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!警告!壊れキャラ有り

「小鳩姐さん細腕繁盛記 おしゃれめさるな 又は 恩返しの旅、再び 02 (GS) 」

摩夜摩夢 (2005-02-16 22:38)
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 前略 おやじ様・・・

 あんたの尻拭いでとってもピンチです。

 今度あったら、いや ぜってーーーー泣かず!


 壁を超えると
               そこは、極彩色世界だった。

 そのホールにこれでもかといわんばかりに置かれている、御パンツに乳バンド。
 シュミーズにガーターベルトなどなど、横島もその手の本でしか見たことがないようなきわどい物から、美智恵に連れられて、しかも試着経験済みの物まで陳列されていた。
 別の列には各種制服、学生服にその手のおっきなお友達用のきわどい物まで・・・
 きゃいきゃいとはしゃぐOLさん達に、エルにつれまわされ目を回す小鳩  と
 いつの間にか一緒にはしゃいでいる小鳩四天王とガルチャンず。
 横島の後頭部に張り付いていた漫画汗が一つ二つと増え、増殖装甲。
 某漫画のラッコ状態である。
 その状態で呆然としている横島の首がいきなり絞まる。
 微笑みながら百合子は自分の息子の胸倉を掴み上げ、弓を引き絞るように拳を構える。 一撃滅殺のナックルアローの体勢だ。
「おい、息子。 おかんはな、娘も欲しかったんだよ。 しかし、仕事とかおとんのあの癖とかでなかなかチャンスがなかったりしたせいで今から励んでもなんだかなぁ〜 と思ってた矢先に。
 あの方から小包が送られてきたんよ。 なにかって?


 きれいに着飾った美智恵さんと娘のひのめちゃん    と     かわいらしくなってしまった


        あんたやっ!!
 わかるか、この悔しさが! こういったおもろい事はまずはあんたを生んだおかんからじゃないんか? えっ?」
 あまりのアドレナリンの放出に筋肉のリミッターが外れたのか、横島の体がだんだんと持ち上がり、つま先で体重を支えるほどに持ち上がっている。
「しかも、一緒にお風呂? えっ、なによそ様のお風呂で『かわいい姉妹とその母』っておいしいシュチュエーションでなに隠し撮りされてるねん!
 あまつさえ、川の字でおやすみなさいだとぉぉぉっ!!」
 あまりの母親の激怒に横島は、
「(死ぬ、死ねば、死ぬほどに、死んだら、死んだ)」と五段階活用で魂が抜けかけていた。
「ええか、忠夫。 ちょっとでも生き残りたいと思ったら自分がする事はわかってるな?」
 こくこくと激しくうなずく横島。 
 ただ、大阪の女が同じネタで満足すると思わない横島。 それは正解だ。
 生き残る為、横島の灰色の脳細胞はスパークするほど回転した。
「(おかんの要求を考えるやっ! OLさん達が来ている、小鳩ちゃんたちも来ている、ガルチャン達も・・・ すると。 大丈夫か俺、此処で間違うと地獄が見えるぞ・・・ いや、これしかないはずや)」
 生き残る為に氣を込め文珠を生成。

 変態!! > 誤字にあらず、蛹が蝶に変わるときはこの漢字である。 男から女に変わる訳だし。

 男の体つきから、女性の体へ。
 普通ではありえないが、文珠の力だ、奇跡の力だ。
 『タダヨ18歳 デビューーー』
 某魔法少女初回(空モモ)のように現れたタダヨ。
 小龍姫・おキヌよりも胸囲がある、その選定に横島の苦労がしのばれる。
「よし、それじゃぁいってみっか♪ あっちが可愛い系ならこっちはっ!」
 忠夫あらためタダヨ、その姿形に満足した百合子はタダヨの衣服をむしりとり着せ替えを始めた。 

 基本形で村枝商事の制服。 三つボタンですらっとした作り、タイトスカートにはかなり深いバックスリットが入っている。
「初々しくていいわねぇ♪ はい、お立ち台に立って写真取るから」
 枝村商事の広報課の専属カメラマン(女性)がいろいろと注文をつけながらシャッターを激しく切る。
 百合子の指導の元、ナチュラルメイクで清清しさをかもしながらほのかに漂う女らしさ。
 一瞬でもあのユニコーンをたぶらかしたあのタダヨが戻っていた。
 後日、広報用ポスターに転用され話題になったのは、また別の話。

 引き続き制服が続く。 婦警、陸・海・空各婦人自衛官、看護婦。 シスター、尼さん、巫女さんに続き某有名ファミレスが続く。 シスター姿のときに唐巣がいれば、その姿に聖母を見ただろう。
 あらゆる服装をとっかえひっかえに脱がされまた着替えさせられる。
 着替えるたびに写真が取られストックされる。
 又、小鳩や四天王が加わり、某女学校風(リリアァ〜ン)の撮影や見方によれば百合の花が咲き乱れそうな妖しげな写真も取られた。 参加者にはしっかりと配られている。
 ガルチャンず版もあり、有る意味の桃源郷がそこにあった。
 メイド服そのままに『ねこみみもーど』とか『うさみみもーど』『わんわんもーど』とかとか・・・

 今週のメインエベント!
 と百合子が叫ぶなか、純白の花嫁衣裳を着せられたタダヨが表れた・・・
 舞台袖から現れた瞬間、息を呑む百合子「(何でこの子は女の子じゃないんやっ!!)」と叫ばずにいられない。
 血涙とともに鼻から萌血が垂れ流しなのはこの世の不思議であった。


 この写真が、各方面にちゃんと配られたのは奇跡であろう。
 龍の姫は悶え転がり、魂を運ぶ乙女は萌血の流しすぎで悪魔なのに天国へ旅立ちそうになり。 その弟は、あまりにも好みの女性が横島と知りカウンセラーに通う日々が始まった。
 某半分吸血鬼は神に祈る時間が多くなった。
 各方面の反応を知り、“ニヤソ”と笑う百合子。 その思惑はこうである。
 この写真を餌に、『嫁候補』をあぶりだす為と自分の子供の自慢。 それと、美智恵に対してのささやかな仕返しもある。
 東西のゴットマザー大戦は始まったばかり。 横島が結婚するまで・・・

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