間は何時までも同じ感情を保つ事は出来ない生き物だ・・・それはお前も同じこと。」

だから離婚や・・・再婚などを繰り返す。

「だが・・・そういう感情を持ったという事を覚えていられる生き物だ・・・」

コイツには怒りを感じた。
そいつとは何年も会ってないが・・・・会ったら殴りかかるだろう・・・・

じゃあ・・・会ってない間は、怒りっぱなしか?
と聞かれたら・・・誰でもNO!と答えるだろう。

「そして・・・人は忘れる事も出来る・・・・」

会ってない間が長ければ・・・いきなり殴りかかるなんて事まではしないだろう。
確かにムカついたり・・・嫌悪感を抱いたりはするだろうけど・・・。
中には復讐を何時までも覚えてる人もいるだろうけど・・・それはまた別。


「お前は美姫ちゃんを引き取る話になった時・・・・自分が嫌いだと言うことを忘れていた・・・・・それをいい傾向だと言ったんだよ俺は・・・・」

そう言って男は更に近づく。
本来なら此処で、「裸の男に近づかれても嬉しくないわーー!!」ってな感じで横島が叫ぶだろうけど、何故か横島は、この男が近づいてきても、嫌悪感を抱かなかった。
更に男は続ける。

「嫌いになった理由は覚えていていい・・・・それはとても大事な事だ・・・・だが、何時までも自分を責めるな・・・・」
「・・・・・どうして?」
「理由は自分で考えろ・・・ヒントはお前のため・・・・そして周りのため・・・」

そう言って男は横島から離れ、背を向けて横島から離れていく

「お、おい・・・ちょ、ちょっとまてやオイ!?」
「・・・・もう直ぐ朝だ・・・・さっさと起きねーと・・・やばいぞ?」
「はあ!?っておいコラ待たんかい!!」

横島がどんなに叫んでも男はそのまま離れていくし、横島はその場から動けないでいた。

「次ぎ合うときはお前が答えを出したらだ・・・・会いたかったら答えを出すんだな大馬鹿。」
「誰が大馬鹿じゃコラーー!?」
「こんな答えを直ぐに出んから大馬鹿なんだよテメーはよ・・・・・・・」

そう言い残した男の姿は・・・・横島の視界から消えた。



パチ!

「・・・・・・あの野郎・・・」

夢の中で馬鹿呼ばわりされた横島は、布団の中にて普通に目を開けた。

「意味わかんねーし・・・大体誰だよアイツ?」

と、言って隣で寝ているはずの美姫を見ようと、目だけ動かして隣を見ると・・・・・

「・・・・はあ?」
「う〜、、・・・拙者・・・・先生が相手なら・・・・心の・・・・ぐう〜・・・」

何故かシロがいた

(ってオイコラ俺!?何時の間にシロとベットインしやがったコラーーー!?)

寝起きのせいか、えらく混乱中の横島。
シロは首から上しか布団から出してないので、裸かどうか確かめれない。


(昨日の夜は確か・・・・そうだよ!俺は美姫ちゃんと寝たはず!シロとはヤッて無い!!)

このまま下手したらシロエンドを見るか?と思った横島だったか、昨日の事を思い出して、いささか落ち着いたようだ。だが・・・・

スー・・・・

スー・・・・

スー・・・・

スーーが一つ多くないですかい?)

どうやら美姫は、寝相が悪いらしく・・・どうやって上ったかはわからんが、布団の中の横島の腹の上で、器用に丸まって寝ていた。
で、その丸まってる美姫が抱きしめてるのが・・・・・

(タマモ!?)

狐形態のタマモであった

『ううう・・・そんなに強く・・・抱きしめられたら・・・・壊れちゃう・・・・・・ヨコシマ・・・・・』

ちなみにコレ・・・狐状態で言ってるので、横島には・・・

「く〜ん・・・く〜〜ん・・・・きゃう〜〜〜ん・・・・・きゅう〜〜・・・・きゅうううう・・・・・」

としか聞こえませんが・・・

(えらく色っぽい感じの声出すな〜〜・・・・っておい俺!?今、なに考えた!?)

とうとう動物萌えを始めたのか横島よ?

(ちゃ、ちゃうわい!!)

獣○はやばいと思うぞ俺?

(黙れ嫉妬野郎!!)

・・・・・・死ね!!

その時、寝相の悪い美姫の足が上がり・・・


ゴス!!!

ぐにゅう

健康な性少年横島の、朝の生理現象中の横島の息子に振り下ろされた。

「ーーー!!!!」
(グフ・・・そ、そこは鍛えようが無い・・・・)

寝ている美姫達を退かすわけにもいかず、大声を出したら皆が起きてしまう。
横島は、ただ耐えるしかなかったそうな・・・・・ざまあみろ


西条サイド

鷹条医薬会社は、かなりでかい企業で、その研究所も世界の至る所にある。
その世界中にある研究所を、同時に押さえる必要があるため、その手続きやらなんやらで、寝ずに動いていた西条は・・・

「うううう・・・・・眠い・・・・・」

かなり疲れきっていた。
髪はボサボサで、ぶっしょうひげが生え、煙草の臭いを体中からかもちだす。

「だ、だが・・・・こればっかりは僕が・・・」

そう言って西条が懐から取り出すは、一枚の紙と24時間働けるという不思議な飲み物のビン。

「ファイト〜〜・・・いっぱ〜つ・・・・」

そう言って西条は腰に手をあて、ビンの中身を一気飲みして

「元気〜・・・・はつらつ〜・・・・・」

と、本当に元気か?と聞きたくなるような声で言って部屋を出て行った。

西条が持っていたのは・・・逮捕状。
相手は鷹条医薬会社社長・・・・鷹条 春樹。

どうしても自分で引導を渡したい西条は・・・

待ってろよ・・・よこし・・・じゃなかった・・・鷹条 春樹・・・」

かなり無理して・・・目指す・・・鷹条医薬会社へ・・・

「な〜に・・・僕はまだ若いんだ・・・・大丈夫さ・・・・」

バタ!!

あ、倒れた・・・・


さて、西条が朝から頑張ってる頃・・・横島達は?というと・・・・

「ああ〜・・・引いてきた・・・・・」

やっとこさアレが下りてきたようで・・・・。

「さてと・・・・どうすっかな・・・・」

腹の上には美姫とタマモ。
隣には、シロ。
3人の寝顔。・・・なんというか起こすには惜しい気がせんでもない横島君は・・・・

「とりあえず・・・・誰か起きるまで・・・待っとくか・・・・」

ってなわけで待つ事に・・・


プニプニ♪

(お〜やわらけ〜・・・あの人の胸より柔らかいんじゃねーのか?)

ナデナデ・・・

(はあ・・・なんか気持ちい〜な・・・)

ツンツン♪

「うにゅう・・・」
(はははは・・・)

美姫のホッペをつついたり、タマモの体を撫でたり、シロの鼻を突っついたりとして楽しむ横島。

だが・・・・

チュパ♪

(へ?)

シロの鼻を突っつこうとした時、その指が何故かシロの口に入って・・・

チュパ・・・チュチュ・・・ネロン・・・

シロが指をしゃぶり始めた

(こ、これはあの伝説(そうでもない)の指チュパ!?)

慌てて引っ込めようとするが・・・

ガシ!

(な、なに!?)

シロに手を掴まれてしまった。

ペロペロ・・・チュパチュパ・・・

(うお!?こ、これはやばいぞ!?)

横島の煩悩ゲージがどんどん高まっていく。

(や、やべえ!!あ、あれが・・・俺の息子が・・・)

横島の息子もどんどん高まっていく。

(ああああ〜!!!!!とりあえず落ち着け俺!!??)

なんとか落ち着こうと頑張る横島だが・・・

チュパ・・・チュパ・・・

音が

ネロネロ・・・

舌の感触が・・・

(があああああ!!無理ーーーーーーー!!)

横島を落ち着かせない。

しかも・・・

「う、う〜ん・・・」

スリスリ・・・

美姫が足と足を摺り寄せる。
当然その間にあるナニかが、擦られて・・・・

(あ・・・足○キっすか!???)

こんな状態へ・・・・。

(あ〜神よ・・・・コレは試練なのですか?)

別に宗教には入ってないが、そう聞かずにはいられない横島。

チュパチュパ・・・・

スリスリ・・・・

(ああ・・・・俺は・・・・俺は〜!!??)

もう顔がやばい事になり始めた横島 忠夫 18歳。
此処で発射するわけにはいかない。が、このままだと発射する。

「だ、誰か・・・・助けて・・・・」


と、人に助けを求めると・・・・

「アンタ・・・・なにしてるの?」
「タ、タマモ〜」

狐さんが助けにきてくれた

「こ、こいつどうにかしてくれ・・・・」

横島がシロのほうに目を向けて、タマモに願うと・・・・


「・・・・無理よ・・・・」

あっさりと拒否。

「な、なじぇーー!?」
「だってこいつ・・・起きてるもん・・・」

ギク!!

一瞬、シロの体が反応する

「・・・・・・・」
「・・・・・ね?」


「シ〜ロ〜〜〜〜!!!!!!」
「ああ〜御免なさいでござる〜・・・」
「ん〜・・・・・ふわー・・・・ふう・・・・・」
「あ、おきた?」
「おはよう・・・ございます・・・・」

ブン

「おはようヨコシマ・・・・って何してるの?」

ブン

「おはようございますただ・・・お・・・さん?」

ブン

「横島さん!おはようございま〜ってシロちゃんにタマモちゃん!?」

なんとも慌ただしい朝だった。


もぐもぐ・・・ばくばく・・・・

「もう・・・昨日、何処に消えたかと思ったら・・・・横島さんの所にいたのね2人とも・・・」
「そうでござるよ。」
「・・・なんか少し寝苦しかったわ・・・」
(そりゃあ、美姫ちゃんに絞められとったからだ)

はぐはぐ・・・もぐもぐ・・・・

「美味しい・・・」
「あ、それ、私が作ったの♪おかわりもあるけど・・・いる?美姫ちゃん?」
「うん・・・」
「・・・・作ったって・・・コレって小母さんが作ったのを温めただけでしょ蛍?」
「な?なぜそれを?」
「だって蛍がこんなに料理得意なはずないもの・・・」
「ううう・・・・」
「これ美味いな〜♪」
「あ、それ私が作ったんです忠夫さん♪」
「ふ〜ん・・・アリスは料理が上手なんだな〜・・・そういえば弁当も美味かったし・・・」

ピキ!

「へ、へえ〜そうなんですか〜」
(お、おキヌちゃん!?)

いまだに寝ている美神はほっといて、おキヌ、シロ、タマモの3人と、

「そういえば・・・2人ともこっちに来てていいのか?」
「家の父は朝早くから仕事に出かけてますし・・・」
「家も大丈夫よ♪・・・そのうちヨコシマをつれて来いって言われてるけど・・」

アリス、ルシオラの計五人は横島の家に来て、美姫と横島を入れ、皆で食事を楽しんでいた♪

「へ?つれて来いって・・・どうし「そういえば忠夫さん!!今日はどうするんですか!?」

聞くまでも無いと思う事を聞こうする横島の言葉を遮るアリス。

GJ!!×3

「・・・・?」

何故か親指を立てていい笑顔なおキヌ、タマモ、シロの3人。
美姫はわからず首をかしげた。

「???・・・今日は・・・そうだな・・・美姫ちゃんの日用品を買いに行こうかと・・・」
「買い物って・・・いいのヨコシマ?」

美姫は狙われてる身だし、この姿。
外に出すのはまずいんじゃないか?と思ったルシオラが、横島に聞くと・・・

「大丈夫♪買い物は商店街で済まそうと思ってるから・・・」
「ああ〜・・・なるほど♪」
「あそこなら大丈夫でござるな♪」
「まあ、確かに・・・・」

横島の言葉に納得するのは、おキヌ、タマモ、シロの3人。
反対に、?マークが浮かぶのは、アリスとルシオラの2人。
美姫は・・・黙ってご飯を噛んでいた。「口の中に物が入ってるから・・・・」 ええ子や。

「???」
「???」
「まあ行けばわかるよ・・・ってそういえば2人は学校だっけか・・・」
「あ、それなら公欠を貰ってるので、ついていけますよ♪」
「へ?」
「西条さんが学校に言っといたからってさっき電話が♪あ、忠夫さんの分もです♪」

コレは西条なりの気遣いであった。
横島は、事が済むまで美姫の近くにいてもらいたいがため。
アリスは・・・美姫の笑顔を取り戻すために・・・。
横島については仕方が無いが、アリスについては、学校側の五月蝿い人間から「学業が〜」と、文句があったが、事情を聞いた例の校長の「了承!」の一言で公欠を取ったのだ。
ついでに言うと・・・「その子も学校に連れてきたらいい」なんて言っていたとか・・・。


「さっすがうちん所の校長は違うな〜・・・」
「ちょっと謎が多いですけど・・・いい先生ですね♪」

ってなわけで、アリスも買い物に同伴決定!!

「あ〜あ・・・私も行きたい・・・」
「私も行きたいな〜・・・」

ルシオラ、おキヌの2人は学校へ

「2人とも学校が違うからな〜・・」
「蛍は学校が京都だし・・・」
「「はあ〜・・・・・」」

ちなみに京都にあるルシオラの学校の校長の名は『爆裂山』とかいう名の豪快な男の先生だとか・・・。(本当にどうでもいい)

「拙者も行くでござる!!」
「妖怪には学校も試験も無いしね・・・私も行くわ・・・」
「ゲゲゲの○太郎かよ・・」

ってなわけで、シロ、タマモの2人も買い物に同伴決定!!

「・・・・買い物・・・行くの?」

今まで30回噛んでから飲み込むという礼儀正しい食事をしていた美姫がたずねた。

「うん・・・そうだけど・・・・怖い?」

今まで他人の目から隠れてきた美姫。
そんな彼女を外に出す。
この行為は美姫にとって恐怖を与えるものだとも言える。

「・・・・能力があるから・・・」

この答えは悲しい。

「それにお兄ちゃんもいるし・・・・」

この答えは嬉しい。

能力があるから・・・姿を隠せるから・・・・。
お兄ちゃんがいるから・・・守ってくれるから・・・。

「そっか・・・」

そう言って横島は美姫の頭を撫でた。

美姫ちゃんが思ってるより・・・・優しい人はいるよ・・・・
美姫ちゃんの事を変な目で見る人は・・・いるけど・・・そうじゃない人もいるんだ・・・・

横島はその事を美姫に伝えたかった。


{あとがき}

全治一週間の傷・・・・3日で治ったよ・・・横島ほどじゃないけど、結構出鱈目だな〜俺・・・・義王です。

事故で学んだ事
皆様・・・・シートベルトは大事です。

え〜と・・・他のSSの人がされてるので・・・俺もレス返しというのをやってみようと思いました。(おそ!
ってなわけで以下、レス返し♪


>柳野雫様

 西条には頑張ってもらいますよ・・・ええ〜も〜嫌って言うぐらい。(ニヤリ
 なにせ相手は企業・・・横島はまだ高校生ですから・・攻め方というもの がありますし・・・。

>ジョースター様

 >ざんねーん って・・・え?
  泣くよ俺?

>wey様

 ええ・・・重たいっス。
 まあそれでも頑張っちまう2人ですから・・・。

>犬雀様

 西条は徹夜で頑張ってます!!コレも皆様の応援があってこそ!?

>放浪の道化師様

 まあそのうちにぶっ倒れるでしょうな〜。
 西条の手伝いをするそうですが・・・西条が「・・・・・ついてこれる  か!?」っと言っていました。

> D,様

 そうなんっすよ!!原作でも何らかの理由があって変化したみたいな敵キ ャラいましたし・・・変化する理由としては十分でしょ?あの戦いは・・

 自分の子供だからって親は結構いるみたいなんで、今回はそんな親をモデ ルに・・。


> nanasi様

  下手したら放射能よりたちが悪いかも・・・。
  バイオハザード・・・・いいね!?それ頂き♪(マテ
  バットエンドかハッピーエンド。
  ぶっちゃげた話、行き当たりばったりで書いてるんで自分でもどうなる  事やら・・・。


こんな感じですかね?レス返しって・・・。

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