「あらあら〜大丈夫〜?」
六道女史は先ほどまで女生徒から質問攻めを喰らって、今ようやく一息ついていた横島に
心配しているのかしていないのか、微妙な態度で声をかける。
「いやはや近頃の女子高生はすごいっすね。戦っているよりきつかったような気がしたっ
すよ。」
すでに横島の言っている事が親父臭くなっているのは気のせいだろうか。
「それにしてもおばさんはあんなに息が合っているからてっきり二人は付き合っているん
じゃないかと思ったわよ〜。」
「あら〜お母様〜横島クンは大切なお友達よ〜。」
冥子と付き合っているように見られて一瞬、己の封印された魂が燃えかけた横島であった
が冥子が今のようにお友達宣言をしてしまったので萎えてしまったのだ。冥子の反応を期
待していただけあってさらに意気消沈としてしまって現在の親父臭さに至る。といっても
冥子が本当に横島を唯の友達として見ているだけかはわからない。
(冥子にはまだまだ男と女についての教育が足りないみたいね〜。折角横島クンもまんざ
らじゃなかったのに〜。)
そしてその一瞬の反応を六道女史は見逃さなかったようである。冥子は間違いなく横島に
好意を抱いている。ただ友達とその一歩上の段階とのラインが曖昧なだけであった。それ
を冥子に教えていけば必ず自分の気持ちに気付けるようになってくれるはずだと六道女史
は考える。
(それにしても調査じゃ女好きって書かれていたけど、あてにならないものね〜。こんな
に立派な好青年だっていうのに。とりあえず諜報員の皆は給料25%カットね〜。)
そしてまた一人、横島を勘違いする人物が増えるのであった。正確な情報を提供した諜報
員の皆様にはご冥福を祈ろう。
――心眼は眠らない その41――
「ね〜次って実技指導らしいんだけど、誰が講師か知ってる?」
「美神おねーさまだったら最高よね〜。」
「私はやっぱり小笠原おねーさまだわ。」
一年B組の女生徒は先ほどの体育館で除霊実習を行っていたため制服に着替えている最中
であった。この後は、水中戦を行うために水着に着替える必要があったため皆は急いで着
替えを行っている。
「あっ! A組の子が帰って来たわ! ねえちょっと―――」
「ちょっとちょっと聞いてよーーー!!」
B組の女子がA組の女子に講師の事を尋ねる前に大はしゃぎで先ほどの授業の事をしゃべ
り始める。
「もう、本当にすごかったんだから!! 特に最後の仕留める時の空中でのやり取りなん
て―――!!」
A組の女子はその時の光景を思い出して再びしゃべりに熱が入る。B組の女子はそれを聞
いていると、どうやら今日の講師は相当な者だと判断する。
「しかも聞いてよ!! 今日の講師って一人は冥子お嬢様だったんだけど、もう一人は
なんと男性なのよ!! しかも私たちより一歳年上の!!」
「「「「えーーー!!」」」」
女子校ということもあって中々男性と触れ合う機会がない女生徒はそれを聞くと一気に
ヒートアップする。どうでもいいがこのままだと次の授業に遅れるだろう。
「ねっね!! どんな人だった!?」
「ん〜とね、見た目はそこそこだったんだけど、何か雰囲気がすっごくカッコよかった!
なんていうかミステリアスな過去とすっごい秘密を持っている男って感じで!!」
確かに横島が悠闇に不能にされたミステリアスな過去や、現在あの若さでEDといったす
っごい秘密をもっているのは間違いではなかった。
「その人の名前は!?」
「横島忠夫様よ!!」
「―――!! 横島さん!?」
「どっどうしたんだ!? おキヌちゃん!?」
今日から六道女学院の一年B組に通っていたおキヌが横島という名に思わず反応してしま
う。そして今、そんなのおキヌに驚きながら声を掛けている気合の入った髪形をしている
少女がいたが、彼女の名前は一文字魔理と呼ぶ。
「え……何でも、大丈夫。心配してくれてありがとう、一文字さん。」
「そっそうか……?」
一文字はおキヌがこの学校に来て初めての知り合った仲で現在では立派な友達になってい
た。きっかけはおキヌが怪我をした一文字をヒーリングしたことらしい。
(何で……何で……横島さんが……)
突然の横島の来訪に驚きを隠せないおキヌ……と思いきや、
(何で横島さんがモテてるんですか!?)
流石は美神除霊事務所の一員、考えていることが常に先をいっている。
(普段の横島さんだったら、一時間もしないうちにセクハラしてるのに!?)
どうやらおキヌも横島の最近の異変に頭をやられたようだ。
(そんなの横島さんじゃありません!!)
やっぱり横島を知っている皆の考えが行き着く先は一緒であった。
(今度こそ、今度こそ!!)
下を海パンに履き替えた横島は新ためて己を奮い立たせていた。(肝心の所が起ってくれ
ない分、余計に。
「次は水中戦っすか〜。(男、横島!! ここで俺は己を、誇りを取り戻します!!)」
水中戦=水着姿の女生徒。横島が自分をカムバックさせるにこれ以上の材料はそうそう
ないだろうと判断して気合十分であった。思わず、顔が引き締まる。
(やる気十分ね〜。水中戦の難しさがよくわかってるって事かしら〜。)
人間、一度下した評価は変えがたいものであった。そのため六道女史は調査報告書と違っ
た横島に騙され続けてしまう。
「あ〜来たみたいよ〜。」
(いざ、勝負!! これで……これで……)
横島は目を閉じてから生徒たちが上がってくる方向に目を向ける。集中力を高めている
らしい。
(これで俺は復活するんやーーーーー!!!)
目は開け、見据える先は一部の男にとっては理想郷<スクール水着>なモノにである。そ
して横島も決して嫌いではない。
今、男のプライドをかけた戦いが始まる。
(さぁ、来い!! 一番手は……くそっ!!)
一人目の生徒では復活できなかったらしい。しかし次は大量に五人が押し寄せてきた。
横島はチャンスとばかりに己の奥義を発動させる。
(C、A、B、B……次は……美神さんより上か!? 圧倒的じゃないか…)
このアルファベットが何を表しているのかを説明する必要はないだろう。悠闇に目を鍛え
られ続けて横島はとある戦闘力を見ることが出来るようになったのであった。五人目の女
子に注目するがそれでもまだ足りない。大体須狩に抱きつかれても反応しなかったのだ。
その程度ではまだまだ。
(まだだ、まだ終わらんよ!!)
挫けている暇はない。しかし徐々に人がプールサイドに現れるが、横島のソウルを動かす
人物は現れない。
(くっ……俺は…俺は…俺は―――)
もう残すところ後数人といったところか、それでも横島は最後まで諦めず戦う。
(―――俺は不能じゃない!!)
横島は最後の一人を全てを賭けて全神経を集中させるが、
「―――!! おキヌちゃん!?」
「横島さん!! 横島さんが講師の人なんですか!?」
最後の一人はおキヌであったため、途中で終了してしまう。おキヌは横島の姿を見つけて
横島のもとに向かってくる。
「また、おキヌちゃんの知り合いか?」
「うん、というより横島さんて美神さんの助手だから。」
「「「「えーーーー!!!」」」」
一文字がした質問からおキヌが答えた内容は女生徒を驚かせるのには十分であった。何故
なら自分たちが尊敬する美神の助手を務めているのだ。そして先ほどのA組の話。これで
横島に良い悪いはあっても興味を持たない女生徒はいなくなった。ちなみに一文字がまた
と言ったのは、今朝に美神がおキヌを尋ねてきておキヌと美神が知り合いとうことが判明
したからだ。
「はい、はい。皆さん〜時間も限られていますからそろそろ授業に入りますよ〜。」
六道女史の一声で授業が始まり、まずは先ほどと同様に軽い自己紹介から入る。
「それじゃ〜自己紹介も終わった事だし〜早速お手本を―――」
「理事長、少し提案がありますわ。」
六道女史が横島たちにお願いする前に一人の女生徒が手をあげてそれを止める。
「何かしら〜弓さん?」
提案があるといったのは弓かおりといっておキヌのクラスの委員長であった。弓は立ち
上がり提案の内容を伝える。
「折角現役GSの方が来ていらっしゃって下さいましたのに、ただ見ているだけなんかよ
り是非一手ご教授お願いしたいと思いまして。」
「つまり〜弓さんは冥子や横島クンと試合がしたいって言っているの〜?」
「はい、私としては横島さんと是非。」
弓が何故この提案をしたかというと、尊敬する美神の助手である横島がどれほどの実力か
知りたかったのであろう。そして横島と戦うことによって今の自分がどれほどの実力が
現役GSにどれだけ通用するか試したかったのもあったに違いない。
(また、転校生の知り合いですか……本当に気に入れませんわ。)
どうやら私怨もあるようだ。弓はおキヌが美神の傍にいる事が納得できないのであった。
それは先ほどの実習でおキヌが雑魚式神相手にボロ負けしたのが大きいだろう。そんな
わけでおキヌも横島の話を聞くまでは着替え中ずっとへこんでいた。
「向こうはやる気のようだけど〜横島クンはどうしたい〜?」
「別に構いませんよ。ようは相手に参ったって言わせればいいんすよね?」
一見普通の返事をする横島であったが、
(チャンスやーーー!!! どさくさに紛れてお触りして復活やーーー!!!)
内なる闘志を燃やしていた。そんなわけで弓の提案は通ることになる。
(本当は冥子との愛を育んで欲しいんだけど〜弓さんをどうするか見てみたいわね〜。)
横島が対戦する相手である弓は”弓式除霊術”の後継者であり、その強さはすでにGS
試験を受けても合格するぐらいの実力を秘めている。単純に実績を見れば勝つのは横島
だが、相手は女性。女性相手にいかに参ったと言わせるかが見ものであった。
「理事長、横島さん。折角ですので本気をだしてよろしいかしら?」
「いいわよ〜。」
「げっ、のんびりするんじゃないんすか!?」
弓は理事長の了解を得ると、見学していた女子に何か取ってくるように頼む。その女子
が戻ってくる前に準備運動を始める二人。
しばらくすると女子が戻ってきて、持ってきたものを弓に渡す。
「弓〜これでいいの?」
「ええ、ありがとう。」
女子が弓に渡したのは宝珠が一つ付いたネックレスであった。弓はこの宝珠を使用するこ
とによって弓式除霊術の奥義が使えるようになるらしい。それを受け取った弓はプールに
入り横島もそれにならう。
「始め〜。」
「それじゃ―――行きます!!」
「おう!(なかなかのスタイルやな〜。)」
慣れない水中戦のため横島は相手の出方を待つことにする。弓はそれを察したのか、
うまく自分の距離に持っていく事に決める。
「現役GSの力、見せてください!!」
弓は水中に潜り華麗な泳ぎで一気に距離を詰めてそのまま強力な打撃を放とうとする。
「水中っていうのに早!?」
『油断していると足元をすくわれるぞ。早く潜れ!』
横島は思った以上の弓の速さに驚くがサイキックソーサーを展開してうまくガードする。
悠闇は先ほどまでの横島のアホらしさに寝ていたがようやく起きたらしい。
(っ!? でも安心しましたわ。流石は美神おねーさまのサポートをしているだけの事は
ありますわね!!)
弓は今の一撃を余裕を持って防いだ横島に感心と同時に先ほど以上の警戒心を持つ。
自分は授業で水中戦に多少は慣れていると違って相手は明らかに困惑していた。多分、
水中でまともに戦う事など初めてなのだろう。それなのに自分の自慢の一撃を軽く凌い
だのだ。
弓が横島に感心している中、我らが横島はというと、
(くそっ!! 思った以上に強いぞ。これじゃー中々触れんだろうがーーー!!)
横島は横島で必死のようであった。何とか弓の体を堪能して自らにかけられた封印を解こ
うと必死である。折角どさくさに紛れて触れるチャンスのなのだ。これを逃がせば漢がす
たる。
(……向こうも本気でくるようね。)
弓も横島の闘志?が伝わってきたのか迂闊に攻めれない。かといってこのままお見合いな
ど弓家の名が許さない。弓は次で決めようととりあえず呼吸をするために水面に上がる。
「はぁ、はぁ、では行きますわよ!! 弓式除霊術奥義、水晶観音!!」
弓がネックレスに付いた宝珠を手で握り締めて霊力を籠めた瞬間、弓の姿が阿修羅のよう
に腕が六本になり強化服に包まれる。
「ぷはっ!? なんじゃありゃーー!?」
『どうやら向こうの切り札のようだな。単純な接近戦になればGS試験の魔装術を使用し
ていない雪之丞に匹敵するかもしれんぞ。』
「まじか!? いや、そんなことより……(アレはどこを触ったらいいんだ?)」
横島も一度呼吸を整えて弓を見つめるが、体中が強化服に包まれた状態なので違う意味
で悩み始めた。
『(また下らぬ事を考えて……)横島、言っとくがワレの主である者がこんな所で負け
るなんて事になれば……もう一週間追加するぞ。』
「んな!?」
悠闇の鬼のような言葉に呆然とする。悠闇としては今まで散々強敵とやり合っておきなが
らこんな所で自分の主が負けるなど我慢ならないだけなのだが。
「隙だらけよ!!」
「―――!!」
呆然としているといつの間にか弓に距離を詰められていた。そしてそのまま六本の腕を
使って横島に襲い掛かる。その強さは確かにGS試験の時の雪之丞に迫るモノがあった。
(まずいぞ、このままではお触りどころか延長されるやんけーーー!!!)
横島の誤算はここが水中であるということ、そして相手が可愛い女子。あまりにも悪条件
が揃っていた。だからといって負ければ地獄の一週間が二週間になってしまう。それだけ
はなんとしても阻止しなければならない。
(信じられないわ? ここまで私の攻撃をかわすなんて!!)
弓としてはこれで一気に決めるつもりが相手は水中でありながら凄まじい回避をする。
もしここが陸上であったらと思うとゾッとする。
(―――これで終わりよ!!)
弓はその圧倒的な攻めで横島をプールサイド際まで追い詰めて勝負を決めにいったが、
パァァァァァン
(なっ!? でもこの程度の目眩ましで!!)
弓は横島のサイキック猫だましによって横島の姿を見失う。だが六本の腕を駆使して
逃げられるコース全てに攻撃を放つ。
(なんで!? 外れた!?)
だが全ての腕は横島に当たった感触を得ず、弓は息が苦しくなり再び水面に顔を―――
「よしっ! うまくいった!」
―――上げて見れば、横島はプールから出ていて栄光の手を弓の首元に向けていた。
「そ、そんな……いつの間に外に!?」
弓の敗因は横島を全く知らなかったことだろう。水中で戦うというのにプールサイドに
上がっているといった考えなど普通は浮かばない。それに上がるといっても僅かな時間
でそんな事普通の人間には出来ない。
「もしかして私が追い詰めていたのではなく……」
「まぁ誘っていたわけだな……(心眼に言われたとおりにな。)」
横島はそう言って栄光の手を消す。弓は自分が踊らされていた事を知りガックリと肩を
落とす。
パチパチパチパチパチ
「二人ともよかったわ〜。流石は横島クンと弓さんね〜。」
B組の生徒は今の戦いに拍手喝采する。今回は実技指導ということもあり今の戦いは水中
カメラで中継されていたらしい。六道女史も今の二人の攻防に満足げな笑みを送る。
(本当に二人とも凄いです。それに比べて私は……)
おキヌも今の戦いを見て二人を尊敬すると同時に、先の授業で雑魚式神にすら勝てなかっ
た自分に自己嫌悪する。だけど、
(……今日帰ったら悠闇さんにでも聞いてみようかな。)
自分だってあの二人に少しでも近づきたい。自己嫌悪しているだけじゃ前には進めない。
おキヌは頬を叩き自分に喝を入れる。
「おっおい、大丈夫か!?」
「えっ!? あっはい!! 私も頑張ります!!」
そんなおキヌを心配する一文字であった。
「今日は本当に助かったわ〜。」
「いや、お役に立てたんなら良かったっすよ。」
特別時間割ということもあって7時間目のC組の授業は冥子としっかり協力して式神を
倒した横島であった。そして、
(アレ?……涙が……涙が止まらないや……)
結局は復活することはなかった愛しい息子。正直、6時間目の水着シーンでも無理だっ
た時点でいい加減諦めるべきだと思うのだが。
「どうしたの〜? 横島クン?」
「何でもないっす。本当に何でもないっす。」
拭っても拭っても空しさから涙が溢れる横島であった。そんな横島を心配する冥子だが、
横島が何でもないと言っている以上追求は出来なかった。
(はぁ〜、これじゃやはり日曜まで我慢するしかないんか……)
どんよりとした気分でこのまま帰ろうとした横島であったが、ここで冥子から意外な一言
が出てくる。
「それじゃ〜明日もお願いね〜。」
「へっ?……明日?」
「そうよ〜明日はD組、E組、F組、明後日は〜G組、H組よ〜。一緒にがんばりましょ
うね〜。」
てっきり今日だけだと思った横島はポカンとする。確かに良く考えれば3クラスだけ実技
指導を行って他の5クラスは行わないなんて不公平な事はないだろう。
(もしかして……俺の時代が来たのか?)
横島の時代が来たかどうかは知らないが、うまくいけば日曜まで待たずにすむかも知れな
い事に嬉しさを隠せない横島であった。
「よっしゃ!! それじゃ冥子ちゃん、明日もがんばろう!!」
「は〜い。」
横島は最後に朗報を聞いてようやくやる気が戻ったようである。そのまま良い気分で帰ろ
うとすると校門で待っている人物がいる。
「あっ、おキヌちゃん。待っててくれたんだ。」
「横島さん、折角ですし一緒に帰ろうと思って……」
何とも嬉しい事を言ってくれるが今の横島には無駄無駄無駄。横島はおキヌに礼を言って
ニッコリ微笑む。その笑みはなんとも悲しげな雰囲気を出している。
「……横島さん、あの……あの日、落とし穴に落ちてから何かあったんですか?」
「っ!?……いや、大丈夫。大丈夫だから……」
そんな死にそうな顔をして大丈夫の無いだろうと言いたいが、横島は断固として語ろうと
はしない。
(おキヌちゃんに知られたら……俺はもう、生きていけん。)
そんな二人を校舎から見つめる者がいた。
(横島忠夫……お父様以外で初めて私を負かした男…か。)
彼女の名前は弓かおりという。
――心眼は眠らない その41・完――
あとがき
コミック見てると弓(水晶観音モード)って多分一般GS程度のレベルはあると思うん
ですがどうでしょう? 少なくてもタイガーより間違いなく(略。
それと現在の横島の文珠についてですが、
最大同時制御数 4文字(ぶっ倒れていいなら5文字もいけるかも)
生産速度 10日で約8個
ぐらいを目安にしています。
後、4文字って書いていますがこれはその場で立ち止まって集中しないと難しいといった
段階です。
それではもう一話ほど書いて、クラス対抗戦に入ります。
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