この番組は、花宝の提供でお送りします。
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そして、そしてそれに満足したトメさんが、大声を張り上げる。
「では、輝ける第一問は!?さあ、来い!」
――自由の女神は裸足である。○か×か
「え〜〜〜!!横島さんの問題じゃないんですか〜〜〜〜」
小竜姫が驚く。
「予想外だった……」
ワルキューレも呆けた。
トメさん「史上最大!第一回 横島争奪 アメリカ横断 ウルトラクイズ!!」
トメさん「目指すは、クイズの都。女神の住まう都、ニューヨーク」
トメさん「ああ、女神様。お懐かしゅうございます。再びこうしてあなたにまみえる日が来ようとは思いませんでした」
トメさん「どんなに年月が経とうとも、ビルが壊れようとも、あなたがNYにいらっしゃる限り、私の憧れの土地はNYであります」
トメさん「今回は、恋に溺れたかしましい小娘どもを引き連れていきますが、どうか旅の無事をお祈りいただきたく思います」
トメさん「その恋のお相手は『いい殿方』なのか、ですって?そう聞き及んでいます。私も早くNYで彼に会いたいものです」
トメさん「え?女神様も彼と素敵な恋に落ちたい、ですって!?……でも、いいんです!私のあなたへの憧れは変わりませんとも!!ええ!!」
――パチパチパチ……………
「どうも今晩は。いやあ、こうやってこのスタジオで司会をするのもずいぶん懐かしいですねえ。どうも、史上最大、第一回横島争奪、アメリカ横断ウルトラクイズ、スタジオ司会の高○忠夫です、イエ〜〜〜イ」
「同じく日○テレビアナウンス部の石○牧子です」
「おお!○川さん!懐かしいですねえ」
「本当ですねえ。○島さんも病気は?」
「もう大丈夫です。さあ、私に良く似た名前の少年を巡る史上最大の恋のバトル!男としてその少年に嫉妬してしまいますねえ」
「まあまあ、高○さん妬かないで。では、その恋のバトルのルート紹介をしましょう」
「第一予選、東京ドーム」
「史上最大の人数の参加による○×クイズ」
「第二予選、成田空港」
「あの伝統は守られるのか?」
「第一チェックポイント、グァム上空」
「伝統の四百問マーキングクイズ」
「第二チェックポイント、グァム」
「グァム名物、泥んこ○×クイズ」
「第三チェックポイント、アンカレッジ」
「紅葉始まるアラスカの大地を満喫」
「第四チェックポイント、ロスアンジェルス」
「ロスでの記憶力の大勝負」
「………と言うことは、あのクイズ?」
「今は言えません。そして、この後も難問難関が!!」
「えっ!?ちょ、ちょっとこの先はどこへ行くの?」
「高○さん、あのボードを見てください。雲に隠れています」
「あ!本当だ!――ということは?」
「そうです!ロスから先は、ロスまでは内緒と言うことです」
「え〜〜〜?でも、○川さん、私だけにこそっと………」
「だめです」
「ケチ!まあ、さて、第一問目は横島君に関するクイズと思いきや、自由の女神に関するクイズ。皆さん甘いですねえ。アメリカ横断ウルトラクイズ(以下、UQ)といえば、第一問は自由の女神でしょう」
「まあ、確かに。さて、誰がドームを突破できるんでしょうか?それでは、ドームのトメさんにお返しします」
さて、こちらは会場の東京ドーム。先ほど第一問目の「自由の女神は裸足である。○か×か」という問題に騒然となっていた。そんな五万人の彼女らに福留○男ことトメさんが、声をかけた
「さあ、2時間半あげます!その間に、○か×かを決めてください!!」
その声を聴いた瞬間、五万人の大半が、ドームから去った。そんな彼女らの一部の行動を見てみよう。
まずは、小竜姫。いきなり何をするのかと思いきや、外の公衆電話から、ハヌマンに電話をかけた。
――プルルルル……、ガチャ
「あ、もしもし、老師ですか!?」
『何じゃ、小竜姫か』
「ぶしつけですが、NYの自由の女神ははだしでしたっけ?」
『そんな遠くにある銅像なんぞわしはよく知らんぞ』
「ええい!使えない老師ですね!!」
――がちゃん!!
それはひどいだろう、小竜姫。
さてこちらは、ワルキューレ。
――ブルルルル……、ガチャ
『はい、どちら様で』
「おお!ジークか!自由の女神は裸足だったか!?」
『それがどうかしたんですか』
「ええい!早く答えろ!」
『……そういえば、あれって裸足でしたっけ?ちょっと分からないなあ』
「……この馬鹿!!」
――ガチャン!!
お次は、ヒャクメ。
「任せてなのね〜〜〜。千里眼を使えば、一発なのね〜〜〜〜」
と、自信満々なのだが――
「あれ〜〜?見えない〜〜?」
そう!なんと、キーやンとサッちゃんは、公正を期すため、NY、お台場、セーヌ川すべての自由の女神に霊的プロテクトをかけておいたのだ!!
「え〜〜〜ん、これじゃ、力の持ち腐れなのね〜〜〜」と泣きが入った。
そんな中――
「ねえ、母ちゃん。どこに行くの?」
美衣・ケイ親子である。
「お台場よ」
「お台場?」
「そう!お台場の自由の女神も、NYの自由の女神も、大きさが違うだけで、後は同じ!!霊的にプロテクトをかけていても直接見る分には支障はないわ!行き帰りする時間も十分ある!確実に正解できるわ!」
おお!頭がいいぞ!確かにその通りだ!
「母ちゃん、すごい!」
「ふふ……。見えてきたわ。……!そう、あれが答えなのね!」
さて、正解は?
さて、二時間半後、再び東京ドーム。トメさんが再び姿を見せる。
「さて、○×、ほぼ半々に分かれました。聞いてみましょう」
ざわめきが静まる。
「○のみんな!自信はあるか〜〜!!」
「おおお!!!」
「正解してNYに行くか〜〜!」
「おおお!!!」
「ならば、×のみんな!自信はあるか〜〜!」
「おおお!!!」
「正解してNYに行くか〜〜!」
「おおお!!!」
「では、正解を見てみましょう……、正解は、これだ!!」
――○、○!
――×、×!
○×、双方の陣営から、響くシュプレヒコール。
そしてオーロラビジョンに正解が表示される!
――×!
そう、自由の女神は裸足ではない!サンダルみたいな履物を履いているのである!!
「やったわ〜〜〜」
美衣・ケイ親子は、もちろん正解である!
ちなみに、クイズの名門である立命館大学クイズ研究会を買収し、ブレーンに加えた某GSも正解した。
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どうも、高沢です。なんだか反響が大きいですね(^^;。まあ、夜華時代を思い出す作品であることもさることながら、やはり「史上最大のクイズ番組」を元ネタにしたのも大きいかと思います。さて、当時のUQの雰囲気を味わいたい方。下のURLにいってみてください。懐かしいこと請け合いです。
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~mischief/soundmuseum_uq.html
ではレス返し。
>咆牙紫苑さん&朧霞さん&Crazyさん
残念ながら、クイズはUQの過去問題しか採用しない予定であります。
>D,さん
クイズ形式とかでちょっと手を加えるかもしれません
>アガレスさん
今度はちゃんと終わらせる………、予定です(汗
>pe影君
戻ってきたよ(w
罰ゲームも強烈なのを用意しておきます(w
>MAGIふぁさん
前回は途中でトメさんを登場させましたが、今回はフル出場です(w
>wataさん&kumaさん
はい、がんばります(w
>鳳麻さん&KSさん&章さん
はじめまして。
今回はトメさんをフル出場させました(w
>ATK51さん
とりあえず、スタジオ司会の二人は復活させました(w
>Danさん&HALさん&偽バルタンさん&柳野雫さん&シシンさん
まあ、とりあえずその辺も期待してください(w
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